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ヴァイオリンとヴィオラの奏法の違い
投稿日時:2003年11月27日 18:35
投稿者:pochi(ID:IJMFSQg)
私は大柄なので、42cmを弾きます。C線でもヴァイオリンに聞こえるんだそうです。口惜しくて意地になって練習してましたが、ヴィオラ弾きに拠るとやっぱりヴァイオリンなんだそうです。どうしてもヴァイオリン的な音を出してしまうらしいのです。どのヴィオラ弾きに訊いても、只、違うと言われるだけで、物理的な違いに付いて説明してくれません。
物理的にヴァイオリンとヴィオラの奏法の違いを説明していただける方、宜しくお願い致します。
私は、ハ音記号を暫く読むと、ト音記号が読めなくなる病気も持っています。
物理的にヴァイオリンとヴィオラの奏法の違いを説明していただける方、宜しくお願い致します。
私は、ハ音記号を暫く読むと、ト音記号が読めなくなる病気も持っています。
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Re: ヴァイオリンとヴィオラの奏法の違い
投稿日時:2003年11月28日 18:51
投稿者:Geiger1951(ID:UBdABxA)
pochiさんの意図は真剣なものですから、私も姿勢を正して書き込みます。
中村暢広さんがこの問題を書かれています。
http://plaza14.mbn.or.jp/~nakanobu/hitori.html#1
ここにあるとおり、ヴィオラ専門家はやはり「自分達とにわかヴィオリストの音には違いがある」と考えていることは事実でしょう。ただしヴァイオリン的ヴィオラとは何か、が甚だ曖昧です。
ヴィオラの名手でもある pochi さんはすでに解っていらっしゃるのだと思いますので。蛇足を承知で、掻い摘んで私個人の理解するところを述べます。私は弦楽器は子供の頃全部いたずらしました。チェロが転がしてあったのでいたずら弾きしました。
ヴィオラを好んで弾くのは最近のことですが、痛感するのはボウイングが7分三分でチェロに近いということです。
++++++
ヴィオラはヴァイオリンより5度低い。
本来はヴァイオリンの1.5倍(355mm×1.5=53センチくらい)あるべきだが、
実際は42~44センチが限界。
++++++
こういう事情があるので弦を太くしてその質量で低い音を出す楽器です。
そこで発音が鈍くなり、きっちりしたアタックを付けないと良い音がでない。
++++++
ではヴァイオリン弾きではヴィオラは弾けないか。
これには半分イエスで半分ノーです。
++++++
ボウイングの達人であればヴィオラを生まれて初めて弾いても、正しい鳴らし方はこうだ、と気づき右手を修正できるはずだと思います。ただし腕の重みや指の力があったほうがやりやすいでしょう。だから一般的に小柄な女性ヴァイオリニストがいきなりヴィオラを弾くのは難しい(これは知り合いの女流の受け売り)ようです。
男でも弓のアタックでなくスピードで弾くタイプ(漠然とした言い方ですが)はヴィオラを弾いたとき大修正しないと難しいように感じます。
+++++
アッカルドの発言は本当に上手なヴァイオリニストならそういう軌道修正がちゃんとできなくてはいけない、という趣旨だと思っています。
なお、左手は基本的にはヴァイオリンと変わらないように思うのですが、指の力はたしかに余計必要です(弦が太いから当たり前)。
中村暢広さんがこの問題を書かれています。
http://plaza14.mbn.or.jp/~nakanobu/hitori.html#1
ここにあるとおり、ヴィオラ専門家はやはり「自分達とにわかヴィオリストの音には違いがある」と考えていることは事実でしょう。ただしヴァイオリン的ヴィオラとは何か、が甚だ曖昧です。
