[55524]
W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月05日 04:22
投稿者:松毬(ID:NIgVCGE)
ヒルは、顎当て、コンポジット、松脂、E線など弦、アクセサリーで身近ですが、楽器もよいですよね ‼ ですが、概ね20thのメーカで少し新しめ、また、ブリティッシュと云うことでイタリアンやフレンチでもないことから、マイナー感もあって楽器を所有されている方は少ないかもしれません
ヒルの弓を所有して、品質はとても良い一方、ビヨームよりもかなり低価格でリーズナブル、日常使いにも重宝して、とても良いと思います。 皆様はヒルの楽器に対する評価はどのようでしょうか?
そこで、ヒル(本体or弓)への評価を、言いたい放題、妄想OKで、伺いたいと思います!
W.E.Hill & Sonsは、19thパリのメーカー楽器商ビヨームが、20thロンドンで復活したようなメーカー楽器商です。 モダン楽器は、イタリア人ビオッティの演奏を切っ掛けにパリ発祥で、バロック楽器を改良したオールドと併せてイタリア-フランスが主流です。 近代のブリティッシュはパリから ビオッティと同時に パノルモ、フェイント、ロット ら他がロンドンに移り、ベッツ、ドット、タブスら他に伝えて広がり、楽器製作はフランスの分家の様な位置づけです。そこで、ベッツ、ドットに続いて登場したのが、W.E.Hill & Sonsです
ヒルの弓を所有して、品質はとても良い一方、ビヨームよりもかなり低価格でリーズナブル、日常使いにも重宝して、とても良いと思います。 皆様はヒルの楽器に対する評価はどのようでしょうか?
そこで、ヒル(本体or弓)への評価を、言いたい放題、妄想OKで、伺いたいと思います!
W.E.Hill & Sonsは、19thパリのメーカー楽器商ビヨームが、20thロンドンで復活したようなメーカー楽器商です。 モダン楽器は、イタリア人ビオッティの演奏を切っ掛けにパリ発祥で、バロック楽器を改良したオールドと併せてイタリア-フランスが主流です。 近代のブリティッシュはパリから ビオッティと同時に パノルモ、フェイント、ロット ら他がロンドンに移り、ベッツ、ドット、タブスら他に伝えて広がり、楽器製作はフランスの分家の様な位置づけです。そこで、ベッツ、ドットに続いて登場したのが、W.E.Hill & Sonsです
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2 / 3 ページ [ 23コメント ]
【ご参考】
[55538]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月08日 18:54
投稿者:松毬(ID:NIgVCGE)
参考セスト ロッキ ブラームス ベートーベン ソナタ
https://youtu.be/V_WFc2c3gKo
参考レオン ムジーノ メンデルスゾーン 協奏曲1楽章
https://youtu.be/pFFcy__YmP8
参考シャルル・ベイリー メンデルスゾーン 協奏曲2楽章
https://youtu.be/r1PcNvxLgQY
ラベル "C.F.ランゴネ" ? ショーソン
https://youtu.be/0WxeUZ-M2Dk
ビヨーム コピー マスネ
https://youtu.be/NTcSA52j78k
https://youtu.be/V_WFc2c3gKo
参考レオン ムジーノ メンデルスゾーン 協奏曲1楽章
https://youtu.be/pFFcy__YmP8
参考シャルル・ベイリー メンデルスゾーン 協奏曲2楽章
https://youtu.be/r1PcNvxLgQY
ラベル "C.F.ランゴネ" ? ショーソン
https://youtu.be/0WxeUZ-M2Dk
ビヨーム コピー マスネ
https://youtu.be/NTcSA52j78k
[55539]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月08日 22:41
投稿者:松毬(ID:NIgVCGE)
通りすがり様 ありがとうございます
HillラベルのC.F.Langonet[55536]
、本物のようですね。 Langonetは、Eugeneでは$10,000位なのでHill商会から出た(Hillラベル)なら跳ね上がるようですね。
続く1862年のJ.B.Vuillaumeが凄すぎる感じですね。 J.B.V.はLangonetの11倍強だし、1862年なら恐らくLudwig Neuner作と思いますが、Neunerが独立したのちのNeuner & Hornsteinerは$10,000くらいなので、J.B.V.は45倍の値段です。 L.Neunerを$20,000とするなら22倍強です。 軽自動車が新築の家一軒に代る程で、恐ろしい骨董商の世界です!!
