[5184]
ストリング誌で連載開始
投稿日時:2003年08月28日 10:23
投稿者:玉木宏樹(ID:JkN2cEU)
玉木です。
今月号の「ストリング」誌に
「音階と音程、その歴史と謎」という
タイトルで新連載を開始しました。
みなさんの感想をお待ちしています。
絶対音感のことが話題になっているようですが、
いずれその辺のことも書くことになるでしょう。
結論だけ言いますと、平均律での音当てクイズは
ヴァイオリンにとっては、悪い面の方が多いと思います。
今月号の「ストリング」誌に
「音階と音程、その歴史と謎」という
タイトルで新連載を開始しました。
みなさんの感想をお待ちしています。
絶対音感のことが話題になっているようですが、
いずれその辺のことも書くことになるでしょう。
結論だけ言いますと、平均律での音当てクイズは
ヴァイオリンにとっては、悪い面の方が多いと思います。
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[8476]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2003年12月30日 21:28
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
私の写真は見てますよね。
結果的にあれと同じになるんです。
弓の根本のネジをゆるませて抜き取ります。
すると、弓と毛はバラバラになります。そして、私の
写真と同様に、弓をヴァイオリンの下にし、毛を4絃全部に
またがらせます。これで十分なのですが、どうしても
笑いを取るための大道芸にしか見えないのです。
結果的にあれと同じになるんです。
弓の根本のネジをゆるませて抜き取ります。
すると、弓と毛はバラバラになります。そして、私の
写真と同様に、弓をヴァイオリンの下にし、毛を4絃全部に
またがらせます。これで十分なのですが、どうしても
笑いを取るための大道芸にしか見えないのです。
[9304]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2004年01月24日 09:55
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
今月号は「絶対音感神話を斬る」です。
私はマーラーでも、ドデカでも、聴音、
いわゆる耳コピはできます。
でも、そんな能力、「絶対」でもなんでもない。
平均律の音当てが上手くなったって、別に
音楽性がよくなるわけじゃない。
音楽教育ママはばかげている。
絶対音感教育よりも「絶対に」大切なのは、
声に出すソルフェージュ、ヴァイオリンの難しそうな
フレーズもソルフェージできれば弾けます。
私は「玉木宏樹の大冗談音楽会」のCDの中で、
超舌技巧の「クマンバチの飛行」をスタジオライブ録音しています。
つまり、実際に「クマンバチ」を演奏しながら、同時に「ドレミ」で
歌うんですね。これは、私のミニコンでもよくやります。
大道芸風だけど、実際こういう練習が最短の上達法ですね。
私はマーラーでも、ドデカでも、聴音、
いわゆる耳コピはできます。
でも、そんな能力、「絶対」でもなんでもない。
平均律の音当てが上手くなったって、別に
音楽性がよくなるわけじゃない。
音楽教育ママはばかげている。
絶対音感教育よりも「絶対に」大切なのは、
声に出すソルフェージュ、ヴァイオリンの難しそうな
フレーズもソルフェージできれば弾けます。
私は「玉木宏樹の大冗談音楽会」のCDの中で、
超舌技巧の「クマンバチの飛行」をスタジオライブ録音しています。
つまり、実際に「クマンバチ」を演奏しながら、同時に「ドレミ」で
歌うんですね。これは、私のミニコンでもよくやります。
大道芸風だけど、実際こういう練習が最短の上達法ですね。
[9785]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2004年02月09日 13:00
投稿者:EF63(ID:IlF1hUc)
2月号の連載記事、拝読致しました。
私事で恐縮ですが、昔、中3 の終わり頃、ピアノの 「音当て」 を私が出来る事を知って、級友がとても驚いた事がありました。
これは想像ですが、音当ての能力は、それが出来ない人から見ると、一種の 「超能力」 のように映るのかも知れません。 それがコンプレックスを生み、「絶対音感あらずんば人にあらず」 みたいな絶対音感神話が出来あがってしまうのではないかと思います。
