ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web
ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web

アルティーダについて | ヴァイオリン掲示板

ヴァイオリン好きのための情報サイト ヴァイオリン・ウェブ
雑談・その他 29 Comments
[16369]

アルティーダについて

投稿日時:2004年09月22日 07:18
投稿者:万年初級者(ID:MAcDF4M)
世情に疎くて、先日YAMAHA銀座店に行って初めて存在を知ったのですが、時間がなかったので試奏はしていません。
「予算100万で一生ものの楽器」スレッドのヘンデルおばさん投稿記事[15284]
[15284]

Re: ブラビオール、聴きましたよ

投稿日時:2004年08月28日 22:26
投稿者:ヘンデルおばさん(ID:l1WRSRA)
7月28日の紀尾井ホールのスーパーバイオリンアンサンブルに行きました。著名な演奏家たちがオール・ブラビオールでアンサンブルするという
めずらしい趣向のコンサートでした。
内容はとても楽しいもので子供も満足。会場に楽器も展示され、触ることもできました。一流演奏家が大ホールで奏でたブラビの音色ですが・・・
高音はパワーがありましたが、低音は弾きにくそうで、音の出も今ひとつかな、という印象です。席はセンターの後方でした。新作なので、硬さは仕方ないのかな、という感じです。
で書かれている7月28日紀尾井ホールのスーパーバイオリンアンサンブルはブラビオールではなくこのアルティーダの発売イベントだったのですね。上記スレッドではその後の発言もブラビとされているので、アルティーダの方はどうなのか気になりました。
試奏された方、感想をお聞かせ下さい。
ヴァイオリン掲示板に戻る
3 / 3 ページ [ 29コメント ]
[18147]

Re: アルティーダについて

投稿日時:2004年12月24日 22:54
投稿者:(ID:GEYYmQI)
 量産品のシリーズ上級器を作っている職人の方々と、工房を営むなどして自分の名前で楽器を製作している方々との違いは、名誉心の多寡などということではなく、極論すれば技術力の差でもなく、要は「供給された型にあわせて作る」か、「自分で型の設計から行う」かの違いです。
 設計といってもだいたいストラド型かガルネリ型じゃないか、とはいっても自分で図面を引き、木枠を製作してかかる場合はやはり製作家の個性が相当に出てきます。また、楽器の隆起などは個々の木材の特性にも合わせて一台ごとに変わってくるのが普通ですし、スクロールなども製作家の個性がはっきり表れる部分ですね。
 中には市販の図面丸写しの人や、設計に腕が追いつかない人もいるでしょうが・・
 ともあれ、そういった部分を標準化し、支給された型にあわせて作るシリーズものの楽器は、同じ手工品とはいってもやはり個人製作家の作品とは別物としてとらえたほうがいいのではと思います。
[18151]

Re: アルティーダについて

投稿日時:2004年12月25日 02:58
投稿者:弦楽器情報通(ID:NFaHGXk)
最近のピグマリウスを見ていると、職人さんの個性を感じさせる作品が多いね。同じ年式のストラドの型を使っていても、アーチやフォルムが製作した職人ごとに微妙に違っていて、それが見た目だけでなく音にも反映しているよね。どの作品もピグマリウスというブランドが要求する一定の水準は超えているので、不満を感じる作品はないけど、極めて素晴らしい作品とまあまあ素晴らしい作品との差はあると思うね。もちろん、演奏者との相性があるので、一概には言えないけど、最近は、ビソロッティやモラッシーのようなクレモナの有名製作者の作品と完全に互角に渡りあえる作品も時々見かけるね。やはり日本人の物真似の上手さ、手の器用さは抜群だと思うね。変な個性の表出(押し付け)がない分、オリジナルのストラディヴァリウスに非常に近い、見た目と音色の雰囲気があるように思うね。良くできたピグマリウスは、ストラディヴァリウスの持つ雰囲気にかなり迫っているように思うね。
ブラヴィオールやアルティーダは、ストラディヴァリウスやガルネリウスを徹底的に研究して作っているようだけど、それらの名器の精巧なコピーというよりは、むしろ、それらをベースにした別なテイストを持った楽器という感じがするね。鳴らし(弾き)易いしバランスもいいのだけど、何かあと少しだけ足りないというか、どこがダメというわけではないのだけど、グッと胸に響いてこないというか、そんな感じがするね。とは言っても、定価を考えると、かなり健闘しているように思うね。
ピグマリウスやブラヴィオールは、大手の楽器店であれば、(普段在庫がなくても)取り寄せしてくれるので、いろいろと試奏してみるといいと思うね。海外の高いけど性能の良くない楽器を間違って買ってしまわないために、国産の優れた楽器を何台か試奏しておくことは、けして損にはならないと思うね。海派氏の意見は、実地に調査したことが伺える文章なので、なかなか説得力があって興味深いけど、それなにより、自分で実際に国産の優れた楽器を何台か弾いてみれば、僕の言っていることを実感してもらえると思うね。
[18158]

Re: アルティーダについて

投稿日時:2004年12月26日 07:45
投稿者:ぼこ(ID:GZJIEAA)
海派さんのご意見大変参考になりました。

そのご意見を聞いていて、ある面、ビソロッティやモラッシーのクレモナ工房というのは、大きな楽器製作会社で、ビソロッティ親子やモラッシー親子がそれぞれの会社の指導者兼経営兼広報部長なんだなと思います。ある面SUZUKIバイオリン工房やピグマリウス工房と同じなのかなって思いました。

