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スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。 | ヴァイオリン掲示板

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楽器・付属品 98 Comments
[53472]

スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2018年09月05日 01:52
投稿者:松毬(ID:MImSJXU)

 スズキのNo.1000番台の高級楽器の実力はどうなのでしょうか??? 皆様のコメントをお願いいたします。

 スズキの No.1200 や No.1500 等、手作りの楽器があるようですが、、、ヤマハのブラビオール、文京のピグマリウス、その他の日本、イタリア、ドイツ等の製作者の新作と、性能やお値段もざっくりと同じくらいで団子状態にあるように思えます。

 スズキは政吉の自身作のバイオリンは、良い評価を得ている伝説があり、政吉から歴代の社長および職人が受け継がれて、No.1000番台に繋がっているようです。

 私はスズキを経験してないのですが、もし良いなら30~100万円のスズキのほうが、実用的には200万円のイタリア新作よりも良いのでは???と感じます。
投資にもならない200万の新作買わなくても、、と思います。

 どうぞ皆様の沢山の意見を頂きたいと思います。
 
 宜しくお願いいたします。
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【ご参考】
[55113]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月27日 22:39
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
[55106]
[55106]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月27日 13:31
投稿者:通りすがり(ID:RTOZNjA)
鈴木バイオリンの上等なものがきちんと管理されて保存されていたら、JTLのような立ち位置になれたんですかね。
モノを知らない人間の妄想ですみません。
通りすがりさん

その通り妄想するしかありませんが、弓を除けば仰る通りの可能性があると思います!!

実のところパリ万博(1900)では惨敗ですが、政吉はフィラデルフィア米国独立記念万国博覧会(1926)、リエージュベルギー独立記念国際博覧会(1930)では、各々金賞で雪辱を果たした形になります。この時出品した最上位機種は、高級イタリアンシリーズの楽器であろうと推定され、もしこの通りなら、国内&欧州プロモーション(1926)で好評だったことに加え、公的に国際的にも評価されていたと言えるかもしれません。

日本のバイオリン史に上がる楽器では、Ex.明治天皇(松永1907作)、Ex.皇太子不詳(政吉1910作Va)、Ex.皇太子不詳(政吉1910作Vc)、Ex.有栖川宮(政吉1913作)、Ex.皇室不詳(政吉1914作)の外に、Ex.高階哲応(金八1916作)、Ex.安藤幸(政吉1926作)、Ex.有栖川宮(政吉1926作)、Ex.香淳皇后(菅沼1927作)、金八カルテット(武蔵音博物館蔵)などがあります。

これらを踏まえて再評価し、国際的にも名声が得られればJ.T.Lに引けは取らないでしょう
[55114]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月28日 12:17
投稿者:通りすがり(ID:k0IyhRA)
おお、皇族の方々が演奏なさった楽器は相当価値が出そうですね。どこかにきちんと保存されてるといいのですが。
[55119]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月28日 15:41
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
[55113]
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Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月27日 22:39
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
[55106] 通りすがりさん

その通り妄想するしかありませんが、弓を除けば仰る通りの可能性があると思います!!

実のところパリ万博(1900)では惨敗ですが、政吉はフィラデルフィア米国独立記念万国博覧会(1926)、リエージュベルギー独立記念国際博覧会(1930)では、各々金賞で雪辱を果たした形になります。この時出品した最上位機種は、高級イタリアンシリーズの楽器であろうと推定され、もしこの通りなら、国内&欧州プロモーション(1926)で好評だったことに加え、公的に国際的にも評価されていたと言えるかもしれません。

日本のバイオリン史に上がる楽器では、Ex.明治天皇(松永1907作)、Ex.皇太子不詳(政吉1910作Va)、Ex.皇太子不詳(政吉1910作Vc)、Ex.有栖川宮(政吉1913作)、Ex.皇室不詳(政吉1914作)の外に、Ex.高階哲応(金八1916作)、Ex.安藤幸(政吉1926作)、Ex.有栖川宮(政吉1926作)、Ex.香淳皇后(菅沼1927作)、金八カルテット(武蔵音博物館蔵)などがあります。

これらを踏まえて再評価し、国際的にも名声が得られればJ.T.Lに引けは取らないでしょう
をもう少し掘り下げてみようと思います

まずは、ヒル商会、William Henleyの辞典(1973年版)で確認しました

この辞典には、[54456]
[54456]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2021年12月23日 12:45
投稿者:松毬(ID:GECIRkA)
政吉の楽器と比較するとどうだろうか???

