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ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 62 Comments
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ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年10月26日 21:05
投稿者:名無し(ID:EJR5cZQ)
ヴァイオリンの基礎練習としてやった方が良さそうなものは多々ありますが、何をどれだけやったらいいのか、見当がつきません。

ヴァイオリンの先生に聞くのも手ですが、私の先生はあまりはっきりした方針や量を示してくれません。

開放弦ボウイング・中弓→先弓→元弓→全弓のように弓を広げる・アーティキュレーション練習・デタシェ/跳弓/投弓などのように無数にある基礎練習メニューをどう組み合わせたらよいのか、考え方のヒントをいただけないでしょうか。
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【ご参考】
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年10月30日 22:55
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
>ヒロ氏
ご心配いただきありがとうございます。ローデは1・2番のみやらされました。私はヴァイオリンを初めて4年目です。レイトスターターとしては大変に無茶なペースで進んできたのではと思います。当然、それぞれの曲や教本で習得しそびれが大量に残っているだろうと思います。pochi先生がおっしゃるように、習った曲の習得しそびれをていねいにさらいなおしつつ、レッスンで与えられる無茶めな曲に挑んで行くというのが良さそうだと思っています。
弾けている気になれず、楽しくないのは昔からです。それこそザイツの協奏曲とか、ベートーヴェンのメヌエットとか、白本の2巻くらいから本当には弾けていないという感じに苦しめられていますが、しばらく進んでから戻ってみると明らかに前よりましになっているので、そういうものかと思うことにしていました。しかしここに至って、基礎力の不足を大幅に自覚するに至りました。技術練習に苦しむことにします。

>pochi先生
チャールダーシュは何かやりたい曲がないか聞かれ、私がやりたいと言いました。レッスンでは冒頭部分の弓づかいと表現をものすごく指導されました。先生の中では私への指導テーマは今は粘る弓づかいらしく、デタシェ系(というか技巧系)が続いたのでそうじゃない要素の曲を、ということでの無伴奏のサラバンドでした。

まあしかし、本物のチャールダーシュはそういう曲でしょうね。私のは多分、「生徒が興味を持った教材をネタにこの分野を指導しようか」的な扱いだと思います。あまり具体的には書けませんが、私の先生は一般的な先生と生徒よりはもう少し深いというか、先生も私の技術向上を真摯に考えなければならないというか、そういう状態ですので、「相手にされていない」はおそらくないと思います。

ああ、それから、爆弾発言になりますが、pochi先生はひょっとして私の演奏をお聞きになったことがあるのではないでしょうか。で、多分、pochi先生の基準に当てはめると、私は全く弾けていないことになると思います。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年10月31日 12:11
投稿者:ヒロ(ID:OYFBIYQ)
弦をまたいだ移弦、は左手も右手も難しいです。
このサラバンドはガツンとやる曲ではないのでなおさら難しいです。
音一つ押さえるのに随分苦労しますが、三つも四つも押さえるのですからそりゃ難しいです。
この人はうまい。
私ならもっといたるところにグシャグシャ感がでます。
こんな音がいいなぁ。
久しぶりに調整してもらうかなぁ?
バッハにはこんな調整がいいと思います。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年10月31日 22:15
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
以前に聞いたところでは、先生の「何らかの方針」は、様々な技術を含んだ課題で進度と効率を上げる、と言う話でしたが、現実には常に無理目の課題に直面し、こなすだけで終了と言う結果になっています。習得できていない技術を自前で埋めるようなアプローチもいろいろ試みましたが、限界を感じてここでいろいろお伺いしていたわけです。

幼児期から普通に習うと出会う課題に私はおそらく出会いきっておりません。ですからあらためてデタッシェの練習法だのセブシックの活用だの言われると喜んでしまっている部分があります。

それでも、以前の課題をさらい直しすると、前よりも画期的にマシになっていたりします。基礎練習を様々しつつ、さらい直しと新曲を進めていくと、いつか「落ち着いて」さらえる曲が現在の新曲まで追いついてくれるのでは、そこに希望をつなぎつつ、教えていただいた基礎練習をがんばってみたいと思います。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月01日 18:52
投稿者:NNOL(ID:JAU0mFY)
>デタシェ系(というか技巧系)が続いたのでそうじゃない要素の曲を、ということでの無伴奏のサラバンドでした。