Eugene Langonet
https://www.martinswanviolins.com/eugene-langonet-violin-1927/
https://www.martinswanviolins.com/eugene-langonet-violin/
https://bridgewoodandneitzert.london/violin-by-eugene-langonet-paris-1909-p25929
Ludwig Neuner
♪♪https://brobstviolinshop.com/instruments/ludwig-neuner-berlin-1889/
♪♪https://www.corilon.com/us/violins/ludwig-neuner-german-violin-from-berlin-and-mittenwald
⇒Neuner & Hornsteiner
https://finefretted.com/instrument/1880-neuner-and-hornsteiner
♪♪https://www.corilon.com/us/violins/neuner-hornsteiner-mittenwald-violin
HillラベルのC.F.Langonet[55536]
[55536]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月08日 16:37
投稿者:通りすがり(ID:JSgmmVY)
Ray Chenが楽器屋で弾き比べをする動画でいい印象を持ちました。40,000ドルとのこと。
https://youtu.be/BhWBDLTt7dI?si=HxQPqQ2dmPM-1WSA
10分くらいのところです。
作っている中の人が様々ということは個体差は相当あるんでしょうね。
https://youtu.be/BhWBDLTt7dI?si=HxQPqQ2dmPM-1WSA
10分くらいのところです。
作っている中の人が様々ということは個体差は相当あるんでしょうね。
続く1862年のJ.B.Vuillaumeが凄すぎる感じですね。 J.B.V.はLangonetの11倍強だし、1862年なら恐らくLudwig Neuner作と思いますが、Neunerが独立したのちのNeuner & Hornsteinerは$10,000くらいなので、J.B.V.は45倍の値段です。 L.Neunerを$20,000とするなら22倍強です。 軽自動車が新築の家一軒に代る程で、恐ろしい骨董商の世界です!!
Eugene Langonet
https://www.martinswanviolins.com/eugene-langonet-violin-1927/
https://www.martinswanviolins.com/eugene-langonet-violin/
https://bridgewoodandneitzert.london/violin-by-eugene-langonet-paris-1909-p25929
Ludwig Neuner
♪♪https://brobstviolinshop.com/instruments/ludwig-neuner-berlin-1889/
♪♪https://www.corilon.com/us/violins/ludwig-neuner-german-violin-from-berlin-and-mittenwald
⇒Neuner & Hornsteiner
https://finefretted.com/instrument/1880-neuner-and-hornsteiner
♪♪https://www.corilon.com/us/violins/neuner-hornsteiner-mittenwald-violin
[55540]
(御礼) Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月09日 01:52
投稿者:rio(ID:FyEUlHk)
松毬様
多くのことをお教えいただき
ありがとうございました
私は、アンリの辞書(初版と最新版の2冊もってます)
しか情報がなく
大変参考になりました
多くのことをお教えいただき
ありがとうございました
私は、アンリの辞書(初版と最新版の2冊もってます)
しか情報がなく
大変参考になりました
[55541]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月09日 05:36
投稿者:松毬(ID:NIgVCGE)
rio様 コメントありがとうございます
調べて初めて知ったことばかりで、私も勉強になりました
Henryの辞書、初版と最新2冊は凄いですね。 この内容は基本と云われますが、今回初めて読み方を知ったような気がします
Hill商会は、C.F.Langonetが鍵だったようで、J.B.Vはメシアを将来性ある若干15才のLangonetに託したのでしょう? Langonetを通してメシアを見ながらレプリカを造るVuillaume工房が復活したと言えるHill工房は戦前の50年間ほどのことで、メシアをアシュモリアンに寄贈しC.F.LangonetやAlfred.E.Hillが亡くなった戦後は、J.B.V.が居ないVuillaume工房と同じで、親方不在のまま新品楽器を造っているのと同じです。 Hill工房の楽器の評価は必ずしも高くは無かったでしょう。 また、先では割愛しましたがAlfred.E.Hillは、G.Cromptonが買ったG.Craske(1795-1888)の楽器を買い取って売ったこともあり、Hill工房は様々な楽器を製作したことが伺えます。 Hill工房の楽器はモダンに位置付けられるものの、J&A BeareがHill商会を買ってからは改まって新作と位置付けるべきでしょう。 とは言え50年後にはHill工房のモダン楽器は、きっと評価が高まると思います
rio様が持っていた印象[55527]
は、そもそもJ.T.L工房もHill工房も、J.B.V.とC.L.Buthodに起源があるミラクールの兄弟弟子工房でもある訳で、戦後は両者ともに衰退していることに加えて、日本では敗戦復興により両社の優れたマスターピースは殆んど輸入されなかったからではないでしょうかね? せいぜい中級品程度で他はドイツのマスターピースかイタリアモダンだったのではないでしょうか?
