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調弦についての質問です。 | ヴァイオリン掲示板

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調弦についての質問です。

投稿日時:2023年10月24日 21:09
投稿者:白壁(ID:FEU1ODA)
はじめまして。
バイオリンを習い始めて間もない者です。
これまで、チューナーで音を合わせていたのですが、チューナー無しだと音のズレが全く分からないので、音叉を使った調弦を覚えようと思っています。
(音階はまだ重音のものはやってません)
調弦について、下記の2点について教えていただけないでしょうか?

①、バイオリンの場合、両手が塞がってしまうのですが、音叉を叩いた後、どのように調弦するものでしょうか?
叩いた後に口に咥えて、弓を持って、なんてやってる間に振動がほとんど止まってしまいます。
木箱タイプのも、自分で叩いてから弓を持って、となるとバイオリンの音に負けてしまいます。

②、音のうねりについてなのですが、ラの音でしたら音叉と弦で音がずれてる時に、オマンオマンオマンとうねるのが聞き取れるようにはなりました。
しかし、AD、DG、AEの重音だと、どれだけ音をずらしても、ズィーーって音が浮かび上がるだけで、オマンオマンオマンってうねりを聞き取る事が出来ません。(AEの重音に関しては、ズィーーって音もほとんど聞こえません)
重音で、音を合わせる場合も、今私が聞き取れていないだけで、A線と音叉の時のようなうねりが発生しているのでしょうか?

どうか、温かいアドバイスをいただければと幸いです。
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Re: 調弦についての質問です。

投稿日時:2023年11月28日 20:48
投稿者:コクシネル(ID:RjZ5kQ)
基本的な音程の取り方もそうですが、厄介なのは自分が弾きながら聴こえる弦の音程と、楽器の箱鳴りが乗って客席に聴こえる音程が若干違う事があることです。こちらの方が大抵少し低いですね。お客さんに聴こえる音程が重要なので、アンサンブル等の時はリハの録音を聴いて全体の音程を微調整します。まあそのうち慣れますが。結局はいつもほんの僅か高めに調弦する事が多いです。あと五度は狭目に合わせます。E線はピッタリ合わせてから少し緩めます。
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Re: 調弦についての質問です。

投稿日時:2023年11月29日 11:41
投稿者:pochi(ID:JBZkEhU)
コクシネル氏、

>こちらの方が大抵少し低いですね。
-----最終的にはホールの反射音で判断します。慣れの問題です。高周波倍音が多く含まれていると、
「音が高く聴こえる」
から、調弦や演奏が低めになってしまうのでしょう。

>E線はピッタリ合わせてから少し緩めます。
-----習慣の問題ですが、ADGの間は若干狭めにあわせるのですが、Eはそのままです。狭めだと不自然です。

調弦の失敗例です。
https://youtu.be/d3pLwVhm7xY?t=27
調弦の段階でGがホンの少し低く、更に運弓で失敗して低くなり、ハイフェッツが言外に指摘しています。どこで指摘したのか解りますか?

高い調弦もあります。
https://youtu.be/s1vVlMp2YTA

無伴奏だとピッタリです。
https://youtu.be/bh8pKgwapSA?t=5

チューナーで練習して音程が良くなった例があれば、チューナーでの練習も初期的には有効ですが、
「その様な例が無い」
から、無効だとしています。

解決策の提示もしています。[54740]
[54740]

Re: 絶対に音程をはずさずに正しく弾くには?

投稿日時:2023年08月08日 22:27
投稿者:pochi(ID:FXYkORA)
yc氏、QB氏、魚丸氏が書いているのですが、蛇足です。

【新しい弦を使う】
(ドミナントなら3ヶ月は保ちません。E線は1ヶ月は保ちません。響きが無くなり、正しい音程の時に楽器から発せられるはずの音色がワカラナクなります)

【音程の練習は、04312指の順】
(E線H、G線Cが解っていない人が大多数です)

【弦と弓の接点を見て立って弾く】
【チューナーを見て練習するのは音程練習には効果がない】
(当たり前の事に対してクチゴタエはダメ)

【音階練習は下降音形を先、上行音形を後】
(私が考えた独自メソード・提言)

【音程の取り方の基本】
[53964]
(ハイフェッツ方式・ヘマン著海野義雄監修本)

【音程練習法の基本】
https://youtu.be/R5y1uR5txww
https://youtu.be/CJWfTWzq7bA
(この生徒はあんまり音程がよいとは言えません)

【指の体操等】
[54243]
(これもハイフェッツ方式でアウアーも同じ指導をしていたらしい)


