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弓の持ち方や運弓は先生によって指導が違う?
投稿日時:2005年07月15日 14:52
投稿者:VnVn(ID:ERiYZRI)
質問する前に、軽く自己紹介します。
レイト約10年程です。あまりしっかり練習するタイプではないのですが、Vn好きで、アマオケや弦楽奏の経験も6年程あります。
(腕もないのに すぐに合奏したがる悪いレイトの代表のようなものです)
個人レッスンは仕事や引越しの都合で、大体3年習っては1年休み、その繰り返しという感じで、教本はあまり進んでいません。
今まで3人の先生につきましたが、それぞれ弓の持ち方とボーイングの指導が違っていて その度に直されました。(そもそも、それ自体が普通の事なのかも質問したいです)
質問は、2人目、3人目の先生のボーイングの指導の違いについて多少混乱しているのですが、
2人目の先生の時は、弓の毛の全部の幅をのせてロングトーンの練習をするように指導を受けました。
持ち方も小指は丸い貝の上より少し後ろと指導を受けまして、それらが大分慣れた頃、私の引越しと共に 今の3人目の先生に変わりました。
3人目の現在の先生についてまだ1ヶ月経ってませんが、楽器の構え方、弓の持ち方、全てにおいて直されました。二人目の先生との違いは、右手の小指は、しっかりと貝の上に来る事、ボーイングも弓の毛全てはのせずに(弓を寝かして?)毛を半分くらい使って、との事でした。(一人目の先生の指導と同じでした)
どちらかが正しくどちらかが間違っているのでしょうか?
持ち方の違いは小指だけで、他の指については同じでしたが ボーイングの違いがあると、どちらかは間違っていたのかと不安になりました。
それともこれは奏法の違いで、どちらも正しい奏法として受け入れれば良いのでしょうか?
文章が下手で申し訳ないのですが ご指導よろしくお願いします。
レイト約10年程です。あまりしっかり練習するタイプではないのですが、Vn好きで、アマオケや弦楽奏の経験も6年程あります。
(腕もないのに すぐに合奏したがる悪いレイトの代表のようなものです)
個人レッスンは仕事や引越しの都合で、大体3年習っては1年休み、その繰り返しという感じで、教本はあまり進んでいません。
今まで3人の先生につきましたが、それぞれ弓の持ち方とボーイングの指導が違っていて その度に直されました。(そもそも、それ自体が普通の事なのかも質問したいです)
質問は、2人目、3人目の先生のボーイングの指導の違いについて多少混乱しているのですが、
2人目の先生の時は、弓の毛の全部の幅をのせてロングトーンの練習をするように指導を受けました。
持ち方も小指は丸い貝の上より少し後ろと指導を受けまして、それらが大分慣れた頃、私の引越しと共に 今の3人目の先生に変わりました。
3人目の現在の先生についてまだ1ヶ月経ってませんが、楽器の構え方、弓の持ち方、全てにおいて直されました。二人目の先生との違いは、右手の小指は、しっかりと貝の上に来る事、ボーイングも弓の毛全てはのせずに(弓を寝かして?)毛を半分くらい使って、との事でした。(一人目の先生の指導と同じでした)
どちらかが正しくどちらかが間違っているのでしょうか?
持ち方の違いは小指だけで、他の指については同じでしたが ボーイングの違いがあると、どちらかは間違っていたのかと不安になりました。
それともこれは奏法の違いで、どちらも正しい奏法として受け入れれば良いのでしょうか?
文章が下手で申し訳ないのですが ご指導よろしくお願いします。
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【ご参考】
[21781]
なんとも困りますね
投稿日時:2005年07月19日 09:20
投稿者:Geiger1951(ID:FHMidWg)
ヴァイオリンを奏でる人の一部はストレスが貯まっている。
ネットならぬ顔の見える場においても、皆さんよくご存知と思います。
弱い立場の人に匿名で当り散らすのは後味が悪い。
+++++
==>VnVnさん、一部の書き込みだけで失望しないで下さい。
+++++
ご事情は分かりましたが弓の毛が絃に触れる量は
(1) 弓の先か、本か
(2) フォルテかピアノか
(3) アタック(音の立ち上がりの瞬間)か、中ほどか
上記(1)(2)(3) がどう組み合わさるかによって千変万化します。
しかし、そう言ってばかりでは埒があかない。
ロングトーンの時だと仮定するとつまり
「強弱は割にフォルテ寄り」 「弓の中ほど」
ということでしょうか、
でしたらヴィデオカメラ宜しく横から観察すると私であれば毛の4分の3程度が絃についています。弓をネック側に40度傾斜させて軽く弾くとそんなもんでしょう。ただし4分の3といっても端の毛はしっかり絃につき、真中の毛は軽く触れる程度だと考えます。
意図的に全部くっつけるということは弓が割に倒れないという意味でしょうか。そうしないと全部均等な圧力では付きませんよね?
