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絶対に音程をはずさずに正しく弾くには? | ヴァイオリン掲示板

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[54735]

絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年08月04日 16:22
投稿者:むむむ(ID:J2CQBQQ)
少なくとも自分の耳で聴いて音程がバシッと決まるように弾くための練習方法を教えてください。
たとえばアルペジオもどんな速さでもバシッ決まるし、外す瞬間に正しい方に指が移動するなど。
外すのは下り音程の時が多いです。
よろしくお願いします。
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1 / 2 ページ [ 10コメント ]
[54736]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年08月05日 12:22
投稿者:yc(ID:dyOWByA)
むむむさん、こんにちは。

ご質問の件、信頼できる技術と見識を備えた演奏のプロにお聞きになるのが一番かと思いますが、当方は演奏の素人ですので、恐らく決定的な間違いはないと思われる一般論の範囲で以下ご回答します。

一案として、スケール(小野アンナ、カールフレッシュ等)を練習するのは如何でしょうか。その際、以下のことを意識すると、少なくともマイナスにはならないと思います。

・純正5度で正確に調弦する
・正しく美しい音程をイメージしながら弾く
・耳で厳しく自身の音程を聴いて、最も美しい響きとなる音程を百発百中で取ることを目指す
・各ポジションで、指を押さえる位置を指に覚えさせる(考えなくても指が勝手にその位置に行くようになるまで練習する=手の形を作る)
・滑らかなシフティングを心掛ける
・一定のボウイングを心掛ける

以上ご参考まで。
[54738]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年08月07日 17:06
投稿者:QB(ID:MRNxlyk)
yc氏ご指摘のスケールは王道として、

よく調整された、きちんと鳴る楽器を持っているか・いないかでも能率がまったく違います。つまり、正しい音程を(あるいは音程のガイドとなる音を)楽器が教えてくれるかどうか、です。
[54739]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年08月07日 19:04
投稿者:魚丸(ID:QTknQTM)
ycさんと同じく、素人の意見ですので参考になるか分かりません。が、是非お伝えしたく。

QB氏ご指摘の「楽器」に含まれているかもしれませんが、「『演奏可能な』弓」を持っていることも最低限できる準備だと思います。

音程が聴き分けられる音が出せるか出せないかという、個人の資質以前の要素があると思います。
[54740]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年08月08日 22:27
投稿者:pochi(ID:FXYkORA)
yc氏、QB氏、魚丸氏が書いているのですが、蛇足です。

【新しい弦を使う】
(ドミナントなら3ヶ月は保ちません。E線は1ヶ月は保ちません。響きが無くなり、正しい音程の時に楽器から発せられるはずの音色がワカラナクなります)

【音程の練習は、04312指の順】
(E線H、G線Cが解っていない人が大多数です)

【弦と弓の接点を見て立って弾く】
【チューナーを見て練習するのは音程練習には効果がない】
(当たり前の事に対してクチゴタエはダメ)

【音階練習は下降音形を先、上行音形を後】
(私が考えた独自メソード・提言)

【音程の取り方の基本】
[53964]
[53964]

再修正版ヴァイオリンの音程の取り方の基本

投稿日時:2020年03月02日 16:14
投稿者:pochi(ID:NmOIIIA)
こちらに有ります。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=51303#51329
加筆、再投稿しておきます。
=================

【1st position】

■4の指
G線D、D線A、A線Eは、開放弦と同音ですから、ピッタリ合わせられます。音が吸い込まれる様に感じます。E線Hは少し難しいのですが、(G-Dの幅)=(D-Aの幅)=(A-Eの幅)=(E-Hの幅)でE線Hを弾きます。4の指の高さは全部同じです。和音で取る方法としては、E線に対するA線Hを完全四度の和音で取り、A線HのオクターブでE線Hを弾きます。ピッタリ合わせて下さい。

■3の指
E線A、A線D、D線Gは響くので簡単です。G線Cは少し難しいのですが、3の指は全部同じ高さ、(E-Aの幅)=(A-Dの幅)=(D-Gの幅)=(G-Cの幅)です。全部同じ高さなので、慣れれば弾けます。平均律の完全四度よりも若干狭めです。

■1の指
G線A、D線Eは、開放弦のオクターブ下なので響きます。A線HはE線との完全四度で弾けます。この(G-Aの幅)=(D-Eの幅)=(A-Hの幅)で、(E-Fisの幅)を弾きます。1の指の音も全部同じ高さです。結構高めです。

■2の指G線からH・Fis・Cis・Gis
1の指で取ったD線Eに対して完全四度の重音でG線Hを取ります。残りのFisCisGisはすべて同じ高さです。結構高めです。

■2の指G線からB・F・C・G
G線2オクターブにピッタリのE線Gが鳴らせます。この高さで、G・C・F・Bと弾きます。ピアノよりも低めです。

■1の指G線からAs・Es・B・F
2の指で取ったA線Cの完全四度上のE線Fを取ります。この高さで、As・Es・B・Fを弾きます。低めです。

■4の指G線からDes・As・Es・B
1の指で取ったA線Bのオクターブ上のE線Bを取ります。D線Esでもオクターブ上のA線Esが取れます。これも全部同じ高さで、Des・As・Es・Bが弾けます。結構低めです。

■3の指G線からCis・Gis・Dis・Ais
2の指で取ったFisやCisの完全四度下の重音で取ります。同じ高さでCis・Gis・Dis・Aisが弾けます。結構高めです。

■1の指G線からGis・Dis・Ais・Eis
3の指で取ったGis・Dis・Aisに対してオクターブ下です。全部同じ高さでEisも取れます。ベートーヴェンのメヌエットト長調でA線Aisが出てきます。結構高めです。

■3の指G線からCes・Ges・Des・As
既に取った1の指G線のAsに対して2オクターブのE線3の指Asを取ります。 導音が解れば、E線2の指Gを導音とする様に3の指でAsを取ります。
3の指の♭は全部同じ高さ、 (G-Cesの幅)=(D-Gesの幅)=(A-Desの幅)=(E-Asの幅) です。

【3rd position】

■1の指
G線からC・G・D・Aに移動します。当たり前ですよね。

■4の指
G線からF・C・G・Dです。 G線に対する2オクターブ上のA線Gが取れますから、残りは全部同じ高さです。 響きますから、容易に取れます。

■3の指
G線EをE線との共鳴で取れます。G線からE・H・Fis・Cisが取れます。全部同じ高さです。結構高めです。 D線HをG線の5倍音で取ってしまうと低くなるので、注意が必要です。

■2の指
簡単です。G線からD・A・E・Hですね。全部同じ高さです。

■3の指を加筆 E線からC・F・B・Es
A線4指GをG開放弦の2オクターブの響きで取り、そのGに対して完全四度上のE線Cを重音で取ります。
C・F・B・Esは同じ高さで弾きます。 1の指のE線からA・D・G・Cに対して短三度(A-C)(D-F)(G-B)(C-Es)は全部同じ幅です。
結構低い音なのですが、低くなり過ぎない様に弾くのがポイントです。

■4の指
G線からFes・Ces・Ges・Desです。通常は3の指にくっつけるのですが、1st.positionを根拠にします。低い音です。

■2の指 G線からDes・As・Es・B
1の指にくっつける音です。1st.positionで取って、3rdで取り直します。低い音です。指が太い人は、1・2を同時に押さえても押さえ切れず、指を入れ替える(1の指を離す)必要がある人も居るでしょう。

ヴァイオリンの音程の基本はピタゴラス音律で、

基音1に対して、
長二度は、五度と四度の差の9/8倍(周波数)音
長三度は、81/64倍(周波数)音←協和音には聴こえない
短三度は、五度の裏側なので、32/27倍(周波数)音←協和音には聴こえない
完全四度は、4/3倍(周波数)音
完全五度は、3/2倍(周波数)音
短六度は、128/81倍(周波数)音←協和音には聴こえない
長六度は、27/16倍(周波数)音←協和音には聴こえない
長七度は、243/128倍(周波数)音←協和音には聴こえない
オクターブが、2倍音

このようになっています。

長二度が常に、9/8倍(周波数)音(約204セント)、
短二度が常に、256/243倍(周波数)音(約90セント)
になっているのが特徴です。

従って、♯や♭は、約114セント上下となります。
約204セントの全音を、トノス
約90セントの狭い半音を、リンマ
約24セントの異名同音の差を、カンマ
と呼びます。

全音「トノス」=「リンマ+カンマ+リンマ」 になっています。

どの調でも音名が同じなら指の位置は同じ、という単純明快なものです。

上記だけでは足りなくて、表現としての音程を取る場合は、第三音と第七音を狂わせます(長調では高く、短調では低く取る事が殆ど)。

長調では移動のドで、
・ド-レ間と、レ-ミ間では、レ-ミ間の方が広い
・ファ-ソ間と、ソ-ラ間は同じなのですが、ラ-シ間は広い
従って、半音の幅が更に狭くなります。
この加減が、音程による表現になります。

ド-レ間=ファ-ソ間=ソ-ラ間≦レ-ミ間≦ラ-シ間
この様に弾くと、ヴァイオリンらしくなります。

こちらに明確な説明があります。
http://youtu.be/u1FInAUOhP0

パブロ・カザルスは、旋律の音階での
「半音は全音の1/3」
と言っています。数学的ピタゴラス律だと約44%になります。

更に、オクターブ伸張を勘案する必要が有ります。

E線4指H迄はE線に対してピッタリの3/2倍周波数音の完全五度で良く、Cから微妙で、
「E線DはD線の4倍音では少し低く聴こえる」
と習います。

E線2倍音のEのフラジオがそのままでは(弦が新しくても)旋律の中で低めに成るのは、皆さん御存知の通りです。

その他、注意すべき事として、ヴァイオリンのCは楽器が響きを低めに持っている傾向が有る事です。響きを追い掛けてCを取ると、常に低く成ります。

=================

【純正律の理屈】

主音1倍音に対して、
短2度 16/15倍(周波数)音
長2度 9/8倍(周波数)音
短3度 6/5倍(周波数)音
長3度 5/4倍(周波数)音
完全4度 4/3倍(周波数)音
完全5度 3/2倍(周波数)音
短6度 8/5倍(周波数)音
長6度 5/3倍(周波数)音
短7度 9/5倍(周波数)音
長7度 15/8倍(周波数)音
完全8度 2倍音
この音律で旋律を弾くと、冴えない感じになります。

