[7434]
非有名CD紹介してください
投稿日時:2003年12月02日 00:04
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
みなさん、あまり他人の知らない「非有名演奏家」「非有名CD録音」
があったら紹介してください。簡単な演奏評も添えてくれるとGoodっすよ。
############
手始めに私から:
アレグサンドル・ブルシロフスキー(1953-)のバッハ無伴奏全集:
レビュー風に書くと:
まず1990年の録音で音質は大変よい。
隅々まで磨き上げ丹念に弾いている。作品を深く愛して、信仰に近い畏敬の念を抱いているのが解ります。
ダブルストップの音程もものすごく綺麗で和音の立体感、対位法の表現も優れています。超一級の解釈だと思います。
パルティータもソナタもむら無く出来がよく、とくに絶品がシャコンヌと、第3ソナタのフーガですね。
++++++++
ブルシロフスキーを紹介しておくと、
ウクライナ出身。
モスクワ音楽院でヤンケレヴィッチ門下。
一応あちこちコンクールは通った。
フランス市民権を取り、だれもCD買ってくれないので何と自分でCD会社起こしてしまった。Suoni e Colori レーベルです。
http://www.music-passion.com
だいたい、フランス語オンリーってのが、とりつくしまが無いよね。
むしろここ
http://www.classicalarchives.com/artists/indexo.html#vlin
から入ってMP3を聴き、
かれが友人達とやっているアカデミーのサイト
http://www.mastersdepontlevoy.com/
に行き着くほうが解る。
日本語ではここで紹介している
http://www.kohshinmedia.com/suoni-e-colori/catalogue.html
+++++++
バッハの無伴奏を私は、
通販ショップのCADENZAで買いました。
#####
このスレも立ち枯れの予感がします。
があったら紹介してください。簡単な演奏評も添えてくれるとGoodっすよ。
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手始めに私から:
アレグサンドル・ブルシロフスキー(1953-)のバッハ無伴奏全集:
レビュー風に書くと:
まず1990年の録音で音質は大変よい。
隅々まで磨き上げ丹念に弾いている。作品を深く愛して、信仰に近い畏敬の念を抱いているのが解ります。
ダブルストップの音程もものすごく綺麗で和音の立体感、対位法の表現も優れています。超一級の解釈だと思います。
パルティータもソナタもむら無く出来がよく、とくに絶品がシャコンヌと、第3ソナタのフーガですね。
++++++++
ブルシロフスキーを紹介しておくと、
ウクライナ出身。
モスクワ音楽院でヤンケレヴィッチ門下。
一応あちこちコンクールは通った。
フランス市民権を取り、だれもCD買ってくれないので何と自分でCD会社起こしてしまった。Suoni e Colori レーベルです。
http://www.music-passion.com
だいたい、フランス語オンリーってのが、とりつくしまが無いよね。
むしろここ
http://www.classicalarchives.com/artists/indexo.html#vlin
から入ってMP3を聴き、
かれが友人達とやっているアカデミーのサイト
http://www.mastersdepontlevoy.com/
に行き着くほうが解る。
日本語ではここで紹介している
http://www.kohshinmedia.com/suoni-e-colori/catalogue.html
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バッハの無伴奏を私は、
通販ショップのCADENZAで買いました。
#####
このスレも立ち枯れの予感がします。
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2 / 4 ページ [ 30コメント ]
【ご参考】
[7737]
Re: 非有名CD紹介してください
投稿日時:2003年12月07日 22:58
投稿者:いみぷー(ID:F2NCQ1U)
Geiger1951 さん
