ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web
ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web

ストリング誌で連載開始 | ヴァイオリン掲示板

ヴァイオリン好きのための情報サイト ヴァイオリン・ウェブ
雑談・その他 106 Comments
[5184]

ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年08月28日 10:23
投稿者:玉木宏樹(ID:JkN2cEU)
玉木です。
今月号の「ストリング」誌に
「音階と音程、その歴史と謎」という
タイトルで新連載を開始しました。
みなさんの感想をお待ちしています。

絶対音感のことが話題になっているようですが、
いずれその辺のことも書くことになるでしょう。
結論だけ言いますと、平均律での音当てクイズは
ヴァイオリンにとっては、悪い面の方が多いと思います。
ヴァイオリン掲示板に戻る
4 / 11 ページ [ 106コメント ]
[6033]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年10月19日 17:24
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
pochi さんへ。
私は音程マニアじゃありませんよ。連載を書きながら
こんなことをいうのもなんだが、私は音程のことを
言葉で書くのはいやです。ただ、私なりの経験に基づいて
議論のネタを提供するために連載を書いております。
言葉だけの議論は無意味。私は先日の名古屋の経験を
踏まえ、来月から音程のワークショップを始めます。
ぜひ、皆様の参加をお待ちします。ぜひ、私の生音を聞いて下さい。

Geiger1951さんの件。
私信にしようと思いましたが、pochi さんの意見を尊重します。
高い値段のケレタートが気に入らなくて失礼しました。
好き嫌いもしくは批判は人それぞれなので、ケレタートを
批判なさっても私は一向に気にしません。
ただ、私がケレタートをお奨めしたのは、あなたが、モーツァルトを
ピタゴラスで演奏してもいいとお書きになったから、モーツァルトが
ミーントーン主義者だったことをケレタートを引き合いに出したわけで、
あなたがいくらケレタート批判を言おうと、平均律のピアノでやるソナタは
ともかく、弦Qまでピタゴラスで弾くのはいかがなもんでしょうか。
私がモーツァルトをミーントーンであったことと思う理由は後で書きますが、
あなたの論の立て方に、少し懸念があります。
それは、大変失礼な言い方になるかもしれませんが、御自分の実験に
自信を持ちすぎて、その結果に合わないものを最初から除外する傾向は
ありませんか。あれだけケレタートを批判されていますが、そのケレタートの下巻
27頁、「中全音律の調性格」の中に、中全音律では使えないと思われているハミダシ
調性を使っている作曲家の実例として、バッハとヘンデルの例が挙げられています。
地獄の業火を表現するためにはひどいウルフもなんのそのですね。モーツァルトの場合も
一時的に西部劇的ホンキートンクになったとしても、落ち着いたときの美しさは一層
強調される狙いがあったのかもしれない。また、モーツァルトがキルンベルガーを
使ったかも知れないということも十分考えられます。というのも、平均律的鍵盤というのは
宮廷向だと昔から(ナイトハルト)言われており、なによりも、フレットのあった、
ヴィオール族は、王侯貴族のもので、フレットのないヴァイオリン族は
プロのものだったことからもモーツァルトが付き合った王侯貴族は、1台だけですべての
調性が演奏できるヴェルクマイスターやキルンベルガー調律のチェンバロでモーツァルトに
作曲を頼んだのかも知れません。
私がモーツァルトをミーントーン主義者だったと思うのは二つの理由です。
モーツァルトの父レオポルドは、強力なミーントーン主義者で、自分の
ヴァイオリン教則本で、ヴァイオリンの五度を純粋ではなく、狭く調弦するように
書いています(東川清一、古楽の調律)。ベートーベンの先生だったアルブレヒツベルガーも
そうだったようですが、そんな父からヴァイオリンを教わったモーツァルトのCisはDesより
低かったはずで、ずーっとステージパパと一緒だったモーツァルトが、積極的に
キルンベルガーを使ったと思えないのです。
それから、私は作曲も本業なのですが、作曲面から見て、生年がたった14年しか違わない
ベートーベンとの、あの作風の違いはなんなんなのだろうと長い間疑問でしたが、
モーツァルトがミーントーンで、ベートーベンがキルンベルガーだとすると、すべてが
明快になります。ミーントーンでは短調が汚く、あまり実用的ではない。だから、
モーツァルトには、短調の曲が極端に少ない。確かピアノソナタで2曲、
ヴァイオリンソナタでは一曲しかない。頭の中がミーントーンになっているから、
ピアノを使わない交響曲でもト短調が二曲あるだけ。もちろん、途中楽章や、
経過的には、短調は沢山出ますが、メインの調性ではないということです。
ハイドンですら、短調はモーツァルトより多いし、ベートーベンにいたっては、
短調だらけです。
あなたはケレタートのアナリーゼを批判されていますが、短調の説明では、ほとんどが、
**の第二主題とか、中間部とか、ちゃんとメイン調じゃないところを紹介しています。
それからあなたは、即興演奏でエンハーモニックを使ったはずだなんて、私が一度も
きいたことのないようなことを書いているけど、どこかに証拠があるのですか。
印象的なフレーズには、必ず出展元をお願いします。でないと、空想小説に
なってしまいます。もし、モーツァルトがエンハーモニックを好きだったら必ず
作曲に反映されるはずで、ひょっとしたらベートーベンのような作風になったかも
しれません。私は浅学なので、モーツァルトの作品にエンハーモニックがあったら
教えて下さい。勉強します。もしあったとしても、うんと例は少ないはずだし、
例外的にキルンベ,ルガー使用かも知れませんね。
もう一つ、ミーントーンだっただろうと思われるのはアルベルティ・バスの多用ですね。
この音形はそもそもミーントーン普及のためだったはずですから。
以上ですが、私は論争とか議論のための議論は大嫌いなので
(何せ忙しいのでやってられない)よろしくお願いします。
[6040]

