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オリーブの弦について | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 51 Comments
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オリーブの弦について

投稿日時:2006年10月21日 03:31
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
オリーブ(銀線)D線のほつれについて、通常のアルミ巻きより頑丈
なのでしょうか。オリーブ弦にお詳しい方、教えてください。
お願いします。
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【ご参考】
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Re: オリーブの弦について

投稿日時:2007年05月05日 02:49
投稿者:Pajeot(ID:GRIIkWI)
あい様

D Brilliantは私の楽器ではOliv Silverよりも音量が出ます。だからGとの釣り合いが取れそうになく困っていました。しかし顎当てをを昨日黒檀に変えたら(前使ってた物も新しくつけた物も何か分からない古い、多分大戦前の物。今はこのモデル(両方とも同じモデル)は作られていないが私の顎にびったしなので。楽器屋友達の所で偶然に見つけました。)、Gが出始めましたので、今度お金があればまたBrilliantを試してみるつもりです。またA線は私も細めの方が好きです。わたしのテールピースは(Boxwood)Crowsonに直接重さを指定して作らせました。あまりよい仕事ではない、、、

また明後日コンサートなのでまだPassioneは試しておりません。それにしてもHindemithのソナタ(Op.31 No.2)はOlivがピッタシですね。
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Re: オリーブの弦について

投稿日時:2007年05月05日 03:26
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
>テールピースは(Boxwood)Crowsonに直接重さを指定して作らせました。

重さを指定とは(すごっ)・・・確かに、重さは重要です。楽器一つ一つ
に必要なテールピースの重さや長さがあります。


最近思うのは、ヴァイオリンのよい状態を保ったり、整備して維持する
ことがとても大切であると感じてなりません。まるでF1の車をテスト
するエンジニアの気持ちがわかるときがあります。演奏技術や演奏で
使う感性・才能はもちろん大切ですが、状態を整え、維持するにも努力
やひらめきが要ります。


話は変わり、オリーブを使い始めてから一つ思うことがあります。
新作やモダン、オールドという類別ではなく、ハイアーチかローアーチ
の差で弦の選択があるということです。オールドの楽器やハイアーチの楽器
はビブラートをかけなくとも良い音が出ている感覚になりますが、
そういう楽器の多くが、意外と実際の音量がなかったり、音が必要以上
に曇っていたりします。

逆に、ローアーチの楽器は、響かせる為に少し強めの弦を張るといいで
すが、かなり繊細な作業で弦の選択やテールピースの変更があります。
(必要以上に、弦が強いと、とたんに鳴らなくなる)
すべてが繊細な作業になるので、ものすごくイライラします。少し前に
ロッカをいじりましたが、ローアーチはいい音が出るまでの道のりが
長いです。(駒の位置がf字孔の切れ目より前にある写真を見ると、
きっとローアーチの楽器なのだろうと思うときがあります。)


最後に、国宝級のヴァイオリンやビオラ、チェロはすべてのパーツを
吟味してセッテイングされています。モダンや新作でそれと同じ程度
で、真剣に真面目にパーツのチョイスや調整されればかなりの能力
を発揮する楽器が増えると思います。


あれ?!話がまとまらないぞ・・・オリーブの話はどこいった?
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Re: オリーブの弦について

投稿日時:2007年05月05日 03:54
投稿者:Pajeot(ID:GRIIkWI)
私の楽器(ヴェネチア製オールド)は特別なハイアーチ(普通のハイではなく、一回下がってあがっていくタイプ)なので特別なチューニングが必要です。また柔らかめの音が出るように作られているのでチューニングで明るい(悪く言うとヒステリック)音が出るようにしてバランスをとっています。

>最後に、国宝級のヴァイオリンやビオラ、チェロはすべてのパーツを
吟味してセッテイングされています。モダンや新作でそれと同じ程度
で、真剣に真面目にパーツのチョイスや調整されればかなりの能力
を発揮する楽器が増えると思います。

と言うか、それをできる人がとても限られているのだと思います。それなので、私は自分で試行錯誤して今の様な状態に持ってきました。(駒の厚さまたスタイルの指定、テールピースの材質、テールピースガットの太さまた材質(ガットです)、魂柱の場所また圧力、 ETC.)
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Re: オリーブの弦について

投稿日時:2007年05月09日 01:06
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
Pajeot さん

