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スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。 | ヴァイオリン掲示板

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楽器・付属品 80 Comments
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スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2018年09月05日 01:52
投稿者:松毬(ID:MImSJXU)

 スズキのNo.1000番台の高級楽器の実力はどうなのでしょうか??? 皆様のコメントをお願いいたします。

 スズキの No.1200 や No.1500 等、手作りの楽器があるようですが、、、ヤマハのブラビオール、文京のピグマリウス、その他の日本、イタリア、ドイツ等の製作者の新作と、性能やお値段もざっくりと同じくらいで団子状態にあるように思えます。

 スズキは政吉の自身作のバイオリンは、良い評価を得ている伝説があり、政吉から歴代の社長および職人が受け継がれて、No.1000番台に繋がっているようです。

 私はスズキを経験してないのですが、もし良いなら30~100万円のスズキのほうが、実用的には200万円のイタリア新作よりも良いのでは???と感じます。
投資にもならない200万の新作買わなくても、、と思います。

 どうぞ皆様の沢山の意見を頂きたいと思います。
 
 宜しくお願いいたします。
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【ご参考】
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Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月19日 16:51
投稿者:天照(ID:QACWJEM)
凄い、研究成果の発表みたいになっていますね。
鈴木といえば、最近は出回り率が悪くなりましたが、バイオリン教師がメルカリ等で戦後より前の量産を安く買ってレッスンやセカンドとして使ってる方を何人も知っています。
皆、口を揃えて似たような事を言ってますが、杢目の有る無しが違うだけで、同時代のヨーロッパ製と何も変わらないそうです。あとは値段も、一桁万円で買える事も珍しくなかった辺り全然違いますね。
結局、その時代の箱さえ手に入れば、後は調整次第といった感じで、良い音で鳴っていて遠鳴りもありますね。
そういう視点で見ると、持ち手側のプラシーボ効果的な物が入るか入らないかだけで、楽器の性能はプロでも使えるものなんじゃないかと思います。
私自身も、例えば同じような年代のJTLと鈴木が似たような価格で売られていたら、音が多少気に入らなくても前者を買うと思います。
自分で書きながら馬鹿だなーと一人ツッコミしつつ、やっぱりイメージって大切なんじゃないでしょうか。
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Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月19日 22:12
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
天照 さん  お待ちしておりました。ありがとう。

研究成果みたいなのはねぇ、そもそもがスズキの変遷は研究対象で、浜松短期大学研究論文(大野木吉兵衛)があり、加えて愛知県立芸大の井上さつき名誉教授の研究論文があって、その上で言えてないことや視点を変えて私が述べてUpしているためです。知る人ぞ知ることばかりですが、知らない方も多いので、これ等を集めて挙げています。

レッスンって、生徒に使わせるのはチョッととおもいますよ!!教師が弾くのは勝手だけど。。普通は、楽器屋も扱わない楽器で、メルカリ、ヤフオクなどで2万円前後、キレイだったら5万円くらいじゃない。それに修理に当たり前に20万とかかったりするのよぉ。そして、同時代の欧州製もピンキリ、ドイツ系の半分より下側での話でしょ。以前に、ある職人の前で、手持ちのモダンイタリアとS1200は似てるからって言ってみたら、何バカなこと言ってんの月とスッポンだよって窘められました。天照さんだってJALなんでしょ、JTLかぁ。JTLの上級品は、コラン・メザンや弓もA.ラミーとも遜色ないほどです。低級品でもスズキより高いでしょう、イメージ通りです。

上手な方は、何だって綺麗に弾けちゃうからねぇ。
                   →藤原望,小泉奈美[54233]
[54233]

Re: 弾き込み効果って??、、なにゆえおきる?

投稿日時:2021年06月04日 12:58
投稿者:松毬(ID:NgIgmVA)
別の方向へ、上手い奏者が楽器の特徴に合わせて弾き方を変えて弾き込んで上手くなる説はありそうな感じがしますね。

 上手な奏者は、バイオリンの楽器なの?か解らない(V.S.O)ような下手でも、バイオリンの音を出すように演奏を変えていきますね。。それが、エントリー楽器なら、弾き込んでなおさらちゃんとバイオリンの音を出すようですね。
 また、この手の楽器は、演奏の技術攻略への練習マシンなのか?とも思えます。ただ、経年効果も、大きいなぁと思いました。
 
 ※トークではなく演奏部の音を聞いてくださいね。
  
Ⅰ) V.S.O(violin shaped object)
 〇号板目ポンタ https://www.youtube.com/watch?v=TgX73hN40VI