改行の消去

投稿日時:2003年10月19日 22:21
投稿者:pochi(ID:EFcmgxg)
玉木宏樹先生、音程マニア呼ばわり、失礼致しました。

ところで、玉木宏樹先生の投稿[6033]
[6033]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年10月19日 17:24
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
pochi さんへ。
私は音程マニアじゃありませんよ。連載を書きながら
こんなことをいうのもなんだが、私は音程のことを
言葉で書くのはいやです。ただ、私なりの経験に基づいて
議論のネタを提供するために連載を書いております。
言葉だけの議論は無意味。私は先日の名古屋の経験を
踏まえ、来月から音程のワークショップを始めます。
ぜひ、皆様の参加をお待ちします。ぜひ、私の生音を聞いて下さい。

Geiger1951さんの件。
私信にしようと思いましたが、pochi さんの意見を尊重します。
高い値段のケレタートが気に入らなくて失礼しました。
好き嫌いもしくは批判は人それぞれなので、ケレタートを
批判なさっても私は一向に気にしません。
ただ、私がケレタートをお奨めしたのは、あなたが、モーツァルトを
ピタゴラスで演奏してもいいとお書きになったから、モーツァルトが
ミーントーン主義者だったことをケレタートを引き合いに出したわけで、
あなたがいくらケレタート批判を言おうと、平均律のピアノでやるソナタは
ともかく、弦Qまでピタゴラスで弾くのはいかがなもんでしょうか。
私がモーツァルトをミーントーンであったことと思う理由は後で書きますが、
あなたの論の立て方に、少し懸念があります。
それは、大変失礼な言い方になるかもしれませんが、御自分の実験に
自信を持ちすぎて、その結果に合わないものを最初から除外する傾向は
ありませんか。あれだけケレタートを批判されていますが、そのケレタートの下巻
27頁、「中全音律の調性格」の中に、中全音律では使えないと思われているハミダシ
調性を使っている作曲家の実例として、バッハとヘンデルの例が挙げられています。
地獄の業火を表現するためにはひどいウルフもなんのそのですね。モーツァルトの場合も
一時的に西部劇的ホンキートンクになったとしても、落ち着いたときの美しさは一層
強調される狙いがあったのかもしれない。また、モーツァルトがキルンベルガーを
使ったかも知れないということも十分考えられます。というのも、平均律的鍵盤というのは
宮廷向だと昔から(ナイトハルト)言われており、なによりも、フレットのあった、
ヴィオール族は、王侯貴族のもので、フレットのないヴァイオリン族は
プロのものだったことからもモーツァルトが付き合った王侯貴族は、1台だけですべての
調性が演奏できるヴェルクマイスターやキルンベルガー調律のチェンバロでモーツァルトに
作曲を頼んだのかも知れません。
私がモーツァルトをミーントーン主義者だったと思うのは二つの理由です。
モーツァルトの父レオポルドは、強力なミーントーン主義者で、自分の
ヴァイオリン教則本で、ヴァイオリンの五度を純粋ではなく、狭く調弦するように
書いています(東川清一、古楽の調律)。ベートーベンの先生だったアルブレヒツベルガーも
そうだったようですが、そんな父からヴァイオリンを教わったモーツァルトのCisはDesより
低かったはずで、ずーっとステージパパと一緒だったモーツァルトが、積極的に
キルンベルガーを使ったと思えないのです。
それから、私は作曲も本業なのですが、作曲面から見て、生年がたった14年しか違わない
ベートーベンとの、あの作風の違いはなんなんなのだろうと長い間疑問でしたが、
モーツァルトがミーントーンで、ベートーベンがキルンベルガーだとすると、すべてが