ヴィオラの名手でもある pochi さんはすでに解っていらっしゃるのだと思いますので。蛇足を承知で、掻い摘んで私個人の理解するところを述べます。私は弦楽器は子供の頃全部いたずらしました。チェロが転がしてあったのでいたずら弾きしました。
ヴィオラを好んで弾くのは最近のことですが、痛感するのはボウイングが7分三分でチェロに近いということです。
++++++
ヴィオラはヴァイオリンより5度低い。
本来はヴァイオリンの1.5倍(355mm×1.5=53センチくらい)あるべきだが、
実際は42~44センチが限界。
++++++
こういう事情があるので弦を太くしてその質量で低い音を出す楽器です。
そこで発音が鈍くなり、きっちりしたアタックを付けないと良い音がでない。
++++++
ではヴァイオリン弾きではヴィオラは弾けないか。
これには半分イエスで半分ノーです。
++++++
ボウイングの達人であればヴィオラを生まれて初めて弾いても、正しい鳴らし方はこうだ、と気づき右手を修正できるはずだと思います。ただし腕の重みや指の力があったほうがやりやすいでしょう。だから一般的に小柄な女性ヴァイオリニストがいきなりヴィオラを弾くのは難しい(これは知り合いの女流の受け売り)ようです。
男でも弓のアタックでなくスピードで弾くタイプ(漠然とした言い方ですが)はヴィオラを弾いたとき大修正しないと難しいように感じます。
+++++
アッカルドの発言は本当に上手なヴァイオリニストならそういう軌道修正がちゃんとできなくてはいけない、という趣旨だと思っています。
なお、左手は基本的にはヴァイオリンと変わらないように思うのですが、指の力はたしかに余計必要です(弦が太いから当たり前)。
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俄ではない
投稿日時:2003年11月28日 21:40
投稿者:pochi(ID:IJMFSQg)
プロのビオラ弾きさんは、私の事をかなり勘違いしておられます。私はにわかヴィオラ弾きでもありません。
モーツアルトのダブルを弾く時の経緯を説明します。私は普段から、ビオラの弱いオケでは、2刀流でした。ビオラではトップの足に座ります。トップには、「貴殿が隣に居ると弾きやすい」と好評でした。セミプロオケではコンサートマスターを要請される事もありましたが、トータルで仕事が減るし、学業が出来なくなるので、断っていました。
コンサートまでには3ヶ月の猶予がありました。ヴァイオリンの女性に予算がない(US$200)で、プロのヴィオラ弾きに頼むと、ゲネプロに当日1回しか来てくれない。私だったら、時間さえ合えば、沢山練習してくれる。私は、彼女の為にコネを使って、知り合いの有名なプロのヴィオラ弾きに経緯を説明しました。「$200で、ヴィオラを弾けるようにしてくれ」と。ヴィオラ弾きの先生は、じゃ、弾いてご覧と言うので、一通り弾いた所、ニヤニヤ笑って、「ヴァイオリン弾きはヴァイオリン弾きだね。君の音は、ヴィオラでは無いけど、珍しく楽器は裏板まで良く鳴っているよ。」と言いながら、チェロの弓を渡してくれました。その場で同じように弾きました。そして一言、「良く弾けてるけど君にはヴィオラは向かない」その後、先生はゲネプロに何度か足を運んでくれました。先生に私は一度も文句を言われた事はありません。ヴァイオリン弾きの方は、かなり注意されていました。
彼女が少し緊張気味だった事、42cmのヴィオラはヴァイオリン弾きの彼女に対しては、音量が大き過ぎた事、元来、ヴァイオリン弾きの私は、艶やかで派手な音色を出してしまった事、、、等々
先生は、物理的な違いに就いて教えてはくれませんでした。私は、手は小さいのですが、平均的な紅毛人と同じ体格です。弓は、腕の重みで弾きます。アタックは弾き分けますが、ビオラを弾く時にはビオラ弾きとしても、強い方です。
さて、プロのビオラ弾きさん、その他の皆さん、具体的にヴァイオリンとヴィオラの奏法のどこが違うのか、明確に説明してもらえないでしょうか?
