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肩当てなしのメリット | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 17 Comments
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肩当てなしのメリット

投稿日時:2002年05月31日 21:39
投稿者:kenny(ID:JWdVlDA)
バイオリン歴1年半です。
みなさん肩当てつけてますか?
僕は最近肩当てが壊れて仕方なくなしで練習してるのですが、以外とその方がいいのかもと思うようになりました。

メリット(1)
左手の親指が「肩当て有り」に比べて積極的にバイオリンを支えるので親指の位置がずれにくい。だから音程が安定しやすいと思います。
メリット(2)
ポジション移動の時の親指移動の距離感がつかみやすい。(ただコツをつかむまで苦労しそうです。)

みなさんはどう思いますか?
プロの演奏家で肩当てつけてない人ってたくさんいそうな気がします。
どんな演奏家が肩当てなしで弾いているのか存じでしたら教えてください。
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【ご参考】
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Re: 肩当てなしのメリット

投稿日時:2002年06月06日 00:19
投稿者:yc(ID:EgB1V5U)
私は痩せていてなで方で首が長い(笑)ので肩当てなしでは楽器を落として
しまいそうで不安です。慣れればうまく持つ方法を見つけられるのかも
しれませんが、まあいいやと思って@年。ちなみに以前はずっと
疑いを持たず肩当てなしで弾いていましたが、ある時友人のKUNを
貸してもらいその持ち易さに感動して以来付けてます。

付けるメリットも付けないメリットもそれぞれあるのは確かでしょう。
トレードオフでその人に一番メリットがある方法を選択するのが良いと
思います。あと、付けない場合はこすれてニスが痛むのは確かで、
すべり止め兼楽器ガードを付ける人もいるみたいですね。
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Re: 肩当てなしのメリット

投稿日時:2002年06月06日 15:18
投稿者:バスコ(ID:QkJokYA)
>タオルのようなものを使って、小さなクッションを挟んでいます。

 それ(shoulder pad?)って、肩当てとはいわないの?
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Re: 肩当てなしのメリット

投稿日時:2002年06月06日 16:28
投稿者:Golfer(ID:FJgSKXU)
ycさんいつぞやは「シャコンヌのグルーミオ風」のアドバイスありがとうございました。あのような質問で、聞いてることが通じちゃうんだから有難いことです。
さて、肩当て。実はきのうもドイツvsアイルランド戦を見ながら、肩当をつけて弾いてみました。(サッカーはファンには申し訳ないけど、なんかボールがアチャコチャしているだけの時間が多くて、何かしていないと・・・。しかしこのゲームすごくよかった。)肩当は家にあったのもKUNで、小さい分数用もあったのでこどもたちは使ったのでしょう。これはいいですね。
ycさんの「持ちやすさに感動」は、ゴルフクラブにたとえましたがよくわかります。左手ばかりでなく、楽器が下がらない分、弓のコントロールがよいようにも感じました。これはもう転向しようかな?という感じです。
「音」も耳からの感じは、悪いこともないようですし。
「否定派」のアドバイス伺えますか。
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Re: 肩当てなしのメリット

投稿日時:2002年06月08日 23:52
投稿者:ラシャ(ID:KCKJglI)
パスコさんの質問にお答えします。
タオルのようなものでクッションを挟んでいるのは肩当ではないかということですが、確かに肩に当てているのはそのとおりでその意味では肩当そのものです。しかし、今問題にしているのはKUNのような、バイオリンの胴にブリッジ型に取り付けて首のところの鎖骨でなくもう少し離れたところの鎖骨と肩の所に当たるような、肩当として売られているものを使うか使わないかといことについていろいろ意見を出し合っているのだと認識しています。
 タオルのようなものでつくったクッションを使うのと売られている肩当を使うのとは全然違います。これはバイオリンの表についているあご当てにも関係があって、あご当てがもう少し厚みというか高さがあればクッションは殆どいらないということなのです。首の長さというか、あごと鎖骨までの間にはまる高さにするということなのです。
 KUNのような肩当は確かにしっかり持てますし、しかもバイオリンを高く保てます。しかし逆に肩(右肩)に力が入り過ぎたり、しっかり持てることが逆にバイオリンを弾きながら自由に動かしたりすることに制約があったりします。曲によって、また弾く弦によってバイオリンを高く構えたり低くしたり、また横のほうに動かしたりしませんか。最初はしっかり構えて楽器を動かさないように習いますが、現実の演奏は楽器を場合場合に応じて動かしているはずです。肩当てがないとその点は全く自由です。楽です。また、楽器と体の一体感というのが全然違うのです。タオルなどでつくったクッションを挟んでも自由さや一体感が損なわれることはありません。楽器を体によりフィットさせるためやることなのです。
 ただ、私は何がなんでも肩当なしのほうががいいというつもりはありません。(主観的にはかなりそう思っているのは事実ですが)。肩当を付けている、私が尊敬するすばらしい演奏家もいます。結局、ららさんのおっしゃるとおり「自分に合ったフォームを見つける」というのが正解です。そのためそれぞれの立場からおおいに発言して、自分に一番あったものを見つけるようにすることでいいと思います。
 プロのオーケストラなどをみても、肩当はおおよそ8~9割の人がしています。だからと言って肩当する方が正解とはいえません。前回言及しましたアーロン・ローザンドのインタビュー記事には、肩当の事のほか、弓の張り方をゆるくすること、楽器を弾くのが気持ちよくなければいけないなど、教則本や演奏に関する本にもあまり書いてない、いろいろ考えさせられる内容でした。興味ある方はメールいただければコピーしてお送りしますので読んでみてはいかがでしょうか。
ロシアのバイオリニスト、レーピンもやはりインタビューで肩当しないように言っていたと記憶しています。
 それと、肩当なしで持つ場合、左手がやりやすいという意見と左手に負担がかかるという相反する意見がありましたが、私は実感としては、特にやりやすいとか負担がかかるというようなことは感じませんでした。左手については肩当があってもなくても同じという感じです。
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Re: 肩当てなしのメリット

