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左手親指の深さ | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 18 Comments
[20019]

左手親指の深さ

投稿日時:2005年04月04日 09:30
投稿者:mercy(ID:M0R2czA)
先日、左手の形があまりよくない、特に親指が浅いという指摘を受けました。たしかに映像(N響アワーとか)でプロの人などを見るとローポジションでは結構親指は深く入っていて、大体親指の先が上を向いています。
私のはネックの下に回りこんでいて形が違うようです。
そこでこの左手親指の形がどういう重要性を持つかについてお教えいただけないでしょうか。指摘した当人に聞きましたが、あまり判然とした回答がありませんでしたのでこちらの諸兄にお聞きする次第です。
文献などもありましたらお教えください。
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[20022]

Re: 左手親指の深さ

投稿日時:2005年04月04日 11:11
投稿者:ぼこ(ID:I0E0WAg)
mercyさん

自分の経験談のみなので、mercyさんにあてはまるかわかりませんが。

自分も当初(20数年前)はローポジションでも親指の腹がネックの下に回りこんでいる弾き方をしていました。そのように子供の頃から習って自然に身についてしまっていたのです。ですから音程も結構ちゃんととれていました。

しかし、今現在は、再度レッスンについて、左手の親指の位置は変わりました。というか自分からいろいろ変えたかったのでレッスンにつきました。

ローポジション(第1~4ポジション)では親指先端がちょうど指板の高さくらいになるように保たれるように変更しました。思いっきり親指が飛び出ている弾き方ではありませんが。

このように変更することでのメリットは、
指板を親指と人差し指で包み込むようにする(人差し指の付け根が指板の横に接している)ことで、常に同じ親指・人差し指の角度で弾くようになり、音程が正確にとる根拠ができました。つまり、第1ポジションでは、親指が指板の奥にあたっている状態に、第3ポジションでは手首の部分に一瞬当たる感じ、第4ポジションでは手の左側がバイオリンの肩にあたるようにすることで、ポジションの移動の根拠を作ることができました。
もっとも大きなメリットは親指の腹がネックの下に回りこんでいる弾き方では、うまく指のビブラートがかけられなかったのですが、これがかけやすくなりました。(ネックの下に親指をおくと指板を押さえる指真横から押さえる形になるため、自分はビブラートがかけずらかったです)

少しダラダラと書いてしまいましたが、自分の個人的な経験談です。mercyさんのご参考になるかわかりませんが。
[20023]

Re: 左手親指の深さ

投稿日時:2005年04月04日 11:37
投稿者:TORU(ID:FHiEdxc)
http://www.fstrings.com/board/index.asp?id=18602&page=6&sort=&t=
で紹介されていた
「あがりを克服する」
面白かった
特に左手の指摘は
バオム氏の
投稿にもあるように
新鮮でした
[20025]

Re: 左手親指の深さ

投稿日時:2005年04月04日 15:41
投稿者:レイトマン(ID:KDmXFBg)
(私の場合)脱力にも関係していると考えています。
(ほかには、安定感、ぼこさんが仰っているポジション位置の安定にも影響していると感じています)

私も長年、親指の位置がネックの下に回り込んだ状態になっていました。
まだ完全には直っていないのですが、直すきっかけになったのは、トリルの失敗を克服する過程からです。
結局、親指に力が入っているため、親指がネックの下に回り込むことになり、ほかの指にも影響してしまい、トリルなどが上手くできなくなる要因になっていたようです。

確認方法
まず、左の腕を含めた手の力を抜いた状態で、手の平を目視してみて下さい。
その時の指の状態はどうなっているでしょうか?
親指はほかの指より手前(近い方)に位置し、ほかの指はわずかに内側に曲がっているはずです。ちょうど、野球のボールを軽く握ったような状態になると思います。

(この状態で楽器を持てば、自然と親指の位置はネックに深くなり、突き出る形になると思います)(このような手順の持ち方は、教則本にも書いてあったように思います)

以上の状態と、いつも楽器を持った時の親指の状態を比較してみれば、違いが分かると思います。

親指をネックの下に回し込む状態を再現しようとすれば、親指に力を入れ(遠方に引くようにし)ないと出来ないのではないでしょうか?
(挟み込む(曲げる)力とは別なのでご注意)

私の場合、親指に力が入っているとき(ネックの下にある時)は、トリルだけでなく、早いパッセージなどが上手く弾けません。ぎこちなくなり不安定にもなります。

注意して頂きたいのは、親指の脱力が重要なのであって、親指がネックに深く入り込むのは副次的なことです。ネックを握ることも問題あるのでご注意。

重音などフレーズによっては、親指をネックの下に回し込まないと弾けない場面もあるので杓子定規にならないように。それに、フレッシュの教本には、指の短い人はネックの下に回り込むことは、否定していなかったと思います。