それにしても、音高を正確に言い当てる能力があるからと言って、それが音楽性の足しになるとはあまり思えません。 もし、絶対音感なるものが音楽にとって本質的に重要であるならば、楽曲の移調演奏は本来決して許されない筈だと思うのです。 ピタゴラス音律の高い 「ミ」 と純正律の低い 「ミ」 を識別し得る程の繊細な 「絶対音感」 ならまだしも、100セント刻みの非合理的な音感をいくら磨いたところで、音楽性の習得には殆ど役立たないでしょう。 世の教育ママ達には、この事をしっかり肝に銘じて欲しいと思います。
私事で恐縮ですが、昔、中3 の終わり頃、ピアノの 「音当て」 を私が出来る事を知って、級友がとても驚いた事がありました。
これは想像ですが、音当ての能力は、それが出来ない人から見ると、一種の 「超能力」 のように映るのかも知れません。 それがコンプレックスを生み、「絶対音感あらずんば人にあらず」 みたいな絶対音感神話が出来あがってしまうのではないかと思います。
それにしても、音高を正確に言い当てる能力があるからと言って、それが音楽性の足しになるとはあまり思えません。 もし、絶対音感なるものが音楽にとって本質的に重要であるならば、楽曲の移調演奏は本来決して許されない筈だと思うのです。 ピタゴラス音律の高い 「ミ」 と純正律の低い 「ミ」 を識別し得る程の繊細な 「絶対音感」 ならまだしも、100セント刻みの非合理的な音感をいくら磨いたところで、音楽性の習得には殆ど役立たないでしょう。 世の教育ママ達には、この事をしっかり肝に銘じて欲しいと思います。
[9786]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2004年02月09日 13:42
投稿者:pochi(ID:kUNnNjA)
[9785]
EF63氏、
その通りですよね。
もっと突っ込めば、
http://fstrings.com/board/board.asp?id=9664&page=1&sort=
[9758]
Re: 提琴奏者 ぷーた氏投稿
http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/7681/bruch-3.mp3
の一つ一つの音が何セント高い低い、リズムがこれだけずれている、なんて正確に云えても、ヴァイオリンは上手になりません。(指揮者にはある程度必要かも)
才能のある人の才気ばしった演奏には、音程、リズム共に、計り知れないものがあると思います。
[9785]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2004年02月09日 13:00
投稿者:EF63(ID:IlF1hUc)
2月号の連載記事、拝読致しました。
私事で恐縮ですが、昔、中3 の終わり頃、ピアノの 「音当て」 を私が出来る事を知って、級友がとても驚いた事がありました。
これは想像ですが、音当ての能力は、それが出来ない人から見ると、一種の 「超能力」 のように映るのかも知れません。 それがコンプレックスを生み、「絶対音感あらずんば人にあらず」 みたいな絶対音感神話が出来あがってしまうのではないかと思います。
それにしても、音高を正確に言い当てる能力があるからと言って、それが音楽性の足しになるとはあまり思えません。 もし、絶対音感なるものが音楽にとって本質的に重要であるならば、楽曲の移調演奏は本来決して許されない筈だと思うのです。 ピタゴラス音律の高い 「ミ」 と純正律の低い 「ミ」 を識別し得る程の繊細な 「絶対音感」 ならまだしも、100セント刻みの非合理的な音感をいくら磨いたところで、音楽性の習得には殆ど役立たないでしょう。 世の教育ママ達には、この事をしっかり肝に銘じて欲しいと思います。
私事で恐縮ですが、昔、中3 の終わり頃、ピアノの 「音当て」 を私が出来る事を知って、級友がとても驚いた事がありました。
これは想像ですが、音当ての能力は、それが出来ない人から見ると、一種の 「超能力」 のように映るのかも知れません。 それがコンプレックスを生み、「絶対音感あらずんば人にあらず」 みたいな絶対音感神話が出来あがってしまうのではないかと思います。
それにしても、音高を正確に言い当てる能力があるからと言って、それが音楽性の足しになるとはあまり思えません。 もし、絶対音感なるものが音楽にとって本質的に重要であるならば、楽曲の移調演奏は本来決して許されない筈だと思うのです。 ピタゴラス音律の高い 「ミ」 と純正律の低い 「ミ」 を識別し得る程の繊細な 「絶対音感」 ならまだしも、100セント刻みの非合理的な音感をいくら磨いたところで、音楽性の習得には殆ど役立たないでしょう。 世の教育ママ達には、この事をしっかり肝に銘じて欲しいと思います。
その通りですよね。
もっと突っ込めば、
http://fstrings.com/board/board.asp?id=9664&page=1&sort=
[9758]
[9758]
Re: 提琴奏者
投稿日時:2004年02月07日 20:06