明快になります。ミーントーンでは短調が汚く、あまり実用的ではない。だから、
モーツァルトには、短調の曲が極端に少ない。確かピアノソナタで2曲、
ヴァイオリンソナタでは一曲しかない。頭の中がミーントーンになっているから、
ピアノを使わない交響曲でもト短調が二曲あるだけ。もちろん、途中楽章や、
経過的には、短調は沢山出ますが、メインの調性ではないということです。
ハイドンですら、短調はモーツァルトより多いし、ベートーベンにいたっては、
短調だらけです。
あなたはケレタートのアナリーゼを批判されていますが、短調の説明では、ほとんどが、
**の第二主題とか、中間部とか、ちゃんとメイン調じゃないところを紹介しています。
それからあなたは、即興演奏でエンハーモニックを使ったはずだなんて、私が一度も
きいたことのないようなことを書いているけど、どこかに証拠があるのですか。
印象的なフレーズには、必ず出展元をお願いします。でないと、空想小説に
なってしまいます。もし、モーツァルトがエンハーモニックを好きだったら必ず
作曲に反映されるはずで、ひょっとしたらベートーベンのような作風になったかも
しれません。私は浅学なので、モーツァルトの作品にエンハーモニックがあったら
教えて下さい。勉強します。もしあったとしても、うんと例は少ないはずだし、
例外的にキルンベ,ルガー使用かも知れませんね。
もう一つ、ミーントーンだっただろうと思われるのはアルベルティ・バスの多用ですね。
この音形はそもそもミーントーン普及のためだったはずですから。
以上ですが、私は論争とか議論のための議論は大嫌いなので
(何せ忙しいのでやってられない)よろしくお願いします。
[5910]
[5910]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年10月12日 23:04
投稿者:玉木宏樹(ID:cnGHNDA)
現代のヴァイオリン奏法で、単音、単旋律の場合はピタゴラスですし、
また、ヴァイオリンのソノリティからして、純粋五度調弦を拒否するのは
考えられません。あくまで、ハモることを考えずメロディを優先するなら、
ピタゴラスでいいのだから、五度調弦でいいのです。それでも、開放弦じゃなく、
押さえた方が音はふくよかですよね。
さて問題は和声的、純正律の場合ですが、譜例のソミドミという形はほとんどなく、
形としては、下からソソドミが圧倒的に多いでしょう。CーDurの四六の形です。
この場合、私は上のドミをピタゴラス3度にするか、純正3度にするか、大抵、
テンポによって決めます。ゆったりと遅い場合は純正3度にしないと気持ち悪い、
しかし、下のソソドを犠牲にするなんてとんでもない、か、その時は私は
下のソソに合わせた完全4度から次の開放弦のミに向かって瞬間的にドを22セント
上げます。ピアノ伴奏がある場合、少しはぶつかりますが、ピアノは音が減衰するし、
ヴァイオリン自身がハモっていないことの方がつらいわけですから、これで問題ないです。
C-Durに限らず、F-Dur,B-Dur,みんなつらいです。いずれ、ストリング誌で書くつもりです。
それから、ソソドミをピタゴラスで弾いた方がいいのはタンゴですね。ピアノやバンドネオン
相手ではハモる必要はなく、マッシヴな方が快感ですから。
[5926]
[5926]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年10月13日 23:13
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
あなたの言いたいことはわかりますが、結論を急がないで下さい。
いずれ、ストリング誌に書きますが、なにしろ、連載は始まったばかりです。
来月は「半音」がテーマです。ピタゴラスの半音は難しくないのですが、
純正律の半音は煩雑です。
そしてもうひとつ、ヴィオラとチェロの音程も問題にします。

