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ペグボックスからお髭が2本 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 19 Comments
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ペグボックスからお髭が2本

投稿日時:2016年03月09日 08:04
投稿者:たく(ID:ExMwUyI)
ttp://www.gotomidori.com/

なんでだろう??
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Re: ペグボックスからお髭が2本

投稿日時:2016年03月10日 22:45
投稿者:liutai cremonese(ID:KShJcgA)
単に早く巻けるからでしょう。音には全く関係ありません。

スクロールの大きさは音に関係すると云われていますが、実際には殆ど感じ取れません。
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Re: ペグボックスからお髭が2本

投稿日時:2016年03月11日 07:30
投稿者:海の上のヴァイオリン弾き(ID:k1V5CYA)
先ほどの投稿に付け加えます。
スクロールの大きさは音に関係しないのですが、楽器の大きさに分相応のスクロールの大きさというものがあるはずです。
製作者の方もそれを承知してスクロールの大きさを決めているはずなので、そこまで心配する必要はないと思います。
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Re: ペグボックスからお髭が2本

投稿日時:2016年03月11日 07:51
投稿者:QB(ID:Qjdhhlk)
面白い話題なので、私が前掲した製作者のサイトから燃料投下します。

ヘッドのわずかなカットですら響きに差を生む事を実験で確認されているようです。

goo.gl/RDYmi1

ヘッドの大きさどころではない僅かな差ですが、どう思われますか?
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Re: ペグボックスからお髭が2本

投稿日時:2016年03月11日 08:08
投稿者:海の上のヴァイオリン弾き(ID:k1V5CYA)
QB氏、
その実験結果?のようなページにアクセスできなかったので確実なことは言えませんが、
その実験では対照実験をすることになりますが、ヴァイオリンの音についての対象実験ははっきり言って不可能です。理由は、見た目は同じであっても音はどれひとつとして同じ音にならないからです。
ニスの硬軟、木材の熟成年数を揃えることはできますが、木目柾目、木材の軽さ、水分の抜け具合など機械でも人間の手でも調整できない微妙な差でヴァイオリンの音は大きく変わってしまいます。
よってスクロールの大きさで音が変わるという実験結果はデタラメもしくは間違いだと言えます。
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Re: ペグボックスからお髭が2本

投稿日時:2016年03月11日 09:12
投稿者:QB(ID:MGCDgJk)
件のページ、縦に長すぎですね。確かに。
私もそんな事で響きが変わるとは俄には信じられませんが、、調査、検証はきっちりされる方だという事も知っているので、議論のタネとしては面白いと思い投下しました。

引用します。

「注)2 私は 2005年 3月に ” クレセント・カット ” の実証実験として私の娘4人が使用している弦が張って調弦してある4/4、1/2、1/4、1/8のヴァイオリン・スクロールで 試奏と削りを交互におこない確認しました。 この日、実験に立ち会ってくださった5人ともショックを受けるほどすばらしい ” 響 “の変化を経験できました。」
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Re: ペグボックスからお髭が2本

投稿日時:2016年03月11日 09:32
投稿者:海の上のヴァイオリン弾き(ID:k1V5CYA)
<私の娘4人が…
まずスクロールを削ることによってその楽器の音が変わったという実験結果を疑うべきでしょう。
削ると言うことはニスが剥がれるということです。
「ニスが剥げたことにより音が変わった」と言ったほうが正しいですね。
スクロールで音が変わることはありません。証拠に中世の楽器を見てみるとスクロールの部分が女性の顔だったりライオンの顔など凝った彫刻がされたものが挙げられます。
それらの楽器は弦楽器特有の素晴らしい音を出してくれています。
よってスクロールの大きさが変わることにより"ショックを受けるほどの響きの変化"は望めないと分かります。
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Re: ペグボックスからお髭が2本

投稿日時:2016年03月11日 13:16
投稿者:たく(ID:ExMwUyI)
お髭の話から、「ペグボックスの大きさによる音の変化」についての議論になっていますが、「対照実験」ということばが出てきたのですが、その議論の導き方がどうもよくわからないのです。

A=「ニスの硬軟、木材の熟成年数を揃えることはできますが、木目柾目、木材の軽さ、水分の抜け具合など機械でも人間の手でも調整できない微妙な差でヴァイオリンの音は大きく変わってしまいます。」

B=「よってスクロールの大きさで音が変わるという実験結果はデタラメもしくは間違いだと言えます。」

「よって」と書かれていますので、「Aは理由でBは結論」なのでしょうが、私の読解力では理解不可能なので、ご面倒ですがもう少し詳しくご説明ください。Aの文章でなぜBが導かれるのかということです。
-------------------
それから、