場違いかと思いながらのカキコに答えてくださりありがとうございます。
ヴァーツラフ・フデチェックさんはなかなかの名演奏家でいらっしゃったのですね。
ところで、次にやろうと思っているブラームスのソナタをさがしてたら Wolfgang Schneiderhan のものがあり一緒に頼んでしまいました。
昔のかたなので古い録音なのでしょうね。
先週末 に発送したとの連絡があったので、楽しみに待っています。
本当に届くかほんの少し心配です。
場違いかと思いながらのカキコに答えてくださりありがとうございます。
ヴァーツラフ・フデチェックさんはなかなかの名演奏家でいらっしゃったのですね。
ところで、次にやろうと思っているブラームスのソナタをさがしてたら Wolfgang Schneiderhan のものがあり一緒に頼んでしまいました。
昔のかたなので古い録音なのでしょうね。
先週末 に発送したとの連絡があったので、楽しみに待っています。
本当に届くかほんの少し心配です。
[7738]
Re: 非有名CD紹介してください
投稿日時:2003年12月07日 23:39
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
いみぷーさん
懐かしいフデチェックさんの名が出たので感激しました。
シュナイダーハンさんの相手のピアニストはゼーマンさんでしょうか。
http://www.rondomagazin.de/klassik/b/brahms/jb41.htm
お目が高いですね。往年の名コンビですから、きっとご満足なさいますよ。
懐かしいフデチェックさんの名が出たので感激しました。
シュナイダーハンさんの相手のピアニストはゼーマンさんでしょうか。
http://www.rondomagazin.de/klassik/b/brahms/jb41.htm
お目が高いですね。往年の名コンビですから、きっとご満足なさいますよ。
[7884]
Re: 非有名CD紹介してください
投稿日時:2003年12月13日 18:37
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
ブラームスのソナタといえば、LP時代
ヨセフ・スークとジュリアス・カッチェンという意外性コンピが好きでしたが、
復刻CDが2001年に国内(ポリドール)で出たようです。カッチェンのピアノが大変上手だったと思います。スークも音がとてもきれいでしたし。
ヨセフ・スークとジュリアス・カッチェンという意外性コンピが好きでしたが、
復刻CDが2001年に国内(ポリドール)で出たようです。カッチェンのピアノが大変上手だったと思います。スークも音がとてもきれいでしたし。
[7971]
Tibor Varga コレクション
投稿日時:2003年12月17日 21:34
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
ティボール・ヴァルガ コレクション
http://www.varga-tibor.com/e/cd.htm
(最終的には40タイトルほど予定の由)
中の5タイトルを通販で注文していましたが、今日手元に届きました。
まず、チャイコフスキーとブルッフの協奏曲から聴き始めました。
(オーベルソン指揮、フェスティヴァルOrch伴奏日時未詳だが音質良好)
驚異的な音のコントロール(音程・トーンプロダクション)
暖かく輝かしい響き
高貴で力強いヴィブラート
そして強い個性(大家ならではの独自の音やスタイル)
以前入手して感銘を受けたベートーヴェンの協奏曲にもましてヴァルガの魅力が発揮されたCDです。
一度も実演で聴いていないので音量などは不明ですが、超大型の演奏家であることはこの録音から伝わってきます。
残り4タイトルはじっくり聴いてまた報告します。
なお私はカデンツァというところから購入しました。
http://www.webserve.ne.jp/cadenza/top.html
http://www.varga-tibor.com/e/cd.htm
(最終的には40タイトルほど予定の由)
中の5タイトルを通販で注文していましたが、今日手元に届きました。
まず、チャイコフスキーとブルッフの協奏曲から聴き始めました。
(オーベルソン指揮、フェスティヴァルOrch伴奏日時未詳だが音質良好)