そういうこともあるのですね。まともに難易度を知っている人なら、その程度のレベルの人に無伴奏のサラバンド(何番か知りませんがどちらも)の課題を出すとはその先生は大丈夫なんでしょうかと心配になってしまいます。
バッハはそこらへんのそこそこ弾ける人だって簡単には弾けません(弾かせてもらえません)とくにサラバンドなんて一番難しいので全曲課題でもないと危なくてやりません。3番パルティータなどは何とかそれらしくなるかもしれませんが、ふつうは基礎レベルの一通り終ってちゃんと楽譜のアナリーゼが出来る人がやるものです。

ヘンデルとかちゃんと習いましたか?ヘンデルは初級者と思われがちですが、とんでもなく奥が深く、基礎技術の洗い直し、とくに弓の粘り強さを育成する点では、いつ練習しても新しく得るものがあります。
そのあたりは通過されて、バッハなのでしょうね?小学生が弾くヘンデルではないですよ?
それから、バッハのコンチェルトあたりをしっかり仕上げられたら(これも小学生が弾くバッハではありません)、技術的に初歩的な最初のレベルが安定するのではないかと思います。

趣味のヴァイオリンならば好きな曲を弾けばいいだろうと思われるならばそれでいいと思いますが、技術にも順番と言うか、プロセスがきちんと存在します。
例えば和声の響き方などは、いきなり重音でやるのではなく、分散和音的な曲である程度練習すると思います。また、音階でも3度6度あたりや、クロイツェルの後半の曲が出来ていなければバッハは遠いと思います。それ以前にバロックの組曲の各曲の役割や和声構成などきちんとアナリーゼできていなければ弾いていても難しいだけで終ってしまいます。

おせっかいですみませんが、技術の不足をお感じになっているようでしたら、先生にそのように申し出てみたほうが良いと思います。CDやプロのように弾く必要はないと思いますが、自分が楽しんでいなければ、習っている意味がないと思いますので。何か足りないと思うのであればそれは飛躍するきっかけだと思います。少なくとも49974に書かれているレベルでは、曲にたいして技術不足に思うのは当然かもしれません。
それから、習うにもセカンドオピニオンがあってもいいと思うので(私は平時の先生と夏のスタージュの先生はいつも別ですし、普段のレッスンもアシスタントが入って行うこともあり、先生の言っていることとアシスタントの言っていることがちがうこともあります)、基礎練習のメニューの組み方を別の先生に教わるのでもいいのではないかと思います。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月02日 21:33
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
pochi氏

相変わらず辛口ですね。

でも確かに、習い始めて2年目くらいにスズキのキラキラ星を弾こうとして、歯切れよく弾けず、がっかりしたことがありました。カイザーの7番や3番は昔やりましたが、あまりできたと感じられずに終わりました。今はさすがにもう少し弾けますが、基礎を確認した方が良さそうなのは間違いないです。

私の先生は、大人向きの「弾けるような気持ちにさせる」だけのレッスンをしているつもりはおそらくないだろうと思いますが、年齢は私よりも若く、レイトの指導歴はあまりなさそうで、pochi氏ほどの割り切った見解には至っていないように見えます。ちなみに、私は、ピアノや以前やっていた管楽器と同じ意味で「弾けた」と思えたことは一度もありません。「ヴァイオリンってこんなものなのか?」と思って弾いていた、と言う状態でしたが、そうではなく、同じ意味で「弾けた」を追求せよ、ということだったのか、というのが最近のこういう場所での書き込みから思ったことです。

NNOL氏のおっしゃるように、別な先生にセカンドオピニオンとしてそれこそ「開放弦のボウイング」から「基礎練習メニューの組み方」まで習いに行くのもありかなと思っています。どうせ基礎技術は膨大に不足しています。某プロオケの元コンサートマスターに、つてを頼るとアプローチできそうです。もちろん大フィルの梅澤先生ではありませんよ。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月03日 18:09
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
>>pochi様

訂正いたします。
pochi様が辛口なのではなく、ヴァイオリンの初期的敷居が高いので、それを正確に描写しようとすると辛口のように見えてしまう、のでしょうね。pochi様は大変に親切かつ誠実だと思います。