++++
あくまで私が考えることですので、参考になるか分かりませんが、弓を立て気味にして毛を全部意図的に絃につけると、高い倍音が出なくなります。その理由は次の通りです:
毛の幅は一センチはありますから、その幅より短い波長で絃が振動できないのです。
pochi氏は毛がフォルテなら10本と書きましたが誇張とは言え本質を突いています。
ちょっと補足します。これは割に重要です!!
アタック(絃の振動開始)の個所では毛をかなり多く付けて「静摩擦」を発生させます。
このとき毛のうちで「絃に付いている部分」は100パーセント近いようです。静摩擦のまま指を撓ませて、"ヴン" と発音した直後、弓圧を開放しますから「静摩擦状態」で毛の量は100あったのが瞬時で10以下に減るイメージを持つと良いでしょう。
ネットならぬ顔の見える場においても、皆さんよくご存知と思います。
弱い立場の人に匿名で当り散らすのは後味が悪い。
+++++
==>VnVnさん、一部の書き込みだけで失望しないで下さい。
+++++
ご事情は分かりましたが弓の毛が絃に触れる量は
(1) 弓の先か、本か
(2) フォルテかピアノか
(3) アタック(音の立ち上がりの瞬間)か、中ほどか
上記(1)(2)(3) がどう組み合わさるかによって千変万化します。
しかし、そう言ってばかりでは埒があかない。
ロングトーンの時だと仮定するとつまり
「強弱は割にフォルテ寄り」 「弓の中ほど」
ということでしょうか、
でしたらヴィデオカメラ宜しく横から観察すると私であれば毛の4分の3程度が絃についています。弓をネック側に40度傾斜させて軽く弾くとそんなもんでしょう。ただし4分の3といっても端の毛はしっかり絃につき、真中の毛は軽く触れる程度だと考えます。
意図的に全部くっつけるということは弓が割に倒れないという意味でしょうか。そうしないと全部均等な圧力では付きませんよね?
++++
あくまで私が考えることですので、参考になるか分かりませんが、弓を立て気味にして毛を全部意図的に絃につけると、高い倍音が出なくなります。その理由は次の通りです:
毛の幅は一センチはありますから、その幅より短い波長で絃が振動できないのです。
pochi氏は毛がフォルテなら10本と書きましたが誇張とは言え本質を突いています。
ちょっと補足します。これは割に重要です!!
アタック(絃の振動開始)の個所では毛をかなり多く付けて「静摩擦」を発生させます。
このとき毛のうちで「絃に付いている部分」は100パーセント近いようです。静摩擦のまま指を撓ませて、"ヴン" と発音した直後、弓圧を開放しますから「静摩擦状態」で毛の量は100あったのが瞬時で10以下に減るイメージを持つと良いでしょう。
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Re: 弓の持ち方や運弓は先生によって指導が違う?
