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ストラディヴァリの板の厚みについて
投稿日時:2012年07月30日 07:49
投稿者:サブリナ(ID:NCkGaZU)
やはりスレ違いぽいので、改めて立てさせていただきました。
以下、転載です。
板の厚みが薄い厚いの話について、よく聞く話といくつかの資料では、ストラディヴァリの板は現代の製作者が基準と考えている厚みよりも薄いそうですが、現代の新作で同じような厚みにしてはいけない理由は何でしょうか?
人によっては、ストラディヴァリはもともと板が厚かったのを、後世の職人が修理の際に削ったので薄くなったという事を言いますが、何故薄く削ったのでしょう?
また、強度についても、経年で板が丈夫になったので削る事ができた という話を聞いた事もありますが、では、どのタイミングで丈夫になったと、何をもって判断して削ったのでしょう?
もしご存知の方がいらっしゃったら教えていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
以下、転載です。
板の厚みが薄い厚いの話について、よく聞く話といくつかの資料では、ストラディヴァリの板は現代の製作者が基準と考えている厚みよりも薄いそうですが、現代の新作で同じような厚みにしてはいけない理由は何でしょうか?
人によっては、ストラディヴァリはもともと板が厚かったのを、後世の職人が修理の際に削ったので薄くなったという事を言いますが、何故薄く削ったのでしょう?
また、強度についても、経年で板が丈夫になったので削る事ができた という話を聞いた事もありますが、では、どのタイミングで丈夫になったと、何をもって判断して削ったのでしょう?
もしご存知の方がいらっしゃったら教えていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
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【ご参考】
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Re: ストラディヴァリの板の厚みについて
投稿日時:2012年08月02日 15:38
投稿者:サブリナ(ID:NCkGaZU)
>たく様
メープルよりはスプルースのほうが収縮率は高そうですね。
無垢のフローリング材なんかもそうですが、夏と冬とでは違いますし、もちろん10年も経てば微妙に隙間も開いてきますが、自然乾燥で10年以上寝かせた材で楽器を製作する場合、含水率による収縮はそれほど考えなくても良い という事なんでしょうか・・・?
メープルよりはスプルースのほうが収縮率は高そうですね。
無垢のフローリング材なんかもそうですが、夏と冬とでは違いますし、もちろん10年も経てば微妙に隙間も開いてきますが、自然乾燥で10年以上寝かせた材で楽器を製作する場合、含水率による収縮はそれほど考えなくても良い という事なんでしょうか・・・?
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Re: ストラディヴァリの板の厚みについて
投稿日時:2012年08月02日 15:46
投稿者:たく(ID:MZmFRSY)
シーズニングを十分させた木材で製作する場合は、収縮はあまり考える必要なないかと思います。このあたりのことは、プロの製作家の方へご質問ください。間違っていたらいけませんので。
20年・30年・40年それ以上ねかした材料で、製作されている場合も多々見受けられます。
20年・30年・40年それ以上ねかした材料で、製作されている場合も多々見受けられます。
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Re: ストラディヴァリの板の厚みについて
投稿日時:2012年08月02日 18:25
投稿者:Xin(ID:IGGGaBI)
”乾燥”は”枯らし(シーズニング)”とはちがうのではないでしょうか。
木材は空気中の水分(湿度)によって伸びたり縮んだりを繰り返しています。
たとえば、響板にぴったり合わせた削りジグにいれていても、その日の湿度によってきつくて入らなくなったり、ゆるくてスカスカになったりします。
感覚ですが、楽器の木材の吸湿量は空気の湿度に対して数日遅れているようです。
木材は空気中の水分(湿度)によって伸びたり縮んだりを繰り返しています。
たとえば、響板にぴったり合わせた削りジグにいれていても、その日の湿度によってきつくて入らなくなったり、ゆるくてスカスカになったりします。
感覚ですが、楽器の木材の吸湿量は空気の湿度に対して数日遅れているようです。
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Re: ストラディヴァリの板の厚みについて