投稿日時:2002年06月09日 01:30
投稿者:kenny(ID:IXUUADE)
みなさんの興味深いご意見、楽しく読ませてもらってます。

僕は肩当てをはずして約2週間過ぎました。
だんだん慣れてきました。
ポジション移動はまだ肩当て有りの方がやりやすかったと感じてますが、音程は結構安定してきたと思います。
なぜかと考えてみました。

(仮説)
肩当てなしだとバイオリンの本体の重さが親指にかなりかかります。
各ポジションで親指にかかる重さは微妙に違いますが、練習を重ねることによってその違いを体が覚え、正確な親指の位置を探す手助けをしてくれます。肩当て有りだと左手は完全にバイオリンの重さから解放されるのでこの「重さの違い」が分かりづらいでしょう。

肩当てをつけてた時には感じづらかったバイオリンの重さを感じることができる。これが「肩当てなしのメリット」なんじゃないかと思います。
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Re: 肩当てなしのメリット

投稿日時:2002年06月14日 00:47
投稿者:Golfer(ID:MlBwEBQ)
「しっかり持てることが逆にバイオリンを弾きながら自由に動かしたりすることに制約があったりします。」
ラシャさんそのとおりですね。ただそれも「慣れ」かもしれませんが、確かにこのところ肩当をして「へー、楽チン」と思いながらもそれは音符をこなすことで、「表現」の問題があるように感じました。だからまた肩当なし派。でも今回肩当をしてみて、楽器が下がるとか左手の力が抜けるとか、それらの感じをつかむ事が出来たように思います。このテーマは「肩当なしのメリット」だけど肩当なし派には(たまには)「肩当のメリット」。kennyさんに感謝。
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Re: 肩当てなしのメリット

投稿日時:2002年06月15日 11:13
投稿者:ラシャ(ID:MUcSkQU)
 6月8日アップした意見のなかで、間違いがありましたので、訂正させてください。
 「右肩に力が入る」と書きましたのはまちがいで、バイオリンは左肩で持つので当然左肩です。左と書いたつもりでしたがアップしたあと気づいた次第です。失礼いたしました。
 ところで、肩当なしでバイオリンを持つ場合、肩当使っていたときより、すこしあごを右にずらして、即ちバイオリンの中央についているテールピースに近いところ、もつとうまく持てると思います。
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Re: 肩当てなしのメリット

投稿日時:2002年08月08日 23:20
投稿者:kenny(ID:F1ljNik)
肩当て外して2ヶ月半経ちました。
ポジション移動もだいぶ「有り」の時とそう変わらなくなったと思います。
もうずっと「無し」でやっていけそうです。
えーと、「肩当て無しのメリット」をまた一つ挙げると・・・経済的とか・演奏準備の時間短縮とか・・・どうでしょう?

ところでどうでも良いようなことなんですが、気になったのでまた教えて下さい。
昔のバイオリニスト達は肩当てされてたんでしょうか。
ビバルディの時代の人達からモーツァルト、サラサーテの時代のひとやら・・・。いったいいつ頃から肩当てをしだしたんでしょうか。

どなたかご存じでしょうか?
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