投稿日時:2005年07月19日 16:16
投稿者:TAXI(ID:FpgpWYM)
わたしはヴァイオリンを教えたり演奏したりといった仕事をしているものです。
皆さんいろいろな考えを持っていて、とてもヴァイオリンを愛している方たちだなと感じています。
わたしの個人的な意見としては、もし美しい音を求めているのであれば、腕や手が脱力できるように弓を引っ張ることです。肩から、もしくは背中からといったイメージでしょうか。人間はどこかを意識するとその部分に力が入ってしまうので、なかなか具体的に言うのは難しいですね。なぜ脱力しなければいけないか?それは腕や手も弓の一部として振動しているからです。弓の振動を、手や腕で感じられるくらいに脱力します。しかし、ヒモのようにぐにゃぐにゃではなく手と腕が同時に動かなければ、自分が発音したいときに音を出せないのでよくないと思います。
そこで持ち方ですが、根本的に右腕の使い方がよければ、持ち方はその人が持ちやすいように持てばいいのではないでしょうか?手は人それぞれ違うので。もし脱力した状態で手をさげてみて、そこに弓が収まったら、弓は結果的に傾くのではないでしょうか。もしその状態で手の重さをほんの少し弓に預けたら、弓の毛が接する割合は増えるのではないでしょうか。もちろん、手首も脱力していないと、そうはならないと思います。美しい音求めて研究していたら、その結果こんな手の形になりました!って言うのが自然ではないでしょうか。
あと発音の問題ですが、意識としては弓の重さが一定にのっていて、それを止めたり引っ張ったりするほうがいいのではと思います。発音のたびに圧力を入れたり抜いたりしてしまうと、早いところで遅れて聞こえてしまいます。ハイフェッツのホラ・スタッカートのような一弓スタッカート奏法になると、ひけなくなってしまいます。すべての奏法ができるボーイングが本物ではないかと思います。ある奏法ができないときは、根本的にボーイングを直さなければならないと思っています。
もし味わいのある世俗的な?音を求めているのであれば、脱力した腕や手に力を少し入れて固くするといいかと思います。
初めての者が長々と書いてしまい、申し訳ありません!興味のある人は参考に、まったく興味のない人は無視してください。
皆さんいろいろな考えを持っていて、とてもヴァイオリンを愛している方たちだなと感じています。
わたしの個人的な意見としては、もし美しい音を求めているのであれば、腕や手が脱力できるように弓を引っ張ることです。肩から、もしくは背中からといったイメージでしょうか。人間はどこかを意識するとその部分に力が入ってしまうので、なかなか具体的に言うのは難しいですね。なぜ脱力しなければいけないか?それは腕や手も弓の一部として振動しているからです。弓の振動を、手や腕で感じられるくらいに脱力します。しかし、ヒモのようにぐにゃぐにゃではなく手と腕が同時に動かなければ、自分が発音したいときに音を出せないのでよくないと思います。
そこで持ち方ですが、根本的に右腕の使い方がよければ、持ち方はその人が持ちやすいように持てばいいのではないでしょうか?手は人それぞれ違うので。もし脱力した状態で手をさげてみて、そこに弓が収まったら、弓は結果的に傾くのではないでしょうか。もしその状態で手の重さをほんの少し弓に預けたら、弓の毛が接する割合は増えるのではないでしょうか。もちろん、手首も脱力していないと、そうはならないと思います。美しい音求めて研究していたら、その結果こんな手の形になりました!って言うのが自然ではないでしょうか。
あと発音の問題ですが、意識としては弓の重さが一定にのっていて、それを止めたり引っ張ったりするほうがいいのではと思います。発音のたびに圧力を入れたり抜いたりしてしまうと、早いところで遅れて聞こえてしまいます。ハイフェッツのホラ・スタッカートのような一弓スタッカート奏法になると、ひけなくなってしまいます。すべての奏法ができるボーイングが本物ではないかと思います。ある奏法ができないときは、根本的にボーイングを直さなければならないと思っています。
もし味わいのある世俗的な?音を求めているのであれば、脱力した腕や手に力を少し入れて固くするといいかと思います。
初めての者が長々と書いてしまい、申し訳ありません!興味のある人は参考に、まったく興味のない人は無視してください。
[21791]
Re: 弓の持ち方や運弓は先生によって指導が違う?
投稿日時:2005年07月20日 02:09
投稿者:VnVn(ID:FElVRWI)
Geiger1951さま TAXI さま ,有難うございます。お二人のアドバイスは大変興味深く、大変参考になりました。
弓の持ち方も脱力の大切さは1番に感じておりますが、まだ現在の先生の言う持ち方を完璧にマスターできず、無意識に以前の持ち方で弾いてしまったり、苦しんでいます。
>すべての奏法ができるボーイングが本物ではないかと思います。ある奏法ができないときは、根本的にボーイングを直さなければならないと思っています。
毎回、根本的に直されてはOKを頂けるのに また根本的に直される、その繰り返しみたいです、私。本当にVnの道は厳しいです...
弓の持ち方も脱力の大切さは1番に感じておりますが、まだ現在の先生の言う持ち方を完璧にマスターできず、無意識に以前の持ち方で弾いてしまったり、苦しんでいます。
>すべての奏法ができるボーイングが本物ではないかと思います。ある奏法ができないときは、根本的にボーイングを直さなければならないと思っています。
毎回、根本的に直されてはOKを頂けるのに また根本的に直される、その繰り返しみたいです、私。本当にVnの道は厳しいです...
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