「削ると言うことはニスが剥がれるということです。
「ニスが剥げたことにより音が変わった」と言ったほうが正しいですね。」←スクロールを削る場合、ニスはスクロールのニスを削ることになるのですが、それで楽器の音色は変わるのでしょうか。スクロールのニスですよ。


A=「スクロールで音が変わることはありません。」
B=「証拠に中世の楽器を見てみるとスクロールの部分が女性の顔だったりライオンの顔など凝った彫刻がされたものが挙げられます。
それらの楽器は弦楽器特有の素晴らしい音を出してくれています。」

なぜBが証拠になるのか理解できません。スクロールが「渦巻き」だろうが「女性の顔」だろうが「ライオン」だろうがいい音がする楽器は当然あります。

本題は、製作する楽器において、より素敵な響きが得られるように色々と調整する。その一つとして、ペグボックスの大きさ、渦巻きの後ろ側を削って(クレセンカット)、本体の振動に対して、メリットに働くように調整する。

ということだけですよね。

--------------
また、件の製作家の言葉を読むに、「変化したことに驚いているのであって、楽器が驚くほどよくなったとは」書かれていないと思いますよ。

「変化する」ことは間違いでないのでしょうね。
--------------

それと、「対照実験」ではないと思います。完成された楽器のスクロールを徐々に削ることで響きが変化した」と読むべきで、当たり前のことでしょうね。
---------------
私は、趣味でバイオリンを製作しますが、色々実験するのが好きで、ネックだけでなく、表板・裏板・横板・フィッティング等厚み等の変更する実験をするのですが、ペグボックスを削っていくと、本体へ響きは変化します。ただし、良くなっているのか、悪くなっていっているのかわ、私には明確には解りません。
また、ニスの材質・厚みなどでも変化しますが、本質(その楽器の特性)までは変化しないと思いますよ。
----------------

結論は、楽器をいじれば大なり小なり響きは変化します。
このことは、間違っていないと思うのですが!
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Re: ペグボックスからお髭が2本

投稿日時:2016年03月12日 00:26
投稿者:海の上のヴァイオリン弾き(ID:UVd2QQA)
たく氏、質問にお答えできるところは答えさせていただきます。
・Aの理論が適用できるのは私が後述している対象実験をした場合のみです。なのでAとBをひとくくりの理論として考えないで、別の理論としてお考えください。
Aの文章でBを導いているわけではありません。

・説明すると長くなるので要約すると、スクロールの大きさや形で音が変わるのかは自分でも検証し得ないことなので肯定しませんが、既製品のスクロールを削るという行為をする時点でオリジナルのニスは削り取られています。ニスが削り取られて音が変わるということはあるのではないかと思い、この事を肯定している訳です。

・Aの理論で述べているのはスクロールの形で音が劇的に変わるという事はないという事です。
その理由として女性の頭の形をしたスクロールの楽器と一般的なスクロールの楽器で音に"ショックを受けるほど"の違いはありません。
音が仮に違うとしてもそれは木材の状態やその他諸々の原因が大きいだろうという事を述べているのです。
<それと、対象実験ではないと思います。
私は実際にスクロールを削って実験をした方の実験方法は対象実験であると断定した訳ではありません。
"私がその実験をするのであれば対象実験を行う"と述べたまでです。
早とちりして勝手に解釈しないでください。
<私は趣味でヴァイオリンを製作しますが…
是非これからも続けていってください。
<楽器をいじれば大なり小なり響きは変化します
当たり前の事です。響きが良い方であれ悪い方であれ音の変化を求めて製作者たちは切磋琢磨している訳です。アマティが大きめのグランドアマティを作ったのもストラディバリウスがロングパターンを作ったのもグァルネリ・デル・ジェスが変わった形の楽器を作ったのも全て楽器のスタイルを改良する事により響きが変化する事を信じてそうした訳です。
長文失礼いたしました。
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Re: ペグボックスからお髭が2本

投稿日時:2016年03月12日 00:28
投稿者:海の上のヴァイオリン弾き(ID:UVd2QQA)
下の投稿はたく氏のご質問に沿って回答しています。
見にくいかと存じますが、ご容赦ください。
[50825]

Re: ペグボックスからお髭が2本

投稿日時:2016年03月13日 09:36
投稿者:たく(ID:ExMwUyI)
海の上のバイオリン弾き さん

大部理解できました。

「響きが良い方であれ悪い方であれ音の変化を求めて製作者たちは切磋琢磨している訳です。アマティが大きめのグランドアマティを作ったのもストラディバリウスがロングパターンを作ったのもグァルネリ・デル・ジェスが変わった形の楽器を作ったのも全て楽器のスタイルを改良する事により響きが変化する事を信じてそうした訳です。」←これが、私にとって素晴らしいと思うのです。毎回、何か工夫をしながら切磋琢磨される職人の姿が、私はとても好きなんです。楽器そのものより、好きだと思います。

ご回答ありがとうございました。
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