ピアノにしても、管楽器にしても、初期的敷居を掲示板で文章で正確に描写するのは不可能です。良い先生に習ってまともな教程で真面目に練習しろ、が黄金律です。ヴァイオリンが例外のわけはありません。

初期的敷居が高く、幼少からやっていないとものにならず、レイトスターターの予後が基本的に絶望なのはピアノも一緒だと思います。pochi様がレイトたちに対して死刑宣告のごとくにおっしゃられている様々なことは、実はピアノのレイトスターターにもそのまま当てはまるのは私はよくわかります。ただ、調律だけはピアノは最初からなされているのでそこまでは嫌がられない、違いはそれだけです。

「ピアノの先生」と言う人種も、ヴァイオリンと同じかそれ以上に有象無象でしょうね。「音楽」を理解していないピアノの先生や、いい加減に教えるピアノの先生の凶悪さは、pochi氏が悪しざまに罵る方々のひどさに肩を並べるか、それ以上だろうと思っています。

管楽器も作音楽器であり、一音一音気が狂ったかのようにていねいに基本に忠実に出し、歩くとか服を着替えるとかと同じレベルで楽器を自分の身体の一部にしていかないとどうしようもありません。ただし、吹奏楽部などでがんばると、一般人には嫌がられないで弾ける場合が多く、そこは救いですが、大半の吹奏楽部員はソロで完結などできませんので、pochi氏の基準は満たさないでしょう。

このくらいのことを頭に置いてヴァイオリンをレイトスターターとして始めたので、どうせ幼少期から始めた方々並みに弾ける日は来ないかもしれないが、それでも確実な技術を何とかして手に入れ、ピアノで言えばソナチネや簡単なソナタくらいを何とか人前で弾けるくらいまで行けたら大成功、と思っていました。ソナチネや簡単なソナタに当たるのは、ヴァイオリンだったらヘンデルのソナタでしょうか。技巧的な曲を演奏しうる人でも、基礎の確認として音大教授がやらせてもおかしくないのはピアノだったらソナチネや簡単なソナタでしょうから、レベルとしては同程度に思えます。

それでも、そこまで至れるレイトスターターが歴史上存在したかどうかから疑わしいというのも、ピアノに置き換えて考えれば、残念ながら大変よくわかります。しかし私は学生時代にはピアノ専攻の学生にピアノ専攻を勧められる程度に弾け(ソナチネや簡単なソナタレベルですが)、管楽器が二~三流音大なら入れる程度に吹け、和声分析や楽曲分析は得意で、和声の聴音ができ、西洋音楽史は一応一通りのことは知っています。ピアノや管楽器と同程度にヴァイオリンを身体の一部にできれば、何とか…と思いながらやっています。

pochi様に書いていただいていることは、耳が痛い話も多いですが、よくわかるのです。

最近思っているのは、基礎を気にして外形的に弓の接点だの持ち方だの角度だの左手指の微妙な位置だのを気にするあまり、出すべき音のイメージが消し飛んでいたり、歌う意思のようなものがなくなって単なる作業になっていたりするとうまく行きにくいのかなということです。「当たり前だ!」と怒られるか、「全然違う!」と怒られるかはわかりません。管楽器だと単なる作業だと絶対ダメですが、ピアノの場合は基礎を確認するためにあまり音楽を入れすぎないで指の体操的にと言うのはありえます。ヴァイオリンはこの場合は管楽器に近そうですが、厳密にはわかりません。お恥ずかしいですが、このレベルからわからないのが他楽器をそれなり以上にやったことがあるレイトスターターの現在の状態です。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月03日 21:41
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
>pochi様

ご回答ありがとうございます。

『ピアニシモで色々な調の音階と分散和音をワンブレスで吹ける』『「赤とんぼ」を複数の調に移調して普通に吹ける』は、私はできました。

吹奏楽部に、「旋律を旋律として吹ける人は、ほとんど存在せず、音を並べることを音楽だと勘違いしている」のは、確かにその傾向が非常に強いと思います。
ただ、中には旋律を旋律として吹ける人・吹こうとする人も存在します。プロに習いに行っている人・よほどセンスのある人・旋律的な吹き方を自ら研究している人です。これは少数ながら確実に存在します。
指導者が、旋律を旋律として吹かせることに理解とノウハウがある場合も、全体として吹奏楽部はそちらに近づいていきます。もっともそういう人は多くなく、音楽を棒で叩き潰す指導者が多く、また漠然と問題意識はあってもフィーリング任せで「気持ちを込めて」としか言えない指導者も多く、ある作曲家に吹奏楽部員から寄せられた質問が「どんな気持ちを込めればいいですか」ばっかりだった、という笑えない話があります。

