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H.R.Pfretzschner の弓について
投稿日時:2007年10月18日 20:32
投稿者:混乱のさなか(ID:EkVJh1c)
娘のバイオリンの弓の購入を検討中です。
先生からH.R.Pfretzschner(オールド、シルバーマウント、年代ははっきりわかりませんが1920-1940のもののようです。正確な製作年は現在調べてもらっているところです。)を薦められていて本人も気に入っています。
他の専門家の方に見てもらっても、質には問題がないようです。
が、「値段が高いのでは?」といわれています。価格は3000ポンド(現在のレートで約70-75万円)。
調べてみると確かに50万弱の価格もあれば、Gold Mountですが120万ほどのものもあるようです。
一般にお店は、メーカー、年代の他にどのように価格を決めるのでしょうか?
質に問題はないにしても、価格的にちょっと背伸びした買い物なので、納得して購入したいと思っています。
この弓、こういう条件であれば安い買い物。高い買い物など、ご意見、情報をお持ちの方がいらしたら、ご提供いただければ幸いです。
先生からH.R.Pfretzschner(オールド、シルバーマウント、年代ははっきりわかりませんが1920-1940のもののようです。正確な製作年は現在調べてもらっているところです。)を薦められていて本人も気に入っています。
他の専門家の方に見てもらっても、質には問題がないようです。
が、「値段が高いのでは?」といわれています。価格は3000ポンド(現在のレートで約70-75万円)。
調べてみると確かに50万弱の価格もあれば、Gold Mountですが120万ほどのものもあるようです。
一般にお店は、メーカー、年代の他にどのように価格を決めるのでしょうか?
質に問題はないにしても、価格的にちょっと背伸びした買い物なので、納得して購入したいと思っています。
この弓、こういう条件であれば安い買い物。高い買い物など、ご意見、情報をお持ちの方がいらしたら、ご提供いただければ幸いです。
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2 / 2 ページ [ 15コメント ]
【ご参考】
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Re: H.R.Pfretzschner の弓について
投稿日時:2007年10月24日 14:30
投稿者:縋る男(ID:QXQQgQI)
綴り Morizotでした。
[35219]
Re: H.R.Pfretzschner の弓について
投稿日時:2007年10月24日 15:34
投稿者:混乱のさなか(ID:NyM0UWc)
縋る男様、
オークション情報ありがとうございました。
都合よく24日には近くにいるので、後学のためにものぞいてみようと思います。
オークションに関してですが、その筋でお仕事をされている方から、名前の通ったお店で売られている弓のオークションでの仕入れ価格はとても低い(1/5くらいの場合もあるとか)と聞きました。その差額は鑑識眼だったり、量をさばくのでカスにあたっても元がとれるということなのでしょうね。
弓というのは個体差のために同じ作者、時代でも、質にかなりの開きがありますよね。オークションでは毛のはっていないものもあると聞きました。試奏ができない状態で弓を選ぶというのは、自分が使うつもりで1本選ぶ場合には、かなり賭けの部分が大きいのではと思っているのですがどうなのでしょうか?「オークションで選べば?」とアドバイスされたこともあるのですが、的確に弓を選べる自信がなく、これまで足を運べずにいました。
素人でもある程度の確率で、きちんとした弓を選べるものでしょうか?
どなたか、経験談などお聞かせいただければ幸いです。
オークション情報ありがとうございました。
都合よく24日には近くにいるので、後学のためにものぞいてみようと思います。
オークションに関してですが、その筋でお仕事をされている方から、名前の通ったお店で売られている弓のオークションでの仕入れ価格はとても低い(1/5くらいの場合もあるとか)と聞きました。その差額は鑑識眼だったり、量をさばくのでカスにあたっても元がとれるということなのでしょうね。
弓というのは個体差のために同じ作者、時代でも、質にかなりの開きがありますよね。オークションでは毛のはっていないものもあると聞きました。試奏ができない状態で弓を選ぶというのは、自分が使うつもりで1本選ぶ場合には、かなり賭けの部分が大きいのではと思っているのですがどうなのでしょうか?「オークションで選べば?」とアドバイスされたこともあるのですが、的確に弓を選べる自信がなく、これまで足を運べずにいました。
素人でもある程度の確率で、きちんとした弓を選べるものでしょうか?