まず、政吉の楽器について系譜を示します。

ヘンリーの辞書では、政吉は、バイオリンの工場製手工業者(Manufacturer)として、バイオリン製造工場の作成者として紹介されます。
この様に、量産された楽器のラベルは「Manufactured by Masakichi Suzuki」と記載され、政吉のお手製楽器はありません。このころ政吉お手製楽器は、商品として販売はなく試作品や記念製作品、博覧会への出品に限られたようです。

政吉が、イタリア高級バイオリンスタイルで政吉お手製の楽器を販売したのがお手製商品の始まりです。
その後、政吉お手製と並行して済韻所による「Manufactured by Suzuki Masakichi Saiinsho」もリリースされます。

戦後は、政吉と共に戦前よりお手製楽器を作った長男の梅雄が、戦前の様に生産販売を復活させます。

特製「Manufactured」が復活して、後のNo.600,620 ; No.700,720
孫の秩お手製が加わって、後のNo.700,720,750 ; No.820,850,880
梅雄のお手製が復活して、後のNo.820,850,880 へ。

更に1981年に、梅雄が亡くなると、ラインナップも改定された。

工房的なお手製楽器が、Eternal  No.1100, No.1200
          ; Heritage No.1500, No.1800
恐らく秩のお手製楽器、Evidence No.2000 だろうと思われる。

現在は、'21夏のラインナップ改定により
工房的なお手製楽器は、Eternal No.1100 、Heritage No.1500 に限定された。



さて、この様にみると、
1000番台は、政吉のお手製楽器を起点に、二代目、三代目から工場の職人へ工房製作として伝えられた製作楽器となります。
そのために、政吉のお手製楽器からは、材質も作り方も改良が重ねられて性能もことなり進化した位置づけにいるハズです。

はて、楽器として、本当に性能が良くなっているのか??
政吉のお手製楽器はどの程度に良かったのか??まだ良くは分りません。

今後のお楽しみに。。。
梅雄のお手製楽器を見てみれば、位置づけがハッキリするでしょうね。

梅雄のお手製楽器、何方かコメント頂ける方はいないでしょうか??お願いいたします!
で触れた様に政吉の記載があり、国際的にも知られています。日本人製作家としては唯一ではないでしょうかね。コロンブス大博(1863)の受賞とフィラデルフィア米国独立記念万博(1926)金賞受賞、及び、国内&欧州プロモーション(1926)楽器のラベル(→[55111]
[55111]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月27日 20:55
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
>[55104]
>なお、1915年前後ごろのラベル、(16メダル)
>https://oshiete.chunichi.co.jp/pro/372/column/1283/index.img/column1_l.jpg
→  注) 楽器No.35は、1920年以降のもの

☞ Http://www5.plala.or.jp/mandolin-cafe/20-masakichi.html [47023]では、
 ハッキリと分かる日英博(1910(明43))の名誉大賞メダルが写されている。

[MASAKICHI SUZUKI]と書かれたラベルは数が多く、不詳も含め11種以上ある。

(1).1888年後、共益商社に納めた3機種のラベルは不明 ・・・・1種以上

(2).コロンブス大博のメダルがセンターのもの・・・・・・・・・3種以上
  -1).1897年前後の[ 3メダル M.SUZUKI NIHON ]2種
   a): 生産の型式、A3010など
   b): 販売の品番、No.6 など、表されたもの
  -2).1910年前後の[14メダル MASAKICHI.SUZUKI. NIPPON ]
   (11メダルなど、その他、Variation不詳 )