ピアノに「音の羅列」の人が多いというのも、その通りと思います。私はピアノを聴くのが嫌いでした。原因は、今では「音の羅列」の人の演奏が不快だった、とわかります。しかし、以前やっていたNHKの「スーパーピアノレッスン」などを見ると、楽曲の分析と演奏上の必然性と旋律の歌わせ方が理性で統合され、確かな技術と感覚的な絶妙なアイデアと相まって、大変すばらしい演奏と指導となっていました。ミシェル・ベロフでしたね。「ああ、これがピアノなんだな」と思いました。音の羅列に過ぎないものを、その場の思いつきと根拠のない感覚とで適当にニュアンスめいたものをつけて、結果グダグダみたいな理性の足りないピアニストは数多そうですし、大学で見たピアノ専攻の学生たちはほぼ例外なくそうでした。音楽の先生はピアノ出身が多く、他教科の吹奏楽顧問のほとんど全ては吹奏楽部出身で音楽経験は吹奏楽だけですから、pochi様の言うような状態に全体としてなってしまっているのは当然です。

私は旋律を旋律らしく吹くことには個人的に大変な関心があり、吹奏楽部に在籍していた時は個人練習と個人レッスンに明け暮れ、「赤とんぼ」「早春賦」「椰子の実」などをいかに美しく吹くか、頂点をどこにして音色や音量をどのように変化させヴィブラートをどこで何回入れるのがベストバランスか、などと言うことばかりして級友から若干ヒンシュクを買っていました。しかし、管楽器吹きのアプローチとしては間違っていないと今でも思っています。

ロクに弾けないながら、ヴァイオリンを習うと、弓のニュアンスを多大に指導されます。弓の粘りだの発音の強度だのが、旋律の構造としっかりと対応しあっていて深い、と言うことは感知できます。この弦楽器の感じからすると、吹奏楽のアーティキュレーションや旋律やハーモニーに対する扱いの雑さは、死罪もの、冒涜行為です。
しかし、吹奏楽部出身者としてはきわめて残念ですが、音の羅列しかできないピアノ出身者と、楽曲分析も旋律分析もできない吹奏楽部出身者が指導者の大半では、この状況が是正される日は遠いでしょう。音楽をしたい生徒が一定数おり、選択肢が通常は吹奏楽部や合唱部しかない以上、このような腹立たしい状況は再生産され続けてしまうでしょう。音楽をしたいのに、音楽に似て非なるものをあてがわれるのですから、気の毒としか言えません。

楽譜から曲をイメージするのはできるし、歌うこともできますし、歌うまでもなく頭の中でソルフェージュはできるのですが、運弓でものすごいアクセントや粘りを潜在的に要求されているような部分を見切ることがまだできません。まだ頭が管楽器なのだと思います。ただ、基礎練習だのロングトーンだのでも完成した音をイメージして弾くのが大事なのは管楽器と同様のようです。pochi様の書かれたことを頭に置きながら、がんばってみたいと思います。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月04日 21:23
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
>>pochi様

結局のところ、

音質で言えば①毛が弦に引っかかった「ガリッ」の成分②弦の振動の成分③箱に共鳴している成分④倍音の成分 の割合と、
右手の奏法の①腕の重さのかかり具合②手首を使っての重さの逃がし具合③弓の速度④弓の傾き(毛の量)⑤弓で弾く場所⑥先弓・中弓・元弓のどこなのか 

これらの関連と、そこから出てくる音のパレットを全てものにし、耳と身体で覚え、楽譜の要求に従って適切かつ自由自在に使えるようにせよ、ということですよね。

音質に関しては聴き分けができなければどうしようもなく、右手の奏法に関してはこれらをコントロールできるだけの正しい奏法が必要になってきます。

管楽器で文部省唱歌を吹きまくっていた時は、簡単なメロディー・感覚的につかみやすいメロディーを美しく吹けずに、もっと複雑なものが吹けるわけがないという考えでやっていました。その中で、旋律の頂点が必要であること・頂点に向かう息遣いと頂点を過ぎてからの息遣い・適切な音色変化(=倍音成分の操作)・ヴィブラートのコントロールなど、様々な要素を体得できましたが、ヴァイオリンも同様のようですね。いわゆる「ニュアンス」の第一歩として、音のパレットを手に入れるのに有効だ、というお話に見えます。もし違ったら言って下さい。