驚異的な音のコントロール(音程・トーンプロダクション)
暖かく輝かしい響き
高貴で力強いヴィブラート
そして強い個性(大家ならではの独自の音やスタイル)
以前入手して感銘を受けたベートーヴェンの協奏曲にもましてヴァルガの魅力が発揮されたCDです。
一度も実演で聴いていないので音量などは不明ですが、超大型の演奏家であることはこの録音から伝わってきます。
残り4タイトルはじっくり聴いてまた報告します。
なお私はカデンツァというところから購入しました。
http://www.webserve.ne.jp/cadenza/top.html
[8003]
Tibor Varga コレクション 続報
投稿日時:2003年12月18日 23:56
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
別スレでポルトガルとブラジルの作品のヴァルガによる演奏に触れました。
ティボール・ヴァルガ・コレクションの2タイトル目にあるのはバッハの協奏曲です。バッハの有名な3曲ですからこっちに区別して書いています。
+++++
ホ長調の協奏曲BWV1042
ハ短調のオーボエとヴァイオリンの協奏曲BWV1060a
(シュマルフスというオーボイストとの共演)
ニ短調のドッペルコンツェルトBWV1043
(子息のジルベールさんとの共演)
+++++
以上の3曲でシオンで開かれたティボール・ヴァルガ音楽祭での録音だそうです。音が貧弱なのでがっかりしましたが、音楽は大変よいものです。
特に優れた演奏はオーボエとヴァイオリンの協奏曲です。
ティボール・ヴァルガ・コレクションの2タイトル目にあるのはバッハの協奏曲です。バッハの有名な3曲ですからこっちに区別して書いています。
+++++
ホ長調の協奏曲BWV1042
ハ短調のオーボエとヴァイオリンの協奏曲BWV1060a
(シュマルフスというオーボイストとの共演)
ニ短調のドッペルコンツェルトBWV1043
(子息のジルベールさんとの共演)
+++++
以上の3曲でシオンで開かれたティボール・ヴァルガ音楽祭での録音だそうです。音が貧弱なのでがっかりしましたが、音楽は大変よいものです。
特に優れた演奏はオーボエとヴァイオリンの協奏曲です。
[8021]
ゲオルク+ゲオルク
投稿日時:2003年12月19日 21:58
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
ハンガリー出身のユダヤ人、ゲオルク・ショルティ
(英国では、サー・ジョージ・ショルティ)
は知らぬものとて無い大指揮者ですが…
1942年にジュネーヴ国際ピアノコンクールにも優勝しています。
大戦後彼はドイツの誇る名ヴァイオリニスト、ゲオルク・クーレンカンプフ
とソナタ数曲を吹き込みました。1940年代後半のモノラル録音です。
ウラニアのCDで今夜入手しました。
Mozart:Sonata B♭ K.454
Beethoven:Sotnata Op.47 "Kreutzer"
Brahms:Sonatas No.1,2,3
で2枚組のCDです。
ブラームスのニ短調とベートーヴェンのクロイツェルは特に素晴らしい名演奏だと思います。
ショルティの巧さは光りますし、クーレンカンプフの熱っぽい美音と真摯な音楽性はドイツの演奏家として、ゲルハルト・タシュナーのブラックコーヒーみたいな苦みばしった魅力とはまた一味違う、清々しい魅力を発散しています。これはお勧めCDですよ。
クーレンカンプフはこの共演の直ぐ後、急死してしまいました。
(英国では、サー・ジョージ・ショルティ)
は知らぬものとて無い大指揮者ですが…
1942年にジュネーヴ国際ピアノコンクールにも優勝しています。
大戦後彼はドイツの誇る名ヴァイオリニスト、ゲオルク・クーレンカンプフ
とソナタ数曲を吹き込みました。1940年代後半のモノラル録音です。
ウラニアのCDで今夜入手しました。
Mozart:Sonata B♭ K.454
Beethoven:Sotnata Op.47 "Kreutzer"
Brahms:Sonatas No.1,2,3
で2枚組のCDです。
ブラームスのニ短調とベートーヴェンのクロイツェルは特に素晴らしい名演奏だと思います。
ショルティの巧さは光りますし、クーレンカンプフの熱っぽい美音と真摯な音楽性はドイツの演奏家として、ゲルハルト・タシュナーのブラックコーヒーみたいな苦みばしった魅力とはまた一味違う、清々しい魅力を発散しています。これはお勧めCDですよ。