Langonetの他の製作者も調べてみますね
調べて初めて知ったことばかりで、私も勉強になりました
Henryの辞書、初版と最新2冊は凄いですね。 この内容は基本と云われますが、今回初めて読み方を知ったような気がします
Hill商会は、C.F.Langonetが鍵だったようで、J.B.Vはメシアを将来性ある若干15才のLangonetに託したのでしょう? Langonetを通してメシアを見ながらレプリカを造るVuillaume工房が復活したと言えるHill工房は戦前の50年間ほどのことで、メシアをアシュモリアンに寄贈しC.F.LangonetやAlfred.E.Hillが亡くなった戦後は、J.B.V.が居ないVuillaume工房と同じで、親方不在のまま新品楽器を造っているのと同じです。 Hill工房の楽器の評価は必ずしも高くは無かったでしょう。 また、先では割愛しましたがAlfred.E.Hillは、G.Cromptonが買ったG.Craske(1795-1888)の楽器を買い取って売ったこともあり、Hill工房は様々な楽器を製作したことが伺えます。 Hill工房の楽器はモダンに位置付けられるものの、J&A BeareがHill商会を買ってからは改まって新作と位置付けるべきでしょう。 とは言え50年後にはHill工房のモダン楽器は、きっと評価が高まると思います
rio様が持っていた印象[55527]
[55527]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月06日 08:11
投稿者:rio(ID:FyEUlHk)
前身のラッキーヒルなら興味はあります。
ヒル商会になってからの楽器は、フランスミルクールのJTLやラベルテ
と同じ印象です。
1970年代初めの日本のバイオリンお稽古では英国製の方がフランス製より
高価でしたね。
製作者のきもちが感じにくい楽器が多い印象です。
ヒル商会になってからの楽器は、フランスミルクールのJTLやラベルテ
と同じ印象です。
1970年代初めの日本のバイオリンお稽古では英国製の方がフランス製より
高価でしたね。
製作者のきもちが感じにくい楽器が多い印象です。
Langonetの他の製作者も調べてみますね
[55544]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月09日 14:44
投稿者:松毬(ID:NIgVCGE)
辞書(Henry)は、横の繋がりが分かりにくいです。 他に参考書や専門書も見て考えないと、、、です
1890年までにHill商会の工房に来たフランス職人
Joseph Auguste Prunier (1857-1913)
Charles François Langonet II (1860-1929)
Charles Louis Délunet (1865-1930)
Auguste Émile (Léon) Délunet (1868-1939)
Joseph Maurice Somny (1865-1931)
Charles Séverin Génin (1865-1907)
François(Eugène) Marchand (1872-1916)
1890年までにHill商会の工房に来たフランス職人
Joseph Auguste Prunier (1857-1913)
Charles François Langonet II (1860-1929)
Charles Louis Délunet (1865-1930)
Auguste Émile (Léon) Délunet (1868-1939)
Joseph Maurice Somny (1865-1931)
Charles Séverin Génin (1865-1907)
François(Eugène) Marchand (1872-1916)
[55545]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月09日 21:28
投稿者:rio(ID:JWkIQQQ)
松毬様
>日本では敗戦復興により両社の優れたマスターピースは
>殆んど輸入されなかったからではないでしょうかね?
