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最終的にどの楽器を買うかの決断 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 7 Comments
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最終的にどの楽器を買うかの決断

投稿日時:2021年11月15日 00:28
投稿者:もか(ID:FXdVIRI)
160万円ぐらいまでの予算でヴァイオリンを買おうと思って、いくつかの工房や楽器店で色々と試奏もさせて貰っているのですが、いくつか気に入った候補があるものの、一つに決める最終的な決断ができません。
皆さんの決断に至る経験談をお聞きしたいです。
主に成功した話を聞きたいですが、失敗した話も参考にしたいです笑
よろしくお願いします。
[54414]

Re: 最終的にどの楽器を買うかの決断

投稿日時:2021年11月15日 03:02
投稿者:rio(ID:UjZFh4A)
購入して満足した例

ホールでの試奏も実施して、「これでいい」と納得できた楽器
または
見た瞬間に、惚れ込んでしまった楽器


購入して後悔したことがある例

「いずれは、買った値段以上で売却できるかも」
と思って買った楽器
~結局自分好みではない。

「楽器屋さんから勧められて、納得しないまま買った楽器」
~製作者は著名な方だが、結局自分好みではない。

「楽器選びの時に、基準となる楽器と比較せずに選んだ楽器」
~試奏が普段と異なる環境下だと、判断ができにくくなる。
(私は必ず比較しますが、知人がこれで後悔しています)





一つに決めることができない状態であれば
一つに決める楽器に出会うまで
探し続けた方が良いように思います。
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Re: 最終的にどの楽器を買うかの決断

投稿日時:2021年11月15日 13:37
投稿者:フマス(ID:JRA3dTI)
楽器に詳しい信頼する教授、演奏家に弾いてもらう。
彼らは自分の今の楽器に出会うまでの過程で、たくさんの名器を弾いて比べているので意見は貴重である。
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Re: 最終的にどの楽器を買うかの決断

投稿日時:2021年11月16日 19:25
投稿者:もか(ID:JGJGdwM)
実は今、ある楽器を「買わなかった」事を後悔しているところです。

「Francesco Bisolotti 2010年製作 1ピースバック」でGoogle検索し、「ツール」で今年の10月を指定し、キャッシュを表示してみてください。

あるコレクターの委託販売という事で、10年前に購入した値段のままの税込360万円で出ていました。

私はある偶然でこの出品に気づき、試奏もさせて貰いました。
D線G線の深み、中音域の腰のある太さ、まろやかさ、高音の張りある甘美な輝かしさまで惚れ惚れするサウンドでした。
写真からも伝わると思いますが、外見も気品と風格を感じさせる美しいもので、スクロールの曲線もなんとも言えない見事さでした。

私はある水曜に試奏しましたが、その週末には売れてしまいました。
個人ではなくある業者が購入したそうです。

このランクの楽器は手を出すつもりはなかったのですが、予算の倍の値段であれ、これは思い切って買うべきだったと後悔しております。

(なぜか投稿が失われたので2回目書きました)
[54419]

Re: 最終的にどの楽器を買うかの決断

投稿日時:2021年11月16日 19:50
投稿者:もか(ID:JGJGdwM)
前のレスは、rioさんの言われる「見た瞬間に、惚れ込んでしまった楽器」に相当すると思います。
「これ」というときの瞬発力も必要なのかと思いました。

同じ環境で試奏もしたいですが、店や工房と信頼関係が無いと外に持ち運ぶのは少し難しいでしょう。

フマスさんの言われるように、プロに弾いてもらって演奏家の立場からの意見を聞ければ大きいですね。ただ私は今かつて教わった師匠から離れた街で生活しており、現在付いている先生はいないのでなかなかそれも難しいです。

演奏家に弾いてもらった場合、それを少し離れたところから第三者的に聴けるのも良い判断に繋がると思います。ヴァイオリンは自分で弾いているととにかく耳元なので遠鳴りの判断は困難です。

専門家と言わずとも、同好の友だちに同行願って、交互に弾いて確かめるのは良いでしょうね。

予算160万円位ということで、選択肢としては新作ないしはコンテンポラリー中心になると思いますが、1900年前後のフレンチなども選択肢にいれたら良いのかもしれません。英国の楽器にも良いものがあるようです。
[54422]

Re: 最終的にどの楽器を買うかの決断

投稿日時:2021年11月16日 22:17
投稿者:もか(ID:FXdVIRI)
レスくれた方意見をありがとうございます。

rio さん
>一つに決めることができない状態であれば
>一つに決める楽器に出会うまで
>探し続けた方が良いように思います。

この気持ちで探してみます。

とにかくヴァイオリンという楽器は選ぶのが難しいし迷いますね。
より高い買い物である不動産や車でもこれほど迷いません。
それだけ奥が深いんでしょうね。

まだ色々な話を伺いたいです。
[54447]

Re: 最終的にどの楽器を買うかの決断

投稿日時:2021年12月16日 03:18
投稿者:松毬(ID:NUcXgDA)
これは良い!!楽器が二つで”一つに決められない”なら二つとも買う。
どの楽器も”帯に短くタスキに長し”ならまだまだ探しに行きましょう。