モーツアルトのダブルを弾く時の経緯を説明します。私は普段から、ビオラの弱いオケでは、2刀流でした。ビオラではトップの足に座ります。トップには、「貴殿が隣に居ると弾きやすい」と好評でした。セミプロオケではコンサートマスターを要請される事もありましたが、トータルで仕事が減るし、学業が出来なくなるので、断っていました。
コンサートまでには3ヶ月の猶予がありました。ヴァイオリンの女性に予算がない(US$200)で、プロのヴィオラ弾きに頼むと、ゲネプロに当日1回しか来てくれない。私だったら、時間さえ合えば、沢山練習してくれる。私は、彼女の為にコネを使って、知り合いの有名なプロのヴィオラ弾きに経緯を説明しました。「$200で、ヴィオラを弾けるようにしてくれ」と。ヴィオラ弾きの先生は、じゃ、弾いてご覧と言うので、一通り弾いた所、ニヤニヤ笑って、「ヴァイオリン弾きはヴァイオリン弾きだね。君の音は、ヴィオラでは無いけど、珍しく楽器は裏板まで良く鳴っているよ。」と言いながら、チェロの弓を渡してくれました。その場で同じように弾きました。そして一言、「良く弾けてるけど君にはヴィオラは向かない」その後、先生はゲネプロに何度か足を運んでくれました。先生に私は一度も文句を言われた事はありません。ヴァイオリン弾きの方は、かなり注意されていました。
彼女が少し緊張気味だった事、42cmのヴィオラはヴァイオリン弾きの彼女に対しては、音量が大き過ぎた事、元来、ヴァイオリン弾きの私は、艶やかで派手な音色を出してしまった事、、、等々
先生は、物理的な違いに就いて教えてはくれませんでした。私は、手は小さいのですが、平均的な紅毛人と同じ体格です。弓は、腕の重みで弾きます。アタックは弾き分けますが、ビオラを弾く時にはビオラ弾きとしても、強い方です。
さて、プロのビオラ弾きさん、その他の皆さん、具体的にヴァイオリンとヴィオラの奏法のどこが違うのか、明確に説明してもらえないでしょうか?
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Re: ヴァイオリンとヴィオラの奏法の違い
投稿日時:2003年11月29日 13:30
投稿者:プロのビオラ弾き(ID:QUM4UmA)
私の言うにわかビオラ弾きとはバイオリンを主としながら足りない時だけビオラを弾くいわゆる両刀使いのことです。
Pocciさんお話は伺う限り、やはりにわかビオラ弾きでしょう。ビオラ弾きから見れば。
バイオリンとビオラの違い。バイオリンは実音的な楽器。ビオラは倍音的な楽器。発音があはっきりしないのでバイオリン弾きはどうしても発音ばかり気にしはじめます。そして必要以上に弓圧をかけ過ぎます。もちろんバイオリンよりは弓圧はかけます。そしてスピードも弓圧をかけているだけに重いですからスピードも出ません。見た目にはバイオリンより遅いスピードの弓でしょうが、実際にはバイオリンよりはやく動かす感覚でないといけないかも。
こう考えてください。バイオリンとビオラの違いはマラソンランナーお荷物をもって持っていない時と同じ時間で走り切る様なもの。お荷物を持って同じタイムに出すにはまた別の何かが必要なのです。
Pocciさんお話は伺う限り、やはりにわかビオラ弾きでしょう。ビオラ弾きから見れば。
バイオリンとビオラの違い。バイオリンは実音的な楽器。ビオラは倍音的な楽器。発音があはっきりしないのでバイオリン弾きはどうしても発音ばかり気にしはじめます。そして必要以上に弓圧をかけ過ぎます。もちろんバイオリンよりは弓圧はかけます。そしてスピードも弓圧をかけているだけに重いですからスピードも出ません。見た目にはバイオリンより遅いスピードの弓でしょうが、実際にはバイオリンよりはやく動かす感覚でないといけないかも。
こう考えてください。バイオリンとビオラの違いはマラソンランナーお荷物をもって持っていない時と同じ時間で走り切る様なもの。お荷物を持って同じタイムに出すにはまた別の何かが必要なのです。
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だけど、なみだがでちゃう、ヴァイオリン弾きだもん!