>せいぜい中級品程度で他はドイツのマスターピースか
>イタリアモダンだったのではないでしょうか?
以下は、私の周辺(東京都下の音大系のお教室)のお話です。
この内容が一般的かどうかは確約できません。
1970年代は敗戦復興の時期を終えていたと思います。
日欧の量産楽器が、巷にたくさんありました。
楽器は、楽器屋さんで買わず
お稽古の教室または先生の紹介で
レッスン場に楽器屋さんが 楽器と弓を持ってきていました。
1970年代は、4/4になるとき古い楽器(1600~1700年代)
が重視されていました。
オールドイタリアン(バロックバイオリンを改造した楽器)の評価が高く
次に オールドフレンチ、オールドブリティッシュ、オールドジャーマンの順に
価格帯が安くなっていたように思います。
ただ、これらは非常に高価で
経済的に豊かな一部の人しか手が出ませんでした
予算のある人は、
古いけれども最初からモダン造りのイタリアン
1900年前後のイタリアン
1900年前後のフレンチ
予算の無い人は
当時の新作バイオリン(国籍は問わない)
や工房製の量産楽器を選んでいました。
私は、当時 Romeo Antoniazzi を買ってもらいました。
確かに高価でしたが、対初任給やラーメン1杯の当時の価格と比較すると
現在の100~200万円ぐらいの価格だったようです。
辻先生が、3千万円でストラドを買ったことで
話題になった時代です。
同じ門下の、
姉弟子は。オールドイタリアンにペカット
同級でとても才能のあった友人は、プレセンダにサルトリー
でした。
当時芸大事件もありましたし
今と変わらず(むしろ今よりも)普通に良い楽器が流通していた印象です。
>日本では敗戦復興により両社の優れたマスターピースは
>殆んど輸入されなかったからではないでしょうかね?
>せいぜい中級品程度で他はドイツのマスターピースか
>イタリアモダンだったのではないでしょうか?
以下は、私の周辺(東京都下の音大系のお教室)のお話です。
この内容が一般的かどうかは確約できません。
1970年代は敗戦復興の時期を終えていたと思います。
日欧の量産楽器が、巷にたくさんありました。
楽器は、楽器屋さんで買わず
お稽古の教室または先生の紹介で
レッスン場に楽器屋さんが 楽器と弓を持ってきていました。
1970年代は、4/4になるとき古い楽器(1600~1700年代)
が重視されていました。
オールドイタリアン(バロックバイオリンを改造した楽器)の評価が高く
次に オールドフレンチ、オールドブリティッシュ、オールドジャーマンの順に
価格帯が安くなっていたように思います。
ただ、これらは非常に高価で
経済的に豊かな一部の人しか手が出ませんでした
予算のある人は、
古いけれども最初からモダン造りのイタリアン
1900年前後のイタリアン
1900年前後のフレンチ
予算の無い人は
当時の新作バイオリン(国籍は問わない)
や工房製の量産楽器を選んでいました。
私は、当時 Romeo Antoniazzi を買ってもらいました。
確かに高価でしたが、対初任給やラーメン1杯の当時の価格と比較すると
現在の100~200万円ぐらいの価格だったようです。
辻先生が、3千万円でストラドを買ったことで
話題になった時代です。
同じ門下の、
姉弟子は。オールドイタリアンにペカット
同級でとても才能のあった友人は、プレセンダにサルトリー
でした。
当時芸大事件もありましたし
今と変わらず(むしろ今よりも)普通に良い楽器が流通していた印象です。
[55546]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月10日 04:55
投稿者:松毬(ID:NIgVCGE)
J.T.L(1857-1968)、Marc Laberte(1880-1963)は、「 >工房製の量産楽器 」ゾーンのイメージだったのでしょw ? オリピック後のいざなぎ景気(65-70)ころは潰れるか潰れそうです(笑)。 それが「 >1900年前後のフレンチ 」ってイメージでもなかったでしょwから。 そして、Hill商会工房は、ロンドンあるミラクールのアネックス的、実態はフレンチスクールと同じで、J.T.L.兄弟の扱いでしょw
Hill商会工房は、初めはC.F.Langonetらは展覧会用に妥協のないストラドコピー作品を作ったようですが、Hill商会はオールドなどが売れて新品は売れなかった様です。 C.F.の技量はずば抜けていて、多くの他の職人は主に修復に携わっています。 1890年以降、改良したミラクールワークになるのがHill作品の特徴になりますが、世代を重ねると細部に手が入らず、黄金期も短いです。 全体の生産量も少ないです (Benjaminの記述より)