これってある意味、子供のやりそうなことでもあります。大人のレイトスターターは一般に、指示された曲と練習を墨守したがりますが、こういう子供のやりそうなことの中に、レイトとアーリーを分かつポイント(の一部)があるのではないかと言うのは漠然と思っていたことです。そういうことであれば、自分の管楽器経験を考えても納得できます。文部省唱歌に、音のパレットと右手の奏法(お習字で言えば打込み・跳ね・払い・止め)を手に入れるカギがありそう、そう信じて試してみようと思います。

私はやっと、音質と奏法の関連や、どのくらいの範囲があるのかわかってきたくらいですが、手に入れられればソルフェージュも分析もできますからやっと「ヴァイオリンを弾けた」と思える日が来るかもしれません。スズキや白本の1巻が本当に弾けたら、これは全ての出発点になりえます。管楽器経験を思い出すまでもなく、明白です。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月04日 22:25
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
>pochi様

「マミムメモ」、以前から見ていました。失礼ながら、今よりだいぶ文体がフレンドリーですね。現在の割り切った文体から見ると、お若かったのだな、と思います。話がそれました。

音程が外れると、鳴りが悪くなり、楽器にそっぽを向かれる感じがするのはわかっています。
共鳴で音程を追いかけていくと、ある程度の範囲までピタゴラス音律の音程を近似できます。私は共鳴を外さないところまではほぼ来ているのですが、共鳴する範囲(正確な音程の場所から上下1mm以内くらいでしょうか)の端に当たってしまい、本当に正確な音程がわかっている人からすると不合格、という状態だと思われます。

運弓をさらに改善できれば、音程の外れた時の音色の(悪い方への)変化もより良くわかるのですよね。デタシェの最初の子音に当たる「ガリッ」成分をしっかり入れられたときは、音を外した時のがっかり感が際立つように思います。

山本先生に関しては、最初の音が若干低いのは、よく聴くと音色がしょぼいのでわかるがうっかりすると気づかない、ただし2音目のAは最初のEに対しても明らかに低く、完全4度が成立しておらず、また音色のしょぼさも最初の音よりヒドイので言われなくてもわかる、と言うくらいです。ただこの人、後の方の小節では同じAの音を当てている部分もあるように聴こえますし、冒頭のEと同じ音を高い方に外したりもしています。もちろん自分ではまだこの精度すらできません。人のを聴いてわかるのと、自分で弾いているのをリアルタイムで聴いて瞬時に修正することの間には、相当の距離がありそうです。

もうぶっちゃけますが、私のやっていた管楽器はフルートです。フルートは音色変化を含まれる倍音の量を操作することで行います。使う周波数もヴァイオリンに近く、フルートでは難しいニュアンスやアタックがヴァイオリンには無限の可能性がありそうで、何よりどんなに16分音符が並んでいてもヴァイオリンでは息が苦しくなるということだけは存在せず、「ひょっとしたらフルートで僕が追求したかったことはヴァイオリンでやる方がはるかにやりやすかったのか?」などと考えたこともあります。ヴァイオリンへのフルートの優位性があるとしたら、高音域での音色変化とヴィブラートの変化がうまく行った場合の味わいはフルートに軍配が上がると思います。赤とんぼをEs-durで高音域で吹いたら、私はフルートでの演奏に軍配を上げるでしょう。しかし、それ以外の部分では全てヴァイオリンに軍配が上がってしまうと思います。もちろん私はまだできません。が、何とか手に入れたいと思っています。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月05日 18:57
投稿者:ヒロ(ID:OYFBIYQ)
ピアニシモの話がでたので少し。

ピアニシモやピアノはヴァイオリンでも難しく、クロイツェルのNO32、NO33あたりpでダブルストップ弾けというのは私には難題です。
うまく吸い付けることができません。
素人でこんなの弾ける人がいるのでしょうか?
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