投稿者:ぷーた(ID:Q2OREBA)
挑発的かどうかはわかりませんが、デリケートで奇妙な楽器を扱ってる以上、神経質になるのは致し方ないと思います。
しかし、いちいち僕の発言に対するスレを立てていらっしゃったのは挑発だったんですね。全部返信できなくてごめんなさい。いつも勉強になります。
僕の演奏のリンクを名前のところに貼っておきました。よかったらお聴きください。
しかし、いちいち僕の発言に対するスレを立てていらっしゃったのは挑発だったんですね。全部返信できなくてごめんなさい。いつも勉強になります。
僕の演奏のリンクを名前のところに貼っておきました。よかったらお聴きください。
http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/7681/bruch-3.mp3
の一つ一つの音が何セント高い低い、リズムがこれだけずれている、なんて正確に云えても、ヴァイオリンは上手になりません。(指揮者にはある程度必要かも)
才能のある人の才気ばしった演奏には、音程、リズム共に、計り知れないものがあると思います。
[9791]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2004年02月09日 19:07
投稿者:pochi(ID:kUNnNjA)
[9304]
玉木先生投稿
>実際に「クマンバチ」を演奏しながら、同時に「ドレミ」で歌うんですね。
遅ればせ乍、試してみました。面白い!感動しました。結構難しい。他の皆様にも強力にお薦め致します。
[9304]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2004年01月24日 09:55
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
今月号は「絶対音感神話を斬る」です。
私はマーラーでも、ドデカでも、聴音、
いわゆる耳コピはできます。
でも、そんな能力、「絶対」でもなんでもない。
平均律の音当てが上手くなったって、別に
音楽性がよくなるわけじゃない。
音楽教育ママはばかげている。
絶対音感教育よりも「絶対に」大切なのは、
声に出すソルフェージュ、ヴァイオリンの難しそうな
フレーズもソルフェージできれば弾けます。
私は「玉木宏樹の大冗談音楽会」のCDの中で、
超舌技巧の「クマンバチの飛行」をスタジオライブ録音しています。
つまり、実際に「クマンバチ」を演奏しながら、同時に「ドレミ」で
歌うんですね。これは、私のミニコンでもよくやります。
大道芸風だけど、実際こういう練習が最短の上達法ですね。
私はマーラーでも、ドデカでも、聴音、
いわゆる耳コピはできます。
でも、そんな能力、「絶対」でもなんでもない。
平均律の音当てが上手くなったって、別に
音楽性がよくなるわけじゃない。
音楽教育ママはばかげている。
絶対音感教育よりも「絶対に」大切なのは、
声に出すソルフェージュ、ヴァイオリンの難しそうな
フレーズもソルフェージできれば弾けます。
私は「玉木宏樹の大冗談音楽会」のCDの中で、
超舌技巧の「クマンバチの飛行」をスタジオライブ録音しています。
つまり、実際に「クマンバチ」を演奏しながら、同時に「ドレミ」で
歌うんですね。これは、私のミニコンでもよくやります。
大道芸風だけど、実際こういう練習が最短の上達法ですね。
>実際に「クマンバチ」を演奏しながら、同時に「ドレミ」で歌うんですね。
遅ればせ乍、試してみました。面白い!感動しました。結構難しい。他の皆様にも強力にお薦め致します。
[9821]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2004年02月10日 18:10
投稿者:玉木宏樹(ID:UDBDEmA)
東川清一氏編「良い音楽家とは」(音友)という、なんというテーマかと一見
呆れてしまう本があります。しかし、この表題は、ゾルタン・コダーイが学生の前で
講演した内容をもとにしており、また、コダーイは、「シューマン」の
若者向けへの音楽覚え書きを引き合いに出している、素晴らしい内容です。
この本でも、「絶対音感」は神話であると書いています。
絶対音感よりも大切なのは、「絶対音程感」だと言っています。だから、個々の音の
音当ては意味ないのです。私は、全く同じ高さで、モーツァルトの「トルコ行進曲」をすべての
調の固定「ド」で唄えます。これが多分絶対音程感だと思います。
絶対音感至上主義で移調ができないなんて、馬鹿の壁を突き抜けて、馬鹿の要塞。
少年のリストに面会したベートーベンは全然無関心だったようですが、
今弾いた曲を即座にすべての調で弾いてみろと意地悪な注文をしたところ、リストは
見事にやってのけ、ベートーベンな初めてびっくりしたということです。