なお、Hillラベルは1stグレードとされ、未完成品を自宅に持ち帰り完成させた個人ラベルを2ndグレードとするようです
と言っても、いざなぎ景気(65-70)ころに、Hill商会工房の1900年くらいの1stや2ndグレードも新品の楽器も、日本には殆んどなかったのでは? 量産でもHillの楽器を見たことがないので。。。また、J.T.Lのマスターピース並みも見たことありませんので、この様な楽器が無かったのでしょw
でも、今から見れば羨まし楽器が使えて昔は良いですね
Benjamin Hebbert
https://violinsandviolinists.com/charles-francois-langonet-w-e-hill-sons-and-the-tuscan-strad/
1919年J.T.L.カタログ https://www.luthiers-mirecourt.com/thibouville1919.htm
Hill商会工房は、初めはC.F.Langonetらは展覧会用に妥協のないストラドコピー作品を作ったようですが、Hill商会はオールドなどが売れて新品は売れなかった様です。 C.F.の技量はずば抜けていて、多くの他の職人は主に修復に携わっています。 1890年以降、改良したミラクールワークになるのがHill作品の特徴になりますが、世代を重ねると細部に手が入らず、黄金期も短いです。 全体の生産量も少ないです (Benjaminの記述より)
なお、Hillラベルは1stグレードとされ、未完成品を自宅に持ち帰り完成させた個人ラベルを2ndグレードとするようです
と言っても、いざなぎ景気(65-70)ころに、Hill商会工房の1900年くらいの1stや2ndグレードも新品の楽器も、日本には殆んどなかったのでは? 量産でもHillの楽器を見たことがないので。。。また、J.T.Lのマスターピース並みも見たことありませんので、この様な楽器が無かったのでしょw
でも、今から見れば羨まし楽器が使えて昔は良いですね
Benjamin Hebbert
https://violinsandviolinists.com/charles-francois-langonet-w-e-hill-sons-and-the-tuscan-strad/
1919年J.T.L.カタログ https://www.luthiers-mirecourt.com/thibouville1919.htm
[55547]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月11日 02:03
投稿者:松毬(ID:NIgVCGE)
[55544]
で、C.F.Langonet(1860-1929)の他に、Henryの辞書に名を残すのは次です
François Eugène Marchand (1872-1916):Durand and Laurentに学ぶ。
1890,Hill、1897,Sylvestre、1902,独立paris:Adepted in restorative work and Marvelous Replicator.
Joseph Maurice Somny (1865-1931):Somney-Ouchardに学ぶ。
1888,Hill、1911独立Hanwell.
Auguste Émile (Léon) Délunet (1868-1939):
1888,Hill、1921,Williams & Co.、Wurlitzer、England:Very expert repairer and connoisseur.
上は、早い時期にHillを去っているようです。 ほか辞書に名がない次らはHillに留まり独立しなかったためでしょう
Charles Séverin Génin (1865-1907)
Joseph Auguste Prunier (1857-1913)
Charles Louis Délunet (1865-1930)
この点からも、Hill商会工房(Alfred.E.H.)は、彼ら[55544]
を中心に修復と複製(コピー)に力を入れていたのでしょうし、彼らは戦前の50年ほどのみHillを担います。
[37370]
の1930年ごろは、Lagonetは息子のFrankに代り彼らの末期ギリギリの作品で、'08年に350万円の価格からすれば1stグレードでしょう。 少し高い気もしますが。。。80年を経て良い楽器だったのでしょうね?
