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ヴァイオリンの塗装について | ヴァイオリン掲示板

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楽器・付属品 259 Comments
[36154]

ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月08日 07:30
投稿者:catgut(ID:FDRkUlM)
ヤマハの現状未請求の特許で大変面白いものがありました。

ヴァイオリンの「塗装」に紫外線を当てると音が良くなるというものです。
つまり経年変化で音が良くなるのは「塗装」が経年変化したことが
一因だというわけです。特許の中にいろいろな実験結果が書かれています。それによるとオイルニス、アルコールニスだけでなく、ラッカー塗装やウレタン塗装でもやはり紫外線を当てると音が良くなるそうです。

ttp://www2.ipdl.inpit.go.jp/begin/BE_DETAIL_MAIN.cgi?sType=0&sMenu=1&sBpos=1&sPos=2&sFile=TimeDir_7/mainstr1199744457343.mst&sTime=0

またはここから「楽器用部材または楽器とその製造方」で検索
ttp://www2.ipdl.inpit.go.jp/begin/be_search.cgi

発明の名称 : 楽器用部材または楽器とその製造方法
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3 / 26 ページ [ 259コメント ]
[36199]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月11日 21:18
投稿者:catgut(ID:FDRkUlM)
当然ながら特許を提出するのはそこにまだ他の誰も気付いていない
新しい知見があるからです。この特許の場合は「UVCを塗装に短時間
照射することで塗装が変質し音が変化する」ということが新しい知見
なわけです。「UVCの塗装への照射で塗装が変質するなんてこれまで
聞いたことがないから間違いだ」という論理は通用しません。

もちろん、ヤマハが実験を間違っている可能性はありますから
そう考えられる点があるのであればぜひ指摘お願いします。

「音が変化した」のではなく「音が改善された」かどうかについては
主観の問題だと思います。「請求の範囲」には音が良くなるとか改善
されるといった主観的な言葉は当然ながら使われていません。
[36201]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月11日 23:22
投稿者:イピアル(ID:MpJFNzU)
申請されていませんがこの特許は通らないでしょう。
高エネルギーで短時間に作用する装置としてならばどうかと思いますが。
車輪の再発明です。
塗装が酸化・変質し音が良くなるのは多くの場合でそうだとおもいます。

ご存じだと思いますので多くは語る必要もないですが
紫外線の利用はニス(特にオイルニスですが)の酸化重合促進の為
以前から使用されています。UVCをあまり利用しないのは発生するオゾンやDNAの破壊など危険性が大きいからです。(目が一番覿面ですね。直視すると泣けます)
ただ使う人もいます。

読み落としたのかもしれませんが F孔を閉じるなどしたのでしょうか
閉じたとしても紫外線は吸収されやすいので
紫外線及びそれにより発生するオゾンが楽器本体の材料に作用していない訳がありません。
塗装のみに作用したわけではありません。材料も酸化しています。 重さを量れば乾燥も進んでいるのがわかるとおもいます。
文献には気温75度まで上がるとありましたが下手な材料だとバラバラになりますね。
紫外線BOXで接ぎが開く・膠が剥がれるという話は聞いたことがあります。

要するに自然に任せるかちょっと加速させるかって事だけですね。
[36203]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月12日 00:22
投稿者:catgut(ID:FDRkUlM)
イピアルさま、特許には以下のように書かれていますね。
30分の照射では木材にはごく一部しか影響を与えられないと
思いますが。

【0018】
本発明においては、楽器用部材または楽器の塗装膜へのUVC照射は、
空気雰囲気中で行うことができるが、有害なオゾンガスが発生するため、
UVC照射装置に排気ポンプを設け、該装置内の空気を屋外に排出する
ようにすることが好ましい。
また、照射効率を上げると同時にオゾンガスの発生を防止するために、
UVC照射は空気雰囲気中に代わり、不活性ガス雰囲気中で行うことが
好ましく、真空雰囲気中で行うことがより好ましい。不活性ガスとしては、
窒素、ヘリウムおよびアルゴン等を好ましいものとして挙げることができる。
[36204]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月12日 01:17
投稿者:通りすがり(ID:IBIIcHY)
>現にUVC照射で塗装が変質し音が変化したということが
この特許の本質です。これが全く間違いであると主張されるのであればその理由を提示してください。

この説が間違いだなどといった覚えは毛頭ありません。
UVCにより塗膜は確かに変化し、音響特性に影響することはあるでしょう。

ここで問題にしているのはUVC照射による塗膜の変化=”経年”変化という断定に対し疑問を投げかけているのですが、一向にご理解いただけないようですね。

UVC短時間照射による塗膜の変化と、可視光、長波紫外線を含む自然光の暴露による塗膜の変化は同じなのでしょうか。これを証明してください。

もちろん、自然変化より短時間UVC照射の方が音響特性上優れている可能性を否定するものではありません。
[36205]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月12日 02:02
投稿者:みっち(ID:IziZIjM)
ええと、・・・それぞれ少しずつ誤解があるようです。