 ①号白木 https://www.youtube.com/watch?v=gcMum0Qs5QE

 ②号薄緑 https://www.youtube.com/watch?v=1KeJAz-sRfI

 ③号楽天 https://www.youtube.com/watch?v=bBj5JDtQmNc

 ④号小泉 https://www.youtube.com/watch?v=hTEJtP9Kgxo


Ⅱ) バイオリン
 1).S230(島モ) https://www.youtube.com/watch?v=zidrueUUj1g

 2).S280(Test) https://www.youtube.com/watch?v=7k-YLelLLRM

 3).S330(Test) https://www.youtube.com/watch?v=aE3KPaDItYg

 4).S360(Test) https://www.youtube.com/watch?v=fcZrunRVUBU

 5).P-02(島デ) https://www.youtube.com/watch?v=nzU0E-aqN7w

 6).S540(島デ) https://www.youtube.com/watch?v=ibRSjXOsRPg


 A).番外1 https://www.youtube.com/watch?v=iV6ha9ARwX0

   番外2 https://www.youtube.com/watch?v=3nqIPLA_BOQ


  なお、別にS520番(b1990)を1年ほど試して、丁度昨日、別のS540番(b1996)と交換しました。
 この辺り、必ず「破れ太鼓やオバさんの声」になるのか、上手な奏者にはその様になく、また、弾いた感じは「破れ太鼓やオバさんの声」とも言えず、その様な傾向もあるという感じでしょうかね。

 S540番(b1996)に付いてた弓S200番は、少しバランスが良くて、ブラジルウッドでも響きの相性は良いのですが、ただ、より良い弓では、音色が綺麗になりました。S540番(b1996)は、量産でも見た目が良く美しいので日常使いして響きが良くなるか見たいなぁと思いました。今の響きは数年前に試弾したS1200番に通じて特に悪い訳ではありません。

 だた、もともとは響きが良いと思ったのは S520番(b1990)の方で、加工細部の性格も異なり作者は違う感じですね。。然り、マリオG,ガエタノG等には及ばないでしょうけども。。


プロもコンサートでは使いませんよ、弾くのは特別イベントだから
                   →石田泰尚[55024]
[55024]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月01日 00:23
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
https://www.meijimura.com/event/p12117/
明治43(1910)年、第十回関西府県聯合共進会に出品「MANUFACTURED BY MASAKICHI.SUZUKI NAGOYA.NIPPON. No.7」を用いた石田泰尚さんの演奏会('24-3/26済)に行かれた方などいないでしょうか??

ジャパニーズモダンは、量産工場製の方です。
、森悠子,高木和弘[55081]
[55081]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月19日 12:18
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
政吉は、深川や浅草の和楽器職人の連合団に比べ、工房化して急激な進化と成長を続ける。

1893年~1903年ごろの楽器は非常に美しく、深い杢にニスはゴールドイエロー、ゴールドオレンジに輝いて、今日現在の楽器と見間違えるものでマスターピースの美しさを持っている(ミドルグレード([55080]音源楽器)が一端を示す)。音質も、ディットリヒの評定はあるものの経年は120年を越えており、詳細にラインナップ系列に合わせて、改めてフィールド・スタディすべきである。

政吉は、ドイツのミッテンバルド、クリンゲンタール、マルクノイキルヘン、グラスリッツ、シェーンバッハに引けを取らなくなった。井上さつきが伝える第5回パリ万国博覧会のエピソードに、審査員が「モデルとすべきではないドイツ製品をモデルにした製品を出展している。」「政吉のラベルを欧州製品に貼った偽物と思った。」など、政吉の量産楽器は、元々目指したドイツ製品と同等であることが物語られる。しかし、コンペの着目から外れ、この時のレアンドロ・ビジャッキ(ミラノ)やコラン・メザン(パリ)、弓ではA.ラミー(パリ)、E.サルトリー(パリ)らは、16~25点の加点でグランプリや金賞を得たが、対照的に政吉は4点ほどで褒状に終わった。これは参加賞で、メダルも付かなかったでしょう。

