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ヴァイオリンの弦の張り方について、 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 10 Comments
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ヴァイオリンの弦の張り方について、

投稿日時:2014年06月29日 22:20
投稿者:セミプロ(ID:SSEXJA)
ヴァイオリンの弦の張り方について、先日、プロのヴァイオリニストの方から示唆に富んだアドヴァイスをいただいたので、書きます。

・ヴァイオリン弦を糸巻きに巻きつけるときは、糸巻きに2周半か、多くても3周巻きつければ、十分である。
・糸巻きに4周も5周も巻きつけると、調弦の際のダイレクト感が失われて、調弦の微調整がやりにくくなるし、演奏中に調弦が狂いやすくなるので、良くない。
・市販のヴァイオリン弦は、たいてい長過ぎるので、糸巻きから2.0~2.5センチくらい飛び出させてから糸巻きに弦を巻きつけるか、予めヴァイオリン弦の先端を2センチ少々切り落としてから糸巻きに巻くと、素早く確実に調弦ができるようになり、併せて、演奏中の調弦の狂いも少なくなる。

ラヴェルの「ツィガーヌ」のような激しい曲を弾いたときに、曲の最後の方で調弦が狂ってきて演奏が困難になることがある旨を相談したところ、上記のような弦の張り方を教えていただきました。
教えていただいたとおりに弦を張ると、たしかに調弦が狂いにくくなりましたし、曲の演奏中であっても、わずかな合間を利用して、瞬時に調弦し直すことができるようになりました。
やはりプロの方のアドヴァイスは実戦的で重みがありますね。
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【ご参考】
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Re: ヴァイオリンの弦の張り方について、

投稿日時:2014年06月30日 04:53
投稿者:Z(ID:FHMmNGA)
確かに。

楽器を調整等に出したときに、弦が張り直されているときがありますが、先日あるところに持って行ったら、ついでにペグを調整してあげると言われたのですが、巻き数が多くなってしまっていました。バイオリン制作者も知らないかもしれません。
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Re: ヴァイオリンの弦の張り方について、

投稿日時:2014年06月30日 22:20
投稿者:研究人(ID:MJlSkhE)
例えばフリッツ・クライスラーといった昔のバイオリニストの写真を見ると、弦の先端をペグから4センチほど突き出した状態で弦を巻いている、つまり、弦の先端がペグボックスの外にはみ出している、ということがわかります。こういう弦の巻き方をすると、結果的に、セミプロさんがおっしゃるような効果が得られます。予め弦をカットしておいた方が見栄えが良いですが、弦をカットする道具を持ち合わせていない場合には、こういう昔のヴァイオリニストのような弦の巻き方も有効です。ご参考になれば。
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Re: ヴァイオリンの弦の張り方について、

投稿日時:2014年06月30日 23:13
投稿者:nine(ID:IBV3hzY)
ヴィオラ弾きだったら端から巻かない人は結構いたりします
なぜならば、ヴィオラの弦は大きめの楽器でも張れるように長めに作られていることが多いからです。
かくいう私も端から巻かない派ですが、ヴァイオリン弾きがペグボックスを見るなり「不細工な巻き方だ」「弦もまともに張れないのか」としょっちゅう言われたりします^^;

ちなみにナイロン弦やスチール弦は端をカットするとそこからほつれてきたりすることがあるのでカットするのはなるべく避けたほうがいいと思います。
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Re: ヴァイオリンの弦の張り方について、

投稿日時:2014年06月30日 23:29
投稿者:セミプロ(ID:SSEXJA)
nineさんがおっしゃるようにヴィオラ弾きの方は、弦の先端を糸巻きから長く飛び出した状態で弦を巻く例が多いですね。あと、研究人さんがおっしゃるように、昔のヴァイオリニストの白黒写真を見ると、弦の先端がびよ~んと糸巻きから飛び出していて、まるでナマズのヒゲみたいに見えますね。

ヴァイオリン弦を綺麗にカットするには、良く切れるニッパーで切ると良いです。高品質のニッパーを使えば、スパッと見事に切れます。
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Re: ヴァイオリンの弦の張り方について、

投稿日時:2014年07月05日 18:30
投稿者:セミプロ(ID:SSEXJA)
・ヴァイオリン弦を糸巻きに巻きつけるときは、糸巻きに2周半か、多くても3周だけ巻きつける。
というヴァイオリン弦の巻き方をしたら、演奏中に調弦が狂いにくくなるだけでなく、ヴァイオリン弦を張り替えたときに、ピッチが安定するまでのブレーク・イン・タイムが短くなるのもメリットです。

具体的には、通常の張り方だと弦を張り替えてから3日間のブレーク・イン・タイムが必要な弦でも、
・ヴァイオリン弦を糸巻きに巻きつけるときは、糸巻きに2周半か、多くても3周だけ巻きつける。
という張り方をすれば、2日間のブレーク・イン・タイムで済むという具合です。本番が近いときにヴァイオリン弦を張り替えなければならないときには、とても助かります。
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Re: ヴァイオリンの弦の張り方について、

投稿日時:2014年07月21日 20:19
投稿者:セミプロ(ID:SSEXJA)
ヴァイオリンを2台用意して、
・ヴァイオリン弦を糸巻きに巻きつけるときは、糸巻きに2周半か、多くても3周だけ巻きつける。(弦の先端を予め1~2cmカットしてから糸巻きに巻きつける)
というヴァイオリン弦の巻き方、と、通常の巻き方、で同じ銘柄のヴァイオリン弦を同時に張り替えて、ブレーク・イン・タイムを比較してみました。
今回は、弦の先端を予め2cmカットしてから張ったのですが、通常の巻き方だと3日間経過してようやく完全にブレーク・インしたのに対して、弦の先端を予め2cmカットしてから張った方は2日間で完全にブレーク・インしました。
1週間経過した後の演奏中のチューニングの安定性についても、弦の先端を予め2cmカットしてから張った方が、チューニングの狂いが少なくピッチの安定性が高いです。

ということで、やはり、
・ヴァイオリン弦を糸巻きに巻きつけるときは、糸巻きに2周半か、多くても3周だけ巻きつける。(弦の先端を予め1~2cmカットしてから糸巻きに巻きつける)
という方法はメリットがありますので、皆様も試してみて下さい。
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Re: ヴァイオリンの弦の張り方について、

投稿日時:2014年07月22日 00:59
投稿者:Z(ID:FHMmNGA)
弦のテンションがかかっている部分は、普通は、テールピースに引っかかっている部分から、ペグの最後の接点までと考えやすいですが、実はペグを回すときに、ペグに巻き付いている部分が動くので、そこにもテンションがかかるのですね。すると、実際には弦のテンションはペグの撒き始めまで減少しつつかかっている、と考えた方が良さそうです。

当然テンションがかかっている部分が伸縮するので、短い方が安定するのでしょう。
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Re: ヴァイオリンの弦の張り方について、

投稿日時:2014年07月23日 12:31
投稿者:ゴールドブロカット0.26(ID:RDmQMUA)
Z様の解説を読んで、なるほどと理解できました。やはり、ペグに巻きついている部分は、できる限り短くした方が安定性が高まるということになりますね。ご解説ありがとうございました。
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Re: ヴァイオリンの弦の張り方について、

投稿日時:2014年07月23日 21:20
投稿者:mark(ID:d0U1JQ)
懐かしい話題です。

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