戦後1970年ごろのHill工房の楽器も見てみたいところです
[55544]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月09日 14:44
投稿者:松毬(ID:NIgVCGE)
辞書(Henry)は、横の繋がりが分かりにくいです。 他に参考書や専門書も見て考えないと、、、です
1890年までにHill商会の工房に来たフランス職人
Joseph Auguste Prunier (1857-1913)
Charles François Langonet II (1860-1929)
Charles Louis Délunet (1865-1930)
Auguste Émile (Léon) Délunet (1868-1939)
Joseph Maurice Somny (1865-1931)
Charles Séverin Génin (1865-1907)
François(Eugène) Marchand (1872-1916)
1890年までにHill商会の工房に来たフランス職人
Joseph Auguste Prunier (1857-1913)
Charles François Langonet II (1860-1929)
Charles Louis Délunet (1865-1930)
Auguste Émile (Léon) Délunet (1868-1939)
Joseph Maurice Somny (1865-1931)
Charles Séverin Génin (1865-1907)
François(Eugène) Marchand (1872-1916)
François Eugène Marchand (1872-1916):Durand and Laurentに学ぶ。
1890,Hill、1897,Sylvestre、1902,独立paris:Adepted in restorative work and Marvelous Replicator.
Joseph Maurice Somny (1865-1931):Somney-Ouchardに学ぶ。
1888,Hill、1911独立Hanwell.
Auguste Émile (Léon) Délunet (1868-1939):
1888,Hill、1921,Williams & Co.、Wurlitzer、England:Very expert repairer and connoisseur.
上は、早い時期にHillを去っているようです。 ほか辞書に名がない次らはHillに留まり独立しなかったためでしょう
Charles Séverin Génin (1865-1907)
Joseph Auguste Prunier (1857-1913)
Charles Louis Délunet (1865-1930)
この点からも、Hill商会工房(Alfred.E.H.)は、彼ら[55544]
[55544]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月09日 14:44
投稿者:松毬(ID:NIgVCGE)
辞書(Henry)は、横の繋がりが分かりにくいです。 他に参考書や専門書も見て考えないと、、、です
1890年までにHill商会の工房に来たフランス職人
Joseph Auguste Prunier (1857-1913)
Charles François Langonet II (1860-1929)
Charles Louis Délunet (1865-1930)
Auguste Émile (Léon) Délunet (1868-1939)
Joseph Maurice Somny (1865-1931)
Charles Séverin Génin (1865-1907)
François(Eugène) Marchand (1872-1916)
1890年までにHill商会の工房に来たフランス職人
Joseph Auguste Prunier (1857-1913)
Charles François Langonet II (1860-1929)
Charles Louis Délunet (1865-1930)
Auguste Émile (Léon) Délunet (1868-1939)
Joseph Maurice Somny (1865-1931)
Charles Séverin Génin (1865-1907)
François(Eugène) Marchand (1872-1916)
[37370]
[37370]
HILL&SONの楽器について教えてください
投稿日時:2008年05月05日 15:57
投稿者:エリカ(ID:KTBjWIM)
今度、子供のバイオリンがフルサイズになるので楽器をさがしているところです。
あるお店でHILL&SONの楽器をすすめられました。
HILLと言えばE線や弓で有名ですが、バイオリンも作っているとは知りませんでした。
1930年位の楽器でしたが価値はあるものなのでしょうか?相場はどのくらいなのでしょう。詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。
あるお店でHILL&SONの楽器をすすめられました。
HILLと言えばE線や弓で有名ですが、バイオリンも作っているとは知りませんでした。
1930年位の楽器でしたが価値はあるものなのでしょうか?相場はどのくらいなのでしょう。詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。
戦後1970年ごろのHill工房の楽器も見てみたいところです
[55553]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月13日 02:21
投稿者:松毬(ID:NIgVCGE)
Hill工房の黄金期の楽器1904年製があります
https://www.martinswanviolins.com/ja/we-hill-sons-violin-1904/
このイギリスの楽器商は、「もっともイギリス的な楽器が、あいにくフランス的でもあり、いたるところにフランスの影響がある」と述べるが、A.E.HillやC.F.Langonetをはじめとする職人が改良したミラクールワークで作成したストラドコピーだから、そりゃぁ当然でしょ。 この楽器商は、自国のHill 商会がミラクール生まれのJ.B.Vuillaume との強い繋がりあることは知らいかのようにバックレてます
A.E.Hillがニスを塗ったとされるころの楽器で、メシアを狙ったものなのかなぁ?。 でも、120年の経年は、売れない新品楽器を熟成したワイン?、ブランデーのように音もニスも変えて、補修があっても魅力的なようです
それでも、良い楽器もあればハズレもあると言っているので、弾いてみないことわかりませんね
Benjaminの記述[55546]
では、何か懸念があるようですが、C.F.Langonetが妥協なくコピーした、アラードのコピーも、みてみたいところです。 また、新品のメシアのコピーも、同様に見たくなりませんか?
