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DVDに見る昔の演奏 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 103 Comments
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DVDに見る昔の演奏

投稿日時:2003年10月12日 21:31
投稿者:Geiger1951(ID:NAIGiAE)
グリュミオーの貴重な映像が出ましたね。
HMVに注文のついでに2枚追加しました
①シェリングのブラームスの協奏曲:1962年(44歳)の名演奏
(ボーナスで57歳のカラー映像)
②メニューイン+オイストラフのバッハ二重協奏曲(1958年)
イーゴリ(Vn)+ダヴィド(Va)オイストラフ親子+メニューイン(指揮)の
Mozart協奏交響曲(1963年)
ダヴィド+ロストロのブラームス二重協奏曲(1965年)
お陰で我が家は盆と暮と正月が来たような…訳ないか(爆)。
いや凄いことになりました。
******
若いシェリングのヴィブラートの細かさは晩年と違いますね。
一生懸命さが感じられる演奏で好きです。
******
メニューイン+ダヴィドでのドッペルの2楽章では……
イーゴリとの親子録音(1961年録音のCD)とは
臨時記号(♭)の解釈が違っています。
この点私はメニューインに賛成です。
メニューインの弾くのを聞くダヴィドの幸福そうな表情は映像だから判る。
不覚にも涙が出ました。本当に感動的です。
この3枚をごらんの方の感想お寄せくださいませんか。
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【ご参考】
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Re: DVDに見る昔の演奏

投稿日時:2003年11月04日 15:30
投稿者:天音のパパ(ID:IDZ1AFQ)
つづきざまカキコすみません。
Geiger1951 様
>②メニューイン+オイストラフのバッハ二重協奏曲(1958年)
は、アート・オブ~にちびっと出てくる映像と同じものですか?(あんな演奏一回だろうから同じだと思ってますが)注文してるんですけど、まだ来ないんです(涙)ここ見て、注文なさってる方も相当数いるのかも、メーカー在庫切れだったら泣いちゃいます。
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Re: DVDに見る昔の演奏

投稿日時:2003年11月04日 17:42
投稿者:ともちん(ID:I4YxlFM)
天音のパパさん・・・
ザ・アート~の協奏曲はブカレストでの演奏ですが今度発売されたものはおそらくパリでの演奏です。映像的にはザ・アート~の方が綺麗ですよ。彼らは1度だけでなく実は何度も競演してたのでしょうね。Geiger1951さん、私が割り込んですみません。補足があればお願いします。。。
[6386]

Re: DVDに見る昔の演奏

投稿日時:2003年11月04日 20:20
投稿者:Geiger1951(ID:UBdABxA)
ともちんさんの明解答でおわりです。蛇足ですが…
皆さんフランスの下記サイトはご存知ですか?
http://www.oistrakh.com/discographies.html
ここにある下記録音:
Concerto pour 2 Violons en re mineur, BWV 1043
avec Yehudi Menuhin, Georgescu, Orchestre Philharmonique de Bucarest (live le 18 septembre 1958)
Melodiya M10-46361 006 (LP)
つまりこの録音と同じ時期の録画が、"The Art of Violin"に収録され、
後発の:Oistrakh Menuhin Rostropovich
に収録されているのは
1958年10月24日、パリのサル・プレイエルで
Pierre Capdevielle指揮、RTF室内管弦楽団の伴奏による画像です。
つまり同じ年の、違う場所、違う伴奏による別個の画像でした。
ちなみに1946年の両者による録音(ソ連盤)もありますね。
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Re: DVDに見る昔の演奏

投稿日時:2003年11月04日 23:57
投稿者:雨の歌 (ID:EodAkRU)
あまりに幼稚な質問で相当時間どうしようか迷ったのですが、思い切って書き込みます。

先日(といってもかなり前)、EMI のclassic archive シリーズのミルシュタインのDVDを買いました。(近所の大型電器店で安価で売っていた。)娘と大喜びで観始めたのですが、すぐに娘がボウイングの先が振れている、ダウンボウの時、弓先が左耳の後ろに振れるとのたまわったのです。その上、右手の形もアレでいいの?指の関節が伸びてしまってない?あれで指弓できる?とほざきました。
娘にすれば、日頃レッスンで指摘されていることなので、DVDでもコンサートでもボウイングがとても気になるようです。