1.スレッド自体は話題の切り口として面白いと思います。

2.誤解されていると思うところは、[36154]
[36154]

ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月08日 07:30
投稿者:catgut(ID:FDRkUlM)
ヤマハの現状未請求の特許で大変面白いものがありました。

ヴァイオリンの「塗装」に紫外線を当てると音が良くなるというものです。
つまり経年変化で音が良くなるのは「塗装」が経年変化したことが
一因だというわけです。特許の中にいろいろな実験結果が書かれています。それによるとオイルニス、アルコールニスだけでなく、ラッカー塗装やウレタン塗装でもやはり紫外線を当てると音が良くなるそうです。

ttp://www2.ipdl.inpit.go.jp/begin/BE_DETAIL_MAIN.cgi?sType=0&sMenu=1&sBpos=1&sPos=2&sFile=TimeDir_7/mainstr1199744457343.mst&sTime=0

またはここから「楽器用部材または楽器とその製造方」で検索
ttp://www2.ipdl.inpit.go.jp/begin/be_search.cgi

発明の名称 : 楽器用部材または楽器とその製造方法
で紹介されている文書はあくまでも特許であって、学術・技術論文とは違います。特許を取得するために必要な独自性・先進性・申請の範囲を説明した文書であるということです。
類似の特許に対して先進性と優位性を持ち([36196]
[36196]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月11日 20:31
投稿者:catgut(ID:FDRkUlM)
通りすがりさま、明細書をよくお読みください。

現にUVC照射で塗装が変質し音が変化したということが
この特許の本質です。これが全く間違いであると主張されるのであればその理由を提示してください。

以下のどちらを主張されたいのですか?
・UVC照射で塗装が変質することはあり得ない
・UVC照射で塗装は変質するが音が悪くなっても良くなることはあり得ない

詳細な説明

経年変化を短時間で実現する方法としては、例えば、楽器をオゾン中
に晒して酸化反応を起こさせる方法(特許文献1参照)、あるいは、楽器に紫外線を照射する方法(特許文献2)がある。
【特許文献1】特開平10-105159号公報
【特許文献2】米国特許第1,836,089号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の発明は、有害なオゾンを用いるだけでなく、
オゾン処理に2ヶ月~6ヶ月という長時間を要するという問題点がある。また特許文献2に記載の発明は、紫外線の中でもエネルギーレベルの低い近紫外線による改質方法が開示されているのみで、音質向上効果も不十分であり、24時間以上の照射時間を必要とするなどの問題点がある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、楽器用部材または楽器表面の塗装膜を短時間で改質することで、長期間の経年変化でもたらされる楽器の音質向上効果を短時間で得られる、楽器用部材または楽器の製造方法および該方法により得られる楽器用部材または楽器を提供することを課題とする。
の内容)、尚且つなるべく広範囲に権利を主張できるように慎重に言葉が選ばれていると思います。
「塗料に紫外線を照射する」ことは塗料の乾燥の目的で既に広く普及している技術なので、「楽器」・「音質改善のため」・「塗料種類」など範囲を限定して申請しています。

3.「未請求」とは、簡単に言うと同様の技術を使用した他者にたいして特許を理由に代償を要求したりしないということです。メリットが無いようにも見えるこの「未請求」にする理由は
①短期間で取得できる
②しかし他者は同じ内容の特許を取得出来ない
ということです。
他者が先に特許を取得しこの技術を使うことが出来なくなるのを避けるための自己防衛という目的で使われる事もあります。結果的に他の楽器製造業者(弦楽器に限らず)もこの技術を使用できます。
[36206]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月12日 02:30
投稿者:みっち(ID:IziZIjM)
眠くなってひとつ書き忘れました。

通りすがりさま

UVC照射と楽器の経年変化の関係、UVC照射と音質改善のレベル、UVC照射により音質改善された楽器と他の楽器(例えばオールド名器)との比較、何故音質が変わるのか?などはわかっていなくても良いのです。

音質改善を目的として木製楽器の塗装面へある種のUVCを照射するという技術を最初にヤマハが発明したという事が公開されたという事だけです。

catgut さん
catgutアルコールニスはオイルニスなどと同等ではなく変化が少ない・・・つまり成長しない・・・ようです。
[36207]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月12日 08:30
投稿者:catgut(ID:FDRkUlM)
みっちさま、コメントありがとうございます。本特許が妥当ならばオイルニスとアルコールニスでは使用される樹脂に多少違いがありますから、樹脂の違いによって塗装の経年変化の程度に違いが出る可能性はありますね。