調に依って運指の幅が違うので五度調弦の旋律楽器であるヴァイオリンには難しく成っています。

内声を演奏する人は、旋律の音程と和声の音程を弾き分ける必要があり、特にヴィオラは音程の取り方が極めて難しくなっています。

=================

重音の基本は、
①上の音をピタゴラス音律で取り、純正律で下の音を付ける。
②下の音が開放弦とその倍音なら、上の音を下の音に純正律で付ける。
③残響が少ない場所では、どちらともピタゴラス音律で弾く(アルペジオも同様)。
④ポピュラー音楽では、平均律っぽく弾く(特に電子楽器では調弦が違います)。

(ハイフェッツ方式・ヘマン著海野義雄監修本)

【音程練習法の基本】
https://youtu.be/R5y1uR5txww
https://youtu.be/CJWfTWzq7bA
(この生徒はあんまり音程がよいとは言えません)

【指の体操等】
[54243]
[54243]

Re: レイトの相談

投稿日時:2021年06月11日 10:41
投稿者:pochi(ID:JBZkEhU)
http://fstrings.com/board/index.asp?id=53996#54230
礼徒氏、

>私が勘違いしているのでしょうか。
-----ネックが無かったら難しいと思います。親指が若干動かないと運指を行う時、手の構造上難しいのです。但しポジション移動の方向に親指が動くのはイケマセン。

==========

大人に成ってからではなぜ運指が出来ないのかは、
「手の甲の骨(手首の骨)の発達」
http://senoopc.jp/image/boneage.jpg
から当然です。かと言って大人だから諦めるべきものではなく練習法が有ります。

==========

ヴァイオリンの指の配列の基本は、
0_1_23_4
この様に成って居ます。

まずは全部押さえておいて2314の順に1つの指だけ上下させ指板を叩きます。出来なければヴァイオリンをウクレレの様に持って指を見乍行うと誰でも簡単に出来ます。

次にD線なら2の指Fを1Eにくっ付ける、Fisを3Gにくっ付ける、
0_12_3_4
0_1_23_4
移動させて矢張り指板を叩きます。

3の指はG・Gis、
0_1_23_4
0_1_2_34

4はA・Aisで行います。
0_1_2_34
0_1_2_3_4

少し考えれば当たり前なのですが、1のE・Es・Eisでは、
0_12_3_4
01_2_3_4
0__123_4

事前ウクレレ方式練習は大人向きオリジナルですが「ヤッシャ・ハイフェッツ」が行っていた練習法で「レオポルド・アウアー」それ以前の「ヨーゼフ・ヨアヒム」も行っていたでしょう。

極一部の練習しか動画が有りませんが、
https://youtu.be/DOGNwxSb6Zs?t=239
第13ポジション迄、少なくとも第11ポジション迄行います。

==========

4弦で行う練習法があります。
E線を1、A線を2、D線を3、G線を4
を押さえて指の上下で指板を叩きます。

もう1つの練習法として、
E線を1、A線を2、D線を3、G線を4
を押さえておいてそれぞれの指を1つだけそれぞれの手の形で移弦させます。

==========

手の柔軟性の為には、
0_1_2_3_4
この様に押えて行います。
https://youtu.be/1XAWWPEDmzM?t=27
https://youtu.be/e2kyd63NBZk?t=15

==========

>先生曰く、いつか直る
-----当たり前の練習法なのですが先生が御存知無かったのかも知れません。

(これもハイフェッツ方式でアウアーも同じ指導をしていたらしい)
[54744]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年08月12日 14:24
投稿者:まなみ(ID:E4cokSA)
子供の頃から、高いレベルで鍛練を積んできたような方でもなければ、共鳴音の響きを徹底的に体に覚えさせるのが現実的に取り組める方法だと思います。
その上で、他の指の置く位置を計算して覚える事ですね。
(プロの世界だと、それに頼り過ぎると微妙に音程が高くなり、批判中傷の材料になりますが)

ちなみに作りの良い楽器(値段じゃありませんよ)を使えば、あらゆる音を響きから音程を外しているか否か判別する事もできます。
上の方も書いてますが、新しい弦も必須ですね。

はっきり言えば、子供からずっと続けてる人でも、言われるがままに教本を進めるレッスンを受けてきたような人だと、音叉を使って完璧にラの音を合わせる事も無理だと思います。(余程大きく音を外さない限り、音の唸りなんかは聞き取れないでしょう)
音程を外さないって簡単に言っても、実際は頭でも身体でも覚える事が多いので、年スパンで日々の積み重ねが必要ですね。
[54749]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年08月28日 10:41
投稿者:pochi(ID:QZdAOUA)
実例を上げると削除されてしまったのですが、、、、

>子供の頃から、高いレベルで鍛練を積んできたような方
ーーーこの様な人でも音痴は音痴です。

「海野義雄」曰く、
「音痴は死ぬ迄治らない」
のだそうです。
「自覚が持てないから治せない」
ので当然といえば当然です。

そればかりではなく、
「音痴は感染症の一種」
です。

>他の指の置く位置を計算して覚える事
ーーー大まかな音程を手の形で手に覚えこませる、のが音階練習です。音程は微妙に修正しながら取るもので、修正幅を如何に小さくするのか、が練習ですから、音が解っていなかったら無意味です。同音(完全一度)が正確にワカラナイ人は処置なしです。

>音叉を使って完璧にラの音を合わせる事も無理だと思います
ーーー誰でも完璧なラを合わせる方法としては、
「音叉を駒に押し当てる」
があります。1Hzの1/8未満の精度があります。

>年スパンで日々の積み重ねが必要
ーーー必要条件であって十分条件ではありません。早い人なら5歳前後で(開放弦からの)1oot.なら正確に弾ける様になりますが、永遠に弾ける様にならない人が大多数だと解ってきました。

歴史的偉人なら例示も良いでしょう。
https://www.fstrings.com/player/Leopold-Auer/
ヒドイ音痴(高過ぎる)ですよね。
https://youtu.be/s1vVlMp2YTA
調弦から高過ぎます。

ヴァイオリンの迷言に、
「狂っているより高い方がマシ」
というのがあるのだそうです。
「ヤッシャ・ハイフェッツ」
にも(オケに対して)高過ぎる録音があります。
[54767]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年09月10日 12:47
投稿者:松毬(ID:JiAyiCg)
こんちは むむむさん

結論から言って、厳格な先生について基礎練習をしたら如何でしょう。恐らく、その先生について[54736]
[54736]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年08月05日 12:22
投稿者:yc(ID:dyOWByA)
むむむさん、こんにちは。

ご質問の件、信頼できる技術と見識を備えた演奏のプロにお聞きになるのが一番かと思いますが、当方は演奏の素人ですので、恐らく決定的な間違いはないと思われる一般論の範囲で以下ご回答します。

一案として、スケール(小野アンナ、カールフレッシュ等)を練習するのは如何でしょうか。その際、以下のことを意識すると、少なくともマイナスにはならないと思います。

・純正5度で正確に調弦する
・正しく美しい音程をイメージしながら弾く
・耳で厳しく自身の音程を聴いて、最も美しい響きとなる音程を百発百中で取ることを目指す
・各ポジションで、指を押さえる位置を指に覚えさせる(考えなくても指が勝手にその位置に行くようになるまで練習する=手の形を作る)
・滑らかなシフティングを心掛ける
・一定のボウイングを心掛ける

以上ご参考まで。
をやることになると思います。1音毎に音が高い低いと指摘され正確に音が出ないと次の音に行けず先には進めません。たとえば小野アンナで言えば、P7,かP15,の1フレーズを正確に出来にようになるには1年もかかるかもしれませんが、手の形と音が身に付くようになると思います。

下り音程の時に外すのは、一連の動きの手の形は上りと下りは異なっており、何となくやっていると上りの形に引きずられて外し勝ちです。例えば1psでは、0(開放),1,2,3,4と指を同じ弦の上において手の形を憶えていきますが、音階や旋律では上りは0,1,2,3,0で移弦しますが、下りは1,4で移弦し3,2,1と続き、この時、同じ弦での4,3,2,1の手の形と、1と移弦の4,3,2の手の形は異なります。移弦で4がズレて3,2とずれ1もズレます。先ずは1-4間の距離が違うのを指が知り、指で1-2間の距離の違いから覚えることが必要です。また、他にも音階でも旋律でも上りの音と下りの音が異なる譜面でも似たようなことが起きます。基本的にHi-psでも同じことです。

根本は、[54749]
[54749]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年08月28日 10:41
投稿者:pochi(ID:QZdAOUA)
実例を上げると削除されてしまったのですが、、、、

>子供の頃から、高いレベルで鍛練を積んできたような方
ーーーこの様な人でも音痴は音痴です。

「海野義雄」曰く、
「音痴は死ぬ迄治らない」
のだそうです。
「自覚が持てないから治せない」
ので当然といえば当然です。

そればかりではなく、
「音痴は感染症の一種」
です。

>他の指の置く位置を計算して覚える事
ーーー大まかな音程を手の形で手に覚えこませる、のが音階練習です。音程は微妙に修正しながら取るもので、修正幅を如何に小さくするのか、が練習ですから、音が解っていなかったら無意味です。同音(完全一度)が正確にワカラナイ人は処置なしです。

>音叉を使って完璧にラの音を合わせる事も無理だと思います
ーーー誰でも完璧なラを合わせる方法としては、
「音叉を駒に押し当てる」
があります。1Hzの1/8未満の精度があります。

>年スパンで日々の積み重ねが必要
ーーー必要条件であって十分条件ではありません。早い人なら5歳前後で(開放弦からの)1oot.なら正確に弾ける様になりますが、永遠に弾ける様にならない人が大多数だと解ってきました。

