[5184]
ストリング誌で連載開始
投稿日時:2003年08月28日 10:23
投稿者:玉木宏樹(ID:JkN2cEU)
玉木です。
今月号の「ストリング」誌に
「音階と音程、その歴史と謎」という
タイトルで新連載を開始しました。
みなさんの感想をお待ちしています。
絶対音感のことが話題になっているようですが、
いずれその辺のことも書くことになるでしょう。
結論だけ言いますと、平均律での音当てクイズは
ヴァイオリンにとっては、悪い面の方が多いと思います。
今月号の「ストリング」誌に
「音階と音程、その歴史と謎」という
タイトルで新連載を開始しました。
みなさんの感想をお待ちしています。
絶対音感のことが話題になっているようですが、
いずれその辺のことも書くことになるでしょう。
結論だけ言いますと、平均律での音当てクイズは
ヴァイオリンにとっては、悪い面の方が多いと思います。
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Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2003年11月04日 16:45
投稿者:かめ(ID:djczA1A)
玉木先生、お忙しいのに合間をぬってお返事くださりありがとうございます。
やってみました!
バイオリンの方と合わせをするのはまだ先なので、ダメモトで一人でやってみました。これでいいのかと思いつつ、GHを一緒に弾いて、なんかビタッとした感じのところでHの音とピアノを弾いてみました。
そばでおやつを食べながら見ていた子どもも、「バイオリンが低い、ピアノが高い!」(・・・でいいのかな?)と断言していました。
幼稚園児にもわかるくらいの音程差なんですね。
が、オープンな転回形「ドソミ」タイプはけっこう気持ちよく、ピアノで思い切り弾いてしまいそうです・・・。
来月号楽しみです!
ありがとうございました。
やってみました!
バイオリンの方と合わせをするのはまだ先なので、ダメモトで一人でやってみました。これでいいのかと思いつつ、GHを一緒に弾いて、なんかビタッとした感じのところでHの音とピアノを弾いてみました。
そばでおやつを食べながら見ていた子どもも、「バイオリンが低い、ピアノが高い!」(・・・でいいのかな?)と断言していました。
幼稚園児にもわかるくらいの音程差なんですね。
が、オープンな転回形「ドソミ」タイプはけっこう気持ちよく、ピアノで思い切り弾いてしまいそうです・・・。
来月号楽しみです!
ありがとうございました。
[6384]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2003年11月04日 19:03
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
今日、ストリング誌に来月号の入稿終わりました。
物凄い煩雑な純正律半音の説明(嫌がって読むのを拒否する人が増えるのが心配)と
平均律ピアノに対する接し方です。逆転の発想なのですが、ピアノの人には若干いやな思いを
される人が出るかも知れないと、これもちょい心配です。早く「音階」の話に行きたいけど、
避けて通れないのでね。
かめ様へ
微小なピッチの差は、幼児に近いほうが鋭く反応し、平均律にまみれた大人は分かったとしても
それがどうした、です。
私はリズム時計の純正律からくり時計の仕事をしていますが、担当者の
子どもの小さいほうが、平均律は音が暴れているからいやだという反応で
純正律に踏み込みました。
物凄い煩雑な純正律半音の説明(嫌がって読むのを拒否する人が増えるのが心配)と
平均律ピアノに対する接し方です。逆転の発想なのですが、ピアノの人には若干いやな思いを
される人が出るかも知れないと、これもちょい心配です。早く「音階」の話に行きたいけど、
避けて通れないのでね。
かめ様へ
微小なピッチの差は、幼児に近いほうが鋭く反応し、平均律にまみれた大人は分かったとしても
それがどうした、です。
私はリズム時計の純正律からくり時計の仕事をしていますが、担当者の
子どもの小さいほうが、平均律は音が暴れているからいやだという反応で
純正律に踏み込みました。
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Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2003年11月25日 22:31
投稿者:Geiger1951(ID:UBdABxA)
玉木先生、12月号ストリングの記事を拝読しました。
「アナリーゼが必要」……ですかー。うーん。悩ましいです。
大変勉強になりました。
C#とCの間が92セントと70セントの2種あるというのは東川清一先生が「下げコンマ」の話をされていたのとパラレルのような気がするのですが。
++++.
昔読んだ東川先生の著書には:
和声的短音階の主音Aにすでに下げコンマがついているので、それの属音であるEにも下げコンマが付き、必然的に属和音の第三音のG#には二重の下げコンマがつくからG#とGも70セントだという理屈があったようです。
西洋音楽はこういう理屈を避けられないのでしょうね。
「アナリーゼが必要」……ですかー。うーん。悩ましいです。
大変勉強になりました。
C#とCの間が92セントと70セントの2種あるというのは東川清一先生が「下げコンマ」の話をされていたのとパラレルのような気がするのですが。
++++.