また、この特許は出願から3年以内なので、今後審査請求される可能性
があります。従来のヴァイオリン塗装に対する紫外線照射は基本的に
リンシードオイルの乾燥(固化)を目的としたものですから、UVC照射
で塗装の状態を変化させて音質変化を得るという技術には新規性が
あると思います。

中核的なテーマである「音質改善の仕組み」については本特許
では以下のように解釈されています。

(塗装の)弾性は、振動振幅を低減する原因となり、楽器の鳴りを悪く
してしまう。この状態で、本発明にしたがいUVCを照射すると、右に示
すように、乾性損失係数f2が生じる。これは、弾性的特性k1をミクロ
に破壊することにより進行するので、k1>k2という結果が得られる。
すなわち、塗装膜が乾燥しているにもかかわらず、楽器の鳴りが悪くな
ることを軽減できる。また、f2は損失要素であるが、粘性損失要素Cn
より音色的には良好な乾性損失で、楽器のイメージとしては、文字通り
「音の乾き」に繋がる特性である。(中略)
UVC照射による塗装膜の「ミクロな破壊」により、塗装膜の乾燥で発生
増大したkを抑制し、減少したCをfで補うこと、すなわち、kのある程度
の部分をfに変換することにより、乾燥しているにもかかわらず音響的
に良好な塗装膜が得られる訳である。
[36208]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月12日 14:18
投稿者:みっち(ID:NUWDKQE)
特許申請書は慣れないと読みにくいし説明がわかりにくいと思います。
意訳すると下記のようになると思います。

1.弦楽器は製作直後よりも経年変化後の方が音が良いことが知られている。経年変化の中で楽器表面の塗膜に注目すると、楽器表面の部分的な(ばらばらな)固有振動を押さえてバランス良く響くため音色が良いと同時に楽器表面の大きな振幅を妨げないため鳴りも良い。

2.乾燥の完了していない(軟らかい)塗膜はその粘りにより楽器表面の部分的な固有振動を抑えかつ大きな振幅を妨げない良好な特性を持つが、楽器の材料保護という塗膜の本来の役割を果たさない。

4.乾燥した塗膜は粘りが少なくなりばらばらな固有振動を抑える能力が減少するため音色が悪く、かつ塗膜の硬さが楽器表面の大きな振幅を抑制するため鳴りも悪い。

5.乾燥した塗膜に遠紫外線を短時間照射すると、同じ工程で製作し同じ程度の音色と音量を持つ楽器と比べて音色と音量が経年変化後の楽器の持つ好ましい方向に改善された。即ち十分乾燥しているにも関わらず内部損失が発生して音色が改善され、且つ塗膜の強度が弱くなり音量が増した。その実態は「分子鎖の切断等、物理的な作用」と思われる。

6.この発明は弦楽器に特に有効であるが、他の楽器へも応用できる。また塗料の種類も限定されない。

以上。もし審査するとしても同類の特許があるか無いか、申請範囲などの弁理的な内容で行われると思います。

それにしてもさすが現代の量産楽器メーカー。買ってすぐに鳴る楽器が欲しいという「消費者」ニーズには沿ってますね。意地の悪い見方をすれば経年変化によって成長する見込みの無い楽器を作る事にもなるのですが。
[36209]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月12日 17:17
投稿者:通りすがり(ID:IBIIcHY)
みっち様、catgut様
>意地の悪い見方をすれば経年変化によって成長する見込みの無い楽器を作る事

私が強調したいのはまさにこの点なのです。
UVC照射により経年変化の余地がなくなってしまうのかどうか?

もっと極端にいえばUVC照射による変化は経年変化とはまったく別の変化なのではないかと。
実際はそんなに割り切れるものではないのでしょうが、これらを同一視してしまうと今後の研究の道を閉ざしてしまうので、引っかかったのです。

前にも言いましたが、この技術で音響特性が変化することは否定しませんし、それが好ましいものであろうとなかろうと良いとか悪いとか言及するつもりはありません。
[36210]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月13日 02:47
投稿者:みっち(ID:UlCTAw)
通りすがり 様

[36205]
[36205]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月12日 02:02
投稿者:みっち(ID:IziZIjM)
ええと、・・・それぞれ少しずつ誤解があるようです。

1.スレッド自体は話題の切り口として面白いと思います。

2.誤解されていると思うところは、[36154]で紹介されている文書はあくまでも特許であって、学術・技術論文とは違います。特許を取得するために必要な独自性・先進性・申請の範囲を説明した文書であるということです。
類似の特許に対して先進性と優位性を持ち([36196]の内容)、尚且つなるべく広範囲に権利を主張できるように慎重に言葉が選ばれていると思います。
「塗料に紫外線を照射する」ことは塗料の乾燥の目的で既に広く普及している技術なので、「楽器」・「音質改善のため」・「塗料種類」など範囲を限定して申請しています。