歴史的偉人なら例示も良いでしょう。
https://www.fstrings.com/player/Leopold-Auer/
ヒドイ音痴(高過ぎる)ですよね。
https://youtu.be/s1vVlMp2YTA
調弦から高過ぎます。

ヴァイオリンの迷言に、
「狂っているより高い方がマシ」
というのがあるのだそうです。
「ヤッシャ・ハイフェッツ」
にも(オケに対して)高過ぎる録音があります。
同音(完全一度)が正確にワカラナイ人は処置なしです。それは、先ず1度と8度の響きに続いて、5度と4度の響きがあり、ここで初めて5度調弦が出来ることになります。そして、2度と7度、3度と6度と続いて、それぞれの響きを耳で覚えることになります。これらの響きを音程順に整理して音階、又は、旋律で表現することになります。

これらの響きは、共振や共鳴を強く伴う音なので普通の人の耳の感度で識別することが可能ですが、初めての人や知見がない人は判断ができずただただ見逃してしまいます。理科の共振や共鳴の実験で、オシロスコープで音の周波を見ながら、2つの音の周波数を少しずつ変えて、周波数が一致する時に耳で聞く音の調子が変ることは誰にでも解ります。これが、同音(完全一度)が正確に分かると言うことです。この現象をバイオリンを弾いて解るようにする必要があります。

同音(完全一度、オクターブ)は分かり易いのですが、5度、4度、2度、7度、3度、6度と共振や共鳴度が下がって解り辛くなります。もしも、むむむさんが響きが解らないなら、初めのうちは視覚的にオシロの代わりにチューナーの周波数表示を使って、周波数で音を合わせ、それを5度、4度等重音で響きを確認して行くと、取っ掛かりが掴めるでしょう。

また、先生に指摘して貰うときも、傍らで計測しておくとよいですよ。
①先生がどの位の感度をもっていて指摘しているか?が、視覚的に分かります。
②5度、4度、2度、7度、3度、6度の理論計算値と異なる音を要求される場合は、よくあります。どこでどの位、理論値と異なる音が求められるか定量値で理解しておくことが大切です。ピタゴラ音律・純正律の違いもありますが、音程は旋律から取られており両者とも異なる場合があります。これは先生によります。例えば、調弦で、先ず A≠442Hzで、443Hz程度とする場合や、Eを純正5度より広く取る場合もありますますので、価値観の違いにへこまない様にして下さい。

なお、普通のチューナーなら平均律セント表示なので、各周波数をセント変換してメモリの位地をズラシテ見ます。(チューナ側のAを442や443に合わせられればセント値のズラシメモリはどちらも同じになります。)
 Aから、A(0)- E(+2.0) - B(+3.9) - F♯(+5.9) - C♯(+7.8) - G♯(+9.8)- D♯(+11.7) - A♯(+13.7) -(E♯(F+15.6) -B♯(C+17.6))の順に、各間で1.955セント程ずつ加算した高いメモリで読みます。
 Aから、A(0)- D(-2.0) - G(-3.9) - C(-5.9) - F(-7.8) - B♭(-9.8)- E♭(-11.7) - A♭(-13.7) -D♭(-15.6) -G♭(-17.6)-(C♭(B-19.6)-F♭(E-21.5))の順に、各間で2セント程ずつ減算した低いメモリで読みます。
 音階順に並べ直すと次です。
            , C(-5.9)  , (C♭(B-19.6))
    (B♯(C+17.6)) , B(+3.9)  , B♭(-9.8)
    A♯(+13.7)   , A(0)   , A♭(-13.7)
    G♯(+9.8)   , G(-3.9)  , G♭(-17.6)
    F♯(+5.9)   , F(-7.8)  , (F♭(E-21.5))
    (E♯(F+15.6)) , E(+2.0)  , E♭(-11.7)
    D♯(+11.7)  , D(-2.0)  , D♭(-15.6)
    C♯(+7.8)   , C(-5.9)

通常のリズムで音階や旋律を鳴らすなら、譜面が速すぎてチューナのレスポンスも人の識別も付いていけず判別できないでしょう。音がとれている方に隣で弾いてもらう方が良いですよ。ロングトーンなどでピタゴラの音を上記でチューナ確認するときに役立つでしょう。
 また、転調しなければウルフの問題もありません。ウルフはある特定の転調での話になります。
[54769]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年09月10日 21:07
投稿者:松毬(ID:JiAyiCg)
基本的に[53964]
[53964]

再修正版ヴァイオリンの音程の取り方の基本

投稿日時:2020年03月02日 16:14
投稿者:pochi(ID:NmOIIIA)
こちらに有ります。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=51303#51329
加筆、再投稿しておきます。
=================

【1st position】

■4の指
G線D、D線A、A線Eは、開放弦と同音ですから、ピッタリ合わせられます。音が吸い込まれる様に感じます。E線Hは少し難しいのですが、(G-Dの幅)=(D-Aの幅)=(A-Eの幅)=(E-Hの幅)でE線Hを弾きます。4の指の高さは全部同じです。和音で取る方法としては、E線に対するA線Hを完全四度の和音で取り、A線HのオクターブでE線Hを弾きます。ピッタリ合わせて下さい。

■3の指
E線A、A線D、D線Gは響くので簡単です。G線Cは少し難しいのですが、3の指は全部同じ高さ、(E-Aの幅)=(A-Dの幅)=(D-Gの幅)=(G-Cの幅)です。全部同じ高さなので、慣れれば弾けます。平均律の完全四度よりも若干狭めです。

■1の指
G線A、D線Eは、開放弦のオクターブ下なので響きます。A線HはE線との完全四度で弾けます。この(G-Aの幅)=(D-Eの幅)=(A-Hの幅)で、(E-Fisの幅)を弾きます。1の指の音も全部同じ高さです。結構高めです。

■2の指G線からH・Fis・Cis・Gis
1の指で取ったD線Eに対して完全四度の重音でG線Hを取ります。残りのFisCisGisはすべて同じ高さです。結構高めです。

■2の指G線からB・F・C・G
G線2オクターブにピッタリのE線Gが鳴らせます。この高さで、G・C・F・Bと弾きます。ピアノよりも低めです。

■1の指G線からAs・Es・B・F
2の指で取ったA線Cの完全四度上のE線Fを取ります。この高さで、As・Es・B・Fを弾きます。低めです。

■4の指G線からDes・As・Es・B
1の指で取ったA線Bのオクターブ上のE線Bを取ります。D線Esでもオクターブ上のA線Esが取れます。これも全部同じ高さで、Des・As・Es・Bが弾けます。結構低めです。

■3の指G線からCis・Gis・Dis・Ais
2の指で取ったFisやCisの完全四度下の重音で取ります。同じ高さでCis・Gis・Dis・Aisが弾けます。結構高めです。

■1の指G線からGis・Dis・Ais・Eis
3の指で取ったGis・Dis・Aisに対してオクターブ下です。全部同じ高さでEisも取れます。ベートーヴェンのメヌエットト長調でA線Aisが出てきます。結構高めです。

■3の指G線からCes・Ges・Des・As
既に取った1の指G線のAsに対して2オクターブのE線3の指Asを取ります。 導音が解れば、E線2の指Gを導音とする様に3の指でAsを取ります。
3の指の♭は全部同じ高さ、 (G-Cesの幅)=(D-Gesの幅)=(A-Desの幅)=(E-Asの幅) です。

【3rd position】

■1の指
G線からC・G・D・Aに移動します。当たり前ですよね。

■4の指
G線からF・C・G・Dです。 G線に対する2オクターブ上のA線Gが取れますから、残りは全部同じ高さです。 響きますから、容易に取れます。

■3の指
G線EをE線との共鳴で取れます。G線からE・H・Fis・Cisが取れます。全部同じ高さです。結構高めです。 D線HをG線の5倍音で取ってしまうと低くなるので、注意が必要です。

■2の指
簡単です。G線からD・A・E・Hですね。全部同じ高さです。

■3の指を加筆 E線からC・F・B・Es
A線4指GをG開放弦の2オクターブの響きで取り、そのGに対して完全四度上のE線Cを重音で取ります。
C・F・B・Esは同じ高さで弾きます。 1の指のE線からA・D・G・Cに対して短三度(A-C)(D-F)(G-B)(C-Es)は全部同じ幅です。
結構低い音なのですが、低くなり過ぎない様に弾くのがポイントです。

■4の指
G線からFes・Ces・Ges・Desです。通常は3の指にくっつけるのですが、1st.positionを根拠にします。低い音です。

■2の指 G線からDes・As・Es・B
1の指にくっつける音です。1st.positionで取って、3rdで取り直します。低い音です。指が太い人は、1・2を同時に押さえても押さえ切れず、指を入れ替える(1の指を離す)必要がある人も居るでしょう。

ヴァイオリンの音程の基本はピタゴラス音律で、

基音1に対して、
長二度は、五度と四度の差の9/8倍(周波数)音
長三度は、81/64倍(周波数)音←協和音には聴こえない
短三度は、五度の裏側なので、32/27倍(周波数)音←協和音には聴こえない
完全四度は、4/3倍(周波数)音
完全五度は、3/2倍(周波数)音
短六度は、128/81倍(周波数)音←協和音には聴こえない
長六度は、27/16倍(周波数)音←協和音には聴こえない
長七度は、243/128倍(周波数)音←協和音には聴こえない
オクターブが、2倍音

このようになっています。

長二度が常に、9/8倍(周波数)音(約204セント)、
短二度が常に、256/243倍(周波数)音(約90セント)
になっているのが特徴です。

従って、♯や♭は、約114セント上下となります。
約204セントの全音を、トノス
約90セントの狭い半音を、リンマ
約24セントの異名同音の差を、カンマ
と呼びます。

全音「トノス」=「リンマ+カンマ+リンマ」 になっています。

どの調でも音名が同じなら指の位置は同じ、という単純明快なものです。

上記だけでは足りなくて、表現としての音程を取る場合は、第三音と第七音を狂わせます(長調では高く、短調では低く取る事が殆ど)。

長調では移動のドで、
・ド-レ間と、レ-ミ間では、レ-ミ間の方が広い
・ファ-ソ間と、ソ-ラ間は同じなのですが、ラ-シ間は広い
従って、半音の幅が更に狭くなります。
この加減が、音程による表現になります。