クーレンカンプフはこの共演の直ぐ後、急死してしまいました。
[8022]
大天才ヴァルガ
投稿日時:2003年12月19日 23:55
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
ティボール・ヴァルガ・コレクション 第一巻
Tibor Varga Collection Vol.1
は「歴史的録音」と銘打ち、ヴァルガ(1921-2003)の少年期(14歳)からの録音を集めています。
+++++
フバイの"Zephyr"、ショパンの「ノクターン」、フェッラーラの「ブルレスカ」、ストラヴィンスキーの(火の鳥よりの)「子守唄」、フランクール=クライスラーの「シシリアーナとリゴードン」、プリンチペの"El Campielo"、ゲスラーの「鳴り独楽」、サラサーテの「導入とタランテッラ」、シマノフスキーの「アレトゥーザの泉」、パガニーニの「モーゼ変奏曲」、デ・ファリャの「スペイン舞曲」
++++
どれをとってもヴァルガの桁外れの天才性を物語るものです。
ハンガリー人らしい耳のよさ。ぞくぞくする音程感覚。官能的な美音。
何よりも自然で趣味のよい音楽の作り方。
若年にしてすでに偉大な巨匠性をふんだんに発揮していたヴァルガが哲学を学び、やがて教師としての生き方を主にしてしまったことは不思議でなりませんね。
このCDはヴァイオリン音楽についての我々の固定観念を作り変えるほどのインパクトがあると思います。
ほんとうに物凄く上手いもんです。感動すること請け合いです。
Tibor Varga Collection Vol.1
は「歴史的録音」と銘打ち、ヴァルガ(1921-2003)の少年期(14歳)からの録音を集めています。
+++++
フバイの"Zephyr"、ショパンの「ノクターン」、フェッラーラの「ブルレスカ」、ストラヴィンスキーの(火の鳥よりの)「子守唄」、フランクール=クライスラーの「シシリアーナとリゴードン」、プリンチペの"El Campielo"、ゲスラーの「鳴り独楽」、サラサーテの「導入とタランテッラ」、シマノフスキーの「アレトゥーザの泉」、パガニーニの「モーゼ変奏曲」、デ・ファリャの「スペイン舞曲」
++++
どれをとってもヴァルガの桁外れの天才性を物語るものです。
ハンガリー人らしい耳のよさ。ぞくぞくする音程感覚。官能的な美音。
何よりも自然で趣味のよい音楽の作り方。
若年にしてすでに偉大な巨匠性をふんだんに発揮していたヴァルガが哲学を学び、やがて教師としての生き方を主にしてしまったことは不思議でなりませんね。
このCDはヴァイオリン音楽についての我々の固定観念を作り変えるほどのインパクトがあると思います。
ほんとうに物凄く上手いもんです。感動すること請け合いです。
[8097]
フーベルマンいいよねー
投稿日時:2003年12月22日 22:53
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
8093天音のパパさま、私にお線香立てないで下さい(笑)
++++++
ぷーたさんが、ベト協スレで言及したフーベルマンのチャイコン!
1929年、ウィリアム・スタインバーグ指揮、ベルリン国立歌劇場オケ
でしょうか?
しっかり聴いてしまいました。
++++++
第3楽章で、大きなカットがあるのはこの時代ですからしょうがない。
オイストラフ校訂のIMC版パート譜で25ページの2行目の3小節目から
27ページの練習記号Eまで一気にワープ。(すげー)
それ以外にもここかしこにカットがあります。
SPレコードの録音時間や、当時の演奏習慣が関係するのでやむを得ませんね。御大のオイストラフだってコンサートでカットはしています。
否むしろ、1939年のオイストラフや、映画「カーネギーホール」のハイフェッツのような、アウアーのアクロバット編曲をフーベルマンは弾かないのです。この時代にどっちが多かったのか興味津々になりますね。
そんなことは本質ではありません。フーベルマンの演奏は超人的です。
なんていう闊達自在さでしょう。なんて恐るべき熱気でしょう。
ぷーたさんはじめ、現在の若手がこの演奏に着目してくださるとしたら、素晴らしいことです。
ほんとうにオリジナリティに満ちた演奏だと思います。
++++++
ぷーたさんが、ベト協スレで言及したフーベルマンのチャイコン!
