[206]
純正律
投稿日時:2001年07月30日 16:39
投稿者:長妻 宏(ID:dEOAhkA)
FL,CL、SAXをやっているものです。始めまして。
「うまい」バイオリン奏者ほど管楽器は合せるのが難しいというのが
定説(どこかで聴いたような)です。その原因は純正律で弾きたがる。
その方がハモルことが、本能的に知っているからとか。
これ本当なんでしょうか?
「うまい」バイオリン奏者ほど管楽器は合せるのが難しいというのが
定説(どこかで聴いたような)です。その原因は純正律で弾きたがる。
その方がハモルことが、本能的に知っているからとか。
これ本当なんでしょうか?
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[ 3コメント ]
[207]
Re: 純正律
投稿日時:2001年07月30日 20:07
投稿者:yc(ID:MHVRYXg)
長妻さん、はじめまして。
弦楽器奏者が純正律で演奏するかどうかですが、答えは「イエス」だと
思います。というより、純正律も含め、個々の場面で最適な音律で
(というか帳尻を合わせて)演奏していると思います。ピアノと合奏する
こともありますしね。思うに、管楽器も同じではないでしょうか?
弦楽器奏者が純正律で演奏するかどうかですが、答えは「イエス」だと
思います。というより、純正律も含め、個々の場面で最適な音律で
(というか帳尻を合わせて)演奏していると思います。ピアノと合奏する
こともありますしね。思うに、管楽器も同じではないでしょうか?
[208]
Re: 純正律
投稿日時:2001年08月02日 05:48
投稿者:佐々木公明(ID:MAOSSHc)
なかなかレスがつかないので、どこかで聞きかじったうろ覚えのことでも
参考になるかどうか…、一応書いてみます。あまりあてにしないでください。
例えばクラリネット五重奏の場合、弦楽器群が純正律でハモっている上に
クラリネットがピタゴラスで乗ってくるというカタチが望ましいのだという
ように聞き覚えた気がします。
クラリネットのほうから演奏中に音律をすり寄せてくることはたぶん出来
ないんじゃないのでは?
で、素人考えなんですが結局どこで目立つか、どこで控え目になるか、み
たいなことに尽きるんでは、なんて思います。それも徐々に控え目になって
アンサンブルにとけ込んでみるとか、急激に雲隠れしてみるとか、軽くいなす
とか、息を抜いてしまうとか…。管楽器側からは演奏中の音律へのアプローチ
というのはそういうことでしかできないのではないかしら。
さらに Mozart ではミーントーンに調律された管楽器を使えとかいうこと
になるのだとしたら、管楽器奏者が純正律というものにあまり神経質になら
なくてもいいようにも思えます。ただ、「純正律にしようね」という気持ち
は維持すべきかなとも思うんですが…。
金管の人はもう少し神経質になれるのかなとも、トロンボーンのことなど
考えると思います。ホルン三重奏曲なども音律のことを考えながら聴くと
もっと楽しめたりするのかなとも思いますが、まだ私自身そういうレベル
じゃないようです。
参考になるかどうか…、一応書いてみます。あまりあてにしないでください。
例えばクラリネット五重奏の場合、弦楽器群が純正律でハモっている上に
クラリネットがピタゴラスで乗ってくるというカタチが望ましいのだという
ように聞き覚えた気がします。
クラリネットのほうから演奏中に音律をすり寄せてくることはたぶん出来
ないんじゃないのでは?
で、素人考えなんですが結局どこで目立つか、どこで控え目になるか、み
たいなことに尽きるんでは、なんて思います。それも徐々に控え目になって
アンサンブルにとけ込んでみるとか、急激に雲隠れしてみるとか、軽くいなす
とか、息を抜いてしまうとか…。管楽器側からは演奏中の音律へのアプローチ
というのはそういうことでしかできないのではないかしら。
さらに Mozart ではミーントーンに調律された管楽器を使えとかいうこと
になるのだとしたら、管楽器奏者が純正律というものにあまり神経質になら
なくてもいいようにも思えます。ただ、「純正律にしようね」という気持ち
は維持すべきかなとも思うんですが…。
金管の人はもう少し神経質になれるのかなとも、トロンボーンのことなど
考えると思います。ホルン三重奏曲なども音律のことを考えながら聴くと
もっと楽しめたりするのかなとも思いますが、まだ私自身そういうレベル
じゃないようです。
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Re: 純正律
投稿日時:2001年08月02日 23:20
投稿者:yc(ID:FCkXdkI)
佐々木さん、興味深いお話ありがとうございます。
そもそもこの話題のポイントが『弦楽器奏者は純正律を好むのか』
なのか、『管楽器は弦楽器と合わせるのが難しいのか』なのかは
よくわかっていないのですが、アマオケでの経験上、管楽器には
「音程を合わせる」概念は存在すると思っています。私は管楽器奏者では
ないのでよくわかりませんが、弁を開け閉めして音程を調整するだけでなく、
吹き方(アンブシュアっていうんですか?)で微調整できるので、ピアノのように
奏者の意志では調整不可能な楽器ではないと思っています。なので、
音程を合わせることに関しては弦楽器と同じなのかな、と考え最初の
コメントをしました。実際、旋律の音律を調整できるほどのものなのかは
わかりませんけど。
で、長妻さんの後半の問い、弦楽器奏者は「本能的に」純正律を
とるのかどうかについてコメントを。弦楽器(ヴァイオリン属)には鍵盤も弁も
ないので、例えば「これをもって『ド』とする」みたいな目安がありません。
従って、音程は耳で取る=一番気持ちいい音程を取るので、本能的に
純正律になっている場合もあるでしょう。自分で弾き進めていって最後に
開放弦と音程が合わないこともあります。ただ、常に自分のパートだけ
気持ちいい音程なら良いというわけではなく、アンサンブルでは全体が
気持ちよく響くために調整することもプロは当然のこととしてやっている
と読んだことがあります。この領域になると私にはわからない世界です。
あさってなコメントになってしまっていないか心配ですが…。
そもそもこの話題のポイントが『弦楽器奏者は純正律を好むのか』
なのか、『管楽器は弦楽器と合わせるのが難しいのか』なのかは
よくわかっていないのですが、アマオケでの経験上、管楽器には
「音程を合わせる」概念は存在すると思っています。私は管楽器奏者では
ないのでよくわかりませんが、弁を開け閉めして音程を調整するだけでなく、
吹き方(アンブシュアっていうんですか?)で微調整できるので、ピアノのように
奏者の意志では調整不可能な楽器ではないと思っています。なので、
音程を合わせることに関しては弦楽器と同じなのかな、と考え最初の
コメントをしました。実際、旋律の音律を調整できるほどのものなのかは
わかりませんけど。
で、長妻さんの後半の問い、弦楽器奏者は「本能的に」純正律を
とるのかどうかについてコメントを。弦楽器(ヴァイオリン属)には鍵盤も弁も
ないので、例えば「これをもって『ド』とする」みたいな目安がありません。
従って、音程は耳で取る=一番気持ちいい音程を取るので、本能的に
純正律になっている場合もあるでしょう。自分で弾き進めていって最後に
開放弦と音程が合わないこともあります。ただ、常に自分のパートだけ
気持ちいい音程なら良いというわけではなく、アンサンブルでは全体が
気持ちよく響くために調整することもプロは当然のこととしてやっている
と読んだことがあります。この領域になると私にはわからない世界です。
あさってなコメントになってしまっていないか心配ですが…。
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