ド-レ間=ファ-ソ間=ソ-ラ間≦レ-ミ間≦ラ-シ間
この様に弾くと、ヴァイオリンらしくなります。

こちらに明確な説明があります。
http://youtu.be/u1FInAUOhP0

パブロ・カザルスは、旋律の音階での
「半音は全音の1/3」
と言っています。数学的ピタゴラス律だと約44%になります。

更に、オクターブ伸張を勘案する必要が有ります。

E線4指H迄はE線に対してピッタリの3/2倍周波数音の完全五度で良く、Cから微妙で、
「E線DはD線の4倍音では少し低く聴こえる」
と習います。

E線2倍音のEのフラジオがそのままでは(弦が新しくても)旋律の中で低めに成るのは、皆さん御存知の通りです。

その他、注意すべき事として、ヴァイオリンのCは楽器が響きを低めに持っている傾向が有る事です。響きを追い掛けてCを取ると、常に低く成ります。

=================

【純正律の理屈】

主音1倍音に対して、
短2度 16/15倍(周波数)音
長2度 9/8倍(周波数)音
短3度 6/5倍(周波数)音
長3度 5/4倍(周波数)音
完全4度 4/3倍(周波数)音
完全5度 3/2倍(周波数)音
短6度 8/5倍(周波数)音
長6度 5/3倍(周波数)音
短7度 9/5倍(周波数)音
長7度 15/8倍(周波数)音
完全8度 2倍音
この音律で旋律を弾くと、冴えない感じになります。

調に依って運指の幅が違うので五度調弦の旋律楽器であるヴァイオリンには難しく成っています。

内声を演奏する人は、旋律の音程と和声の音程を弾き分ける必要があり、特にヴィオラは音程の取り方が極めて難しくなっています。

=================

重音の基本は、
①上の音をピタゴラス音律で取り、純正律で下の音を付ける。
②下の音が開放弦とその倍音なら、上の音を下の音に純正律で付ける。
③残響が少ない場所では、どちらともピタゴラス音律で弾く(アルペジオも同様)。
④ポピュラー音楽では、平均律っぽく弾く(特に電子楽器では調弦が違います)。
とおりですので、
同音・オクターブがワカラナイ、五度調弦が出来ない人にはヴァイオリン演奏は向きませんところを、出来きるようにして演奏に向くようにする話です。

この[53964]
[53964]

再修正版ヴァイオリンの音程の取り方の基本

投稿日時:2020年03月02日 16:14
投稿者:pochi(ID:NmOIIIA)
こちらに有ります。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=51303#51329
加筆、再投稿しておきます。
=================

【1st position】

■4の指
G線D、D線A、A線Eは、開放弦と同音ですから、ピッタリ合わせられます。音が吸い込まれる様に感じます。E線Hは少し難しいのですが、(G-Dの幅)=(D-Aの幅)=(A-Eの幅)=(E-Hの幅)でE線Hを弾きます。4の指の高さは全部同じです。和音で取る方法としては、E線に対するA線Hを完全四度の和音で取り、A線HのオクターブでE線Hを弾きます。ピッタリ合わせて下さい。

■3の指
E線A、A線D、D線Gは響くので簡単です。G線Cは少し難しいのですが、3の指は全部同じ高さ、(E-Aの幅)=(A-Dの幅)=(D-Gの幅)=(G-Cの幅)です。全部同じ高さなので、慣れれば弾けます。平均律の完全四度よりも若干狭めです。

■1の指
G線A、D線Eは、開放弦のオクターブ下なので響きます。A線HはE線との完全四度で弾けます。この(G-Aの幅)=(D-Eの幅)=(A-Hの幅)で、(E-Fisの幅)を弾きます。1の指の音も全部同じ高さです。結構高めです。

■2の指G線からH・Fis・Cis・Gis
1の指で取ったD線Eに対して完全四度の重音でG線Hを取ります。残りのFisCisGisはすべて同じ高さです。結構高めです。

■2の指G線からB・F・C・G
G線2オクターブにピッタリのE線Gが鳴らせます。この高さで、G・C・F・Bと弾きます。ピアノよりも低めです。

■1の指G線からAs・Es・B・F
2の指で取ったA線Cの完全四度上のE線Fを取ります。この高さで、As・Es・B・Fを弾きます。低めです。

■4の指G線からDes・As・Es・B
1の指で取ったA線Bのオクターブ上のE線Bを取ります。D線Esでもオクターブ上のA線Esが取れます。これも全部同じ高さで、Des・As・Es・Bが弾けます。結構低めです。

■3の指G線からCis・Gis・Dis・Ais
2の指で取ったFisやCisの完全四度下の重音で取ります。同じ高さでCis・Gis・Dis・Aisが弾けます。結構高めです。

■1の指G線からGis・Dis・Ais・Eis
3の指で取ったGis・Dis・Aisに対してオクターブ下です。全部同じ高さでEisも取れます。ベートーヴェンのメヌエットト長調でA線Aisが出てきます。結構高めです。

■3の指G線からCes・Ges・Des・As
既に取った1の指G線のAsに対して2オクターブのE線3の指Asを取ります。 導音が解れば、E線2の指Gを導音とする様に3の指でAsを取ります。
3の指の♭は全部同じ高さ、 (G-Cesの幅)=(D-Gesの幅)=(A-Desの幅)=(E-Asの幅) です。

【3rd position】

■1の指
G線からC・G・D・Aに移動します。当たり前ですよね。

■4の指
G線からF・C・G・Dです。 G線に対する2オクターブ上のA線Gが取れますから、残りは全部同じ高さです。 響きますから、容易に取れます。

■3の指
G線EをE線との共鳴で取れます。G線からE・H・Fis・Cisが取れます。全部同じ高さです。結構高めです。 D線HをG線の5倍音で取ってしまうと低くなるので、注意が必要です。

■2の指
簡単です。G線からD・A・E・Hですね。全部同じ高さです。

■3の指を加筆 E線からC・F・B・Es
A線4指GをG開放弦の2オクターブの響きで取り、そのGに対して完全四度上のE線Cを重音で取ります。
C・F・B・Esは同じ高さで弾きます。 1の指のE線からA・D・G・Cに対して短三度(A-C)(D-F)(G-B)(C-Es)は全部同じ幅です。
結構低い音なのですが、低くなり過ぎない様に弾くのがポイントです。

■4の指
G線からFes・Ces・Ges・Desです。通常は3の指にくっつけるのですが、1st.positionを根拠にします。低い音です。

■2の指 G線からDes・As・Es・B
1の指にくっつける音です。1st.positionで取って、3rdで取り直します。低い音です。指が太い人は、1・2を同時に押さえても押さえ切れず、指を入れ替える(1の指を離す)必要がある人も居るでしょう。

ヴァイオリンの音程の基本はピタゴラス音律で、

基音1に対して、
長二度は、五度と四度の差の9/8倍(周波数)音
長三度は、81/64倍(周波数)音←協和音には聴こえない
短三度は、五度の裏側なので、32/27倍(周波数)音←協和音には聴こえない
完全四度は、4/3倍(周波数)音
完全五度は、3/2倍(周波数)音
短六度は、128/81倍(周波数)音←協和音には聴こえない
長六度は、27/16倍(周波数)音←協和音には聴こえない
長七度は、243/128倍(周波数)音←協和音には聴こえない
オクターブが、2倍音

このようになっています。

長二度が常に、9/8倍(周波数)音(約204セント)、
短二度が常に、256/243倍(周波数)音(約90セント)
になっているのが特徴です。

従って、♯や♭は、約114セント上下となります。
約204セントの全音を、トノス
約90セントの狭い半音を、リンマ
約24セントの異名同音の差を、カンマ
と呼びます。

全音「トノス」=「リンマ+カンマ+リンマ」 になっています。

どの調でも音名が同じなら指の位置は同じ、という単純明快なものです。

上記だけでは足りなくて、表現としての音程を取る場合は、第三音と第七音を狂わせます(長調では高く、短調では低く取る事が殆ど)。

長調では移動のドで、
・ド-レ間と、レ-ミ間では、レ-ミ間の方が広い
・ファ-ソ間と、ソ-ラ間は同じなのですが、ラ-シ間は広い
従って、半音の幅が更に狭くなります。
この加減が、音程による表現になります。

ド-レ間=ファ-ソ間=ソ-ラ間≦レ-ミ間≦ラ-シ間
この様に弾くと、ヴァイオリンらしくなります。

こちらに明確な説明があります。
http://youtu.be/u1FInAUOhP0

パブロ・カザルスは、旋律の音階での
「半音は全音の1/3」
と言っています。数学的ピタゴラス律だと約44%になります。

更に、オクターブ伸張を勘案する必要が有ります。

E線4指H迄はE線に対してピッタリの3/2倍周波数音の完全五度で良く、Cから微妙で、
「E線DはD線の4倍音では少し低く聴こえる」
と習います。

E線2倍音のEのフラジオがそのままでは(弦が新しくても)旋律の中で低めに成るのは、皆さん御存知の通りです。

その他、注意すべき事として、ヴァイオリンのCは楽器が響きを低めに持っている傾向が有る事です。響きを追い掛けてCを取ると、常に低く成ります。

=================

【純正律の理屈】

主音1倍音に対して、
短2度 16/15倍(周波数)音
長2度 9/8倍(周波数)音
短3度 6/5倍(周波数)音
長3度 5/4倍(周波数)音
完全4度 4/3倍(周波数)音
完全5度 3/2倍(周波数)音
短6度 8/5倍(周波数)音
長6度 5/3倍(周波数)音
短7度 9/5倍(周波数)音
長7度 15/8倍(周波数)音
完全8度 2倍音
この音律で旋律を弾くと、冴えない感じになります。

