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バイオリンって、いったいいくらなの? | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 21 Comments
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バイオリンって、いったいいくらなの?

投稿日時:2005年06月16日 07:06
投稿者:パンピー(ID:RzYUeYA)
ものすごーく基本的な質問です。
バイオリンっていくらなんですか?
もちろんピンからキリでしょうが、例えば、ちょっとした音楽高校の子の楽器が1000万くらいの楽器を弾いてるって本当ですか?
高校生でもストラドとかガルネリとか弾いてる子っているんですか?
SやGほどじゃなくても、その下のウン千万位の楽器で有名な作者っているんですか?
ものすごーく気になります。
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【ご参考】
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Re: バイオリンって、いったいいくらなの?

投稿日時:2005年06月20日 12:30
投稿者:Terry(ID:Ync4UiA)
残念ながら今まで少数の才能がある人を見てきましたが、パトロンも居なくぼろ楽器を使い、コンクールではうまいのに才能が光っているので、審査員たちからねたまれ反感を買い1次で落ちて、報われない人を見てきました。 
また、才能もないのにテクニックだけあるので、一般の人からはうまく思われ、パトロンもつき似合わない楽器を買ってもらって、有名なコンクールでも金やコネを使って、1位、または上位を取り、鼻高々な人がうじゃうじゃ居ると思います。

とても残念です。
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Re: バイオリンって、いったいいくらなの?

投稿日時:2005年06月20日 14:47
投稿者:samson(ID:F1ZWJ0c)
rioさんTerryさんのレスを呼んで、私は少し嬉しくなりました。
プロというのは、アマチュアが決して越えることの出来ない一線があり、だから尊敬に値するのだと確信している者ですが、必ずしもそうではないということなんですよね。
今まで、かなり有名なのに、私の耳には下手くそとしか聞こえない演奏会をずいぶん聞いてきました。もちろん全部の演奏会がそうだということではありません。
曲がりなりにもメジャー扱いをされているプロの演奏を、下手くそだなんて思う私の耳が悪いのだと、ずっと思っていました。演奏会後に高く評価する批評を目にするに及んでは、ますますその感を強くせざるをえませんでした。
お二人のご意見が事実なら、私の耳もまんざらではないということになりますよね。
あっ、そうか。こいつはバイオリンが上手なんじゃなくて、床上手なんだ!って思っちゃえばいいんですかね。
ちょっと下品になってしまいました。 スミマセン。
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Re: バイオリンって、いったいいくらなの?

投稿日時:2005年06月20日 15:22
投稿者:ヤパ(ID:IpRWREQ)
すいません、床上手かどうかは分かりませんが、、、

つまらない突っ込みですいませんが
>才能もないのにテクニックだけある
って、どういう意味です??

テクニックがあれば、才能があるといえないのでしょうか?
テクニックが無くて、才能があるという状態は、どういうものなんでしょう?

こういうことは、昔からよく言うことですが、、、テクニックがあって、才能がないように聞こえる方って、指導者が悪いのではないかと、最近そんなきがするのですが。
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Re: バイオリンって、いったいいくらなの?

投稿日時:2005年06月20日 18:23
投稿者:Terry(ID:Ync4UiA)
私にとって才能というのは音楽をすることですが、テクニックだけでできるものではないと思います。 確かに指導者にも問題がある場合がありますが、いくらよい指導者でも本人が繊細な感覚がなくてはどうしようもありません。 たとえば、ピアノでは 無名のピアニストが現在コルトーのようにコンクールやコンサートで弾けば、ボコボコに叩かれるでしょう。 あのようなすばらしい音楽を皆様に伝えているにもかかわらず、、、 

音楽はいったいどこに行ってしまったのでしょうか?
昔の巨匠達のような力をくれるあの美しい音楽はどこに消えてしまったのでしょうか?
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Re: バイオリンって、いったいいくらなの?

投稿日時:2005年06月20日 18:42
投稿者:Terry(ID:Ync4UiA)
>テクニックがあれば、才能があるといえないのでしょうか?
>テクニックが無くて、才能があるという状態は、どういうものなんでしょう?

あなたにとってテクニックとは何ですか? まじめな質問です。
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Re: バイオリンって、いったいいくらなの?

投稿日時:2005年06月20日 19:29
投稿者:Mom(ID:ICkoACY)
横レス申し訳ありません。

テクニックとは、音楽に関して言えば、音楽をどう表現したいかを伝えるための技術ですよね?伝えたいものが伝わらない演奏しかできないのなら「テクニックがある」とは言えないのではないかと思うのですが・・・・。

でも、Terryさんのおっしゃりたいことはなんとなくわかります。

>無名のピアニストが現在コルトーのようにコンクールやコンサートで弾けば、ボコボコに叩かれるでしょう。

現代は派手な音色、派手な表現、大きなホールで大勢のお客さんを湧かせる演奏の出来るアーティストが生き残る傾向にあるような気がします。商業ベースの音楽界のありかたの問題でしょう。批評家の耳もあまりあてにならないように思います。

