イヴリー・ギトリス / Ivry Gitlis
1922年08月25日~2020年12月24日Israel
所属音楽学校:
- パリ国立高等音楽院(学生)期間:1933年~1935年
師匠:
- カール・フレッシュ / Carl Flesch
- ジュール・ブーシェリ / Jules Boucherit
- ジャック・ティボー / Jacques Thibaud
- ジョルジェ・エネスク / George Enescu
コンクール受賞歴:
イスラエルのハイファに生まれる。1933年、パリ音楽院(現・パリ国立高等音楽院)でジュール・ブーシェリに師事、1935年に卒業。1938~1940年、ジョルジェ・エネスク、ジャック・ティボー、カール・フレッシュに師事。
戦後ロンドンでデビューし、一時は技巧派として一世を風靡し、パガニーニの楽曲を好んで取り上げるなどしていた。その頃にはいくつか録音も行なったが、次第に鳴りを潜めていく。その理由としては、20世紀中盤に入ってからは楽曲を作曲者の意図に従い厳粛に解釈することが主流となり、彼のような個性的な演奏が受け入れられなくなっていったことが挙げられる。しかし彼の演奏には愛すべき点は大いにあり、20世紀終盤頃から見直されたように思われる。親日家でもあり来日公演を度々行った。
なお生年について、かつて1922年と1925年の両説があり、ギトリス本人がN響アワーに出演時、中村紘子に確認を求められ、1925年と答えた。これについて中村紘子は「若くさばを読むならわかるけど(笑)」とコメントしていた。しかしながら、直弟子の木野雅之氏より、本人に確認したところ間違いなく1922年である、との指摘を受けたので、1922年とする。
ギトリスの公開レッスン
7/3横須賀のギトリスの公開レッスンに行きました。とても充実した時を過ごせました。サンサーンスの『序奏とロンドカプリチオーソ』、『ハバネラ』で、ギトリスの演奏を聴いてみたくなりました。
2002年7月5日 ブルーベリー
パガニーニ「24の奇想曲」ついに発売
30年にわたりギトリス本人が封印していた無伴奏カプリスが、2月26日にフランスで発売されました。Philips 442 8960(1976年録音)
Amazon franceでは予約販売分は売り切れ、現在、「発送まで5~7日待ち」の状態です。
2007年3月5日 絡み亭