調に依って運指の幅が違うので五度調弦の旋律楽器であるヴァイオリンには難しく成っています。

内声を演奏する人は、旋律の音程と和声の音程を弾き分ける必要があり、特にヴィオラは音程の取り方が極めて難しくなっています。

=================

重音の基本は、
①上の音をピタゴラス音律で取り、純正律で下の音を付ける。
②下の音が開放弦とその倍音なら、上の音を下の音に純正律で付ける。
③残響が少ない場所では、どちらともピタゴラス音律で弾く(アルペジオも同様)。
④ポピュラー音楽では、平均律っぽく弾く(特に電子楽器では調弦が違います)。
前提の完全5度は、純正5度です。
この純正5度を聴いて分からないと全く話は異なり全て狂います。アマオケなどは狂っているのが当たり前の様だし、ピアノや平均律の音で5度調弦を取っても、もうアウトです。せっかく[53964]
[53964]

再修正版ヴァイオリンの音程の取り方の基本

投稿日時:2020年03月02日 16:14
投稿者:pochi(ID:NmOIIIA)
こちらに有ります。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=51303#51329
加筆、再投稿しておきます。
=================

【1st position】

■4の指
G線D、D線A、A線Eは、開放弦と同音ですから、ピッタリ合わせられます。音が吸い込まれる様に感じます。E線Hは少し難しいのですが、(G-Dの幅)=(D-Aの幅)=(A-Eの幅)=(E-Hの幅)でE線Hを弾きます。4の指の高さは全部同じです。和音で取る方法としては、E線に対するA線Hを完全四度の和音で取り、A線HのオクターブでE線Hを弾きます。ピッタリ合わせて下さい。

■3の指
E線A、A線D、D線Gは響くので簡単です。G線Cは少し難しいのですが、3の指は全部同じ高さ、(E-Aの幅)=(A-Dの幅)=(D-Gの幅)=(G-Cの幅)です。全部同じ高さなので、慣れれば弾けます。平均律の完全四度よりも若干狭めです。

■1の指
G線A、D線Eは、開放弦のオクターブ下なので響きます。A線HはE線との完全四度で弾けます。この(G-Aの幅)=(D-Eの幅)=(A-Hの幅)で、(E-Fisの幅)を弾きます。1の指の音も全部同じ高さです。結構高めです。

■2の指G線からH・Fis・Cis・Gis
1の指で取ったD線Eに対して完全四度の重音でG線Hを取ります。残りのFisCisGisはすべて同じ高さです。結構高めです。

■2の指G線からB・F・C・G
G線2オクターブにピッタリのE線Gが鳴らせます。この高さで、G・C・F・Bと弾きます。ピアノよりも低めです。

■1の指G線からAs・Es・B・F
2の指で取ったA線Cの完全四度上のE線Fを取ります。この高さで、As・Es・B・Fを弾きます。低めです。

■4の指G線からDes・As・Es・B
1の指で取ったA線Bのオクターブ上のE線Bを取ります。D線Esでもオクターブ上のA線Esが取れます。これも全部同じ高さで、Des・As・Es・Bが弾けます。結構低めです。

■3の指G線からCis・Gis・Dis・Ais
2の指で取ったFisやCisの完全四度下の重音で取ります。同じ高さでCis・Gis・Dis・Aisが弾けます。結構高めです。

■1の指G線からGis・Dis・Ais・Eis
3の指で取ったGis・Dis・Aisに対してオクターブ下です。全部同じ高さでEisも取れます。ベートーヴェンのメヌエットト長調でA線Aisが出てきます。結構高めです。

■3の指G線からCes・Ges・Des・As
既に取った1の指G線のAsに対して2オクターブのE線3の指Asを取ります。 導音が解れば、E線2の指Gを導音とする様に3の指でAsを取ります。
3の指の♭は全部同じ高さ、 (G-Cesの幅)=(D-Gesの幅)=(A-Desの幅)=(E-Asの幅) です。

【3rd position】

■1の指
G線からC・G・D・Aに移動します。当たり前ですよね。

■4の指
G線からF・C・G・Dです。 G線に対する2オクターブ上のA線Gが取れますから、残りは全部同じ高さです。 響きますから、容易に取れます。

■3の指
G線EをE線との共鳴で取れます。G線からE・H・Fis・Cisが取れます。全部同じ高さです。結構高めです。 D線HをG線の5倍音で取ってしまうと低くなるので、注意が必要です。

■2の指
簡単です。G線からD・A・E・Hですね。全部同じ高さです。

■3の指を加筆 E線からC・F・B・Es
A線4指GをG開放弦の2オクターブの響きで取り、そのGに対して完全四度上のE線Cを重音で取ります。
C・F・B・Esは同じ高さで弾きます。 1の指のE線からA・D・G・Cに対して短三度(A-C)(D-F)(G-B)(C-Es)は全部同じ幅です。
結構低い音なのですが、低くなり過ぎない様に弾くのがポイントです。

■4の指
G線からFes・Ces・Ges・Desです。通常は3の指にくっつけるのですが、1st.positionを根拠にします。低い音です。

■2の指 G線からDes・As・Es・B
1の指にくっつける音です。1st.positionで取って、3rdで取り直します。低い音です。指が太い人は、1・2を同時に押さえても押さえ切れず、指を入れ替える(1の指を離す)必要がある人も居るでしょう。

ヴァイオリンの音程の基本はピタゴラス音律で、

基音1に対して、
長二度は、五度と四度の差の9/8倍(周波数)音
長三度は、81/64倍(周波数)音←協和音には聴こえない
短三度は、五度の裏側なので、32/27倍(周波数)音←協和音には聴こえない
完全四度は、4/3倍(周波数)音
完全五度は、3/2倍(周波数)音
短六度は、128/81倍(周波数)音←協和音には聴こえない
長六度は、27/16倍(周波数)音←協和音には聴こえない
長七度は、243/128倍(周波数)音←協和音には聴こえない
オクターブが、2倍音

このようになっています。

長二度が常に、9/8倍(周波数)音(約204セント)、
短二度が常に、256/243倍(周波数)音(約90セント)
になっているのが特徴です。

従って、♯や♭は、約114セント上下となります。
約204セントの全音を、トノス
約90セントの狭い半音を、リンマ
約24セントの異名同音の差を、カンマ
と呼びます。

全音「トノス」=「リンマ+カンマ+リンマ」 になっています。

どの調でも音名が同じなら指の位置は同じ、という単純明快なものです。

上記だけでは足りなくて、表現としての音程を取る場合は、第三音と第七音を狂わせます(長調では高く、短調では低く取る事が殆ど)。

長調では移動のドで、
・ド-レ間と、レ-ミ間では、レ-ミ間の方が広い
・ファ-ソ間と、ソ-ラ間は同じなのですが、ラ-シ間は広い
従って、半音の幅が更に狭くなります。
この加減が、音程による表現になります。

ド-レ間=ファ-ソ間=ソ-ラ間≦レ-ミ間≦ラ-シ間
この様に弾くと、ヴァイオリンらしくなります。

こちらに明確な説明があります。
http://youtu.be/u1FInAUOhP0

パブロ・カザルスは、旋律の音階での
「半音は全音の1/3」
と言っています。数学的ピタゴラス律だと約44%になります。

更に、オクターブ伸張を勘案する必要が有ります。

E線4指H迄はE線に対してピッタリの3/2倍周波数音の完全五度で良く、Cから微妙で、
「E線DはD線の4倍音では少し低く聴こえる」
と習います。

E線2倍音のEのフラジオがそのままでは(弦が新しくても)旋律の中で低めに成るのは、皆さん御存知の通りです。

その他、注意すべき事として、ヴァイオリンのCは楽器が響きを低めに持っている傾向が有る事です。響きを追い掛けてCを取ると、常に低く成ります。

=================

【純正律の理屈】

主音1倍音に対して、
短2度 16/15倍(周波数)音
長2度 9/8倍(周波数)音
短3度 6/5倍(周波数)音
長3度 5/4倍(周波数)音
完全4度 4/3倍(周波数)音
完全5度 3/2倍(周波数)音
短6度 8/5倍(周波数)音
長6度 5/3倍(周波数)音
短7度 9/5倍(周波数)音
長7度 15/8倍(周波数)音
完全8度 2倍音
この音律で旋律を弾くと、冴えない感じになります。

調に依って運指の幅が違うので五度調弦の旋律楽器であるヴァイオリンには難しく成っています。

内声を演奏する人は、旋律の音程と和声の音程を弾き分ける必要があり、特にヴィオラは音程の取り方が極めて難しくなっています。

=================

重音の基本は、
①上の音をピタゴラス音律で取り、純正律で下の音を付ける。
②下の音が開放弦とその倍音なら、上の音を下の音に純正律で付ける。
③残響が少ない場所では、どちらともピタゴラス音律で弾く(アルペジオも同様)。
④ポピュラー音楽では、平均律っぽく弾く(特に電子楽器では調弦が違います)。
と在っても無意味と化す。

そこで、話を戻して
正確に純正5度(701.955セント)のG,D,A,Eになっていると云うことは、物理的に平均律の5度(700セント)から、G=Ge(-3.9セント),D=De(-2.0),A=Ae(0),E=Ee(+2.0)の関係になります。{小文字eは平均律の音につけた}

初めはチューナを使ってAをピッタリ合わせるのと同じように、G=Ge(-3.9),D=De(-2.0),E=Ee(+2.0)を目指して、先ずチューナで開放弦を合わせ、微妙にずれてるところをファインチューナで音の変化を聞きながら響きを探り当てることになります。微妙にずれるのは、チューナ精度の問題があること、1音1音をチューナで取ると1音毎にバラつきがでること、弓を弾く圧力と速度変化で音がブレています。二音の重音の響きで取ると、二音のバラつきがより小さくなり精度が上がります。
微妙にずれているとは言え、平均律よりは純正5度に近く、なんとなく響きが解る感じに近ずいて、微妙に音を変えながら純正5度に落ち着かせることになります。この時、耳は音の違いの全て聞き取っており、また、純正5度の音はどれか認知することになります。耳がG-D,D-A,A-Eの純正5度を認知して、耳ができる事なります。
耳ができるまでは、ペグよりファインチューナがとても便利です