(3).日英博の大賞メダルがセンターのもの ・・・・・・・・・・・2種以上
  -1).1915年前後の[16メダル MASAKICHI.SUZUKI. NIPPON ]
  -2).1920年の後の[      同上に      JAPAN ]
    (その他、Variation不詳 )
  
 (※.上記の様に常にセンターは重要なメダルが置かれている。
   特製は、No.1~13と同ラベルに、No.特1など表記。
   米国独立記念万博(1926)の金賞メダル以降その他不詳。)

(4).1926(昭 1)年後、[ Masakichi Suzuki ]のもの・・・・・・・・4種
  -1).1926年のプロモーション・展示楽器に用いたもの
  -2).上の販売(1927年以降)に用いたラベル3種

(5).1930(昭 5)年後、鈴木バイオリン製造株式会社のもの ・・・・1種以上
  -1).[ SUZUKI VIOLIN KOJO 筆記体Masakichi Suzuki ]
   (その他、Variation不詳 )

(6).1933(昭8)年後[ SUZUKI MASAKICHI SAIINSHO ]のもの・・1種以上

((7).その他・・・ ? 種、不詳)
(4).-1))などの記載もあります

フランス量産メーカー、J.T.L.(THIBOUVILLE-LAMY,Luis Emile JEROME)も、L.H.F.(LABERTE-HUMBERT FRERES)、Marc LABERTE、Fourier-Magnie 等も同じような記述ですが、ただ、モダン発祥国で歴史がある点は一日の長を残して、現状ではまだ良いイメージで知名度もあるでしょうね。 ∴政吉は「イメージアップしてもっともっと知名度を上げないと」なのでは、、、、。

ところで、
1900年の三大壮挙として、パリ万博の銅賞受賞(https://www.suzukiviolin.co.jp/about/history/)とありますが、このネタは「楽器の辞典ヴァイオリン〔ショパン(現.ハンナ)〕」の誤植をそのまま当の鈴木バイオリン製造株式会社が用いたためで、本当の様な真っ赤な嘘である。パリ万博の賞状には銅賞の記述はなく、またメダルもなく[55102]
[55102]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月25日 18:14
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
[55080]訂正:和暦では1895(明28)年、1900(明33)年、1903(明36)年

1897年前後ごろのラベル、3コイン(表裏)とは、次のコインをラベルに上げたもの
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/24/5fd3b07e10680bacb3e1438894491f0d.jpg
 訂正 1900年(←誤1897年)  (共益商社)
 https://blog.goo.ne.jp/1971913/e/784bf64bf03ae7b0a04fa473f670090c より

1905年前後ごろのラベルは次の11コイン(表裏)をラベルに上げたものであろう。パリのメダルはなく、パリ万博でメダルを得なかったと分る
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/11/2272dfc29c6d6260adee076c8cc94ac5.jpg
 1907年頃か?(鈴木楽器店) 
 https://blog.goo.ne.jp/1971913/e/2d04073df1e4a7609548d105b06d5207 より

また、すでに政吉は、次等の推薦状を得ていたことが分る。
  東京音楽学校教師:ディットリヒ、及び、アウグスト・ユンカー
    同   教授:  幸田延子、及び、安藤幸子
  宮内省式部職音楽教師:ウィルヘルム・ドゥブラフチッチ

さらに、日英博覧会(1910(明43))大賞を経て、推薦状(賛辞)もメダルも増える
  ヨアヒム氏高弟 : レオポルト・プレミスラフ
  東京音楽学校教師:ハインリッヒ・ウェルクマイステル、グスタフ・クローン

手持ちの1915(大4)年前後ごろの楽器をみると、ラベルは日英博のメダルを筆頭に16コイン(裏表)となる
、井上さつきが書いている通りです。銅賞は、政吉が大切にしたコロンブス大博(1893)でしょう
パリ褒賞賞状:https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/99/2428e0a5e278ef4135b036df3729cb00.jpg

パリ万博で大賞を得たコリン・メザンの旧ラベルでも、Henleyの辞典の記載では、29区ポワソニエール:パリ・フォーブ通りの弦楽器製作者 [(初め略) Luthier a Paris Rue du Faubg:Poissonniere No.29]とあるものの、パリに29区は存在しません。ミルクール量産楽器にコリン・メザンのラベルを貼りつけた楽器が大量に出回ったことがあるので、偽物ラベルをそのままHenley等が誤植記載したのではないかと思います
このラベルの楽器は日本でも非常に多く、楽器自体別物ですが本物として売っている多くの日本の楽器商は、ニコニコして私を騙してきます!!