昔読んだ東川先生の著書には:
和声的短音階の主音Aにすでに下げコンマがついているので、それの属音であるEにも下げコンマが付き、必然的に属和音の第三音のG#には二重の下げコンマがつくからG#とGも70セントだという理屈があったようです。
西洋音楽はこういう理屈を避けられないのでしょうね。
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Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2003年11月26日 08:05
投稿者:天音のパパ(ID:NDKCZpY)
玉木先生、12月号ストリングの記事を私も拝読させていただきました。
”●フラット系の半音”の後半の文章~純正律はそんなに難しいものではありません。エンヤやアディエマスも純正律志向だし・・・・リベラうんぬん~の例示が私にはとてもわかりやすくてありがたかったです。水野先生のCDの例と同じで、私のレベルですと理屈ではなく(がんばって理解しようとしてますが)、こんな感じが純正律なのかなぁ~ぐらいにわかればと思ってます。
”●平均率とは”の後半あたりの実験も早速ためさせていただき、のけぞっております。(笑)
次回も楽しみにしております。
”●フラット系の半音”の後半の文章~純正律はそんなに難しいものではありません。エンヤやアディエマスも純正律志向だし・・・・リベラうんぬん~の例示が私にはとてもわかりやすくてありがたかったです。水野先生のCDの例と同じで、私のレベルですと理屈ではなく(がんばって理解しようとしてますが)、こんな感じが純正律なのかなぁ~ぐらいにわかればと思ってます。
”●平均率とは”の後半あたりの実験も早速ためさせていただき、のけぞっております。(笑)
次回も楽しみにしております。
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Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2003年11月26日 12:30
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
今月号は重くて辛気臭い内容なので、少し心配はしてるんですがね。
平均律への対処もあんなもんでしょうかね。
さて、来月は前々から紹介したかったフィドル奏法。なんと
ヴァイオリンが移調楽器?になっちゃいます。
平均律への対処もあんなもんでしょうかね。
さて、来月は前々から紹介したかったフィドル奏法。なんと
ヴァイオリンが移調楽器?になっちゃいます。
[7201]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2003年11月26日 19:59
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
Geiger1951 様へ。
純正律半音「70」のことは、溝部さんの本から計算できるのですが、
もちろん、東川さんと全く同じです。
私がいま、一番関心のあるのは、音律ではなく、音階です。
東川さんの本に「シャープとフラットのはなし」というのがありますが、
その中の、特にフラットですね、ドイツ語でBはなぜ半音低いのか、
それを追及すると、西洋音楽史、それも、機能和声の歴史が見えます。
その根源はやはりギリシャです。
私はこのことを書きたくて連載を始めました。
純正律半音「70」のことは、溝部さんの本から計算できるのですが、
もちろん、東川さんと全く同じです。
私がいま、一番関心のあるのは、音律ではなく、音階です。
東川さんの本に「シャープとフラットのはなし」というのがありますが、
その中の、特にフラットですね、ドイツ語でBはなぜ半音低いのか、
それを追及すると、西洋音楽史、それも、機能和声の歴史が見えます。
その根源はやはりギリシャです。
私はこのことを書きたくて連載を始めました。
[7678]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2003年12月05日 17:15
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
今日、来月号入稿しました。ウェスタンヴァイオリン、
つまり、フィドルの中でも燦然と輝くクロスチューニングによる
純正律演奏の紹介です。クロスチューニングは、Keyによって
調弦法が違います。演奏譜面と実音譜面を両方紹介します。
それから、音程音律関係は次々号でまとめに入り、その次からは
音階の歴史と謎の話になります。今までの記事への質問や感想が
あれば、次々号に反映させます。また、次々号では絶対音感教育の
幻想と弊害を書きます。
つまり、フィドルの中でも燦然と輝くクロスチューニングによる
純正律演奏の紹介です。クロスチューニングは、Keyによって
調弦法が違います。演奏譜面と実音譜面を両方紹介します。
それから、音程音律関係は次々号でまとめに入り、その次からは
音階の歴史と謎の話になります。今までの記事への質問や感想が
あれば、次々号に反映させます。また、次々号では絶対音感教育の
幻想と弊害を書きます。
[7765]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2003年12月09日 12:31
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
このWEBの掲示板に書き込んだ私の文章が
2CHのブラスの純正調スレに無断で、転載されていました。
悪意はなさそうなんですが、あれでは、私が書き込んだように
とられます。何かと問題の多い2CHでね。
事後承諾でもいいから連絡下さい。
ブラス関係までストリング誌を話題にしているのは
おもしろいですね。
2CHのブラスの純正調スレに無断で、転載されていました。
悪意はなさそうなんですが、あれでは、私が書き込んだように
とられます。何かと問題の多い2CHでね。
事後承諾でもいいから連絡下さい。
ブラス関係までストリング誌を話題にしているのは
おもしろいですね。
[8171]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2003年12月25日 16:41
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
今日発売のストリング誌1月号は特殊フィドル奏法の紹介です。
如何でしょうか。
いま書いている2月号では激しく絶対音感神話を斬ります。
その次の号から、音階の歴史と謎になります。
音階に対する疑問等、御待ちしています。
如何でしょうか。
いま書いている2月号では激しく絶対音感神話を斬ります。
その次の号から、音階の歴史と謎になります。
音階に対する疑問等、御待ちしています。
[8423]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2003年12月30日 09:48
投稿者:マカロニ(ID:GWREgiI)
ストリング 1月号の記事を拝見しました。
クロスチューニングの話はとても面白い。 ピタゴラス的な五度調弦とは異なる、まさに純正律的な調弦法ですね。
ところで、4弦全部を演奏する 「マウンテン・フィドルの特殊奏法」 (89頁) というのが、ちょっと私には想像できません。 如何なる 「大道芸」 なのでしょうか?
クロスチューニングの話はとても面白い。 ピタゴラス的な五度調弦とは異なる、まさに純正律的な調弦法ですね。
ところで、4弦全部を演奏する 「マウンテン・フィドルの特殊奏法」 (89頁) というのが、ちょっと私には想像できません。 如何なる 「大道芸」 なのでしょうか?
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