以下同様に、pochi氏が[53964]
[53964]

再修正版ヴァイオリンの音程の取り方の基本

投稿日時:2020年03月02日 16:14
投稿者:pochi(ID:NmOIIIA)
こちらに有ります。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=51303#51329
加筆、再投稿しておきます。
=================

【1st position】

■4の指
G線D、D線A、A線Eは、開放弦と同音ですから、ピッタリ合わせられます。音が吸い込まれる様に感じます。E線Hは少し難しいのですが、(G-Dの幅)=(D-Aの幅)=(A-Eの幅)=(E-Hの幅)でE線Hを弾きます。4の指の高さは全部同じです。和音で取る方法としては、E線に対するA線Hを完全四度の和音で取り、A線HのオクターブでE線Hを弾きます。ピッタリ合わせて下さい。

■3の指
E線A、A線D、D線Gは響くので簡単です。G線Cは少し難しいのですが、3の指は全部同じ高さ、(E-Aの幅)=(A-Dの幅)=(D-Gの幅)=(G-Cの幅)です。全部同じ高さなので、慣れれば弾けます。平均律の完全四度よりも若干狭めです。

■1の指
G線A、D線Eは、開放弦のオクターブ下なので響きます。A線HはE線との完全四度で弾けます。この(G-Aの幅)=(D-Eの幅)=(A-Hの幅)で、(E-Fisの幅)を弾きます。1の指の音も全部同じ高さです。結構高めです。

■2の指G線からH・Fis・Cis・Gis
1の指で取ったD線Eに対して完全四度の重音でG線Hを取ります。残りのFisCisGisはすべて同じ高さです。結構高めです。

■2の指G線からB・F・C・G
G線2オクターブにピッタリのE線Gが鳴らせます。この高さで、G・C・F・Bと弾きます。ピアノよりも低めです。

■1の指G線からAs・Es・B・F
2の指で取ったA線Cの完全四度上のE線Fを取ります。この高さで、As・Es・B・Fを弾きます。低めです。

■4の指G線からDes・As・Es・B
1の指で取ったA線Bのオクターブ上のE線Bを取ります。D線Esでもオクターブ上のA線Esが取れます。これも全部同じ高さで、Des・As・Es・Bが弾けます。結構低めです。

■3の指G線からCis・Gis・Dis・Ais
2の指で取ったFisやCisの完全四度下の重音で取ります。同じ高さでCis・Gis・Dis・Aisが弾けます。結構高めです。

■1の指G線からGis・Dis・Ais・Eis
3の指で取ったGis・Dis・Aisに対してオクターブ下です。全部同じ高さでEisも取れます。ベートーヴェンのメヌエットト長調でA線Aisが出てきます。結構高めです。

■3の指G線からCes・Ges・Des・As
既に取った1の指G線のAsに対して2オクターブのE線3の指Asを取ります。 導音が解れば、E線2の指Gを導音とする様に3の指でAsを取ります。
3の指の♭は全部同じ高さ、 (G-Cesの幅)=(D-Gesの幅)=(A-Desの幅)=(E-Asの幅) です。

【3rd position】

■1の指
G線からC・G・D・Aに移動します。当たり前ですよね。

■4の指
G線からF・C・G・Dです。 G線に対する2オクターブ上のA線Gが取れますから、残りは全部同じ高さです。 響きますから、容易に取れます。

■3の指
G線EをE線との共鳴で取れます。G線からE・H・Fis・Cisが取れます。全部同じ高さです。結構高めです。 D線HをG線の5倍音で取ってしまうと低くなるので、注意が必要です。

■2の指
簡単です。G線からD・A・E・Hですね。全部同じ高さです。

■3の指を加筆 E線からC・F・B・Es
A線4指GをG開放弦の2オクターブの響きで取り、そのGに対して完全四度上のE線Cを重音で取ります。
C・F・B・Esは同じ高さで弾きます。 1の指のE線からA・D・G・Cに対して短三度(A-C)(D-F)(G-B)(C-Es)は全部同じ幅です。
結構低い音なのですが、低くなり過ぎない様に弾くのがポイントです。

■4の指
G線からFes・Ces・Ges・Desです。通常は3の指にくっつけるのですが、1st.positionを根拠にします。低い音です。

■2の指 G線からDes・As・Es・B
1の指にくっつける音です。1st.positionで取って、3rdで取り直します。低い音です。指が太い人は、1・2を同時に押さえても押さえ切れず、指を入れ替える(1の指を離す)必要がある人も居るでしょう。

ヴァイオリンの音程の基本はピタゴラス音律で、

基音1に対して、
長二度は、五度と四度の差の9/8倍(周波数)音
長三度は、81/64倍(周波数)音←協和音には聴こえない
短三度は、五度の裏側なので、32/27倍(周波数)音←協和音には聴こえない
完全四度は、4/3倍(周波数)音
完全五度は、3/2倍(周波数)音
短六度は、128/81倍(周波数)音←協和音には聴こえない
長六度は、27/16倍(周波数)音←協和音には聴こえない
長七度は、243/128倍(周波数)音←協和音には聴こえない
オクターブが、2倍音

このようになっています。

長二度が常に、9/8倍(周波数)音(約204セント)、
短二度が常に、256/243倍(周波数)音(約90セント)
になっているのが特徴です。

従って、♯や♭は、約114セント上下となります。
約204セントの全音を、トノス
約90セントの狭い半音を、リンマ
約24セントの異名同音の差を、カンマ
と呼びます。

全音「トノス」=「リンマ+カンマ+リンマ」 になっています。

どの調でも音名が同じなら指の位置は同じ、という単純明快なものです。

上記だけでは足りなくて、表現としての音程を取る場合は、第三音と第七音を狂わせます(長調では高く、短調では低く取る事が殆ど)。

長調では移動のドで、
・ド-レ間と、レ-ミ間では、レ-ミ間の方が広い
・ファ-ソ間と、ソ-ラ間は同じなのですが、ラ-シ間は広い
従って、半音の幅が更に狭くなります。
この加減が、音程による表現になります。

ド-レ間=ファ-ソ間=ソ-ラ間≦レ-ミ間≦ラ-シ間
この様に弾くと、ヴァイオリンらしくなります。

こちらに明確な説明があります。
http://youtu.be/u1FInAUOhP0

パブロ・カザルスは、旋律の音階での
「半音は全音の1/3」
と言っています。数学的ピタゴラス律だと約44%になります。

更に、オクターブ伸張を勘案する必要が有ります。

E線4指H迄はE線に対してピッタリの3/2倍周波数音の完全五度で良く、Cから微妙で、
「E線DはD線の4倍音では少し低く聴こえる」
と習います。

E線2倍音のEのフラジオがそのままでは(弦が新しくても)旋律の中で低めに成るのは、皆さん御存知の通りです。

その他、注意すべき事として、ヴァイオリンのCは楽器が響きを低めに持っている傾向が有る事です。響きを追い掛けてCを取ると、常に低く成ります。

=================

【純正律の理屈】

主音1倍音に対して、
短2度 16/15倍(周波数)音
長2度 9/8倍(周波数)音
短3度 6/5倍(周波数)音
長3度 5/4倍(周波数)音
完全4度 4/3倍(周波数)音
完全5度 3/2倍(周波数)音
短6度 8/5倍(周波数)音
長6度 5/3倍(周波数)音
短7度 9/5倍(周波数)音
長7度 15/8倍(周波数)音
完全8度 2倍音
この音律で旋律を弾くと、冴えない感じになります。

調に依って運指の幅が違うので五度調弦の旋律楽器であるヴァイオリンには難しく成っています。

内声を演奏する人は、旋律の音程と和声の音程を弾き分ける必要があり、特にヴィオラは音程の取り方が極めて難しくなっています。

=================

重音の基本は、
①上の音をピタゴラス音律で取り、純正律で下の音を付ける。
②下の音が開放弦とその倍音なら、上の音を下の音に純正律で付ける。
③残響が少ない場所では、どちらともピタゴラス音律で弾く(アルペジオも同様)。
④ポピュラー音楽では、平均律っぽく弾く(特に電子楽器では調弦が違います)。
に示す音と、私が[54767]
[54767]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年09月10日 12:47
投稿者:松毬(ID:JiAyiCg)
こんちは むむむさん

結論から言って、厳格な先生について基礎練習をしたら如何でしょう。恐らく、その先生について[54736]をやることになると思います。1音毎に音が高い低いと指摘され正確に音が出ないと次の音に行けず先には進めません。たとえば小野アンナで言えば、P7,かP15,の1フレーズを正確に出来にようになるには1年もかかるかもしれませんが、手の形と音が身に付くようになると思います。

下り音程の時に外すのは、一連の動きの手の形は上りと下りは異なっており、何となくやっていると上りの形に引きずられて外し勝ちです。例えば1psでは、0(開放),1,2,3,4と指を同じ弦の上において手の形を憶えていきますが、音階や旋律では上りは0,1,2,3,0で移弦しますが、下りは1,4で移弦し3,2,1と続き、この時、同じ弦での4,3,2,1の手の形と、1と移弦の4,3,2の手の形は異なります。移弦で4がズレて3,2とずれ1もズレます。先ずは1-4間の距離が違うのを指が知り、指で1-2間の距離の違いから覚えることが必要です。また、他にも音階でも旋律でも上りの音と下りの音が異なる譜面でも似たようなことが起きます。基本的にHi-psでも同じことです。

根本は、[54749]同音(完全一度)が正確にワカラナイ人は処置なしです。それは、先ず1度と8度の響きに続いて、5度と4度の響きがあり、ここで初めて5度調弦が出来ることになります。そして、2度と7度、3度と6度と続いて、それぞれの響きを耳で覚えることになります。これらの響きを音程順に整理して音階、又は、旋律で表現することになります。