>明っかる度ー さん。
私もセント値という数字はキライです。しかし、なんとなく差はわかるわけですから、
その目安にして下さいということです。
しかし、数字に捕らわれていては、いい音楽が逃げてしまうことも多いと思います。
は、私の電脳で読んだとき、読みにくい所で改行が入っています。私の電脳では、35文字で自動的に改行される様になっています。今後、不必要な改行を入れずに投稿していただけないでしょうか?別のアプリケーションで改行を消して読み直すのが面倒です。

宜しくお願い致します。
[6041]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年10月19日 22:25
投稿者:Geiger1951(ID:NAIGiAE)
K.481
はそうです。
ところでたしかに私は学問的著作には点数が辛い。
実証的でないと、みとめられない。
実証できないことは「かもしれない」にしたほうがいい。
「はずだ」はやめたほうが精確です。
これくらいにしませんか。
私はMozartがWerkmeisterだと証明はできません。
それはあたりまえです。
玉木さんは中全音と証明しようとしているとしたら無謀です。
Kirnbergerであってもかわない、と私は申したはずです。それを反証はできませんから。
[6059]

音程ワークショップのお知らせ

投稿日時:2003年10月21日 13:57
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
 来る2003年11月17日(月)の夜18:30、東京・目白のTAスタジオで、音程のワークショップを行います。前半は水野佐知香さんと玉木のデュオ演奏、後半はデュオ体験ワークショップです。使用楽譜は『デュオで楽しむヴァイオリン小曲集[初級篇]』(音楽之友社)の中から、小曲を事前にお渡しします。もちろん、当日の初見でもOKです。ヴァイオリンだけでなく、フルート、オーボエ、クラリネット等、なんでもメロディの演奏できる楽器を持参して、純正律を体験してください。もちろん一般参加もOK。参加費3000円〔要予約)、定員50人ですので、お早めにお申し込みください。

◎問合せ先
純正律音楽研究会
〒106-0031東京都港区西麻布2-9-2(有)アルキ内
Tel. / Fax. 03-3407-3726(月~金の平日11:00~19:00)
e-mail  archi@ma.rosenet.ne.jp
[6107]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年10月22日 20:53
投稿者:バイオミン(ID:VClwFnA)
ストリング誌11月号の純正律の半音の解説を読みましたが、良くわかりません。
小全音の半音のところで、
「これは自分で音を出したり、本で読んだりすれば、大体の高さはわかりますが、....」
と書かれていますが、何の本を読んだらよいのですか?

あと、CisとDesは違うということですが、シンセやMIDI音源で純正律やピタゴラス音律に調律した場合、鍵盤は一つですし、MIDIの音の高さの番号もCis(61)とDes(61)で同じになるので、シンセやMIDI音源がそんな器用なことをやっているとは思えないのですが。
[6114]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年10月22日 22:47
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
25日発売のストリング誌11月号は、非常に微妙な「半音」の問題です。ピタゴラスの半音と純正律の
半音の違い、また、いちばんの問題はチェロとヴィオラの音程がなぜ合わないかということです。
みなさんのご意見をお待ちしています。
[6126]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年10月23日 11:59
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
バイオミン様へ

.>何の本を読んだらよいのですか?