>それにしてもHindemithのソナタ(Op.31 No.2)はOlivがピッタシですね。

31の1も31の2も、よく弾く曲の一つです。31の2の方が好きです。
他に、オリーブで弾くと心地いい曲は・・・ラベルのソナタとか、
バッハのパルティータの1番とか、でしょうか。



最新作『パッシオーネ』が、徐々に販売されてきました。
テールピース側の飾りもカラフルで、試したくなります。
が、今回は我慢しようと思います。根拠なんてないのですが、
なんとなくの勘です。(というか、実は弾いたのね~最近)

A線をスチールにしてる為か、調弦全く狂いません。
替える必要を感じないのね・・・ほんと・・・オリーブ最高!!


<蛇足な補足>
10年くらい前にインフェルトが発売されたのを思い出します。
あの時は、赤が落ち着きよくて、ドミナントもまずまずいい。
青は音大生の間で大人気になった。品切れのお店が続出。
輪郭の強い音の青は、あまり評価されず、少しぼやけた音の赤が
なぜか評価された。その後、色々推移するが、ドミナントに戻る人
もかなり多かった。どんな新製品も、何かしら欠点があるという教訓です。
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Re: オリーブの弦について

投稿日時:2007年05月09日 17:33
投稿者:椰子の実(ID:d0ZnGXA)
あいさんはA線スチール+オリーヴD・G線の組み合わせに大いに満足されているようですね。
ドミナントの改良版としてのインフェルド・レッド&ブルーと、オリーヴの改良版としてのパッシオーネ、を並列で考えることはできません。パッシオーネは、オリーヴの欠点をある程度克服して進化・発展していると感じます。
オリーヴに大満足されているということは、あいさんはガット弦好きであることは間違いないと思いますので、ぜひ、ご自身の愛器にパッシオーネの様々なゲージを張って試していただきたいものです。
パッシオーネはオリーヴよりもちょっとだけ高くなりましたが、性能の向上を考慮すると、むしろ安くなった(お買い得になった)感じがします。
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Re: オリーブの弦について

投稿日時:2007年05月10日 01:24
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
椰子の実 さん

ご返信ありがとうございます。

わたしは、最新作『パッシオーネ』は、数あるヴァイオリンの弦の中でも、
かなり良い弦の一つになると確信しています。が、今はいろいろ書き
ません。ここの掲示板はかなりの影響力がありそうなので、良い点だけ
を列挙するのもなんだし、発売されて間もないし・・・(じゃぁ、はじめから
書かなきゃいいんだけど・・・・)


ただ、昨日のじぶんの書いた文を読むと、オリーブ信者のような感じにも
受け止められるので何か書きます。


オリーブが完璧な弦だなんて、全く思っていません。この弦、欠点あ
ります。湿度や温度の影響を受けやすいので調弦しにくい、巻き線の
ほつれもそうですが、最大の欠点は値段です。やっぱ、高いですね。
演奏を糧にする人にとっては安いと感じますが、普通の奏者には高額
です。さらに、どんなボーイングでもいい音が出るような(エヴァのような)
弦ではありません。それなりの技量が要ります。釣具のリールで例える
と表現しやすいです。スピニングリールが弾きやすい弦、ベイトリールは
弾くのに技量が要る弦。って感じです。


少し昔、ドミナントからインフェルトに替えた時代、なぜドミナントから
インフェルトに替えない人がいるんだろう??ということを思いました。
その頃、そう思っていましたが、最近はドミナントのすばらしさも十分
理解できるようになりました。もちろん、今でもインフェルトは好きな弦です。

強い弦(張力の意味でも、それ以外の意味も含め)は確かに鳴りますが、
実は響かすのが難しいです。ビブラートのかかりも悪いときがあります。
錯覚するんです。音量があると、鳴っている感じがするが、録音すると
感じる。表情のない音だなぁ~って。
そんな時は、ドミナントのWeichで録音すると、音の感じがいいです。
[33555]

Re: オリーブの弦について

投稿日時:2007年05月16日 00:03
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
オリーブの弦とA線のスチールの組み合わせで最も適したものは
なにか、色々実験した結果、一つ大きなことがわかりました。