1903年ごろ以降は、徐々に作風が変化していく。→ https://youtu.be/M_-UXa0fN4U

なお、フルモデルチェンジは、1927(昭 2)年のことである。


でもね、ある特殊な機種だけは別、それはお楽しみに!!
ただ、これを書いていて実はスズキは絶滅危惧種じゃないかなぁ、と思うようになりました。これからは存在意義がないんじゃぁないかなぁと。。昔とは状況が大きく違うからね。
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Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月20日 07:39
投稿者:天照(ID:GDE1k4k)
私の書き方が悪かったのか、前提がいろいろと違ってますね(笑)
生徒に使わせる用の楽器、という発想がなかったです。
先生達、お金持ちですからね。お金かけて整備した結果、どうでも良いといっては失礼ですがレッスン等で使っているって事です!
恐らく、私が懇意にしてる職人さんと、トピ主さんが懇意にしてる職人さんの考えも大分異なりそうで、分かり合えないタイプだと思います(弓は別スレで勧められてたところ利用してます)。
これにて失礼しますね!
[55085]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月20日 09:07
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
エピソード的に伝わったと思いますが、次の辺り段を追って合理的にもう少し丁寧に話していきますね。せっかく天照さんのコメント頂いたので。

「その時代の箱さえ手に入れば、後は調整次第といった感じ」
「同時代のヨーロッパ製と何も変わらない」
「楽器の性能はプロでも使える」
「一桁万円で買える事も珍しくなかった」
「セカンドとして使ってる」

先ず、楽器についてなので、[55001]
[55001]

Re: 音大生が用いる楽器の実情は?

投稿日時:2024年04月21日 15:57
投稿者:日本だけ(ID:EnEQcxQ)
巨匠や名手ほど腕9割楽器1割と言っていますね。
ヨーロッパの音大生は大学や銀行から楽器貸与されている人が多いです。自分の楽器は100万円以下の健康なモダン楽器が多く、素晴らしい演奏をします。

掲示板の皆さん、どうか音程を外さないでね。
[55006]
[55006]

Re: 音大生が用いる楽器の実情は?

投稿日時:2024年04月22日 02:14
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
日本だけ 様 ありがとうございます。

 腕9割楽器1割と言って、どうもその様ですね。
著名な国際コンクールから学生コンクールで優勝した楽器を扱った楽器屋も「演奏は腕90%、楽器と弓はほんの10%も助けにはならない世界。あくまで奏者本人の弾き出す「良い音」ですから、楽器屋の手柄などは無いに等しいか、たかがしれたものです。」と言っています。
ただの楽器商は騙して金を儲けただけで手柄は±0%でしょうけど、職人には楽器を調整した功がありますね。

その反面で、
欧では良い楽器の貸与を承けることが多く、良い楽器を知る効果があることが認められているようですね。恐らく、それで自分の楽器でも、良い楽器を使った時に近しい音で演奏ができる様になるのではないでしょうかね??

先に、良い腕があるのではないから、良い腕になるのに良い楽器の助けを請うのでしょうか??
の通り、音を支配する割合の10%にも満たないゾーンに拘るとします。(拘らない方は、上手な方か初心者で分からないか興味がないか)
[55086]

「その時代の箱さえ手に入れば、後は調整次第といった感じ」

投稿日時:2024年05月20日 09:13
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
人は変化に対する感度や差に対する感度は非常に高いですね。0.1%でも違うと「違ってる」0.1mmの段差でも「ズレてる」音程でも1セントの変化を与えると「ズレた」と分ります。同じことは音量でも、音色でも、音のプロジェクションなど音質でも言えます。

物は、個々に固有の音を持ちます。水を入れたワイングラスを叩くと音がします。ちょっと水を増やして叩くと音がします。音程が変り、音色も変ります。同じ様に、箱が変るとそれに合わせて音も変ります。
この音とは、バイオリンが持つ潜在的な音の特性と言うことになります。この上に、フィッテングとセットアップの調性をして、私たちは楽器を弾いて音を聞いています。潜在的に箱がバイオリンとしての範囲の音特性を持っていれば、後は調整次第で、天照さんがおっしゃる通りバイオリンの音がして、また、好みの音に寄せられます。

しかし、厳密には好みの音にならないこともしばしばです。なんとなく好みに近しい音で妥協できれば終わりですが、ここでは妥協無く、あくなき追及が進んでいきます。話を戻すと、この潜在的な音特性が変れば、出せる音が異なり、音が変るということです。そこで、話は、箱に拘ることになります。