https://www.martinswanviolins.com/ja/we-hill-sons-violin-1904/
このイギリスの楽器商は、「もっともイギリス的な楽器が、あいにくフランス的でもあり、いたるところにフランスの影響がある」と述べるが、A.E.HillやC.F.Langonetをはじめとする職人が改良したミラクールワークで作成したストラドコピーだから、そりゃぁ当然でしょ。 この楽器商は、自国のHill 商会がミラクール生まれのJ.B.Vuillaume との強い繋がりあることは知らいかのようにバックレてます
A.E.Hillがニスを塗ったとされるころの楽器で、メシアを狙ったものなのかなぁ?。 でも、120年の経年は、売れない新品楽器を熟成したワイン?、ブランデーのように音もニスも変えて、補修があっても魅力的なようです
それでも、良い楽器もあればハズレもあると言っているので、弾いてみないことわかりませんね
Benjaminの記述[55546]
[55546]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月10日 04:55
投稿者:松毬(ID:NIgVCGE)
J.T.L(1857-1968)、Marc Laberte(1880-1963)は、「 >工房製の量産楽器 」ゾーンのイメージだったのでしょw ? オリピック後のいざなぎ景気(65-70)ころは潰れるか潰れそうです(笑)。 それが「 >1900年前後のフレンチ 」ってイメージでもなかったでしょwから。 そして、Hill商会工房は、ロンドンあるミラクールのアネックス的、実態はフレンチスクールと同じで、J.T.L.兄弟の扱いでしょw
Hill商会工房は、初めはC.F.Langonetらは展覧会用に妥協のないストラドコピー作品を作ったようですが、Hill商会はオールドなどが売れて新品は売れなかった様です。 C.F.の技量はずば抜けていて、多くの他の職人は主に修復に携わっています。 1890年以降、改良したミラクールワークになるのがHill作品の特徴になりますが、世代を重ねると細部に手が入らず、黄金期も短いです。 全体の生産量も少ないです (Benjaminの記述より)
なお、Hillラベルは1stグレードとされ、未完成品を自宅に持ち帰り完成させた個人ラベルを2ndグレードとするようです
と言っても、いざなぎ景気(65-70)ころに、Hill商会工房の1900年くらいの1stや2ndグレードも新品の楽器も、日本には殆んどなかったのでは? 量産でもHillの楽器を見たことがないので。。。また、J.T.Lのマスターピース並みも見たことありませんので、この様な楽器が無かったのでしょw
でも、今から見れば羨まし楽器が使えて昔は良いですね
Benjamin Hebbert
https://violinsandviolinists.com/charles-francois-langonet-w-e-hill-sons-and-the-tuscan-strad/
1919年J.T.L.カタログ https://www.luthiers-mirecourt.com/thibouville1919.htm
Hill商会工房は、初めはC.F.Langonetらは展覧会用に妥協のないストラドコピー作品を作ったようですが、Hill商会はオールドなどが売れて新品は売れなかった様です。 C.F.の技量はずば抜けていて、多くの他の職人は主に修復に携わっています。 1890年以降、改良したミラクールワークになるのがHill作品の特徴になりますが、世代を重ねると細部に手が入らず、黄金期も短いです。 全体の生産量も少ないです (Benjaminの記述より)
なお、Hillラベルは1stグレードとされ、未完成品を自宅に持ち帰り完成させた個人ラベルを2ndグレードとするようです
と言っても、いざなぎ景気(65-70)ころに、Hill商会工房の1900年くらいの1stや2ndグレードも新品の楽器も、日本には殆んどなかったのでは? 量産でもHillの楽器を見たことがないので。。。また、J.T.Lのマスターピース並みも見たことありませんので、この様な楽器が無かったのでしょw
でも、今から見れば羨まし楽器が使えて昔は良いですね
Benjamin Hebbert
https://violinsandviolinists.com/charles-francois-langonet-w-e-hill-sons-and-the-tuscan-strad/
1919年J.T.L.カタログ https://www.luthiers-mirecourt.com/thibouville1919.htm