どなたか、経験談などお聞かせいただければ幸いです。
[35224]
Re: H.R.Pfretzschner の弓について
投稿日時:2007年10月24日 22:35
投稿者:suzuchin(ID:FFKRIoc)
率直に言って難しいと思います。が、
小売店で的確に選ぶのも同様に難しいと思います。
ねらいはフレンチボウのなかでもしなやかで強いものでしょうね。
ttp://www.wps.pwp.blueyonder.co.uk/bows_makers.htm
や、本などをご覧になって、あとは
オークショナーのエスティメーションを信じるしかないでしょう。
私個人的には 店のオヤジよりオークショーナーのエスティメーションのほうを信じてます。
現物を見ることが出来るので、毛のないものは捨て、 くたびれてないか 曲がってないか見て、フロッグをはずし、きずがないか隅々まで見る。弾いてみることができればさらによいですが。
コンディションレポートはネットから聞けます。
Lot 118 にMorizotがありますので、混乱のさなかさんの見たMorizotと較べるのもおもしろいと思います。 また
Lot 101 Vtor Fetiqueなんかどうでしょうか。
上のサイトに記載してある
S. Bigot, Gilles Nehr, Yannick LeCanu.
など現代のフレンチ弓 も英国在住なら検討可能と思いますし、オールドより安いかと思います。彼らについては日本での情報がほとんどないので、知り得たら 教えてくれませんか。
小売店で的確に選ぶのも同様に難しいと思います。
ねらいはフレンチボウのなかでもしなやかで強いものでしょうね。
ttp://www.wps.pwp.blueyonder.co.uk/bows_makers.htm
や、本などをご覧になって、あとは
オークショナーのエスティメーションを信じるしかないでしょう。
私個人的には 店のオヤジよりオークショーナーのエスティメーションのほうを信じてます。
現物を見ることが出来るので、毛のないものは捨て、 くたびれてないか 曲がってないか見て、フロッグをはずし、きずがないか隅々まで見る。弾いてみることができればさらによいですが。
コンディションレポートはネットから聞けます。
Lot 118 にMorizotがありますので、混乱のさなかさんの見たMorizotと較べるのもおもしろいと思います。 また
Lot 101 Vtor Fetiqueなんかどうでしょうか。
上のサイトに記載してある
S. Bigot, Gilles Nehr, Yannick LeCanu.
など現代のフレンチ弓 も英国在住なら検討可能と思いますし、オールドより安いかと思います。彼らについては日本での情報がほとんどないので、知り得たら 教えてくれませんか。
[35242]
Re: H.R.Pfretzschner の弓について
投稿日時:2007年10月27日 06:09
投稿者:混乱のさなか(ID:NyM0UWc)
Suzuchin様 いろいろな情報をありがとうございました。
やはり、考えたり、調べたりすればするほど、現実にオークションでリスクを冒して、割安で弓をGetするのは難しそうですね。
それとオークションの手数料というのも最近は高いらしく30%くらいの場合もあるようです。
オークションに出されている弓は、調整前のものですから、調整することによってどれだけバランスや操作性が向上するものなのかも私たちのような素人にはまるで判断がつきません。
娘は、既に4、5件お店を回っていますので、だんだん好みのものを選ぶプロセスなどものみこんできたようで、まず20-30本の中から、いろいろなテクニックで5本程度に絞り込み、さらにいろいろ弾きこんで1本に絞っています。(結構、早くなってきました。)
現在、Morizotをお借りしているお店でも、Morizotが何本もあり、その中には、5本に入らなかったもの、5本に入ったけれども最後の1本にならなかったものなどありました。
絞り込んだ1本でも、家に持ち帰っていろいろと弾いているうちに「何かちがう。」というものもありました。
それほど微妙なものなので、割安でオークションでゲットと欲を出すのはやめることにしました。