ちなみに映像は1957年ロンドンで、1963年ロンドンで、1968年パリで収録されたものです。

素人の親に代わってどなたか、娘に解説していただけるとたすかるのですが・・・
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Re: DVDに見る昔の演奏

投稿日時:2003年11月05日 07:50
投稿者:ともちん(ID:I4YxlFM)
雨の歌さん・・・
私は素人なので運弓法云々についてはアドバイスできませんがミルシュテインについての有名な逸話を1つ。ある本に書いてあったのですが、ウィーンフィルで長年コンサートマスターを勤めた高名なヴァイオリニストが”あなたが共演したヴァイオリニストで最もスゴイと思ったのは誰か?”と質問されたそうです。それに対して彼は”オイストラフ・ハイフェッツ・・・確かに彼らは素晴らしいヴァイオリニストでした。しかし私が最もスゴイと思ったのはミルシュテインです・・・”と答えたそうです。このような言葉をウィーンフィルのコンマスをして言わしめるのは”常に微に入り細に入り美しい音を求め続けた”ミルシュテインの努力の賜物なのでしょう。そのような孤高の演奏家の演奏法は一朝一夕にはなかなか理解しづらいものなのかもしれませんね。。。
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ヤッシャから直接聞いた事

投稿日時:2003年11月05日 11:27
投稿者:pochi(ID:NWFSOWM)
管理人さんへこの話はこのスレッドに合わないので、御自由に消去して下さい。

ハイフェッツは晩年自分でも言っていましたが、彼の弓の持ち方は現代的ではないとの事です。右手の人さし指の関節を使っていないのです。その分、手首と肘と脇の関節で辻褄を合わせています。ロシアンボウイングと言います。現代ではハイフェッツの奏法は教科書的とは言えません。

> 最大限の演奏効果を上げるために演奏家はもっとも自分に合うテクニックを開発するのですね。
各人、指の長さ(各指の長さのバランス)も腕の長さも関節の硬さも違いますので、各々に開発します。例えば、私は179cmある日本人としては大男ですが、手が小さくて指先が非常に細くて、肉が少ないのです。指の細さはパールマンの半分位です。見た目ではなく、実際に較べました。左手の指先が細くて肉が少ない場合は、指を寝かせ気味にして弾くと、ヴィブラートの掛かりが良く、重厚な音が出せます。昔、理解のない先生の前でこれをすると叱られました。しかし、指先が細いためにハイポジションの音程は非常に正確に取れ、しかもE線では輝かしい独特の音が出せます。

> むかしメニューインが来日したとき、日本の先生方は「子供にみせると弓がゆがむから教育上良くない」と色めきたったそうです
故アイザック・スターン氏も間近で見ると先弓で腕が手前に引けていました。直角ではありませんでした。色めき立つ事ではありませんね。

最晩年のメニューインに関しても面白いエピソードがあるのですが、今回は止めておきます。
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Re: DVDに見る昔の演奏

投稿日時:2003年11月05日 11:48
投稿者:天音のパパ(ID:N1JSmJU)
レスありがとうございました。いずれにしても早く届くのが楽しみです。
お友達とそのうち合奏してもらおうと、はずかしながら練習中の曲なのです。

