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カール・フレッシュの信じていたこと | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 11 Comments
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カール・フレッシュの信じていたこと

投稿日時:2004年01月25日 20:36
投稿者:Geiger1951(ID:NCd1OQI)
日本の伝統芸能では「一芸に秀でる」ことが重視され、一芸さえあれば森羅万象は自ずから解る、という暗黙の諒解があったらしいですね。
++++
それでは下記の発言をみなさんはどうお考えでしょう。
カール・フレッシュ:「ヴァイオリン演奏の技法」下巻P147
=====
すべての時代のほんとうに優れたヴァイオリニストは、ヴァイオリン以外の楽器においても同じ長所を示したであろうし、それだけでなく彼らは、更に純粋に精神的な道徳的な長所をも持っており、それによって彼らは全く異なった職業においても偉大なことを成し遂げ得たであろう、と私は信じている。
=====
実はこれに賛同する人、楽器弾かない人に結構多いように感じるのです。面と向かって否定も出来ないので…。
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【ご参考】
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Re: カール・フレッシュの信じていたこと

投稿日時:2004年01月25日 20:54
投稿者:楽器挽き(ID:FGSFYDg)
んんー?↓の日本語がややこしくて理解が至らないかもしれないのですが、つまり・・・スピード・スケーターだった聖子さんは、自転車に乗り替えてももオリンピック級だし、市民の支持を得て政治家としてもやっていけてます。一芸に秀でたひとって、こんなもんでしょ、みたいな意味・・・ですか? 
きっとカールおじさんは、音楽や楽器演奏そのものを、まるで自分自身の宗教にしてたんでしょうね・・・  そこまで信じ込んでるなんて、かえって偉大ですね。 鈴木教祖様みたいで。
[9339]

Re: カール・フレッシュの信じていたこと

投稿日時:2004年01月26日 00:14
投稿者:Geiger1951(ID:NCd1OQI)
ああっと、すいません、説明足りませんでした。
ちゃんと意を尽くさず申し訳なかったです。
+++++
カール・フレッシュさんは「一芸だけじゃいかん」
と言いたかったらしいです。つまり日本の古典芸能とは正反対。

「ヴァイオリンしか出来ないのは拙い」的路線です。
むしろ「何でもやれる人がたまたまヴァイオリンやっている」
のがフレッシュ氏の理想なんでしょうね。
ご自身「何でも出来るタイプ」だったのかも知れません。
[9340]

Re: カール・フレッシュの信じていたこと

投稿日時:2004年01月26日 00:19
投稿者:ぽち(ID:OYNzRSQ)
「理想」だからいいのではないでしょうか?優れたヴァイオリニスト「何でもできる」ことはなくてもせめて人格者・人徳者であったら素晴しいなあとは思います。しかし、そんなささやかな願いは既にパガニーニで崩れています…
[9341]

Re: カール・フレッシュの信じていたこと

投稿日時:2004年01月26日 01:24
投稿者:kirin(ID:JnA2WZQ)
実際には、バイオリンを選ぶような環境なり、それなりの原因があったので、フレッシュの言っていることは本当に仮想のことだと思います。だから全てなんでもできるということではなく、どんな分野においてもベースとして大切なことがある、また、その人がどんな人間であるかということは演奏に出てしまう、ということではないでしょうか。「信じている」という言葉は原本はどういう言葉を使ったのかわかりませんが、ある程度根拠がある考えのように思えます。
[9346]

Re: カール・フレッシュの信じていたこと

投稿日時:2004年01月26日 02:04
投稿者:pochi(ID:FihVZAE)
私は「ラファエロ」の方が好きです。何と云っても「エロ」が付いていますから。
[9408]

Re: カール・フレッシュの信じていたこと

投稿日時:2004年01月27日 15:27
投稿者:玉木宏樹(ID:GIMlEwk)
>日本の伝統芸能では「一芸に秀でる」ことが重視され、一芸さえあれば森羅万象は自ずから解る、という暗黙の諒解があったらしいですね。