親指(だけではありませんが)に力が入ってしまう要因としては、肩、肘、手首の柔軟性と筋力が影響していると、自分では分析しています。

指板上で指が軽く自由に動けるようにするには、先ほど肩、肘、手首には力を掛ける必要がありますが、指にはほとんど無駄な力が入らない状態で、指を打ち下ろせる位置関係を形成してやる必要があると言うことです。

私の場合、先ほどの問題を克服するために、3オクターブのスケール・アルペジオ、1弦(特にG線)上での2オクターブのスケール・アルペジオを、死ぬ(痛い)思いでやっています。

ただ今私にも関心事だったので、長々と失礼しました。
私も経験上考えたことなので、ご参考になるかどうか。
[20026]

Re: 左手親指の深さ

投稿日時:2005年04月04日 18:00
投稿者:チョコ(ID:OFeXmBU)
mercyさん、こんにちは!
左手の親指・・・難しいですよね!
一般的には、ぽこさんの仰る通り、親指で楽器を包み込む感じです。
私は、親指で楽器を「受け取っている」感じです。

鎖骨側は、どうお持ちでいらっしゃるでしょうか?
楽器を「引っかかっている」感じでお持ちなら、親指と鎖骨とで
ヴァイオリンを”物干し竿”かのように、物干し台(自分)に”かける”んです。

これで、レイトマンさんの仰る通りに、1~4の指が、自由に動くようになります。
1~4の指の角度は、直角では上手くいきません。45度、です。
爪が自分の方を向きます。

・・・もうすでにご存知のことを、重複して説明してしまっていたら、ごめんなさい。
[20030]

Re: 左手親指の深さ

投稿日時:2005年04月05日 09:20
投稿者:mercy(ID:M0R2czA)
早速たくさん返答をいただきありがとうございます。大変参考になりました。同じようなことで苦労されている方がいるということが何より私自身の練習の励みになります。
ところで今回の質問の背景には最近肩当をはずしたということが大きくあります。
これまではKUNの肩当で(左手はなんら意識することなく)がっしりと楽器を支持していたので、ぱらぱらと運指していたのですが、肩当をはずした途端、楽器の支持のいくらかを左手に頼らざるを得なくなり、親指が気になりだしたということです。
ご存知と思いますがメニューインのヴァイオリン奏法の本によりますと、(正確な引用ではありませんが)
”楽器を支持する源泉はたった2つしかない・・・1つは鎖骨でもう一つは左手・・・”というようなことが書いてあります。ところが最近読んだ
ハーバート・ホーンだとか言う人の「ヴァイオリン演奏のコツ」では、(これも正確な引用ではありませんが)”いかなる場合であっても左手で楽器を支えるようなことがあってはならない・・・”というようにもあります。私にとってはこれはContradictoryなのですが、多分後者のいわんとしていることはいただいたレスの中にもあったように左手親指が楽器の支持のために硬くなってはいけないということなんでしょうね。
とりあえずスケール・アルペジオからやり直しますが他にもよい練習方法・練習時の観察事項等ありましたらお教えいただけるとありがたく思います。宜しくお願いします。
[20044]

Re: 左手親指の深さ

投稿日時:2005年04月09日 18:08
投稿者:Geiger1951(ID:MSeFeAk)
熱心なみなさん、こんにちは、久しぶりに見たら興味深いテーマでスレッドが立てられておりmercyさんに感謝です。

ヴァイオリンの演奏は難しいので、楽器と体の関係を自然に保てないと大変です。中級上級を問わず苦労しますね。
演奏家でも何度も構え方や弓の持ち方を替える人が珍しくないようです。
ある優秀な日本の女流は比較的低い親指だったのを高めの親指に変更したと伺いました。
++++++
楽器と体の関係は、一人一人大きく違います。
例えば、次のようなタイプの人たちがいたと仮定しましょう。
(例1)鎖骨と顎で挟むように楽器を安定させ左右の手を自由にしたい。
(例2)楽器をあまり身体に密着させず、あたかもバロックヴァイオリンのように、手と体の間になんとなく楽器を保持したい。
上記2例のどちらが「正しい持ち方」かは、誰にも断定できません。
また肩当に関しても、体格や首の長さなどが千差万別であるように、個人個人の自由意志で決定されるべきです。