なお、政吉の特製楽器の方は、この偽メザンと同レベルじゃぁないかなぁ??が、今の私の予想ですが、、、???
[55123]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月29日 15:44
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
[55113]
[55113]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月27日 22:39
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
[55106] 通りすがりさん

その通り妄想するしかありませんが、弓を除けば仰る通りの可能性があると思います!!

実のところパリ万博(1900)では惨敗ですが、政吉はフィラデルフィア米国独立記念万国博覧会(1926)、リエージュベルギー独立記念国際博覧会(1930)では、各々金賞で雪辱を果たした形になります。この時出品した最上位機種は、高級イタリアンシリーズの楽器であろうと推定され、もしこの通りなら、国内&欧州プロモーション(1926)で好評だったことに加え、公的に国際的にも評価されていたと言えるかもしれません。

日本のバイオリン史に上がる楽器では、Ex.明治天皇(松永1907作)、Ex.皇太子不詳(政吉1910作Va)、Ex.皇太子不詳(政吉1910作Vc)、Ex.有栖川宮(政吉1913作)、Ex.皇室不詳(政吉1914作)の外に、Ex.高階哲応(金八1916作)、Ex.安藤幸(政吉1926作)、Ex.有栖川宮(政吉1926作)、Ex.香淳皇后(菅沼1927作)、金八カルテット(武蔵音博物館蔵)などがあります。

これらを踏まえて再評価し、国際的にも名声が得られればJ.T.Lに引けは取らないでしょう
の楽器を紐解いて見ます。

Ex.明治天皇(松永1907作)
:上野の東京勧業博覧会(1907(明40))にて、皇室お買上げ楽器。一等賞は政吉であったが、二等賞の松永を選定
思うに、松永は「浅草新福富町二十一番地にて製造修理の唯一なる良工の名を得」とあり、皇室のレッスンをしたであろう宮内省付きの伶人一門の評判も良かったのではないでしょうかね。松永は概ねフルハンドメイドで、それが良かったのでは?。すでに量産化していた政吉は、量産楽器を出品したような気がします

なお、皇室が1908(明41)年に購入した舶来 Ex.昭和天皇があると、井上さつきは十字屋広告を示すも不詳。1913年(大2)の十字屋のカタログに記載されたMax Otto作のことか??
→https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/bc/38c41c36592218e563b0ca1612141944.jpg
  https://blog.goo.ne.jp/1971913/e/20470c5a63eebd750d552ac9ac8891b8 より
  どうも、ナルクノイキルヘンのマスターピースのようで、この方 ↓ でしょうかね。
              https://amati.com/maker/otto-paul-max

Ex.皇太子不詳(政吉1910作Vn,Va,Vc の三挺)
:名古屋の第十回関西府県連合共進会(1910(明43))出品楽器、三挺。受賞とグレード不詳
この時、政吉は、金、銀、銅を取っており、銀賞楽器の一挺[55024]
[55024]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月01日 00:23
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
https://www.meijimura.com/event/p12117/
明治43(1910)年、第十回関西府県聯合共進会に出品「MANUFACTURED BY MASAKICHI.SUZUKI NAGOYA.NIPPON. No.7」を用いた石田泰尚さんの演奏会('24-3/26済)に行かれた方などいないでしょうか??

