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ヴィオラでの体重移動 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 3 Comments
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ヴィオラでの体重移動

投稿日時:2015年05月16日 00:11
投稿者:NNOL(ID:MSaYY5U)
質問です。
自分はヴァイオリンを持っているときは歌に任せていろんな姿勢でそれなりに音が出るように出来るのですが、ヴィオラを弾くときにはうまく体重移動が出来ず、一曲ほとんど動かないままと言うこともあります。今、レッスンはヴィオラもヴァイオリンもやっていて、夏のマスタークラスは今年は出来ればヴィオラで受けてみたいとおもっているのですが、ヴィオラはちょっとでもバランス点を逃すと音が響かなくなるように感じていて、体をほとんど動かせません。
そこで質問です。ヴィオラを持つとほとんど動けなくなってしまうということは、体重移動が出来ていない=良い響きを出せていない、と言うことなのでしょうか。
ヴィオラの経験者の方、お願いいたします。
【ご参考】
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Re: ヴィオラでの体重移動

投稿日時:2015年05月16日 01:34
投稿者:pochi(ID:OZQEBGk)
私はヴィオラも弾きます。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=4952&t=2004#7157
こちらの通り、愛器はスペルマヴァリウスの「デルフィン」です。

>体重移動が出来ていない=良い響きを出せていない、と言うことなのでしょうか。
★その通りです。

初級向けには、
・座って両足を床から上げて弾く
・立って片足を上げて弾く
・壁にもたれて弾く
等を行ってみるとよいでしょう。

ヴィオラとヴァイオリンでは運弓法が違います。ヴァイオリンはどちらかというと、駒よりに弓を引き寄せるように人差し指を使い、ヴィオラでは逆に薬指を使い、弦に弓を練り込む様に弾きます。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=48925
こちらも参考になるでしょう。

ヴィオラだと、ダウンの時に肘を出し気味に弾きます。アップは逆です。ヴァイオリンはダウンで肘を引き気味に弾いて、アップは、肘を出し気味にします。ヴァイオリンでは肘縦回りとのコンビネーションで、A線でダウン、D線でアップで練習しますよね。ヴィオラだと、これを反対にして練習すると、上手く行くと思います。

練習は古典的に、クロイツェル13番を正逆弓で練習して下さい。

「弓を楽器で迎えに行く」のがヴィオラ・ヴァイオリンの共通の弾き方ですが、運弓が違うので、若干体の使い方も違います。具体的には、弓のフロッグの軌道の∞の字運弓の∞が逆になりますから、肘の使い方が違います。肘の使い方が違うと、当然、肩甲骨、脊骨に影響し、足にも影響します。

初心者がオーケストラで弾いた場合、運弓が出来ていないのに座って弾くから体は使えないし、弦と弓の接点を見て弾くのが出来ないので、弦と弓の接点を感じながら弾く習慣が身に付かず、予後不良です。逆に良い運弓が出来る人が座って永年弾き続けると、腰・首・脊骨回りを痛めます。
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Re: ヴィオラでの体重移動

投稿日時:2015年05月16日 02:00
投稿者:NNOL(ID:MSaYY5U)
pochi様
早速夜遅くにありがとうございました。こちらは昼ですが・・・。
youtubeなどで見るVla弾きの方たちは動きが少ないように見えます。動いていても、ちゃんとバランス点が見えるような動き方をしているように思います。
私が思うに、弦と弓の接点が、ちょっと遠くなってしまい、弓は腕を曲げているところを弾いている感じになるので、力点といいますか、バランス点がそこしかないため(首でささえるわけではないから)、皆さんあまり動かないのかなともおもっていました。
その証拠に、自分でやってみてもそうなのですが、ハイポジションであれば、体重移動が容易なのです。バランス点が首よりにあるから、楽器をたてにしたりしても音のかすれがないのです。ヴァイオリンと一緒です。
また、楽器の構え方自体もちがってきますので(ヴァイオリンはくびで押さえる部分が多いですがヴィオラは首からぶら下がっているのを腕で支えているイメージです)あまり体重移動をすると、音のつぼみたいなものが外れてしまう気がしていて、なかなか自由に体を動かせませんでした。
ヴァイオリンで、フランクのソナタをやったときのノリで、ヴィオラでフランクのソナタをやっても、録画した映像を見ると、ヴィオラは静止状態でした。
ヴィオラの先生には、弓使いがヴァイオリンとはちがうので気をつけるようにいわれていましたが、何がちがうのか、よくわかりました。早速練習してみます。
それにしてもクロイツェル13番は万能薬ですね。
ありがとうございました。
また、アドバイスがありましたらよろしくお願いいたします。
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Re: ヴィオラでの体重移動

投稿日時:2015年05月16日 02:38
投稿者:pochi(ID:OZQEBGk)
>体重移動をすると、音のつぼみたいなものが外れてしまう気がしていて
==この感じなら、クロイツェル13番の前に、まず、7番正逆弓です。ヴァイオリンを小さい頃から習っていたのであれば、弓で弦を擦るのではなく、楽器で弓をお迎えに行く練習曲である、と習ったはずです。

ゆっくり1音ずつ、弓で弦を斬る様に、最初は弓は弦に直角、次に、斜行運弓で、薬指を敢えて使わず、弦と弓の接点が動いてしまう運弓で「音のつぼみたいなものが外れてしまう」様に弾きましょう。更に、弦と弓の接点に注意して、7番で[49590]
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Re: ヴィオラでの体重移動

投稿日時:2015年05月16日 01:34
投稿者:pochi(ID:OZQEBGk)
私はヴィオラも弾きます。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=4952&t=2004#7157
こちらの通り、愛器はスペルマヴァリウスの「デルフィン」です。

>体重移動が出来ていない=良い響きを出せていない、と言うことなのでしょうか。
★その通りです。

初級向けには、
・座って両足を床から上げて弾く
・立って片足を上げて弾く
・壁にもたれて弾く
等を行ってみるとよいでしょう。

ヴィオラとヴァイオリンでは運弓法が違います。ヴァイオリンはどちらかというと、駒よりに弓を引き寄せるように人差し指を使い、ヴィオラでは逆に薬指を使い、弦に弓を練り込む様に弾きます。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=48925
こちらも参考になるでしょう。

ヴィオラだと、ダウンの時に肘を出し気味に弾きます。アップは逆です。ヴァイオリンはダウンで肘を引き気味に弾いて、アップは、肘を出し気味にします。ヴァイオリンでは肘縦回りとのコンビネーションで、A線でダウン、D線でアップで練習しますよね。ヴィオラだと、これを反対にして練習すると、上手く行くと思います。

練習は古典的に、クロイツェル13番を正逆弓で練習して下さい。

「弓を楽器で迎えに行く」のがヴィオラ・ヴァイオリンの共通の弾き方ですが、運弓が違うので、若干体の使い方も違います。具体的には、弓のフロッグの軌道の∞の字運弓の∞が逆になりますから、肘の使い方が違います。肘の使い方が違うと、当然、肩甲骨、脊骨に影響し、足にも影響します。

初心者がオーケストラで弾いた場合、運弓が出来ていないのに座って弾くから体は使えないし、弦と弓の接点を見て弾くのが出来ないので、弦と弓の接点を感じながら弾く習慣が身に付かず、予後不良です。逆に良い運弓が出来る人が座って永年弾き続けると、腰・首・脊骨回りを痛めます。
を実践して下さい。

「音のつぼみたいなものが外れてしまう」と思うのなら、意識的に「音のつぼみたいなものが外れる」様に弾いてみるのが、修正の最善策です。