お店から買ったり、借りたりしているものは、戻すことができますが、オークションではそういうわけにいきませんから。
とは言っても、行動をとればそれだけ情報もネットワークも広がるので、オークションの展示にはでかけてみようと思っています。
それと、今弓を借りているお店で、10本弱モダンの弓として見せてもらった中にフレンチ、アイリッシュなどがあり、そのフレンチの2本がGilles Nehrだったと記憶しています。
値段は2本とも2800ポンドでした。操作性が気に入り、5本の弓の中に入れていました(彼女の好みは、軽め、しなやか、でもそこそこ固め)が、やはり音が硬く、5本の中から最初に落としていたと思います。 すみません、あまり参考にならないですよね。
あと2軒、来週回りたいと思っているので、他のモダン弓の情報わかったら投稿します。
あせっても、仕方がないし、出会いもあると思うのですが、今本人の手持ちの弓が90ポンドのドイツ弓なので、なんとか早く落ち着いて使える弓を入手したいです。
やはり、考えたり、調べたりすればするほど、現実にオークションでリスクを冒して、割安で弓をGetするのは難しそうですね。
それとオークションの手数料というのも最近は高いらしく30%くらいの場合もあるようです。
オークションに出されている弓は、調整前のものですから、調整することによってどれだけバランスや操作性が向上するものなのかも私たちのような素人にはまるで判断がつきません。
娘は、既に4、5件お店を回っていますので、だんだん好みのものを選ぶプロセスなどものみこんできたようで、まず20-30本の中から、いろいろなテクニックで5本程度に絞り込み、さらにいろいろ弾きこんで1本に絞っています。(結構、早くなってきました。)
現在、Morizotをお借りしているお店でも、Morizotが何本もあり、その中には、5本に入らなかったもの、5本に入ったけれども最後の1本にならなかったものなどありました。
絞り込んだ1本でも、家に持ち帰っていろいろと弾いているうちに「何かちがう。」というものもありました。
それほど微妙なものなので、割安でオークションでゲットと欲を出すのはやめることにしました。
お店から買ったり、借りたりしているものは、戻すことができますが、オークションではそういうわけにいきませんから。
とは言っても、行動をとればそれだけ情報もネットワークも広がるので、オークションの展示にはでかけてみようと思っています。
それと、今弓を借りているお店で、10本弱モダンの弓として見せてもらった中にフレンチ、アイリッシュなどがあり、そのフレンチの2本がGilles Nehrだったと記憶しています。
値段は2本とも2800ポンドでした。操作性が気に入り、5本の弓の中に入れていました(彼女の好みは、軽め、しなやか、でもそこそこ固め)が、やはり音が硬く、5本の中から最初に落としていたと思います。 すみません、あまり参考にならないですよね。
あと2軒、来週回りたいと思っているので、他のモダン弓の情報わかったら投稿します。
あせっても、仕方がないし、出会いもあると思うのですが、今本人の手持ちの弓が90ポンドのドイツ弓なので、なんとか早く落ち着いて使える弓を入手したいです。
[36067]
Re: H.R.Pfretzschner の弓について
投稿日時:2007年12月28日 06:10
投稿者:pochi(ID:OVMFIBc)
御希望の弓は購入しましたか?
試奏用のゴセックのガボットに関して少し。
弾いてみて気が付いたのですが、13小節目の装飾音符と20小節目の速い重音は初心者向けではありません。大音量を試すのならブルッフの3楽章が簡単で良いと思います。
試奏用のゴセックのガボットに関して少し。
弾いてみて気が付いたのですが、13小節目の装飾音符と20小節目の速い重音は初心者向けではありません。大音量を試すのならブルッフの3楽章が簡単で良いと思います。
[36156]
Re: H.R.Pfretzschner の弓について
投稿日時:2008年01月08日 19:00
投稿者:混乱のさなか(ID:QWdHApg)
Pochiさん、試奏に関するコメントありがとうございました。
ブルッフの3楽章も、コンチェルトの中では比較的難易度が低いとは言え、我が家の娘のレベルでは、試奏してみるにはまだまだ敷居が高いです!