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Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月14日 02:55
投稿者:松毬(ID:NIgVCGE)
[55553]
の楽器商のコメントでは、" John Basford and Tim Toft "による最近の出版「 W.E. Hill & Sons: Violin Makers 1880-1936 」があるとのこと、
Tim Toftのサイトでは、詳しくは此れを読めと言っているので、調べてみます
https://timtoftviolins.com/makers/w-e-hill-sons/
また、スポットライトは1880-1936年に当てられ、戦後のHill工房にはスポットライトがあたりません。 単にミラクールの工房作家と変わらないか、もう少しましか? のレベルに落ちているようです。 とすると楽器商の間でもJTLと同じか多少ましか? との評判でも不思議はありませんね
この方向からの戦後のイメージの方が、rio様のイメージに良く合うと思います
[55553]
Re: W.E.Hill & Sonsの楽器
投稿日時:2024年12月13日 02:21
投稿者:松毬(ID:NIgVCGE)
Hill工房の黄金期の楽器1904年製があります
https://www.martinswanviolins.com/ja/we-hill-sons-violin-1904/
このイギリスの楽器商は、「もっともイギリス的な楽器が、あいにくフランス的でもあり、いたるところにフランスの影響がある」と述べるが、A.E.HillやC.F.Langonetをはじめとする職人が改良したミラクールワークで作成したストラドコピーだから、そりゃぁ当然でしょ。 この楽器商は、自国のHill 商会がミラクール生まれのJ.B.Vuillaume との強い繋がりあることは知らいかのようにバックレてます
A.E.Hillがニスを塗ったとされるころの楽器で、メシアを狙ったものなのかなぁ?。 でも、120年の経年は、売れない新品楽器を熟成したワイン?、ブランデーのように音もニスも変えて、補修があっても魅力的なようです
それでも、良い楽器もあればハズレもあると言っているので、弾いてみないことわかりませんね
Benjaminの記述[55546] では、何か懸念があるようですが、C.F.Langonetが妥協なくコピーした、アラードのコピーも、みてみたいところです。 また、新品のメシアのコピーも、同様に見たくなりませんか?
https://www.martinswanviolins.com/ja/we-hill-sons-violin-1904/
このイギリスの楽器商は、「もっともイギリス的な楽器が、あいにくフランス的でもあり、いたるところにフランスの影響がある」と述べるが、A.E.HillやC.F.Langonetをはじめとする職人が改良したミラクールワークで作成したストラドコピーだから、そりゃぁ当然でしょ。 この楽器商は、自国のHill 商会がミラクール生まれのJ.B.Vuillaume との強い繋がりあることは知らいかのようにバックレてます
A.E.Hillがニスを塗ったとされるころの楽器で、メシアを狙ったものなのかなぁ?。 でも、120年の経年は、売れない新品楽器を熟成したワイン?、ブランデーのように音もニスも変えて、補修があっても魅力的なようです
それでも、良い楽器もあればハズレもあると言っているので、弾いてみないことわかりませんね
Benjaminの記述[55546] では、何か懸念があるようですが、C.F.Langonetが妥協なくコピーした、アラードのコピーも、みてみたいところです。 また、新品のメシアのコピーも、同様に見たくなりませんか?
Tim Toftのサイトでは、詳しくは此れを読めと言っているので、調べてみます
https://timtoftviolins.com/makers/w-e-hill-sons/
また、スポットライトは1880-1936年に当てられ、戦後のHill工房にはスポットライトがあたりません。 単にミラクールの工房作家と変わらないか、もう少しましか? のレベルに落ちているようです。 とすると楽器商の間でもJTLと同じか多少ましか? との評判でも不思議はありませんね
この方向からの戦後のイメージの方が、rio様のイメージに良く合うと思います
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