うちも、雨の歌さんと同じような状況になります。ことの始まりは、パールマンのチャイコンのDVDでした。小指は弓から完全に離れ、いや薬指も離れます、なおかつ弓はウッドの部分が弦につくんじゃないかって勢いで寝てます。”あ!小指が離れてる!あんなんでいいの?(おいおいパールマンなんだぞ!ツッコミ)すごい持ち方ぁ~”子供は単刀直入に聞いてきます。そして、”他の人は、どうなの?”気になり始めたのです。そしてあれこれと演奏をみるたびに、ひじが頭まで上がってるじゃん、手首がガチガチじゃん、黒いところ弾いてるじゃん、お母さん指ぎゅーとなったまんまじゃん、とか、あれこれのたまうのです。巨匠たちも子供の前ではさんざん?!です(笑)でも、そうやって疑問をもってくれるだけありがたいです。我々大人も、この人の演奏、音色の秘密はどこにあるんだろうと、演奏を聴き(今では映像で見ることも!)自分なりに分析したりしています。なんで、こんな弾き方なんだろうと同じように考えることもあります。昔と今では奏法が進化(実は退化?)してますし、一概に巨匠たちの演奏を形だけコピーしても駄目なケースがほとんどだと思います。”子供の頃からあんな風に弾いてるわけじゃないんだよ。”とりあえず説明して、”人それぞれなんだよ”と、、、そしてある時”人は人、自分は自分、人それぞれ、、、、”とぶつぶつ念仏みたいに唱えながらバイオリンのケースを開けてるのには笑いました。そうですねぇ、下に同じく子供に形を見せるのには、やはりハイフェッツでしょうか。(全体の形ね)でも、子供にはおもしろくないらしい、、、ソースとして手に入る物の中で個人的には、諏訪内さんのパガニのDVDも安心して見せれます。(もうすぐ生、諏訪内だぁ、デレデレ)アップボウから弓元でダウンボーイングに入る時の小指でのコントロールがとても好きです。余談ですが、このDVDのコンマスの後ろにいる2列目一番前のおじさんの弾き方が大好き、諏訪内見ないでこの人みてたりして、ひじを上げずに手首が柔らかくあがるタイプで、手先が非常に柔らかい。ソリストとは明らかに違うタイプの弾き方です。さらに余談で嫌いな弾き方はチョンキョンファみたいな手首ガチガチでひじがバタバタするタイプ(好きな人ごめんなさい)(顔も怖いって余計か、、、)雨の歌さん、子供の指弓お互いがんばりましょう。

なので、子供に指弓の手本になる奏者を日夜探しています。
現代奏法的に手本になる人が私的にはみあたらないんです。
どなたか紹介してください。毎日鉛筆ニギニギ中
(ネタが、子供が~スレになってしまいましたすみません)
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Re: DVDに見る昔の演奏

投稿日時:2003年11月05日 19:24
投稿者:Geiger1951(ID:UBdABxA)
pochi さんの逸話と解説はとても参考になります。ありがとう。
ヴァイオリンって、ただでさえ弾きにくい楽器で、弾けているのがミラクルじゃないかって思うときがあります。
4本の弦だけ、細い棒みたいな弓。
それをアクロバットよろしく振り回すわけですから、サーカスですよ。
サーカスの人は教科書なんてありませんよね。
名人奏者にも教科書はない訳ですね。
ミルシテインで面白かったのは"The Art of"でマーチのいたずら弾きです。あのダブルストップの奏法には感心します。
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Re: DVDに見る昔の演奏

投稿日時:2003年11月05日 22:43
投稿者:時のフランチェスカッティ(ID:EmIpIlE)
超一流のヴァイオリン演奏家の奏法の事が話題になっているので一言書かせていただきます。

スキーに例えると、オリンピックの外国人選手の滑りは日本人には全く参考になりません。
上手なスキーの滑りをしたい人は、佐藤正人さん(ちょっと古いか?)などのデモンストレータの滑りを真似します。

テニスに例えても、世界の超一流男性選手のフォームは、体格やパワーの違いからアマチュアテニスプレイヤーの参考になりません。
どちらかと言うと、日本人の一流女性プレイヤーのフォームのほうが参考になります。

パールマンやクレメルの奏法も、上手すぎて参考になりません。
学生コンクールやジュニアコンクールの入賞者の演奏のほうが奏法の参考になります。
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Re: DVDに見る昔の演奏

投稿日時:2003年11月06日 00:25
投稿者:Geiger1951(ID:UBdABxA)
時の…さん こんにちは
前のバンドル名(やまいだれのやつ)センスよかったけれど。
スポーツの喩えを出したのは面白いですね。常に妥当かはわかりませんが、なるほど解かり易いです。感心しました。
パールマン、クレーメル、オイストラフ、全部非常に非常に参考になると私は思うので。「学生コンクールの方が参考になる」というのは飛び上がって驚いた、ってのは嘘ですが、こんど「江藤俊哉コンクールの入賞記念演奏会」聴きにいきますから、よーくボーイングを見てきて、感想をどこかで書き込むことにします。
参考になる意見ありがとうございました。
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