投稿日時:2003年11月29日 19:37
投稿者:pochi(ID:IJMFSQg)
♪くるしくったってー、かなしくったってー、オケピーの中では、平気ーなの、ヴィオーラがー、うなーるとー、胸がはずーむわ、アンダーティーノ、トレモロ、ワントゥー・ワントゥー・アタック♪・・・
>バイオリンは実音的な楽器。ビオラは倍音的な楽器。
***これは当然です。きちんと弾き分けます。
>バイオリン弾きはどうしても発音ばかり気にしはじめます。
***これには、気が付きませんでした。有難う御座居ます。
>必要以上に弓圧をかけ過ぎます。
***私の場合、そんなことは無いと思います。ビオラでも絃の振幅を見て、最大限になるように弾く練習を徹底的に行いました。
♪なみーだもー汗もー、若い?ファイートでー、ビオラ弾きーにとーおくー、さけびぃーたいー、アタックー、アタックー、ナンーバー・ワーン、ナンーバーァアー・ワーン♪
大変失礼致しました。どうも有難う御座居ました。
>バイオリンは実音的な楽器。ビオラは倍音的な楽器。
***これは当然です。きちんと弾き分けます。
>バイオリン弾きはどうしても発音ばかり気にしはじめます。
***これには、気が付きませんでした。有難う御座居ます。
>必要以上に弓圧をかけ過ぎます。
***私の場合、そんなことは無いと思います。ビオラでも絃の振幅を見て、最大限になるように弾く練習を徹底的に行いました。
♪なみーだもー汗もー、若い?ファイートでー、ビオラ弾きーにとーおくー、さけびぃーたいー、アタックー、アタックー、ナンーバー・ワーン、ナンーバーァアー・ワーン♪
大変失礼致しました。どうも有難う御座居ました。
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Re: ヴァイオリンとヴィオラの奏法の違い
投稿日時:2003年11月30日 19:12
投稿者:Geiger1951(ID:UBdABxA)
つづり間違い訂正しました:
Pochiさんのヴィオラ聴いてみたいですよ。
きっと素晴らしい文句無しのヴィオラの音だとにらんでます。
Pochiさんのヴィオラ聴いてみたいですよ。
きっと素晴らしい文句無しのヴィオラの音だとにらんでます。
[7390]
Re: ヴァイオリンとヴィオラの奏法の違い
投稿日時:2003年12月01日 12:45
投稿者:yoritomo(ID:M1hZFXk)
>必要以上に弓圧をかけ過ぎます。
***私の場合、そんなことは無いと思います。ビオラでも絃の振幅を見て、最大限になるように弾く練習を徹底的に行いました。
弦の振幅を見て最大限になるように・・・では楽器の裏板まで響かすことは難しいと思います。何故ならば弦の振動は縦振動ですから。弦の振幅が大きい時は弦そのものが振動しているだけで、そのエネルギーは楽器に十分な仕事をさせていません。音を跳ばすには駒の近くを弾きます。その時は弦の振幅はむしろ小さく見えます。
***私の場合、そんなことは無いと思います。ビオラでも絃の振幅を見て、最大限になるように弾く練習を徹底的に行いました。
弦の振幅を見て最大限になるように・・・では楽器の裏板まで響かすことは難しいと思います。何故ならば弦の振動は縦振動ですから。弦の振幅が大きい時は弦そのものが振動しているだけで、そのエネルギーは楽器に十分な仕事をさせていません。音を跳ばすには駒の近くを弾きます。その時は弦の振幅はむしろ小さく見えます。
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判官贔屓
投稿日時:2003年12月01日 16:41
投稿者:pochi(ID:IJMFSQg)
言い訳はいくらでも書けますが、敢えて書きません。お赦し願えないでしょうから、奥州平泉で自害します。こっそり抜け出して、弓にモンゴル製の馬の毛を張り直して戻ってきます。名前は"pochi"のままにします。
[7419]
Re: ヴァイオリンとヴィオラの奏法の違い
投稿日時:2003年12月01日 21:09
投稿者:後白河法王(ID:UBdABxA)
うーん、マロ(N響ではあらしゃいません)としては九郎めに贔屓したのじゃがのう。ゲイ苛とか呼びおってしゃらくさいが、ジンギスカンになっても言葉に苦労(あ、マロとしたことが駄洒落を)するでおじゃりましょう。大陸では英語が通じませぬからしてな、ホホホ。
蒙古馬の尾の毛で弓の毛替えしてハヨもどってヴィオラでリサイタル開きなされ、切符は有栖川どのにたのめば500枚軽くさばくじゃろうが、あれ、これ違うかの。
蒙古馬の尾の毛で弓の毛替えしてハヨもどってヴィオラでリサイタル開きなされ、切符は有栖川どのにたのめば500枚軽くさばくじゃろうが、あれ、これ違うかの。
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