それは、弦の進化における良い点・悪い点で、時代とともに弦が
良く進化したのは、音量がでかくなったことと、寿命が少しずつ
伸びている所です。悪いとことは、シンプルな響きを持つ弦が、
進化とともに、なくなりつつあることです。(スピロコアやクロムコア
を弾いてみると、最も感じます。)現在ある多くのナイロン弦の響きは、
不自然に複雑すぎる音の弦が多すぎます。


逆に、最近販売された中で、最も使える・優秀なナイロン弦は、
ビジョン・チタニウムだと思います。この弦、好き嫌いはわかりますが、
ガット弦とよく調和します。音もとてもシンプルで、深い音が出ます。
低弦に使う奏者を数人知ってます。時に、G線の作りが特にすばらしい
です。


オリーブやオイドクサ、ゴールデンスパイラルソロ、スピロコアやクロムコア、ドミナントくらいしかない使えない時代(今から30年位前~)は、
弦の認識やどういうチョイスをしていたのしょうか。
昔の話を聞きたいです(1970年代くらいです)。
[33570]

Re: オリーブの弦について

投稿日時:2007年05月16日 20:19
投稿者:pochi(ID:SBdYcmA)
我家は赤貧洗うが如く極貧でしたので、無理に頼んでドミナントを使って居た様に記憶しています。オイドクサを使った時の感動は忘れられません。オリーブを使ったときなど、震えが来るほどの感動でした。ドミナントを長期間使って張替えたときの楽器の鳴り方の違いも実感しました。コレルリ・クリスタルを使ったときには、ナンジャコレ?って感じでした。それ以前は、贅沢な時はクロムコア、普段は大量にストックしてあったリンデンでした。Eが40円、Gが190円を半額で大量に購入しました。クロムコアはキライでした。スピロコアの方が良かった様に思いました。酷い時には、切れた弦を結んで使っていましたし、錆びたE線は、細かいペーパーで磨いて錆落としをしていた位です。切れるまで使うのが基本です。
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Re: オリーブの弦について

投稿日時:2007年05月17日 01:27
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
pochi さん

毎回、お答えして頂き、ありがとございます。
楽器を扱ったり、弦を張ったり、その頃の雰囲気が強く伝わります。
わたしはきっと、pochi さんより歳若なので、発売当初の感動は
わかりません。切れた弦をつないだことはあります。錆を耐水ペーパー
で磨くのもわかります。最近は、オリーブのD線(ゴールドアルミ)の
巻き線のギザギザを、裏返して磨こうか迷ってます。


>コレルリ・クリスタル

確かに、なんじゃ?この弦?ですね。G線が強い楽器だから、弱める弦を
くださいってお願いしたら、この弦でした。何の為に張るのかわからない
くらい、鳴らない弦。張力もそれなりにあるはずなのに鳴らない。逆に
こういう弦を作るのが難しいと思わせる弦。存在意義を悩ませる弦です。
最近思うのは、昔の弦には今の弦よりもはっきりとした個性がある
ということです。欠点や弱点もあるのですが、それを飼い慣らしても
いいかな?(小声で『いいともー』 ^v^ ) という感じがします。


特に、スチールA線はいえることだと思います。
ヘリコアやワンダートーン、オブリガートのスチールは、ナイロン弦を
意識しすぎ。ラーセンは、スピロコアやクロムコアより鳴る弦にしよう
というのが見え見えで、音が浅くなってることに気づいていない。
ヤーガーはワンダートーンとラーセンの間を縫う感じ。ヤーガーと
ラーセンの姉妹関係があるので、音の作りは似ている。
結局、弦の自由度の高いのは、歴史のあるスピロコアかクロムコアか。
昔に戻る感じです。

どなたか、A線スチールに詳しい方。スチールA線を使うときのコツや、
何かしらのアドヴァイスをしてください!!お願いします。
[33583]

Re: オリーブの弦について

投稿日時:2007年05月17日 03:27
投稿者:ジュード(ID:KTIDEIA)
私は、小学生の時に初めに師事した先生がオリーブを使っていた影響もあり
以来20年近くオリーブを使ってきましたが
数年前から違う弦に変えました。
理由の一つとして、飽きた、というのも
もしかしたらあったのかもしれない、と思います

そういうこともあるのではないでしょうか。

コレルリ・クリスタルはGDとEに違う弦を張ったときつなぎのAとして薦められたことがあります。
これはハマりました。
今は楽器の調整を改め、GDAを揃えたので
クリスタルは使っていません。
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