3.「未請求」とは、簡単に言うと同様の技術を使用した他者にたいして特許を理由に代償を要求したりしないということです。メリットが無いようにも見えるこの「未請求」にする理由は
①短期間で取得できる
②しかし他者は同じ内容の特許を取得出来ない
ということです。
他者が先に特許を取得しこの技術を使うことが出来なくなるのを避けるための自己防衛という目的で使われる事もあります。結果的に他の楽器製造業者(弦楽器に限らず)もこの技術を使用できます。
[36206]
[36206]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月12日 02:30
投稿者:みっち(ID:IziZIjM)
眠くなってひとつ書き忘れました。

通りすがりさま

UVC照射と楽器の経年変化の関係、UVC照射と音質改善のレベル、UVC照射により音質改善された楽器と他の楽器(例えばオールド名器)との比較、何故音質が変わるのか?などはわかっていなくても良いのです。

音質改善を目的として木製楽器の塗装面へある種のUVCを照射するという技術を最初にヤマハが発明したという事が公開されたという事だけです。

catgut さん
catgutアルコールニスはオイルニスなどと同等ではなく変化が少ない・・・つまり成長しない・・・ようです。
にも書きましたが、特許取得のための申請書は研究論文とは目的が違うため内容も異なります。UVC照射の効果が少しでもあれば良く、それが大きくても小さくてもかまわないのです。経年変化に関する研究はもっと幅広く行われていると思いますよ。

>もっと極端にいえばUVC照射による変化は経年変化とはまったく別の変化なのではないかと。

その可能性もあります。このことについてはcatgutさんも[36190]
[36190]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月11日 00:16
投稿者:catgut(ID:FDRkUlM)
通りすがりさま、
何をおっしゃりたいのかよく分かりません。
ヤマハは新しいヴァイオリンに紫外線を当てたらクレモナの銘器
の音になるなどとはまったく主張していません。

この特許明細書(ただし未請求)の興味深いところは、木材ではなく塗装が経年変化することで音色が変わるということに着目し、実際に塗装を短時間で経年変化させる方法を提示した点です。塗装が剥離してしまえば音が変わるのは当たり前ですが、外見上分かりにくい塗装の経年変化でも音が変わるというところが興味深いわけです。
他で「実際に塗装を短時間で経年変化させる方法を提示した」と筆を滑らせていますね。

実際には[36155]
[36155]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月08日 07:44
投稿者:catgut(ID:FDRkUlM)
この発明の明細書には以下のように書かれています。

【発明の効果】
本発明によれば、エネルギーレベルの高い遠紫外線を用いることで、30分程度という極めて短時間の照射時間で、楽器用部材または楽器表面の塗装膜の改質を行うことができ、短時間で、経年変化を経た楽器と同等の優れた音質の楽器を得ることができる。また、音質の改善だけでなく、塗装膜を透明にすることで美しい外観とすることができる。

【発明を実施するための最良の形態】
本発明において、UVCを照射する塗装膜としては、楽器全般に用いられる
ものであれば特に制限されないが、例えば、油性ワニス、ポリエステル樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料、アルキド樹脂塗料、アミノ・アルキド樹脂塗料、ウレタン変性アルキド樹脂塗料、セルロースラッカー塗料およびアルコールワニスからなる塗装膜であることが好ましい。
また、塗装膜の膜厚は、種類により異なるが、10~110μmであることが好ましい。
[36193]
[36193]

Re: ヴァイオリンの塗装について

投稿日時:2008年01月11日 01:36
投稿者:catgut(ID:FDRkUlM)
特許をお読みになっていますか?

要約:

【課題】 楽器用部材または楽器表面の塗装膜を短時間で改質することで、長期間の経年変化でもたらされる楽器の音質向上効果を短時間で得られる、楽器用部材または楽器の製造方法および該方法により得られる楽器用部材または楽器を提供する。
【解決手段】 楽器用木材料に塗装を施し、次いで、遠紫外線波長領域において強度が最高ピーク値となる紫外線を塗装膜に照射することを特徴とする楽器用部材または楽器の製造方法、および該方法により得られる楽器用部材または楽器。前記紫外線は、好ましくは、遠紫外線波長領域におけるエネルギー量が総エネルギー量の50%以上のものとし、真空雰囲気中または不活性ガス雰囲気中で照射する。
の如く、「・・・短時間で、経年変化を経た楽器と同等の優れた音質の楽器を得ることができる。」と書かれています。経年変化の実態が何かは別にして、UVC照射した楽器は経年変化した楽器と同等の音質が得られたということです。。
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