1929年、ウィリアム・スタインバーグ指揮、ベルリン国立歌劇場オケ
でしょうか?
しっかり聴いてしまいました。
++++++
第3楽章で、大きなカットがあるのはこの時代ですからしょうがない。
オイストラフ校訂のIMC版パート譜で25ページの2行目の3小節目から
27ページの練習記号Eまで一気にワープ。(すげー)
それ以外にもここかしこにカットがあります。
SPレコードの録音時間や、当時の演奏習慣が関係するのでやむを得ませんね。御大のオイストラフだってコンサートでカットはしています。
否むしろ、1939年のオイストラフや、映画「カーネギーホール」のハイフェッツのような、アウアーのアクロバット編曲をフーベルマンは弾かないのです。この時代にどっちが多かったのか興味津々になりますね。
そんなことは本質ではありません。フーベルマンの演奏は超人的です。
なんていう闊達自在さでしょう。なんて恐るべき熱気でしょう。
ぷーたさんはじめ、現在の若手がこの演奏に着目してくださるとしたら、素晴らしいことです。
ほんとうにオリジナリティに満ちた演奏だと思います。
[8098]
Re: 非有名CD紹介してください
投稿日時:2003年12月22日 23:08
投稿者:東海林(ID:F0UDVnU)
Geiger1951さん、
フーベルマンのチャイコンですが、1946年の実況録音でも全く同じところをカットしています。録音時間の都合ではなかったようです。
フーベルマンのチャイコンですが、1946年の実況録音でも全く同じところをカットしています。録音時間の都合ではなかったようです。
[8108]
フーベルマンのカットに関して
投稿日時:2003年12月23日 11:04
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
東海林さま
なるほどフーベルマンはそうなんですか。
+++++
この曲の3楽章のカットはアウアーがやったのが有名ですね。
ところが、フーベルマンカットはアウアーカットを大幅に越えています。
+++++
オペラ歌手が、モーツァルトなどのアリア(ソナタ形式)の再現部だけ歌う位ですから、作品の姿をひどく損なうのでないかぎり、とがめるには及ばないのでしょうね。
+++++
最近の演奏はカットをやらないようです。オイストラフ校訂の譜にも
「ピアノ伴奏だったらアウアー版に従っての最小限のカットも許される」
ていどで、これがソヴィエト欽定の正式解釈だったのでしょう。
しかし本家本元のオイストラフの1959年のCBS録音では3楽章は
概ねアウアーによるカット(2箇所ほどアウアーと違う)を実行しています。
また練習記号Dの直前のオクターブを省略しているのもアウアー版的です。
30ページの6行目の poco a poco stringendo も華やかなアウアー編曲を使っていますね。
+++++
ロマン派の作品ではこの程度の変更はかまわないのでしょうが、ぷーたさんはどうお考えでしょうか
なるほどフーベルマンはそうなんですか。
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この曲の3楽章のカットはアウアーがやったのが有名ですね。
ところが、フーベルマンカットはアウアーカットを大幅に越えています。
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オペラ歌手が、モーツァルトなどのアリア(ソナタ形式)の再現部だけ歌う位ですから、作品の姿をひどく損なうのでないかぎり、とがめるには及ばないのでしょうね。
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最近の演奏はカットをやらないようです。オイストラフ校訂の譜にも
「ピアノ伴奏だったらアウアー版に従っての最小限のカットも許される」
ていどで、これがソヴィエト欽定の正式解釈だったのでしょう。
しかし本家本元のオイストラフの1959年のCBS録音では3楽章は
概ねアウアーによるカット(2箇所ほどアウアーと違う)を実行しています。
また練習記号Dの直前のオクターブを省略しているのもアウアー版的です。
30ページの6行目の poco a poco stringendo も華やかなアウアー編曲を使っていますね。
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ロマン派の作品ではこの程度の変更はかまわないのでしょうが、ぷーたさんはどうお考えでしょうか
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