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合理的な教え方とは・・? | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 15 Comments
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合理的な教え方とは・・?

投稿日時:2005年01月06日 09:30
投稿者:トイ・プードル(ID:kDFlKWA)
疑問があるのでお尋ねします。合理的な教え方というのを、耳にしますが、それによって上達が早くなるものでしょうか?でも、それによって自分で練習する部分も多くなるのではないでしょうか?基礎的なもの、テクニック的なもの、覚えることは沢山あるかと思いますが、果たして合理的とは、いかがなものでしょうか?
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Re: 合理的な教え方とは・・?

投稿日時:2005年01月06日 20:47
投稿者:じのフランチェスカッティ(ID:NJAhA0g)
↓↓ この本、読まれましたか? とても良い本でした。

●ヴァイオリン奏法と指導の原理

【著作】 I.ガラミアン著/アカンサス弦楽研究会訳
【税込価格】 \7,350
【判型】 A4・134頁

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ジュリアード音楽院の名教授、イヴァン・ガラミアンが、その豊富な指導経験から導き出した合理的なシステムを展開する指導書。

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Re: 合理的な教え方とは・・?

投稿日時:2005年01月08日 18:38
投稿者:pochi(ID:JHZXVzM)
トイ・プードルさん、こんにちは。

合理的な教え方、合理的な練習の仕方は、最大の命題でしょう。

そもそも人に依って発達の仕方は違うので、個々人に依って効率の良い練習の仕方は若干違うと思いますが、大体のところはメッソドと云う形で考えられて居ます。

本来、生徒個人の資質に合せたオートクチュールにするべきですが、仕方が無いので首つりのスーツを考えて居るのだと思います。

長ったらしい理屈を書いた事で最も有名な人は、カール・フレッシュです。
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Re: 合理的な教え方とは・・?

投稿日時:2005年01月09日 09:39
投稿者:トイ・プードル(ID:kDFlKWA)
そうですね。まだビギナーなのに恐縮ですが、「ヴァイオリン奏法と指導の原理」(I・ガラミアン)と、メニューインの「ヴァイオリン奏法」、どちらも購入しておりますが、メニューインの方は、そこまでやるのかな、というのが実感としてありますが、やはり皆さん、やられるのでしょうね・・。個人的には、メニューインさんは、少々危ないのではないかと思えてしまうのですが、そう感じるのは私の勉強不足なのでしょうか?
そして、また疑問ですが、音楽だけをやっていると、かたよってしまうことはないでしょうか?大人なら仕事との両立ですね。でも、クラシックの世界と、ビジネスとでは、正反対にも思えるのですがいかがなものでしょう。
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Re: 合理的な教え方とは・・?

投稿日時:2005年01月09日 11:18
投稿者:のり(ID:ICMRJJY)
 トイ・プードルさんの質問の趣旨が今ひとつ分かりにくいのですが、どのような演奏をしたいかに係っているのではないかと思います。
 ○○コンクールで優勝するとか、△△音大に合格すると言った目的ならば、合理的な教え方が有るでしょうが、もっと長い目で見て良い演奏をしたいという場合ならば寄り道も必要だと思います。
 とは言っても、有る程度の基礎的な技術は共通だと思います。

 当たり前の一般論でしかありませんが。
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Re: 合理的な教え方とは・・?

投稿日時:2005年01月09日 11:26
投稿者:pochi(ID:JgYokHI)
トイ・プードルさん、着眼点が非常に面白いと思います。

ビジネスは妥協労働とでも呼べば良い物で有るのに対し、音楽は究極の美学の追求、有閑階級の遊びですから、正反対だとも云えます。例えば、オーケストラのマネイジメントは、一種のビジネス(妥協労働)ですから、此れに没頭すると、美意識に変調を来す様に思います。

音楽は、物理的な作業で有ると同時に非常に観念的で有る様に思います。音程・リズム・ダイナミクス・音色等の要素で分析したら解決されるものでは無いと思います。例えば、視覚的な要素も大切だと思います。時間軸で移り変わって行く様々な要素を恰も司祭の如く振り分けて行くカリズマが必要だと思います。

他人の合理的だと思う事は、必ずしも自分が合理的だとは思わないのが此れ亦美意識の問題なので、困りものなのです。表現上の普遍的な合理性なんて、有るんでしょうか?

練習法、教授法に関しても同じ事が云えるのでは無いでしょうか?教える時には、「取り敢ず、此れを行ってみて下さい」何ていう事が良く有るのです。効果を云うと効果が薄れたりもします。期待される副作用を作用として考えて、作用を他の練習で補う、漢方の処方箋みたいなものだと思う事すら有ります。

小難しい本を読むと、練習に怖じ気付いて仕舞う事も良く有りますので、頭を切り替えて読む必要が有ると思います。

労働と音楽表現・練習に付いて考えてみたいのなら、カネッティやバートランド・カッセル等を読んでみて下さい。
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Re: 合理的な教え方とは・・?

投稿日時:2005年01月10日 09:05
投稿者:ともちん(ID:I4YxlFM)
バートランド・カッセル?
ケンブリッジのバートランド・ラッセルのことですか?
彼がそのような主題を扱っている本を書いていたとは知りませんでした。
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Re: 合理的な教え方とは・・?

投稿日時:2005年01月10日 11:14
投稿者:pochi(ID:JpaFeJk)
ともちん氏、突っ込み有難う(^o^)
「怠惰への讃歌」だったかな?
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Re: 合理的な教え方とは・・?

投稿日時:2005年01月10日 16:47
投稿者:ともちん(ID:I4YxlFM)
pochiさん、ありがとうございます。
彼はヴィトゲンシュタインの恩師で数学者であったという程度の認識しかしてませんでした。ぜひ読んでみようと思います。理解できるかな?
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Re: 合理的な教え方とは・・?

投稿日時:2005年01月11日 10:30
投稿者:トイ・プードル(ID:kDFlKWA)
皆様、有難うございます。早く上達したいとは誰もが思うはずですね。ただ、それが子供から始めるのと、大人から始めるのとでは、また意識的に違うのではないかと思います。趣味的に楽しく弾けるようになりたいと思いながらも、やはり音楽というのも勉強してみたいと思うなら、単なる教室を(こういうのは失礼でしょうか?)選ばないほうがいいのかとも思えるのですけど・・。
あとは、そうですね。ビジネスと、クラシックという両反する世界との両立ですが、時として気が散れるといいますか、人間はボタンひとつで思考が切り替えられるものではないので、その”切り替え”ですよね。皆様は、そういったことで悩まれることはないのでしょうか?
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