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お薦めCD パガニーニ「カプリス全24曲」by佐藤俊介
投稿日時:2009年04月18日 16:04
投稿者:モグラ(ID:cSQ0QA)
強烈に素晴らしいパガニーニ「カプリス全24曲」のCDが発売されました。
佐藤俊介さんの冴えた技巧と多彩な表現力に、私は、深い感銘を受けました。
CDの解説書に、佐藤さん使用のヴァイオリンに裸ガット弦(プレーンガット弦)を張った状態の写真が掲載されていますが、裸ガット弦の表現力や音色の幅広さや深みにも圧倒されます。
解説書の写真によると、E、A、Dに裸ガット弦(プレーンガット弦)、G線に銀巻きのガット弦を張っているようです。これはまさに、パガニーニの時代の標準的なヴァイオリン弦の組み合わせです。
佐藤さんのCDは、パガニーニの「カプリス全24曲」が、バッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ」に匹敵するような、ヴァイオリン・ソロ音楽の「傑作」であることを、ハッキリと認識させてくれます。
ttp://www.universal-music.co.jp/classics/j_classic/shunskesato/discography.html
録音状態(音質)もとても良いCDで、自宅の居間に来てすぐ近くで佐藤さんが弾いてくれているような、そんなリアル感と迫力を感じさせてくれる優秀録音です。
あらゆる点でスバ抜けた名演奏だと思いますが、ストラドやデル・ジェスの名器にプレーンガット弦を張って、さらにオールドフレンチの名弓を組み合わせたら、最高レベルの極めつけの名演になっていたのではないかと思います。(録音状態が素晴らしいだけに、楽器や弓の能力的なことが、ちょっとだけ気になりました)
25歳にして、これほど深みのある演奏ができる佐藤さんですので、今後の益々のご活躍を期待したいと思います。
とにかく素晴らしいCDだと思いますので、みなさんぜひ聴いてみて下さい。
佐藤俊介さんの冴えた技巧と多彩な表現力に、私は、深い感銘を受けました。
CDの解説書に、佐藤さん使用のヴァイオリンに裸ガット弦(プレーンガット弦)を張った状態の写真が掲載されていますが、裸ガット弦の表現力や音色の幅広さや深みにも圧倒されます。
解説書の写真によると、E、A、Dに裸ガット弦(プレーンガット弦)、G線に銀巻きのガット弦を張っているようです。これはまさに、パガニーニの時代の標準的なヴァイオリン弦の組み合わせです。
佐藤さんのCDは、パガニーニの「カプリス全24曲」が、バッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ」に匹敵するような、ヴァイオリン・ソロ音楽の「傑作」であることを、ハッキリと認識させてくれます。
ttp://www.universal-music.co.jp/classics/j_classic/shunskesato/discography.html
録音状態(音質)もとても良いCDで、自宅の居間に来てすぐ近くで佐藤さんが弾いてくれているような、そんなリアル感と迫力を感じさせてくれる優秀録音です。
あらゆる点でスバ抜けた名演奏だと思いますが、ストラドやデル・ジェスの名器にプレーンガット弦を張って、さらにオールドフレンチの名弓を組み合わせたら、最高レベルの極めつけの名演になっていたのではないかと思います。(録音状態が素晴らしいだけに、楽器や弓の能力的なことが、ちょっとだけ気になりました)
25歳にして、これほど深みのある演奏ができる佐藤さんですので、今後の益々のご活躍を期待したいと思います。
とにかく素晴らしいCDだと思いますので、みなさんぜひ聴いてみて下さい。
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Re: お薦めCD パガニーニ「カプリス全24曲」by佐藤俊介
投稿日時:2009年05月15日 00:50
投稿者:モグラ(ID:cSQ0QA)
裸ガット弦を張ったヴァイオリンを使用したパガニーニの「カプリス全24曲」のCDとしては、佐藤俊介さんのCDが世界初録音という意味だと思います。
吉田恭子さんやイリヤ・グリンゴルツも裸のガット弦を張ってますが、張っているのはA線だけで、他の弦には、オリーヴなどの金属の巻き線のある通常のガット弦を張ってます。
佐藤さんのカプリスのCDは、聴けば聴くほどに味わい深く、また聴くたびに新たな発見があります。
裸のガット弦を愛好する自分としては、佐藤さんのこのCDは、とても意義深いもので、今後、裸ガット弦を愛用するプロが増えていくきっかけになれば良いと思っています。
佐藤さんには、次は、裸ガット弦を使って「ヴァイオリン協奏曲」を録音してもらいたいと思います。裸のガット弦が、現代のオーケストラを相手にしても、音量、音色ともに全く問題無いだけでなく、むしろその多彩な音色やニュアンスゆえに、独奏ヴァイオリンがオーケストラからクッキリと浮き上がることができることを、録音によって証明してもらいたいと思います。
吉田恭子さんやイリヤ・グリンゴルツも裸のガット弦を張ってますが、張っているのはA線だけで、他の弦には、オリーヴなどの金属の巻き線のある通常のガット弦を張ってます。
佐藤さんのカプリスのCDは、聴けば聴くほどに味わい深く、また聴くたびに新たな発見があります。
裸のガット弦を愛好する自分としては、佐藤さんのこのCDは、とても意義深いもので、今後、裸ガット弦を愛用するプロが増えていくきっかけになれば良いと思っています。
佐藤さんには、次は、裸ガット弦を使って「ヴァイオリン協奏曲」を録音してもらいたいと思います。裸のガット弦が、現代のオーケストラを相手にしても、音量、音色ともに全く問題無いだけでなく、むしろその多彩な音色やニュアンスゆえに、独奏ヴァイオリンがオーケストラからクッキリと浮き上がることができることを、録音によって証明してもらいたいと思います。
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