これらの響きは、共振や共鳴を強く伴う音なので普通の人の耳の感度で識別することが可能ですが、初めての人や知見がない人は判断ができずただただ見逃してしまいます。理科の共振や共鳴の実験で、オシロスコープで音の周波を見ながら、2つの音の周波数を少しずつ変えて、周波数が一致する時に耳で聞く音の調子が変ることは誰にでも解ります。これが、同音(完全一度)が正確に分かると言うことです。この現象をバイオリンを弾いて解るようにする必要があります。

同音(完全一度、オクターブ)は分かり易いのですが、5度、4度、2度、7度、3度、6度と共振や共鳴度が下がって解り辛くなります。もしも、むむむさんが響きが解らないなら、初めのうちは視覚的にオシロの代わりにチューナーの周波数表示を使って、周波数で音を合わせ、それを5度、4度等重音で響きを確認して行くと、取っ掛かりが掴めるでしょう。

また、先生に指摘して貰うときも、傍らで計測しておくとよいですよ。
①先生がどの位の感度をもっていて指摘しているか?が、視覚的に分かります。
②5度、4度、2度、7度、3度、6度の理論計算値と異なる音を要求される場合は、よくあります。どこでどの位、理論値と異なる音が求められるか定量値で理解しておくことが大切です。ピタゴラ音律・純正律の違いもありますが、音程は旋律から取られており両者とも異なる場合があります。これは先生によります。例えば、調弦で、先ず A≠442Hzで、443Hz程度とする場合や、Eを純正5度より広く取る場合もありますますので、価値観の違いにへこまない様にして下さい。

なお、普通のチューナーなら平均律セント表示なので、各周波数をセント変換してメモリの位地をズラシテ見ます。(チューナ側のAを442や443に合わせられればセント値のズラシメモリはどちらも同じになります。)
 Aから、A(0)- E(+2.0) - B(+3.9) - F♯(+5.9) - C♯(+7.8) - G♯(+9.8)- D♯(+11.7) - A♯(+13.7) -(E♯(F+15.6) -B♯(C+17.6))の順に、各間で1.955セント程ずつ加算した高いメモリで読みます。
 Aから、A(0)- D(-2.0) - G(-3.9) - C(-5.9) - F(-7.8) - B♭(-9.8)- E♭(-11.7) - A♭(-13.7) -D♭(-15.6) -G♭(-17.6)-(C♭(B-19.6)-F♭(E-21.5))の順に、各間で2セント程ずつ減算した低いメモリで読みます。
 音階順に並べ直すと次です。
            , C(-5.9)  , (C♭(B-19.6))
    (B♯(C+17.6)) , B(+3.9)  , B♭(-9.8)
    A♯(+13.7)   , A(0)   , A♭(-13.7)
    G♯(+9.8)   , G(-3.9)  , G♭(-17.6)
    F♯(+5.9)   , F(-7.8)  , (F♭(E-21.5))
    (E♯(F+15.6)) , E(+2.0)  , E♭(-11.7)
    D♯(+11.7)  , D(-2.0)  , D♭(-15.6)
    C♯(+7.8)   , C(-5.9)

通常のリズムで音階や旋律を鳴らすなら、譜面が速すぎてチューナのレスポンスも人の識別も付いていけず判別できないでしょう。音がとれている方に隣で弾いてもらう方が良いですよ。ロングトーンなどでピタゴラの音を上記でチューナ確認するときに役立つでしょう。
 また、転調しなければウルフの問題もありません。ウルフはある特定の転調での話になります。
示す平均律からの差で示した物理的な音は、基本は同じ音に鳴り、1mmの相違もありません。

但し、話の前提とチューナ活用の考え方が異なるものの、結果は同じです。

 pochi氏
 [53964]
[53964]

再修正版ヴァイオリンの音程の取り方の基本

投稿日時:2020年03月02日 16:14
投稿者:pochi(ID:NmOIIIA)
こちらに有ります。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=51303#51329
加筆、再投稿しておきます。
=================

【1st position】

■4の指
G線D、D線A、A線Eは、開放弦と同音ですから、ピッタリ合わせられます。音が吸い込まれる様に感じます。E線Hは少し難しいのですが、(G-Dの幅)=(D-Aの幅)=(A-Eの幅)=(E-Hの幅)でE線Hを弾きます。4の指の高さは全部同じです。和音で取る方法としては、E線に対するA線Hを完全四度の和音で取り、A線HのオクターブでE線Hを弾きます。ピッタリ合わせて下さい。

■3の指
E線A、A線D、D線Gは響くので簡単です。G線Cは少し難しいのですが、3の指は全部同じ高さ、(E-Aの幅)=(A-Dの幅)=(D-Gの幅)=(G-Cの幅)です。全部同じ高さなので、慣れれば弾けます。平均律の完全四度よりも若干狭めです。

■1の指
G線A、D線Eは、開放弦のオクターブ下なので響きます。A線HはE線との完全四度で弾けます。この(G-Aの幅)=(D-Eの幅)=(A-Hの幅)で、(E-Fisの幅)を弾きます。1の指の音も全部同じ高さです。結構高めです。

■2の指G線からH・Fis・Cis・Gis
1の指で取ったD線Eに対して完全四度の重音でG線Hを取ります。残りのFisCisGisはすべて同じ高さです。結構高めです。

■2の指G線からB・F・C・G
G線2オクターブにピッタリのE線Gが鳴らせます。この高さで、G・C・F・Bと弾きます。ピアノよりも低めです。

■1の指G線からAs・Es・B・F
2の指で取ったA線Cの完全四度上のE線Fを取ります。この高さで、As・Es・B・Fを弾きます。低めです。

■4の指G線からDes・As・Es・B
1の指で取ったA線Bのオクターブ上のE線Bを取ります。D線Esでもオクターブ上のA線Esが取れます。これも全部同じ高さで、Des・As・Es・Bが弾けます。結構低めです。

■3の指G線からCis・Gis・Dis・Ais
2の指で取ったFisやCisの完全四度下の重音で取ります。同じ高さでCis・Gis・Dis・Aisが弾けます。結構高めです。

■1の指G線からGis・Dis・Ais・Eis
3の指で取ったGis・Dis・Aisに対してオクターブ下です。全部同じ高さでEisも取れます。ベートーヴェンのメヌエットト長調でA線Aisが出てきます。結構高めです。

■3の指G線からCes・Ges・Des・As
既に取った1の指G線のAsに対して2オクターブのE線3の指Asを取ります。 導音が解れば、E線2の指Gを導音とする様に3の指でAsを取ります。
3の指の♭は全部同じ高さ、 (G-Cesの幅)=(D-Gesの幅)=(A-Desの幅)=(E-Asの幅) です。

【3rd position】

■1の指
G線からC・G・D・Aに移動します。当たり前ですよね。

■4の指
G線からF・C・G・Dです。 G線に対する2オクターブ上のA線Gが取れますから、残りは全部同じ高さです。 響きますから、容易に取れます。

■3の指
G線EをE線との共鳴で取れます。G線からE・H・Fis・Cisが取れます。全部同じ高さです。結構高めです。 D線HをG線の5倍音で取ってしまうと低くなるので、注意が必要です。

■2の指
簡単です。G線からD・A・E・Hですね。全部同じ高さです。

■3の指を加筆 E線からC・F・B・Es
A線4指GをG開放弦の2オクターブの響きで取り、そのGに対して完全四度上のE線Cを重音で取ります。
C・F・B・Esは同じ高さで弾きます。 1の指のE線からA・D・G・Cに対して短三度(A-C)(D-F)(G-B)(C-Es)は全部同じ幅です。
結構低い音なのですが、低くなり過ぎない様に弾くのがポイントです。

■4の指
G線からFes・Ces・Ges・Desです。通常は3の指にくっつけるのですが、1st.positionを根拠にします。低い音です。

■2の指 G線からDes・As・Es・B
1の指にくっつける音です。1st.positionで取って、3rdで取り直します。低い音です。指が太い人は、1・2を同時に押さえても押さえ切れず、指を入れ替える(1の指を離す)必要がある人も居るでしょう。

ヴァイオリンの音程の基本はピタゴラス音律で、

基音1に対して、
長二度は、五度と四度の差の9/8倍(周波数)音
長三度は、81/64倍(周波数)音←協和音には聴こえない
短三度は、五度の裏側なので、32/27倍(周波数)音←協和音には聴こえない
完全四度は、4/3倍(周波数)音
完全五度は、3/2倍(周波数)音
短六度は、128/81倍(周波数)音←協和音には聴こえない
長六度は、27/16倍(周波数)音←協和音には聴こえない
長七度は、243/128倍(周波数)音←協和音には聴こえない
オクターブが、2倍音

このようになっています。

長二度が常に、9/8倍(周波数)音(約204セント)、
短二度が常に、256/243倍(周波数)音(約90セント)
になっているのが特徴です。

従って、♯や♭は、約114セント上下となります。
約204セントの全音を、トノス
約90セントの狭い半音を、リンマ
約24セントの異名同音の差を、カンマ
と呼びます。

全音「トノス」=「リンマ+カンマ+リンマ」 になっています。

どの調でも音名が同じなら指の位置は同じ、という単純明快なものです。

上記だけでは足りなくて、表現としての音程を取る場合は、第三音と第七音を狂わせます(長調では高く、短調では低く取る事が殆ど)。

長調では移動のドで、
・ド-レ間と、レ-ミ間では、レ-ミ間の方が広い
・ファ-ソ間と、ソ-ラ間は同じなのですが、ラ-シ間は広い
従って、半音の幅が更に狭くなります。
この加減が、音程による表現になります。