自分はビソロッティやモラッシーの楽器やSUZUKIバイオリン工房やピグマリウス工房の楽器が良くないといっているのではなく、逆にそのような作り方をした方が、良いものができるんだなと思っています。自分の持っているビソロッティの楽器もいい音がします。ラベルがフランチェスコでも、本当に彼がすべてつくったかは確かではないといわれますが、それもなんとなく理解できるようになりました。

ただ海派さんのおっしゃるように、是非、SUZUKIバイオリン工房やピグマリウス工房の作者の方もコンクールに出て欲しいなと思います。
[18160]

Re: アルティーダについて

投稿日時:2004年12月26日 17:28
投稿者:QB(ID:ETE5U4I)
ぼこさんへ、
一言だけ、F.Bissolottiではない彼のところにいる製作家が作った楽器がF.Bissolottiとして工房から出て行くことは有っても、
Gio Batta Morassiではない製作家の作品がGio Batta Morassiとして彼の工房から出て行くことは、私の知る限り有りえません。
あの親父さんが許すはずは無いと思います。 
そういった意味で、むかしのStradivariの工房とBissolottiの工房とが持つ共通点は、Morassiには当てはまらないと思います。
[18241]

QBさんこんな楽器が売ってました。

投稿日時:2005年01月05日 01:38
投稿者:rio(ID:KRI4h4A)
昨日、東京渋谷にある、E*Pというエレキギターメーカーの子会社さんの弦楽器屋に弦を買いに行ったところ、「Gio Batta Morassi(Giovanni Morassi作)」と名札のついたVnがありました。お店の人は忙しそうだったので、ダブルネームになっている名札の意味や、楽器のラベルまでしっかり確認したわけではありませんが…
[18244]

Re: アルティーダについて

投稿日時:2005年01月05日 10:21
投稿者:QB(ID:KTGQaGA)
rioさん、
確かに「Gio Batta MORASSI 」と「Giovanni Battista MORASSI 」ですからねぇ~ 
ジャンニのエチケッタがどうだったか、今正確に覚えていないので、家に戻ったら確認してみますね。。。親父さんのと息子のはしょっちゅう見るので覚えてるのですが。。。
[18248]

Re: アルティーダについて

投稿日時:2005年01月05日 22:32
投稿者:GBM(ID:KIIyUnE)
rioさん
親父さん(Gio Batta Morassi)とジャンニの物は、ラベルのデザイン自体が違います。
ジャンニの作品に親父さんのラベルを貼るということはないですね。(名前だけを見ると知らない人は同じ人と間違えるかもしれませんが)
あと、Bio Batta Morassiの作品は、かなりダイナミックな作りなので、シメオネやジャンニなどのファミリーの作品とは、見分けがつきやすいです。

一方、QBさんがおっしゃるようにF.Bissolottiの弟子作にF.Bissolottiのラベルを貼っているという話は、よく聞きますね。
ただ、お弟子さんの作品レベルはかなり高いそうで、作風も、まさにBissolottiなので、F.Bissolottiというひとつのメーカーと考えれば、それはそれで良いのかもしれませんが。

F.Bissolottiのお弟子さんが、自分自身のラベルを貼った物は、F.Bissolottiラベルに比べて半額近い価格で入手できるのがちょっと気になりますが。。
[18249]

ジャンニのエチケッタ

投稿日時:2005年01月05日 22:37
投稿者:QB(ID:ETE5U4I)
rioさん、
ジャンニ(Giobanni Battista Morassi)のEtichettaは
gion Batt. Morassi (Gは実際は大文字)
でした。 (ちなみに親父さんはgio. Batta Morassi)

もしお店の方があまりヴァイオリンに詳しくないとすると、Etichettaをみて(聞いたことのある)ジオ バッタ モラッシだと思って、おそらく付いていたであろうCertificatoにGiobanniと書いてあったので、値札か何かにはGio Batta Morassi(Giovanni Morassi作)と書いてしまったのではないでしょうか? (よく解釈しすぎ?)
[18250]

Re: GBMについて

投稿日時:2005年01月06日 00:53
投稿者:rio(ID:cwVQZGA)
GBMさん QBさん

ジャンニ(Giobanni Battista Morassi)さんのラベルは残念ながら見たことがありません。

ジャンニさんのおじさんといとこのラベルは数本見たことあります

いとこさんの楽器は数ヶ月ですが所有してましたので…

「ジャンニさんの作品にジオバッタさんのラベルを貼るということはない」ということですので多分楽器屋さんの書き間違いか、私の見まちがいなのでしょう。

何とか時間を作って、も一度楽器屋さんに行ってみます。
[18253]

Re: アルティーダについて

投稿日時:2005年01月06日 11:51
投稿者:中国の・・・(ID:GUAVWRY)
 渋谷のE*Pさんのラベルですが、厳密に言うと間違ってません。本名はGiovanniです。それと従兄弟のジャンニの楽器にラベルを張り替えて親方のものにするということは絶対にあり得ません。あの工房ではそういったことは一切していないです。もし張替えがあったとしたら、工房を出た後に行われたものでしょう。
ヴァイオリン掲示板に戻る
3 / 3 ページ [ 29コメント ]