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A線に関して テンションの強いものはどの弦でしょうか?
投稿日時:2005年12月17日 23:26
投稿者:james(ID:I4OWBDg)
A線でテンションの強いものを探しています。
どなたかアドヴァイスがあればよろしくお願い致します。
というのも私の楽器はAが弱いのです。もっと深みのある音が欲しいと思っているのですが、弦によって多少でも良い音になればと思っています。
みなさんのアドヴァイスよろしくお願い致します
どなたかアドヴァイスがあればよろしくお願い致します。
というのも私の楽器はAが弱いのです。もっと深みのある音が欲しいと思っているのですが、弦によって多少でも良い音になればと思っています。
みなさんのアドヴァイスよろしくお願い致します
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Re: A線に関して テンションの強いものはどの弦でしょうか?
投稿日時:2006年01月03日 02:27
投稿者:あい(ID:KWF1J0g)
スレッドの題に反する書き込みですが。。。
最近、ある小さな法則の正しさを確信しています。
(ただし、駒・魂柱の状態が良いものとします)
それは、パーツについてです。楽器の持つ特徴というか
能力というか性質なのですが、重いパーツを付ける必要のある
楽器のほとんどが意外と扱い辛いということです。重いパーツを
必要とする楽器は、音量面で必ず鳴っています。しかし、
弦の振動を安定化する必要があるので、弦の選択以前に、
楽器に対する音の入力(弓の圧力や弦の張力や響きによるも含める)
の上限を設ける必要があるということです。弾きづらくても、音量さえ
あればいいという奏者なら、ツゲのような軽いパーツでよい
のですが、普通は必ず音が乱れます(特に低弦のHigh positionが顕著)。
ツゲのパーツを必要とする楽器の特徴もわかります。
簡単に書けば、ビブラートがかかりやすいです(これだけではないが)。
しかし、音に芯が無いものが多く、もしあるものがあれば、それなりに
高額です。実際の所、ツゲのパーツは黒檀や金属系のパーツより
楽器を選ぶだろうと感じます。
現在、私の一番好きな楽器(10年前の新作だが使える)には重いパーツ
が付いてます。顎当ては黒檀で、テールピースはチタン製です。ツゲより
黒檀。黒檀よりチタンの方が具合が良いのです。もともと、高入力を必要
とする楽器なので、弦を強くしました。が、上手に鳴る反面、弾きづらくなり
パーツをいじりました。始めはツゲのパーツでした。が、鳴るのですが、
弾きづらいのです。ダブルのゆっくりしたパッセージは、音が乱れるのです。そこで、重いチタン(20グラム)にしました。上手くいきました。
チタンのパーツを製作されている製作所では、HPにはない特製のテール
ピース(某有名奏者に作られた)ものもあるらしいです。
とにかく、各パーツは弦の能力を最大に生かす部品だということと、
自分の楽器の能力と自分の求めていることをすり合わせることが重要で、
自分がいろんな組み合わせを試すしかないということです。バイオリン
の世界は、エレキ・ギターの世界より権威主義に満ちています。
すべて工房に任せればいいという胡散臭い情報がまかり通り過ぎます。
もちろん、失敗や取り返しの付かない一歩手前ということもありますが、
それを含め、楽器を弾く奏者の本来の姿です。駒を何十枚も自作し、
自分にあう者をチョイスするくらいで、本当は良いのだと私は思います。
(しかし、楽器の表・裏板を剥がすとかは無しの方向で。。。)
最近、ある小さな法則の正しさを確信しています。
(ただし、駒・魂柱の状態が良いものとします)
それは、パーツについてです。楽器の持つ特徴というか
能力というか性質なのですが、重いパーツを付ける必要のある
楽器のほとんどが意外と扱い辛いということです。重いパーツを
必要とする楽器は、音量面で必ず鳴っています。しかし、
弦の振動を安定化する必要があるので、弦の選択以前に、