また、シューマンは、初めての曲を弾くときには、まず楽譜を視唱してどんな音楽か
理解してからやるように言っています。
知性は指を動かすが、単なる肉体運動は指を動かさないとね。
けだし、明言。
呆れてしまう本があります。しかし、この表題は、ゾルタン・コダーイが学生の前で
講演した内容をもとにしており、また、コダーイは、「シューマン」の
若者向けへの音楽覚え書きを引き合いに出している、素晴らしい内容です。
この本でも、「絶対音感」は神話であると書いています。
絶対音感よりも大切なのは、「絶対音程感」だと言っています。だから、個々の音の
音当ては意味ないのです。私は、全く同じ高さで、モーツァルトの「トルコ行進曲」をすべての
調の固定「ド」で唄えます。これが多分絶対音程感だと思います。
絶対音感至上主義で移調ができないなんて、馬鹿の壁を突き抜けて、馬鹿の要塞。
少年のリストに面会したベートーベンは全然無関心だったようですが、
今弾いた曲を即座にすべての調で弾いてみろと意地悪な注文をしたところ、リストは
見事にやってのけ、ベートーベンな初めてびっくりしたということです。
また、シューマンは、初めての曲を弾くときには、まず楽譜を視唱してどんな音楽か
理解してからやるように言っています。
知性は指を動かすが、単なる肉体運動は指を動かさないとね。
けだし、明言。
[9828]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2004年02月10日 21:25
投稿者:yam(ID:YUJwSVA)
EF63様
同感です。
私は「絶対音感」を持っていると自称しているにもかかわらず、大変音程が悪い弦楽器奏者を沢山見てきました。どうも、彼らの「絶対音感」は音程を取るためには役に立たないようなのです。
同感です。
私は「絶対音感」を持っていると自称しているにもかかわらず、大変音程が悪い弦楽器奏者を沢山見てきました。どうも、彼らの「絶対音感」は音程を取るためには役に立たないようなのです。
[10292]
今月号は
投稿日時:2004年02月22日 11:18
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
今月号から、音階の謎の話です。
「♭」「#」「ナチュラル」記号の由来はすべて小文字の「b」だとか、
ドイツ語の「B」がなぜ、半音低いのかという根源的な疑問を
解き明かしています。
「♭」「#」「ナチュラル」記号の由来はすべて小文字の「b」だとか、
ドイツ語の「B」がなぜ、半音低いのかという根源的な疑問を
解き明かしています。
[10782]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2004年03月04日 10:28
投稿者:バスコ(ID:JhIQOWQ)
遅ればせながら、ストリング1月号・フィドルの話読ませていただきました。
キーによってチューニングを変えるということ、フィドラーには常識。でもこうして読んで見ると、なかなか奥深いものだったのですね。最初にフィドルを習ったときのチューニングはAEAEでした。
ここで紹介されているAEF#C#というのは初めてみました。誰が弾いているのですか?参考CDを検索してみましたがみつからなかったんです。Old Dan Tuckerという曲自体が、いわゆる民謡ではないんでこのチューニングの出所に興味があるのです。
写真の四弦奏、マウンテン・フィドルでは見たことないけど、ジャズバイオリンのジョー・ヴェヌーティがやってましたね。
キーによってチューニングを変えるということ、フィドラーには常識。でもこうして読んで見ると、なかなか奥深いものだったのですね。最初にフィドルを習ったときのチューニングはAEAEでした。
ここで紹介されているAEF#C#というのは初めてみました。誰が弾いているのですか?参考CDを検索してみましたがみつからなかったんです。Old Dan Tuckerという曲自体が、いわゆる民謡ではないんでこのチューニングの出所に興味があるのです。
写真の四弦奏、マウンテン・フィドルでは見たことないけど、ジャズバイオリンのジョー・ヴェヌーティがやってましたね。
[10785]
Re: ストリング誌で連載開始
投稿日時:2004年03月04日 13:00
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
CDはありません。出典は、NYのOAK出版の
Marionn Thede著「The Fiddle Book」です。
Marionn Thede著「The Fiddle Book」です。
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