多くの人が、ストラディバリウスの秘密の箱を追い求める通りです。そして、政吉には、政吉の箱の音(特性)があるのです。現代スズキの箱にもピグマリウスの箱にも各々の音があります。→[54936]
[54936]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年03月27日 12:30
投稿者:おさむ(ID:kQlAKQ)
松毬 様 はじめまして。
No.720はピグマリウスDX-117と比べても見劣りしません。(DX-117は1986年製)
No.540は1974年製、1990年製、2001年製を所有しています。74年製と90年製はニスがだいぶ違いますがスプルースの目やメイプルの虎杢は似ています。3台とも音色は共通で、年代が違ってもクオリティは変わらないと感じます。もう一台No.550がありますが、グレードの違いが明確でワンランク上だとすぐに分かります。工業製品として見ると材料をしっかりランク分けして使っているのだと分かります。個人の製作家ではそういう管理は出来ないでしょう。鈴木バイオリンやピグマリウスでは予算を決めれば機種が自動的に決まるので安心して買えます。同型機種での個体差がほとんどない安定した楽器だといえます。
実は今年に入りピグマリウスDX-119の中古品を手に入れました。1982年製です。虎杢が大変美しくよく鳴る楽器です。ただ、鳴りこそ優れてはいますが、全体のバランスや音色はNo.720のほうに軍配があがります。ピグマリウスは大変優れていますが、スズキも負けていないという印象です。
いま、弦との相性を試しながら毎日弾き比べして楽しんでいます。どうせなら中古市場で手頃なエターナルを探して手に入れようか、という考えが浮かんできている今日このごろです。
[55033]
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Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月03日 05:44
投稿者:おさむ(ID:FWZ4M2Y)
松毬さま
エターナルNo.1100(91)とピグマリウスDX-117(86)では鳴りは同等、音色はDX-117に軍配があがります。
どういう経緯か分かりませんが、私のDX-117はオールドイタリアン仕上げですがRubinoという表記はありません。
DX-119はモダンイタリアン仕上げですが、ニスの違いで音色が違うような感じはしません。117も119も共通の音色を持っており、そういう感じはピグマリウスもスズキも見事に統一感があると思います。
私はベヒシュタインピアノの認定技術者なのですが、ベヒシュタインもアップライトからフルコンサートグランドピアノまで音色が共通で、独特のきらびやかな雰囲気は統一感があります。どんなに古くなっても整音作業で蘇るのは、技術力によるものというより楽器の持つポテンシャルのように感じます。
スズキNo.720はとても気に入っており、希少な楽器が手に入ったことに感謝しています。No.1800やNo.2000も気になりますが、手に入る可能性は低いでしょうね。せめて所有されている方のを拝聴させていただく機会があればうれしいのですが。

[55088]

Re:「その時代の箱さえ手に入れば、後は調整次第といった感じ」

投稿日時:2024年05月20日 15:02
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
他にも、ビソロッティには、ビソロッティの箱の音があります。
同様に、モラッシーには、モラッシーの箱の音があります。その弟子たちには、その弟子たちの箱の音があり、これらを束ねるとモラッシー派の箱の音となります。あるいは、クレモナ派の箱の音と言うことになります。
[55089]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月20日 15:35
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
[55084]
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Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月20日 07:39
投稿者:天照(ID:GDE1k4k)
私の書き方が悪かったのか、前提がいろいろと違ってますね(笑)
生徒に使わせる用の楽器、という発想がなかったです。
先生達、お金持ちですからね。お金かけて整備した結果、どうでも良いといっては失礼ですがレッスン等で使っているって事です!
恐らく、私が懇意にしてる職人さんと、トピ主さんが懇意にしてる職人さんの考えも大分異なりそうで、分かり合えないタイプだと思います(弓は別スレで勧められてたところ利用してます)。
これにて失礼しますね!
天照さん

私の勘違いなら、それで良かったです。
スズキは学生が使う楽器の代名詞で、[55074]
[55074]

Re: 音大生が用いる楽器の実情は?

投稿日時:2024年05月15日 12:13
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
話を戻して、トレンドトップでストラドを音大で使う場合は置いといて

https://youtu.be/trUtfosRNgs?t=50  では、
新作イタリアでもモダンイタリアやガダニーニの音と取り違えたり、

https://youtu.be/TQUxLzUMo6I?t=537 では、
スズキでも、モダンイタリアの様な音に聞こえたり、ストラドでも、モダンイタリアやスズキの音に聞こえたりするので、スズキでも結構いけたりするかなぁと思いますが、、、、、

この様な実話は、音大で使う楽器では本当にないのでしょうか??
ただ、動画のスズキはS550だから、10series辺りでどうかなぁと思いますが。。。
のhttps://youtu.be/TQUxLzUMo6I?t=643 でもある通り、レッスンで使うとなれば。。。。。