楽器に対する音の入力(弓の圧力や弦の張力や響きによるも含める)
の上限を設ける必要があるということです。弾きづらくても、音量さえ
あればいいという奏者なら、ツゲのような軽いパーツでよい
のですが、普通は必ず音が乱れます(特に低弦のHigh positionが顕著)。
ツゲのパーツを必要とする楽器の特徴もわかります。
簡単に書けば、ビブラートがかかりやすいです(これだけではないが)。
しかし、音に芯が無いものが多く、もしあるものがあれば、それなりに
高額です。実際の所、ツゲのパーツは黒檀や金属系のパーツより
楽器を選ぶだろうと感じます。
現在、私の一番好きな楽器(10年前の新作だが使える)には重いパーツ
が付いてます。顎当ては黒檀で、テールピースはチタン製です。ツゲより
黒檀。黒檀よりチタンの方が具合が良いのです。もともと、高入力を必要
とする楽器なので、弦を強くしました。が、上手に鳴る反面、弾きづらくなり
パーツをいじりました。始めはツゲのパーツでした。が、鳴るのですが、
弾きづらいのです。ダブルのゆっくりしたパッセージは、音が乱れるのです。そこで、重いチタン(20グラム)にしました。上手くいきました。
チタンのパーツを製作されている製作所では、HPにはない特製のテール
ピース(某有名奏者に作られた)ものもあるらしいです。
とにかく、各パーツは弦の能力を最大に生かす部品だということと、
自分の楽器の能力と自分の求めていることをすり合わせることが重要で、
自分がいろんな組み合わせを試すしかないということです。バイオリン
の世界は、エレキ・ギターの世界より権威主義に満ちています。
すべて工房に任せればいいという胡散臭い情報がまかり通り過ぎます。
もちろん、失敗や取り返しの付かない一歩手前ということもありますが、
それを含め、楽器を弾く奏者の本来の姿です。駒を何十枚も自作し、
自分にあう者をチョイスするくらいで、本当は良いのだと私は思います。
(しかし、楽器の表・裏板を剥がすとかは無しの方向で。。。)
[25068]
Re: A線に関して テンションの強いものはどの弦でしょうか?
投稿日時:2006年01月03日 02:41
投稿者:あい(ID:KWF1J0g)
自分の書き込みをみて、補筆。
重いパーツが最高にフィットしたら最高です。自分が思う・願望・理想
すべての面で、満足します。その状態に持っていく時間がいかに長い
ことか。
重いパーツが最高にフィットしたら最高です。自分が思う・願望・理想
すべての面で、満足します。その状態に持っていく時間がいかに長い
ことか。
[25184]
Re: A線に関して テンションの強いものはどの弦でしょうか?
投稿日時:2006年01月15日 03:59
投稿者:あい(ID:KWF1J0g)
楽器の持つ各弦の能力(弦の選択ではなく)を理解することが大切
であると思います。虚弱な所に強いものをインプラントしても、勝てません。
逆に、あらゆるところに悪い影響を促します。
最近、E、A線の弱い楽器をどう良くできるか考えています。
G,D線は十分良いと思うのですが。。。実はA線はD線の影響より
E線の影響を受けやすいのか?と、考察していますが、決定的な
ものはでていません(完全に憶測です。)テールガットの長さや
無駄な振動(テールピース等)を無くして、結論を狭めてみます。
A線がE線orD線のどちらに影響されているかのご意見を伺いたいです。
であると思います。虚弱な所に強いものをインプラントしても、勝てません。
逆に、あらゆるところに悪い影響を促します。
最近、E、A線の弱い楽器をどう良くできるか考えています。
G,D線は十分良いと思うのですが。。。実はA線はD線の影響より
E線の影響を受けやすいのか?と、考察していますが、決定的な
ものはでていません(完全に憶測です。)テールガットの長さや
無駄な振動(テールピース等)を無くして、結論を狭めてみます。
A線がE線orD線のどちらに影響されているかのご意見を伺いたいです。
[25186]
Re: A線に関して テンションの強いものはどの弦でしょうか?