楽器の角度に関しては、「高々と誇らしげに保持する」タイプ、「比較的下向きに保持するタイプ」。
言うまでもなく「正解」など有り得ません。色々試した挙句自分に合ったやり方を採るべきです。
+++++
上記の通りですので、個人個人よく考え、試行錯誤することです。先生や友人の意見も参考にはしますが、あくまで自分で決めるしかありません。
世間には一言居士が多く、「そんな弾き方は無い」なんて強烈な助言をなさるようですが、あまり過激な助言はよくないと思います。
+++++
個人的な好みを書いてもしょうがないのですが、参考までに。
私は手の大きさは普通です。小指も短くはありません。指の腹によく筋肉はついています。
低いポジションにおいても「親指は指板の下に潜る」のを好みます。
こうしておくと、ガバっと高いポジションに移行するには、肘を下げるようにすると簡単です。スルゲー(Sul G)なんかも自然に出来ます。低めの親指が成立するには楽器を右側に傾斜させ、表板が客席に向くようにします。
ちなみに体格は「胸板が薄く首が長い」のでマッハ・ワンの肩当を使用しています。
ただし例外はあります。バッハのカンタータのオブリガートとかモーツァルトのソナタのアレグロ楽章なんかではトリルやターンの切れ味、移絃の円滑を追求するため、臨時的に親指を高く持ち、楽器は水平に寝かせます。
実はモーツァルト以外でも曲の途中で曲想によって親指を高くしたり低くしたり、楽器を倒したり水平にしたりすることがあります。
首は自由にしたいですね。楽器を保持するには居眠りのように首をカコンと倒して何の気なしに楽器をひっかけます。これでネックは水平より高く来ます。
イメージとしては楽器が「偶然身体に乗っかっている」感覚です。
+++++
結論として低い親指でも高い親指でも全然構わないと思います。どっちかに固定しなくても弾けるのが理想です。
[20256]

Re: 左手親指の深さ

投稿日時:2005年04月29日 17:01
投稿者:pochi(ID:IolmIw)
[20044]
[20044]

Re: 左手親指の深さ

投稿日時:2005年04月09日 18:08
投稿者:Geiger1951(ID:MSeFeAk)
熱心なみなさん、こんにちは、久しぶりに見たら興味深いテーマでスレッドが立てられておりmercyさんに感謝です。

ヴァイオリンの演奏は難しいので、楽器と体の関係を自然に保てないと大変です。中級上級を問わず苦労しますね。
演奏家でも何度も構え方や弓の持ち方を替える人が珍しくないようです。
ある優秀な日本の女流は比較的低い親指だったのを高めの親指に変更したと伺いました。
++++++
楽器と体の関係は、一人一人大きく違います。
例えば、次のようなタイプの人たちがいたと仮定しましょう。
(例1)鎖骨と顎で挟むように楽器を安定させ左右の手を自由にしたい。
(例2)楽器をあまり身体に密着させず、あたかもバロックヴァイオリンのように、手と体の間になんとなく楽器を保持したい。
上記2例のどちらが「正しい持ち方」かは、誰にも断定できません。
また肩当に関しても、体格や首の長さなどが千差万別であるように、個人個人の自由意志で決定されるべきです。

楽器の角度に関しては、「高々と誇らしげに保持する」タイプ、「比較的下向きに保持するタイプ」。
言うまでもなく「正解」など有り得ません。色々試した挙句自分に合ったやり方を採るべきです。
+++++
上記の通りですので、個人個人よく考え、試行錯誤することです。先生や友人の意見も参考にはしますが、あくまで自分で決めるしかありません。
世間には一言居士が多く、「そんな弾き方は無い」なんて強烈な助言をなさるようですが、あまり過激な助言はよくないと思います。
+++++
個人的な好みを書いてもしょうがないのですが、参考までに。
私は手の大きさは普通です。小指も短くはありません。指の腹によく筋肉はついています。
低いポジションにおいても「親指は指板の下に潜る」のを好みます。
こうしておくと、ガバっと高いポジションに移行するには、肘を下げるようにすると簡単です。スルゲー(Sul G)なんかも自然に出来ます。低めの親指が成立するには楽器を右側に傾斜させ、表板が客席に向くようにします。
ちなみに体格は「胸板が薄く首が長い」のでマッハ・ワンの肩当を使用しています。
ただし例外はあります。バッハのカンタータのオブリガートとかモーツァルトのソナタのアレグロ楽章なんかではトリルやターンの切れ味、移絃の円滑を追求するため、臨時的に親指を高く持ち、楽器は水平に寝かせます。
実はモーツァルト以外でも曲の途中で曲想によって親指を高くしたり低くしたり、楽器を倒したり水平にしたりすることがあります。
首は自由にしたいですね。楽器を保持するには居眠りのように首をカコンと倒して何の気なしに楽器をひっかけます。これでネックは水平より高く来ます。
イメージとしては楽器が「偶然身体に乗っかっている」感覚です。
+++++
結論として低い親指でも高い親指でも全然構わないと思います。どっちかに固定しなくても弾けるのが理想です。
を、興味深く読みました。
曲によって、弦に指をあてる角度を変えるというより、出したい音によって変えるのが普通だと思って居りました。指先の腹に近い部分で押さえた場合と爪に近い部分で押さえた場合の音色の違いは、無意識に解っているものだと思います。