今回、他からの金銭的サポートもあり分不相応に弓探しを開始しましたが、やはり「これっ!」という弓を自分で探すには、技術がまだまだ未熟なのかもしれません。
オークションをのぞき(最終日に出かけたので、落ち着いて試奏できる環境になかったというのも1つですが、持ち帰って弾きこんでみることもできないですし、興味深かったものの、弓探しの手段の1つとしては私たちには現実的ではありませんでした。)、この地のお店を6件、合計100本以上は試したでしょうか?結局、娘が何故か個人的な思いを抱いた1950年のMorizot(3400ポンド)を購入しました。もっと、時間をかけるのが理想だったのかもしれませんが、前の弓があまりに安い弓で、練習しているスタディや曲の都合上、どうしてももっといいものが必要でした。
選択が正しかったのかどうかはわかりません。
確かに、数ヶ月前に弾いていたモーツァルトのコンチェルトを他の弓と弾き比べた時には、華やかでしかも音の層が厚い(立体的)と感じました。
ですが、発展途上でビブラートにもまだまだ問題の多い彼女の事、他の曲に移ると「薄い!」(メンデルスゾーンのコンチェルトを始めましたが、速いパッセージはともかくリリカルなセクションの音作りに苦労しています。)と感じることも多々あります。使いこなせていないのかもしれません。弓は、欠点をカバーするものではないので当然ですね。
この地は、為替の関係もあり居住者には物価が非常に高いですが(日本在住のかたは消費税がかからないので17.5%引きで買えます。)、買い換える場合などは購入価格と同額で引き取ってもらえるところが多いです。ストックが多いお店であれば、次の弓に多少のアップグレードするということが比較的気軽にできるので、今はあまり「これでよかったのかな?」とか余計なことは考えず、できることをしていこうと思っています。
いろいろとアドバイスありがとうございました。
ブルッフの3楽章も、コンチェルトの中では比較的難易度が低いとは言え、我が家の娘のレベルでは、試奏してみるにはまだまだ敷居が高いです!
今回、他からの金銭的サポートもあり分不相応に弓探しを開始しましたが、やはり「これっ!」という弓を自分で探すには、技術がまだまだ未熟なのかもしれません。
オークションをのぞき(最終日に出かけたので、落ち着いて試奏できる環境になかったというのも1つですが、持ち帰って弾きこんでみることもできないですし、興味深かったものの、弓探しの手段の1つとしては私たちには現実的ではありませんでした。)、この地のお店を6件、合計100本以上は試したでしょうか?結局、娘が何故か個人的な思いを抱いた1950年のMorizot(3400ポンド)を購入しました。もっと、時間をかけるのが理想だったのかもしれませんが、前の弓があまりに安い弓で、練習しているスタディや曲の都合上、どうしてももっといいものが必要でした。
選択が正しかったのかどうかはわかりません。
確かに、数ヶ月前に弾いていたモーツァルトのコンチェルトを他の弓と弾き比べた時には、華やかでしかも音の層が厚い(立体的)と感じました。
ですが、発展途上でビブラートにもまだまだ問題の多い彼女の事、他の曲に移ると「薄い!」(メンデルスゾーンのコンチェルトを始めましたが、速いパッセージはともかくリリカルなセクションの音作りに苦労しています。)と感じることも多々あります。使いこなせていないのかもしれません。弓は、欠点をカバーするものではないので当然ですね。
この地は、為替の関係もあり居住者には物価が非常に高いですが(日本在住のかたは消費税がかからないので17.5%引きで買えます。)、買い換える場合などは購入価格と同額で引き取ってもらえるところが多いです。ストックが多いお店であれば、次の弓に多少のアップグレードするということが比較的気軽にできるので、今はあまり「これでよかったのかな?」とか余計なことは考えず、できることをしていこうと思っています。
いろいろとアドバイスありがとうございました。
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