投稿日時:2006年01月15日 09:41
投稿者:よが(ID:MTeTV5M)
おはようございます.
テンションをあげるだけでなく,下げる方向にも検討されてはいかがでしょうか?
テンションは高ければ高いほどOKというものではなく,楽器それぞれの最適値があると考えています. (表板の振動に上限があるため)それ以上の強い弦を張ってもヒーヒーという感じのなり方になってしまう場合があると思います.
また,あいさんが書かれているように各弦の間のバランスも大切だと思います. たとえばA線はそのままでもE線とD線(のテンション)を変えることでA線の鳴り方は変わってきます.
考え方としては駒自体がどの程度の圧力で表板に押し付けられているかと,そこに各弦がどういう圧力をかけているかの圧力配分を意識すると良いのではないでしょうか. 簡単に言うと,強い圧力に耐えられる線には強い弦を張って,弱い線には弱めの弦を張るという方針が良いのではないかと思います.
バランスのとり方は、
A.各弦均等
B.上(E/A)を強めに&下(D/G)を弱めに
C.上(E/A)を弱めに&下(D/G)を強めに
D.外(E/G)を強めに&内(A/D)を弱めに
E.外(E/G)を弱めに&内(A/D)を強めに
の5種類だと思います.
市販の弦セットやよく言われる組み合わせには,魂柱に近いE線にはそれなりの圧力をかけるという意味でA,B,Dのパターンが多い気がします.
実験として以下のそれぞれの組み合わせのように,両隣の弦のテンションを変えてA線を弾き比べてみると,ご自分の楽器にあった傾向が見えるてくるのではないかと思います.
- E線はEのまま;D線はDのまま(オリジナル)
- E線をDまで下げる;D線はDのまま
- E線はEののまま;D線をCまで下げる
- E線をFまで上げる;D線はDのまま
- E線はEののまま;D線をEまで下げる
もちろん,これらのバランスは,駒の調整および魂柱の長さと位置などによっても微妙に変わってくると思います.
テンションをあげるだけでなく,下げる方向にも検討されてはいかがでしょうか?
テンションは高ければ高いほどOKというものではなく,楽器それぞれの最適値があると考えています. (表板の振動に上限があるため)それ以上の強い弦を張ってもヒーヒーという感じのなり方になってしまう場合があると思います.
また,あいさんが書かれているように各弦の間のバランスも大切だと思います. たとえばA線はそのままでもE線とD線(のテンション)を変えることでA線の鳴り方は変わってきます.
考え方としては駒自体がどの程度の圧力で表板に押し付けられているかと,そこに各弦がどういう圧力をかけているかの圧力配分を意識すると良いのではないでしょうか. 簡単に言うと,強い圧力に耐えられる線には強い弦を張って,弱い線には弱めの弦を張るという方針が良いのではないかと思います.
バランスのとり方は、
A.各弦均等
B.上(E/A)を強めに&下(D/G)を弱めに
C.上(E/A)を弱めに&下(D/G)を強めに
D.外(E/G)を強めに&内(A/D)を弱めに
E.外(E/G)を弱めに&内(A/D)を強めに
の5種類だと思います.
市販の弦セットやよく言われる組み合わせには,魂柱に近いE線にはそれなりの圧力をかけるという意味でA,B,Dのパターンが多い気がします.
実験として以下のそれぞれの組み合わせのように,両隣の弦のテンションを変えてA線を弾き比べてみると,ご自分の楽器にあった傾向が見えるてくるのではないかと思います.
- E線はEのまま;D線はDのまま(オリジナル)
- E線をDまで下げる;D線はDのまま
- E線はEののまま;D線をCまで下げる
- E線をFまで上げる;D線はDのまま
- E線はEののまま;D線をEまで下げる
もちろん,これらのバランスは,駒の調整および魂柱の長さと位置などによっても微妙に変わってくると思います.
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