親指の深さの件は、御説の通りこれといって決まった形はないのですが、音階の練習をするときに、下降音系を中心に練習して無理の無い形が望ましいと思います。教則本も上昇音系から始まっていますし、初心者の方々は上昇音系を先に練習する傾向が強いのですが、実は下降音系から始めた方が手の形を決めるのには、都合が良いと思います。これは、ポジション移動にも云えることです。

初心者の方々の中には、音の解る人も少なからずいらっしゃいますから、其の様な方々には、1st. positionではなく、3rd. positionから始めていただくのが上手になる近道ではないかと考えて居ります。このとき、小指の守備範囲が解放絃のオクターブ上、即ち4th positionの位置迄動かすことが容易な手の形が最も効率が良いと思います。また、瞬時に1st. positionにポジション移動したとき、無理の無い形が親指の形に成ると思います。

親指の深さはその人の骨格に都合の良いように指の動きの中で決まってくる。と申上げておきます。
[20319]

Re: 左手親指の深さ

投稿日時:2005年05月06日 00:53
投稿者:mercy(ID:loQJKHA)
スレ主です。
いろいろ考えておりまして、この問題は左手親指の深さというよりも、左手人差し指付け根がどういう状態にあるか、という方が適切な表現かなと思い始めております(ぼこさんには既にご指摘いただいているのですが)。上級者やプロの人を見るとローポジション(~5thくらい)では左手人差し指付け根は大体ネック横に触れている(あるいは沿っている)ように見えます。そしてこの状態を作り出しているのはどうも親指の深さが関係しているようだと観察していたのですが、ご指摘いただいている通り親指の長さは人によってそれぞれですから、”指板の下にもぐりこむような”格好であっても、人差し指付け根付近はネックに触れている、もしくはそれに近い状態のようです。私の場合は、ほとんど常に(1stでも)人差し指の付け根付近は完全にネックから離れていて、親指と人差し指で作ったわっかがネックをまたいでいるような格好で(ほとんどネックに触れることがありません)、これが問題なのかなと思っています。上級者の方々・プロの方々におかれては、ローポジションでの左手人差し指付け根付近はどうなっているでしょうか?また、常に触れている状態というのも無理な話しと思いますので、どのような時に触れ、また離れるのが適切でしょうか?ビブラート・重音・ハイポジションの時は離れる、ポジション移動時はわずかに触れる、というのが普通かなと勝手に思っております。

「わっか状態」でこれまでずっとやってきましたので(レッスンで指摘されたこともありません)、人差し指付け根付近がネックに触れている状態ではかなり感覚が違います。(特に人差し指はかなり曲げる格好になり、またそのときに関節間の肉がくっつくので少し窮屈です。)

もしも「人差し指付け根あたりがネックに触れている」のが正しい状態で、「わっか状態」ではまずい(例えばそれでもある程度までは弾けるけど限界があるよ)ということなら、スケールもポジション移動も何も一からやり直し・・・、ちょっとあせっています。よろしくご教授の程お願いします。
[20327]

Re: 左手親指の深さ

投稿日時:2005年05月06日 20:54
投稿者:Geiger1951(ID:MSeFeAk)
mercyさん
「わっか状態」とはうまいことをおっしゃいますね。
いま確認しましたが、私の場合どうやら次のようになっている。
ゆっくりのところと急速なところでちょっと違います。
+++
基本的なあり方は:「サルが樹からぶら下がる」
ようなイメージでお猿さんの腕に相当するのが指なんですよ。
絃にのっかている1本の指に腕の全部の重みを預けていますから。
こうやらないと左手の脱力など出来ません。
たとえば第2指でのっかっているとき、他の指には力が入りません。次の指を準備のため絃に乗せていても、音を出している当該の指だけで木にぶら下がっている感覚です。
ただし別段ネックを故意によけているんじゃありませんから人差し指の付け根はネックに触れています。ただし固定はしません。ヴィブラートなんかするとスリスリこすれますね。むしろネックと1ミリ程度絶えず距離があるのかもしれません。
しかし急速なパッセージのときには人差し指の付け根は軟着陸してふわりとネックを支えています。なぜならパッセージではぶら下がっている指が存在しないからです。
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