「半音と全音の区別が付かない」人が、大人(中学生以降)になってからヴァイオリンを始めても、上手くなりません。音程は良くなりません。「半音と全音の区別」が付くかどうかのレベルなら「ピアノを弾いていたかどうか」で非常に大きな違いがあります。音が可視化されて眼前に並んでいるのが日常なのですから、当たり前でしょう。

ピアノを弾いていた人が(かなり高いレベルでも)陥る特徴としては、1st Position1指、E線Fis、A線Hが低くなる(E線Fisの方が差が大きい)非常に強い傾向がある事です。治らないみたいです。
[54826]

Re: 調弦についての質問です。

投稿日時:2023年11月29日 19:11
投稿者:コクシネル(ID:FiVXaAc)
ハイフェッツは、フィンガーオクターブのスケールの所でしょうか。アウアーは確かに高い。僕にはギトリスも高く聴こえるが、それは自分の古楽器の聴きすぎかと。全体のピッチについていけない。1stポジションの全音の1の指が低い人は多いです。2度の聴き分けは難しいのかも。弦楽器のスケールや旋律では半音を狭く取る事が重要ですが、それと同じくらい全音を広く取る事も重要で、それが出来ない人が多い。音の跳躍や、隣の音との音程の幅を意識する事で音楽の説得力が全然違ってきます。音律の理論なんて実戦では何の役にも立ちません。あくまでその差を感じ取れるか、狙えるかです。なので音程と音色はセットで考えて、自分のアタマの中のイメージを基に、音程で音楽を表現するくらいの意識が必要と思うのです。
[54828]

Re: 調弦についての質問です。

投稿日時:2023年11月30日 01:12
投稿者:pochi(ID:JBZkEhU)
コクシネル氏、

正解は、
https://youtu.be/d3pLwVhm7xY?t=351
最後のGで運弓で失敗して明らかに低くなってしまっています。、
「Heifetz」の指摘は、
https://youtu.be/d3pLwVhm7xY?t=355
直後に正しいG(オクターブ上)で「あー」と言っています。
厳しいですね。

弾いている「Claire Hodgkins」は年嵩で、この時点で既にプロで、他の生徒とは違い、「Heifetz」のアシスタントでした。

>全音を広く取る
----広い全音と狭い半音を上手く使っています。
https://youtu.be/u2dORQPMwJA
現代のヴァイオリニストとしては珍しいと思います。
3楽章の最後のCisは低く取っています。
ピアニストも上手ですね。
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[54823]

Re: ヒマリちゃんは天才

投稿日時:2023年11月29日 12:04
投稿者:pochi(ID:MVYicxk)
天才に決まっています。当たり前です。

すぐに考えたのは、ヴィエニアフスキーでコケた「服部百音」とどうでしょう?「ザハール・ブロン」に師事しているのも同じです。「服部百音」の方が才気がある様に思います。

ライバルがいます。「李映衡」
https://youtu.be/jLjpeND9g3w
https://youtu.be/vLBMojRAHLo
2007年生まれですから4つ年上です。
同じくアジア人女性の「蔡珂宜」
ヴィェニアフスキーやチャイコフスキーコンクール等で争う事になるでしょう。

この様な音感は大人になってからでは獲得出来無いので、格の違いでヴィエニャフスキの予選で落ちるワケがない。
[54831]

Re: 調弦についての質問です。

投稿日時:2023年11月30日 21:42
投稿者:コクシネル(ID:NxIWmSA)
「3楽章の最後のCisは低く取っています」という一文を見ただけで、ああフランクのソナタの事だなと分かりました。この曲は音程で表現ができる曲ですね。特徴的な跳躍と微妙な半音が多いせいかもしれない。百音さん相変わらず上手い。最近は、楽器が全く弾けなくても、カラオケで完璧な音程で歌う子が少なからずいますから、音感は元々あるものなのかもしれません。ただそれを楽器を介して表現するとなると話が変わってくる。3歳から始めた天才を除くと天然では弾けないから。特に大人から始めた人では、表現の前にまず音程の認識が難しいのだと思う。音が合わないと、隣の開放弦で確認したりするから余計合わない。またチェロの人はポジション優先で音をよく聴いてない人が多い。アマチュアで狭目の半音をしっかり取れててる人はほとんどいませんね。バイオリンやビオラは指をしっかりくっ付ければ比較的容易だけど、チェロはそうはいかないのだと思う。音程の認識のためには、微妙な音程をしっかり記憶する必要があります。そうしないとスケールや旋律の行きと帰りで音程が違うという事も起こり得ます。弾きながらスケールの基音をアタマの中でずっと鳴らし続けていれば、そういう事は防げます。音楽家というのは微妙な音程をアタマの中で視覚に置き換えているような気もします。上手く説明出来ないけど。
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