投稿日時:2012年08月02日 19:07
投稿者:catgut(ID:QQaYmZM)
ヒノキの場合は300年程度で強度が最高になるそうです。強度が上がるからといって密度が増える(体積が減る)わけではないかもしれませんが。
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Re: ストラディヴァリの板の厚みについて
投稿日時:2012年08月02日 22:00
投稿者:サブリナ(ID:NCkGaZU)
含水率の低下は、イコール乾燥という捉え方でいいような気がします。
空気中の水分に対する反応は、年数の経った材料のほうが左右されにくいと聞いた事がありますし、その意味では古い楽器ほど湿度の影響を受けにくいと言われている理由もわかる気がします。
シーズニング(枯らし)というのが、どういった変化に対して使われているのかちょっとわかりませんが、強度の向上(?)という意味であるなら、それは乾燥と重なっている部分があるのではないかとおもいます。
空気中の水分に対する反応は、年数の経った材料のほうが左右されにくいと聞いた事がありますし、その意味では古い楽器ほど湿度の影響を受けにくいと言われている理由もわかる気がします。
シーズニング(枯らし)というのが、どういった変化に対して使われているのかちょっとわかりませんが、強度の向上(?)という意味であるなら、それは乾燥と重なっている部分があるのではないかとおもいます。
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Re: ストラディヴァリの板の厚みについて
投稿日時:2012年08月02日 23:08
投稿者:Xin(ID:IGGGaBI)
シーズニングは除湿(乾燥)とは別の考え方です。
主に内部応力の除去です。
水分を含まない金属でもシーズニングをほどこします。
平面、直線に製材したての材料でも内部歪があると時間がたつにつれて変形してきます。
あるいは、鋸で切断するにつれて、切断面が開いたり、閉じたりします。
その他、木材の経時変化には、湿度変化以外に
・セルロースの結晶化
・紫外線による変化
・樹液(ヤニ)の浸出
などが考えられます。
主に内部応力の除去です。
水分を含まない金属でもシーズニングをほどこします。
平面、直線に製材したての材料でも内部歪があると時間がたつにつれて変形してきます。
あるいは、鋸で切断するにつれて、切断面が開いたり、閉じたりします。
その他、木材の経時変化には、湿度変化以外に
・セルロースの結晶化
・紫外線による変化
・樹液(ヤニ)の浸出
などが考えられます。
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Re: ストラディヴァリの板の厚みについて
投稿日時:2012年08月02日 23:22
投稿者:Xin(ID:IGGGaBI)
板厚等のくわしい寸法のデーターベースはここにあります
ttp://www.theluthierslibrary.com/luthiers_library/login.do
今日はGuestでログインするとAmati1613がみられます。
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Re: ストラディヴァリの板の厚みについて
投稿日時:2012年08月02日 23:26
投稿者:catgut(ID:MxhxmTY)
乾燥しても著しく強度が増すはずはないので300年単位の変化だとセルロースの結晶化のような変化なのでしょう。
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Re: ストラディヴァリの板の厚みについて
投稿日時:2012年08月02日 23:31
投稿者:サブリナ(ID:NCkGaZU)
湿度による変化と内部応力からの変化とは確かに違いますね。
どの程度の期間でこのシーズニングというものが完了に近くなるのかも興味深いですし、それが板の厚みにどのように影響するのかも気になります。
どの程度の期間でこのシーズニングというものが完了に近くなるのかも興味深いですし、それが板の厚みにどのように影響するのかも気になります。
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Re: ストラディヴァリの板の厚みについて
投稿日時:2012年08月02日 23:41
投稿者:サブリナ(ID:NCkGaZU)
>Xin様
興味深いホームページを紹介いただきありがとうございます。
じっくり見て楽しもうと思います。
興味深いホームページを紹介いただきありがとうございます。
じっくり見て楽しもうと思います。
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