ちゃんと読んで質問して下さい。私は参考文献を呈示しています。

>あと、CisとDesは違うということですが、シンセMIDI音源で純正律やピタゴラス音律に調律した場合、鍵盤は一つですし、MIDIの音の高さの番号もCis(61)とDes(61)で同じになるので、シンセやMIDI音源がそんな器用なことをやっているとは思えないのですが。

CisとDesが違うことについてなぜ、シンセの話になるのですか。モーツァルトの時代にシンセなんて
ないじゃないですか。またMIDIには器用なことをやってもらわないとなんの役にも立ちません。
プリセットではなく、自分でエクスクルーシヴの16進法を駆使して、いろんな調律を作らないと体感できませんよ。また、BENDを駆使すれば、半音を8191分割(数字あってたかな)できるわけですから、コントロールで何セント分かを固定し、ポートを分けてやればCisでもDesでもCisisでもDesesでも可能じゃないですか。この私の話がわからないなら、もう一度MIDIを勉強して下さい。
[6128]

Re: 改行の消去

投稿日時:2003年10月23日 12:15
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
pochiさんへ。
私はPC歴15年ですが、ずっとマックです。
投稿のフォームが合わないのか、自分の投稿も変になります。原因がわかりませんので、あしからず。
[6133]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年10月23日 18:13
投稿者:IM生(ID:KGlREiQ)
ここのスレでは発言しないでいましたが。
正直やりとりが理解できません。ストリングの記事のQ&Aですか。
ただ、感想ですが、キーボード系の話はこのサイトに馴染みません。
弦楽器ですからCis Desがどうの、なんてレベルの話は誰もが承知です。
だいいち音の高さって無限に変化しますよ我々の業界では。
指板にボタンが並んでいて、押せば正しい音でも出るんですか。
暴言失礼しました。
[6145]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年10月24日 01:03
投稿者:バイオミン(ID:ESCGBxU)
私の言いたかったことが全く理解されていないので、もう一度別の角度から書いてみます。

1. 純正律の半音の解説が良くわからないが、その理由は...

純正律で音律を説明する場合は、振動比で表さなければならないのに、セント表記で92セントと112セントと書かれています。セントでは無く、16/15等の振動比で表示して欲しかった。
小全音の半音については
「これは自分で音を出したり、本で読んだりすれば、大体の高さはわかりますが、....」と非常に曖昧な書きをされていますが、これについても純正律らしくきちんとした振動比で示して欲しかった。
純正律の音程は、濁り無くぴったりハモる音程と理解していますが、大体これぐらい等の言い方をされると興ざめしてしまいます。

純正律の半音はどうなっているのか非常に興味深かったので、ストリング誌11月号が発売されるのを心待ちにしていたのですが、これはほんとうにがっかりでした。

音楽辞典の純正律の解説では、「ミファ」「シド」の間の半音は書かれていますが、CisやDes等の「半音高い」「半音低い」という場合の説明は書かれていません。また、ストリング誌の川島央子さんの連載でも、半音は避けて通ったかのようでした。私にとって音律の教科書的である「響きの考古学(藤枝守著)」にも純正律の半音の振動比は書かれていません。
玉木先生が参考文献としてあげられた「正しい音階」「古学の音律」等の書物を読めば、半音の振動比が分かるのですか?

2. 鍵盤楽器を純正律で演奏するのはやはり無理ですか?

私も、電子ピアノで純正律にセットして伴奏してもらったことがありますが、シャープやフラット(又はナチュラル)が付いた音は純正律ではなくなってしまうのでしょうか?
また、シンセの純正律のプリセットの音程はどういうアルゴリズムで設定しているのかおわかりの方いますか?
これって、いい加減なのですか?楽器メーカーのエンジニアの方はそれを承知で作っているのでしょうか。
ヴァイオリン掲示板に戻る
4 / 11 ページ [ 106コメント ]

関連スレッド