私の書き方がきつくなっていたかも知れませんね。ご容赦下さい。
[55081]
[55081]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月19日 12:18
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
政吉は、深川や浅草の和楽器職人の連合団に比べ、工房化して急激な進化と成長を続ける。

1893年~1903年ごろの楽器は非常に美しく、深い杢にニスはゴールドイエロー、ゴールドオレンジに輝いて、今日現在の楽器と見間違えるものでマスターピースの美しさを持っている(ミドルグレード([55080]音源楽器)が一端を示す)。音質も、ディットリヒの評定はあるものの経年は120年を越えており、詳細にラインナップ系列に合わせて、改めてフィールド・スタディすべきである。

政吉は、ドイツのミッテンバルド、クリンゲンタール、マルクノイキルヘン、グラスリッツ、シェーンバッハに引けを取らなくなった。井上さつきが伝える第5回パリ万国博覧会のエピソードに、審査員が「モデルとすべきではないドイツ製品をモデルにした製品を出展している。」「政吉のラベルを欧州製品に貼った偽物と思った。」など、政吉の量産楽器は、元々目指したドイツ製品と同等であることが物語られる。しかし、コンペの着目から外れ、この時のレアンドロ・ビジャッキ(ミラノ)やコラン・メザン(パリ)、弓ではA.ラミー(パリ)、E.サルトリー(パリ)らは、16~25点の加点でグランプリや金賞を得たが、対照的に政吉は4点ほどで褒状に終わった。これは参加賞で、メダルも付かなかったでしょう。

1903年ごろ以降は、徐々に作風が変化していく。→ https://youtu.be/M_-UXa0fN4U

なお、フルモデルチェンジは、1927(昭 2)年のことである。
の頃の楽器は、私も持っていますが問題が多いので、ちょっと心配でした。
なお、この楽器は、直すより別に買った方が安いくらいなので、飾り物にしてます。

この様な楽器でも直して使われる先生なら大正ロマンチックな先生なのでしょうね。
[55090]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月20日 16:49
投稿者:pochi(ID:ImSFcFg)
松毬氏、

スズキは、ミレクールの量産品「Humbert」を真似たのでは?同等で安かったから第一次世界対戦で寂れたミレクールに取って変わられたのでは?

廉価版は、オリジナル製法として、コアラのマーチではなくプレスのアーチ。
[55091]

「同時代のヨーロッパ製と何も変わらない」

投稿日時:2024年05月20日 17:16
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
フランス人は、バイオリン発祥地はフランスと言います、バイオリンと言えば、現代バイオリンやモダンバイオリンのことで、バロックのことではないと。確かに、クレモナのアマティもブレシアのベルトロッティも、バロックバイオリンを造りました。ストラディバリもデル・ジェスもです。それじゃぁ、イタリア発祥ではなかったの?と。

モダンバイオリンは、モダンフィッティングした楽器でのことで、この楽器にモダンのセットアップがされます。18世紀の末にパリに来たイタリア人かフランス人かが発明しました。弓も、トルテの話で有名ですね。
ところが、あの有名なタリシオらがイタリアからパリに運び込んだバロックバイオリンを、フィッティングを変えてモダン化してみると、この楽器は、新しくパリで作られた楽器では太刀打ちできないほど素晴らしかった。この楽器がオールド・イタリアです。箱は、正真正銘イタリア産です。さらに、イタリアで19世紀の中ごろ伝わり、モダンフィッティングした楽器が造られたが、やはり発祥地のパリの職人ですら太刀打ちできないほど素晴らしい楽器でした。つまり、秘密の箱を造れるのはイタリアしかなかったわけです。私たちは、モダン・イタリア、オールド・イタリアの流れから、バイオリンの発祥地をイタリアと考えています。

パリから始まったモダン楽器は、イタリアだけでなく19世紀中ごろドイツにも伝わり、ヨーロッパ中にも広まります。そして、19世紀末には日本に伝わり、松永定次郎や政吉らがバイオリンを造ります。

19世紀末ごろ、政吉の箱の音は、ドイツ系の箱の音ととても似てたでしょう。「ドイツ系のバイオリンと同じですよ」「普通のバイオリンですよ」との意味で「同時代のヨーロッパ製と何も変わらない」と言うことができます。
[55092]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月20日 17:24
投稿者:pochi(ID:lyJEEFA)
Laberte Humbert(ラベルテ・アンベール)?
https://en.wikipedia.org/wiki/Marc_Laberte
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