あなたはどこからそのような知識を得たのか?
「一芸に秀でる」の続きは「多芸に通ず」じゃなかったっけ。
あなたは、邦楽のことが全然分かっておらんようだ。
山田でも生田でも、お琴弾きは原則的に三味線もやるんだよ。
小唄や津軽の人はお琴はやらんがね。
お琴と三味線は全く違う楽器。
フルート吹きがピッコロやったり、ヴァイオリン弾きが
ヴィオラやったりするのとは訳が違う。
私は三味線もいたずらするが、ヴァイオリンひきだからで、
お琴はできない。

今のヴァイオリン弾きは実に退化している、
昔の有名なヴァイオリン弾きは見事な作曲を残している。
自分で作曲してみれば、音楽を俯瞰できるのだが。
それなのに、今のヴァイオリン弾きは......。
[9410]

Re: カール・フレッシュの信じていたこと

投稿日時:2004年01月27日 16:00
投稿者:かなき(ID:UFJChiA)
玉木先生のおっしゃることは正しいです。
能楽の世界でも主役を舞う「シテ方」、脇役の「ワキ」「狂言方」、囃子のなかでも能管、太鼓などそれぞれ一生専門外の役はできない、厳然とした職分になっていますが、勉強は全部します。シテ方の家の人が芸大では囃子科に所属したりもします。私が習っていたシテ方の先生も謡や舞を教えるときには口で囃子をうたいながらやっていました。公演ではあまりやりませんがシテ方が囃子、狂言方がシテというようなそれぞれの役割を入れ換える「乱能」というのもやります。他の人たちが何をやっているのかきちんと把握していなければ数少ない申し合わせ(リハーサル)だけではきっちりとした舞台はつくれないですから。
これはオーケストラでも言えますよね。私もオーケストラの先生にスコアをきっちり勉強して第1ヴァイオリンがメロディを歌っているときに低弦パートや木管、金管が何をしているのか把握してなければいけないと徹底的に教えられました。ソリストであっても当然スコアを勉強します。でも私は管楽器を勉強したことがないので、把握すると言っても管楽器パートの本当に細かい部分まで理解することはできません。もちろん専門の勉強が一番ですが、それだけではダメだと思います。それは音楽の中だけでなく、ヴァイオリンを勉強するのに、絵画・建築・文学など他の分野に関しても深い造詣があれば色々な形で音楽にかえってくると思います。皆さんのおっしゃっているのはそういうことですよね?
[9411]

論点整理

投稿日時:2004年01月27日 16:26
投稿者:pochi(ID:FihVZAE)
猊下は、原典の引用をはっきりさせず、しかも、言葉を端折る悪い癖がある。今回の件は、その事を全て解った上で、ダヴィンチ氏が、「アリストクラット」の概念を言外に提示した。このスレッドはそれで終わるはずだったのに、玉木先生は、日本伝統芸能に関する知識を披歴した。当然、玉木先生の方が正しい。しかし、板違い。

勝負は予定通り、ダヴィンチ氏、優勢勝ち。難しい所は、ダヴィンチ氏が、誰か、判らずもがな、知らぬが仏、云わずもがな。
[9420]

自己批判表明

投稿日時:2004年01月27日 18:30
投稿者:Geiger1951(ID:NCd1OQI)
まいりました。
こうまで綺麗に土俵の外に持っていかれたら、さわやかです。
++++
自己批判
===
9335の小生の書き込みは、杜撰かつ曖昧であり、意味も不明瞭です。
ご指摘を下さった玉木先生ありがとうございます。厚く御礼もうしあげます。
まず「伝統芸能」とは何と何を指すのか特定しようがない(不可能)。
さらに一芸の「芸」とは何の意味で用いているのか説明不可能です。
実に恥ずべき非論理的文章です。
この場をかりて皆様に深くお詫びを申し上げます。

出典がどうのとかいう以前の問題だと考えます。
第一「伝統芸能」関係者は過去・現在に渡り数十万人いやいやそれ以上いますから全部を統計的に調べて傾向でも把握すべき大問題を枕詞のように気軽に(文字通りの意味にとってください)書き込むとは何たる愚かしさでありましょう。
++++
カール・フレッシュを読めば読むほどその深い音楽理解に感銘します。ですからフレッシュだけを取り上げればよかったのです。
このスレは削除申請などせず、ときどき読んで自戒したい、と考えます。
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