ド-レ間=ファ-ソ間=ソ-ラ間≦レ-ミ間≦ラ-シ間
この様に弾くと、ヴァイオリンらしくなります。

こちらに明確な説明があります。
http://youtu.be/u1FInAUOhP0

パブロ・カザルスは、旋律の音階での
「半音は全音の1/3」
と言っています。数学的ピタゴラス律だと約44%になります。

更に、オクターブ伸張を勘案する必要が有ります。

E線4指H迄はE線に対してピッタリの3/2倍周波数音の完全五度で良く、Cから微妙で、
「E線DはD線の4倍音では少し低く聴こえる」
と習います。

E線2倍音のEのフラジオがそのままでは(弦が新しくても)旋律の中で低めに成るのは、皆さん御存知の通りです。

その他、注意すべき事として、ヴァイオリンのCは楽器が響きを低めに持っている傾向が有る事です。響きを追い掛けてCを取ると、常に低く成ります。

=================

【純正律の理屈】

主音1倍音に対して、
短2度 16/15倍(周波数)音
長2度 9/8倍(周波数)音
短3度 6/5倍(周波数)音
長3度 5/4倍(周波数)音
完全4度 4/3倍(周波数)音
完全5度 3/2倍(周波数)音
短6度 8/5倍(周波数)音
長6度 5/3倍(周波数)音
短7度 9/5倍(周波数)音
長7度 15/8倍(周波数)音
完全8度 2倍音
この音律で旋律を弾くと、冴えない感じになります。

調に依って運指の幅が違うので五度調弦の旋律楽器であるヴァイオリンには難しく成っています。

内声を演奏する人は、旋律の音程と和声の音程を弾き分ける必要があり、特にヴィオラは音程の取り方が極めて難しくなっています。

=================

重音の基本は、
①上の音をピタゴラス音律で取り、純正律で下の音を付ける。
②下の音が開放弦とその倍音なら、上の音を下の音に純正律で付ける。
③残響が少ない場所では、どちらともピタゴラス音律で弾く(アルペジオも同様)。
④ポピュラー音楽では、平均律っぽく弾く(特に電子楽器では調弦が違います)。
のご提示ありがとうございました。

 しかし、しかーしです、日頃、pochi氏は女子大生で、変態との評判で、しかも尻の穴が小さくて、もっと掘ってほしいらしいのでしょ。
 pochi氏は「上の人、オクターブを三度と六度に分割するとか屁理屈を垂れています。三度と六度に分割しても、「オクターブの幅が狭くなる事は無い」ので、間違っています。」と言っていますが、
 先ず、私は、
 ①「オクターブを三度と六度に分割するとか」の話はしていません。
 ② pochi氏が「屁理屈を垂れています。」と云う根拠はなく、事実無根です。
 ③「オクターブの幅が狭くなる事は無い」のは、その通りで、
   私は、オクターブの幅が狭くなることを言っていません。
 ④pochi氏が「「オクターブの幅が狭くなる事は無い」ので、間違っています。」という根拠はなく、事実無根です。

 次に、pochi氏は、次と言うのだけども
「・チューナーの針を見て練習しても、
 ・チューナーで音程を確認しても、
 「音程が良くなった人は存在しません」
 チューナーを使うのは、調弦のAだけなら問題はありません。」も、少し矛盾していて、中途半端なんだよねぇ~。pochi氏の立場なら、440Hz,442Hz,443Hzなどの音叉です!!か、ピアノのAです!!とかだけど、チューナ認めてるから矛盾するんだよねぇ。どっかに「嘘」があったり、「暗黙の前提違い」とか、勘繰りたくなるんですよねぇ。
「誰が何と強弁しようと、過去約40年で実証されています。この掲示板で散々議論してきた通りです。「嘘」を蒸し返しちゃ、イケマセン。」と言うけど、そう言えば言うほど余計に嘘か真か?科学的に根本から掘り返して見たくなる衝動が、ドンドン大きくなるよね。掲示板で散々議論が、全てとは知りません。
[54770]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年09月10日 22:03
投稿者:pochi(ID:GEGWWTE)
松毬氏、
看過できません。

>耳ができるまでは
----残念ですが、チューナーを使わないと解らない大人は処置なしです。

>私が[54767]
[54767]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年09月10日 12:47
投稿者:松毬(ID:JiAyiCg)
こんちは むむむさん

結論から言って、厳格な先生について基礎練習をしたら如何でしょう。恐らく、その先生について[54736]をやることになると思います。1音毎に音が高い低いと指摘され正確に音が出ないと次の音に行けず先には進めません。たとえば小野アンナで言えば、P7,かP15,の1フレーズを正確に出来にようになるには1年もかかるかもしれませんが、手の形と音が身に付くようになると思います。

下り音程の時に外すのは、一連の動きの手の形は上りと下りは異なっており、何となくやっていると上りの形に引きずられて外し勝ちです。例えば1psでは、0(開放),1,2,3,4と指を同じ弦の上において手の形を憶えていきますが、音階や旋律では上りは0,1,2,3,0で移弦しますが、下りは1,4で移弦し3,2,1と続き、この時、同じ弦での4,3,2,1の手の形と、1と移弦の4,3,2の手の形は異なります。移弦で4がズレて3,2とずれ1もズレます。先ずは1-4間の距離が違うのを指が知り、指で1-2間の距離の違いから覚えることが必要です。また、他にも音階でも旋律でも上りの音と下りの音が異なる譜面でも似たようなことが起きます。基本的にHi-psでも同じことです。

根本は、[54749]同音(完全一度)が正確にワカラナイ人は処置なしです。それは、先ず1度と8度の響きに続いて、5度と4度の響きがあり、ここで初めて5度調弦が出来ることになります。そして、2度と7度、3度と6度と続いて、それぞれの響きを耳で覚えることになります。これらの響きを音程順に整理して音階、又は、旋律で表現することになります。

これらの響きは、共振や共鳴を強く伴う音なので普通の人の耳の感度で識別することが可能ですが、初めての人や知見がない人は判断ができずただただ見逃してしまいます。理科の共振や共鳴の実験で、オシロスコープで音の周波を見ながら、2つの音の周波数を少しずつ変えて、周波数が一致する時に耳で聞く音の調子が変ることは誰にでも解ります。これが、同音(完全一度)が正確に分かると言うことです。この現象をバイオリンを弾いて解るようにする必要があります。

同音(完全一度、オクターブ)は分かり易いのですが、5度、4度、2度、7度、3度、6度と共振や共鳴度が下がって解り辛くなります。もしも、むむむさんが響きが解らないなら、初めのうちは視覚的にオシロの代わりにチューナーの周波数表示を使って、周波数で音を合わせ、それを5度、4度等重音で響きを確認して行くと、取っ掛かりが掴めるでしょう。

また、先生に指摘して貰うときも、傍らで計測しておくとよいですよ。
①先生がどの位の感度をもっていて指摘しているか?が、視覚的に分かります。
②5度、4度、2度、7度、3度、6度の理論計算値と異なる音を要求される場合は、よくあります。どこでどの位、理論値と異なる音が求められるか定量値で理解しておくことが大切です。ピタゴラ音律・純正律の違いもありますが、音程は旋律から取られており両者とも異なる場合があります。これは先生によります。例えば、調弦で、先ず A≠442Hzで、443Hz程度とする場合や、Eを純正5度より広く取る場合もありますますので、価値観の違いにへこまない様にして下さい。

なお、普通のチューナーなら平均律セント表示なので、各周波数をセント変換してメモリの位地をズラシテ見ます。(チューナ側のAを442や443に合わせられればセント値のズラシメモリはどちらも同じになります。)
 Aから、A(0)- E(+2.0) - B(+3.9) - F♯(+5.9) - C♯(+7.8) - G♯(+9.8)- D♯(+11.7) - A♯(+13.7) -(E♯(F+15.6) -B♯(C+17.6))の順に、各間で1.955セント程ずつ加算した高いメモリで読みます。
 Aから、A(0)- D(-2.0) - G(-3.9) - C(-5.9) - F(-7.8) - B♭(-9.8)- E♭(-11.7) - A♭(-13.7) -D♭(-15.6) -G♭(-17.6)-(C♭(B-19.6)-F♭(E-21.5))の順に、各間で2セント程ずつ減算した低いメモリで読みます。
 音階順に並べ直すと次です。
            , C(-5.9)  , (C♭(B-19.6))
    (B♯(C+17.6)) , B(+3.9)  , B♭(-9.8)
    A♯(+13.7)   , A(0)   , A♭(-13.7)
    G♯(+9.8)   , G(-3.9)  , G♭(-17.6)
    F♯(+5.9)   , F(-7.8)  , (F♭(E-21.5))
    (E♯(F+15.6)) , E(+2.0)  , E♭(-11.7)
    D♯(+11.7)  , D(-2.0)  , D♭(-15.6)
    C♯(+7.8)   , C(-5.9)

通常のリズムで音階や旋律を鳴らすなら、譜面が速すぎてチューナのレスポンスも人の識別も付いていけず判別できないでしょう。音がとれている方に隣で弾いてもらう方が良いですよ。ロングトーンなどでピタゴラの音を上記でチューナ確認するときに役立つでしょう。
 また、転調しなければウルフの問題もありません。ウルフはある特定の転調での話になります。
示す平均律からの差で示した物理的な音は、基本は同じ音に鳴り、1mmの相違もありません。
>結果は同じです。
----理屈の上では正しく、ピッタリ同じなのですが、似て非なるものです。

ヴァイオリンは振動体である表板の上に駒が乗っていて、その上に弦が張ってありますから、複雑な倍音があって、他の弦と響くようになっています。この響きで完全五度を取るべきで、平均律との乖離ではありません。また、チューナーのセンサーと、センサーとしての耳は違います。
「インハーモニシティ」
https://ja.wikipedia.org/wiki/インハーモニシティ
がありますから、理屈通りには行かないのです。全部含んで、
「ピッタリに合わせる」「それを少し狭めに合わせる」
のがヴァイオリンの調弦です。

調弦のAだけなら、周囲とピッタリ合っていれば、かなりいい加減でも構わなくて、取り敢えずチューナーで取ったAで、その他を(他の人を含めて)相対的にピッタリに取っていけば、何の問題もありません。鍵盤楽器があれば、鍵盤楽器に合わせます。

私の書き方が悪かったのですが、
「上の人」=「ロリコン・御布海苔?」≠「松毬氏」
です。
難しそうに屁理屈を垂れた、音が解っていない人の屁理屈でした。主音が狂っちゃ、イケマセン。
この掲示板内を「ハゲのオッチャン」で検索を掛けてみて下さい。
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