現代は、CDなどにより、聴衆の耳が「完璧な演奏」に慣れすぎているのでしょう。CDはライブ録音でない限りはつぎはぎであるという場合がほとんどであるのに。(コルトーなどの時代はおそらく一発録りですよね?)そして、音響のよい、残響の適度についた演奏が殆どであるため、「生の音」っていうのがわからなくなってきている気がします。昔の録音の良いところは、「生の音」により近いというか、部屋の中で弾いている演奏というような音に聞こえるところで、演奏者の息づかいまで聞こえてきそうな、そんな演奏を聞けるところですよね。一発録りだからこそ味わえる、よりライブに近い「音楽」のあふれた録音なのかもしれませんね。

なんだか話がそれてしまいました。

確かに、才能があれば必ず有名になれるとは言えないと思います。それを見つけて伸ばしてくれる指導者と幸運に恵まれることで開花していくのでしょうね。もちろん、いくら感受性があって表現したいことがあふれている場合でも、良質のテクニックがそれについてこなければ表現できないというのもまた本当ですし。そこらへんのバランスが難しいところですね。
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Re: バイオリンって、いったいいくらなの?

投稿日時:2005年06月20日 23:43
投稿者:ヤパ(ID:GFY3NlM)
テクニックとは、人を感動さすための技術の集合体……って、感じです。基本的なパターンを、指導者が与えるものです。
それをどう構成していくか、組み立てていくかが音楽性でしょうが、それは絶対的なものではなく、平たく言えば万人受けするかどうか……っていうのが、世間の評価なんだと思います。
日本人が単純に考えるテクニック、指が速くまわるとかは、テクニックではなくて……逆に、才能ですね。
たくさんのテクニックが覚えられるのは、才能ですね。

コンクールの問題は、また、別問題だと思います。本人が、無名と言うよりは、無名の指導者についていた……ってのが、無名のポイントかもしれないです。

最近思うのですが、昔の巨匠の美しい音楽は、直接聞いたわけではないので、当方には分からないです。古い録音は、SP時代の録音技術の音がしますし、The Art of Violinの名演奏のヴィデオは、チャップリンのトーキーを思い起こします。

すいません、あんまり突っ込まれても、当方たいした人間ではないので、困ってしまいます。
悪しからずです。
[21144]

Re: バイオリンって、いったいいくらなの?

投稿日時:2005年06月21日 05:03
投稿者:kokukirin(ID:NhZTMkE)
テクニックを軽視する必要はないですが、テクニックだけだとどうしても説明できないことがありますよ。

超有名なあるバイオリニストが若い頃、テレビ番組の収録に来てチャイコ第3楽章を弾きましたが、テクニックは問題なし、しかし、あれ?っていう演奏。たぶん、手抜いていたんですね。

音大卒で主に子供を教えているピアニスト。彼女が弾いたベートーベンの悲愴の第2楽章に私の友人は涙が止まらなくなり、立っていることができず、そしてそんな自分が全く理解出来なくなりました。何か起こったのでしょうか。

テクニックでは説明出来ないです。

演奏家は、演奏中に自分がある特別な状態になることがある、ということを知っていると思います。この状態はテクニックとは関係なく、プロでも滅多に体験しない人もいますが、テクニックの未熟なアマチュアでも体験する人はいます。
体験した人はこれが自分の目指す演奏に近いことを知るのではないでしょうか。
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Re: バイオリンって、いったいいくらなの?

投稿日時:2005年06月21日 14:32
投稿者:samson(ID:F1ZWJ0c)
琴技にも、床技にもテクニックは必要です。
「わあ、凄い!こんなことも、あんなこともしてくれるんだ。感激!!!」と相手に言わせているうちは、まだまだ未熟者です。
だって、相手はまだ冷静に状況判断をしているのですから。
何がなんだか分からない状態、没我の境地に相手を誘い込むのが本当の名演奏だと思います。涙が止まらなくなったり、その場からしばらく動けなくなったりするわけです。

聴衆を感動(没我の境地)させるために、あらゆるテクニックを駆使しなければなりませんが、そのテクニックの見事さを聴衆が気づく限りは、感動とはほど遠いと言わざるを得ません。
でも、演奏家のテクニックは客観視できますから、言葉で褒めそやすことは可能です。
しかし、感動して没我の境地にある心理状態は私的な経験であって客観視できませんから、言葉で説明するのはとても困難です。
見事なテクニックの受容経験は共有できますが、感動の経験は共有困難です。
その感動を言葉にして共有可能にするのが評論家の仕事なのだと思いますが、はたして・・・・・・・・

テクニックだけで、素人受けする、なんてことは当然起こりうることですね。

誰でも一生に一度は天才になる瞬間がある(誰の言葉だったかな?)
何度も天才になるのが、本当の天才ということでしょうかね。
[21157]

Re: バイオリンって、いったいいくらなの?

投稿日時:2005年06月21日 15:31
投稿者:ヤパ(ID:IpRWREQ)
>テクニックだけで、素人受けする、なんてことは当然起こりうることですね。
そうなんですか?

どちらかというと、おたくな方が「新鮮な解釈ですね」とかいってよろこぶだけで、当方のような素人はしらけてる時の方が多かったりして。

ただ、感動だけを基準に良し悪しを考えると、それも違うような気がします。

>何度も天才になるのが、本当の天才ということでしょうかね。
最近思うんですが、その天才にも、上中下があったりして、、、、で、マルチメディア時代の我々は、特上の天才の演奏に慣れている。
天才も、たいへんですよ。

話しに、連続性が無くて、すいませんです。
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