 成功例:これは良い!!と思いを超えた楽器

1.ちょっと考えると良いはずだから、弾いてみたらやっぱり最高に良かった楽器。どの楽器も、個性が異なって良くて、それぞれに遠鳴りもする。
  A.楽器が耳元でもバカ鳴りしていて、遠くでも良く聞こえる。
  B.楽器から出る音の方向性が明確で、遠くでも良く聞こえる。
  C.楽器から音が静かに綺麗に響いて、遠くでも良く聞こえる。

2.弾いたら「特にいいなぁ」と思っていた人から貰った弓は、鑑定したら何とかPeccatteだった。

3.当時、高けぇ!と思いつつ買ったけど、さらに値が跳ね上がったので良い楽器。Francesco Bisolotti。

4.リサイクルショップで、ガラクタの様になっていた楽器でも、弾いたら良かった上、さらに値切って安かった。


 失敗例:後悔だなぁ~。

1.先生が選んだから買った楽器は、値段も見た目も音も良かったけど、不健康だった、また、偽物だった。

2.当時高けぇ!と思いつつ、貰える話の楽器を断ったら、さらに値が跳ね上がった。Gio Batta Morassi。
 
3.ピグマリウス、買ったらスズキのO.E.M.楽器で、しかも、スズキの方が良かった。


 なお、
良いと言われる楽器の出自と師弟関係、名声やエピソードを調べてみると良いでしょう。めぼしを付けて交渉すれば予算内で購入できる素晴らしい楽器に出会えることでしょう。

 例えば、モダンフレンチ Ch.J.B.Collin-Mezinは、素晴らしい名声に彩られていますが、タグで150万円前後です。

 新作当時に名演奏者が使用したことやゴールドメダルの受賞などがあり、前評判は良いでしょう。その為、偽物が非常に多いのも大きな特徴で、品質が良い偽物は100万円位でも売られています。
 息子の方では、タグで100万円前後です。

 因みに、ラベルに
  Luthier a Paris
  Rue du Faubg: Poissonniere No.29
 とあれば、専ら偽物ラベルで、そもそも存在しないパリ29区の弦楽器製作者を示します(パリは23区までです)。
 
 Bisolottiの様に端整なつくりと云うより、情熱的、芸術的なMorassiの様ですが、音は新作のBisolotti、Morassiと全く異なるモダンの音なので憧れでしょう。
 名演奏者が選んだメーカーを踏まえれば、個体がそれに相応しく適当か??確認の上で、好きになれれば良いでしょう。師弟筋の選択もあるしね。なお、試奏評価は、基準と調整された楽器でしてね。

 世界中のどこかに、必ず要望を叶える楽器があることでしょう!!と思います。
[54448]

Re: 最終的にどの楽器を買うかの決断

投稿日時:2021年12月16日 07:27
投稿者:松毬(ID:NUcXgDA)
 ちなみに、試奏についてです。

 しばしば試奏を繰り返して、兎にも角にも色んな楽器を味見して評価感覚を養うと良いでしょう。
お店に時間があれば、試奏してもらえることは Welcomeな店は、割と多いです。楽器が眠らずにがたびたび弾いて貰えることとお客さんとの繋がりがもてることからお店側も喜び勝ちです。
寧ろ、弾く方が、お店の人など人前で上手く弾けるか?プレッシャーや恥ずかしい思いで、憚る方が多いのが実際だと思います。この辺り、お店の方も周知と理解があることが多いので、上手く弾けないと伝えておけば少し気持ちは楽でしょう。

ちょっと弾く程度なら、条件の違いなど頭に入れて、潜在性を感じるくらいでしょう。

良い楽器二つの内の一つを選ぶ等なら借りて合宿し試奏吟味するのは良くある話です。


また、
遠鳴りと言っても、腕前の話と、ホールの話と、楽器の話と考えることになります。
友知人グループで、演奏者を交代しながら、また、楽器を交換しながら、演奏環境の違い、コンサートホールやサロン、音楽室、お店、自宅など、予め腕前の違いや響き方や鳴り方の違いを試して把握しておくと良いでしょう。

コンサートホールは、よく響くよう設計されており遠鳴りし易いです。   

楽器によらず、コンサート・中ホールで、ホールの後ろまで響かないならば、そもそもの腕前を疑うことになるでしょう。
逆に言えば、楽器に遠鳴りを求めるなら、大ホールで評価できないと良し悪しは良く分からないが本当のところでしょう。

お店でも響きがよく設計されている場合もあるので注意が必要です。


演奏環境の違いを把握しておいて、
手っ取り早くお店や自宅での試奏で、響き方や鳴り方から遠鳴りが概ね掴めると都合が良いでしょう。


なお、防音室ではなく
自宅の自室で弾いて誰からもクレームが来ないようならそもそも響いてないってことです。
近所からクレームが来れば、なかなか響いていて離れていても聞こえているってことです。


蛇足ですが、
嫌いだからお隣さんのリビングと繋がっている自宅の壁に向けて、寝静まった頃にバイオリンBをバカ鳴りで弾き続けました。寝室に届いたらしく明朝2時ごろお隣さんが玄関に怒鳴り込んで来られたので、私は黙って寝ました。近所のクレームは、そのまま2時間ほど外で暴れて罵声を上げたお隣さんに立って沈黙した結果、バイオリンは早朝6時からは弾かないでともっともなお願いのお手紙がきました。もう試せませんが、お隣さん撃沈!!

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