ジャパニーズモダンは、量産工場製の方です。
は量産楽器で、博物館明治村に1980年寄贈、以降展示されている。スズキバイオリンで修復して、石田泰尚による演奏会に用いられた →https://www.meijimura.com/event/p12117/

Ex.高松宮(政吉1913作):皇室より製作の勅命を受けた3/4楽器 
学習院大資料館蔵。[46949]
[46949]

皇太子殿下のヴァイオリンは政吉自作

投稿日時:2013年06月21日 15:02
投稿者:catgut(ID:iJMDRYA)
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013062102000235.html

 皇太子さまが故高松宮宣仁(のぶひと)親王(一九〇五~八七年)から贈られ、愛用されているバイオリンが「日本のバイオリン王」と呼ばれた鈴木政吉(一八五九~一九四四年)の逸品であることが分かった。

ということで明日目白の学習院で無料のレクチャーコンサートがあるそうです。
絡みの3/4 → https://www.museum.or.jp/event/80887
※なお、有栖川宮ではなく、やはり高松宮が正しい。「大正天皇は第三皇子の光宮宣仁親王に、有栖川宮の旧称である高松宮の称号を与えた」とあるので。

Ex.皇室不詳(政吉1914作):上野の東京大正博覧会に出品した楽器。詳細不詳

皇室に入った楽器は、少なくともメンテや補修して弾ける楽器だと思います。これ等の楽器は、来歴所有者が凄くて高い骨董価値ですが、楽器としてはドイツの普通の楽器並みでは??市場には出ないので企画展示などで出会ったら、学芸員に尋ねましょう。
[55124]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月30日 15:40
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
追補

Ex.明治天皇(松永1907作)は、使ったのは子息らの親王(内親王)や王(女王)あたりで、楽器はその宮家に伝わったでしょう。明治天皇54才だったので

井上さつきがEx.昭和天皇とする楽器購入は、十字屋カタログ記載の通り、先と同じ東京勧業博覧会(1907(明40))であるが、ミニチュア楽器造りでも有名なMax Otto作の1/2ほどの楽器を昭和天皇6才が使ったのか? もしも 4/4 ?なら大正天皇27才の方でしょう。Ex.昭和天皇は、多分って感じで、まだ少し不詳。
→https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/bc/38c41c36592218e563b0ca1612141944.jpg
  https://blog.goo.ne.jp/1971913/e/20470c5a63eebd750d552ac9ac8891b8 より
       ↓
     https://amati.com/maker/otto-paul-max

Ex.皇太子不詳(政吉1910作Vn,Va,Vc)は、恐らく大正天皇と考えるが、井上さつきは皇太子(のちの昭和天皇)との記述も使うので判然とセズ、まだ少し不詳。

Ex.高松宮(政吉1914作)は、13年に製作恩命され、14年に貞明皇后が高松宮9才に贈った楽器。14年作でしょう。これ以前に、光宮宣仁親王には政吉量産の1/4,1/8があり、学習院大資料館は3/4含め三挺蔵。この3/4も量産と言われている。光宮宣仁親王は13年に高松宮を拝命したのち、このEx.高松宮(政吉1914作)と、あとのEx.高松宮(政吉1926作)を手にします。この四挺は、いずれも俗にEx.高松宮と言われます。
[55125]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月31日 12:26
投稿者:Woody(ID:FiBFYEA)
今のスズキは経営難でファンドからきた経営者の元で再建すべく奮闘しているようですが、まともな楽器の製作はできない状態です。
過去に分業で作った各パーツの組み立てと塗装を国内で行なっているようですが、新規製作に必要な設備は既に売却もしくは廃棄しております。
中国製のホワイトに日本でニス塗ってスズキのラベルを貼っただけの楽器が既に主流で、今後はブランド名だけで収益を上げる戦略のようです。
川口氏が工場長で#2000を手作りしていた20年前と今では全く別会社です。
[55126]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月31日 14:37
投稿者:通りすがり(ID:IVlEZWA)
上のコメントが本当なら悲しいですし、それなら中国ブランドでいいよって自分は思います。
得られる収入のこととか考えたら、日本で製作するのは割に合わないんですかねぇ。
日本人のプロオケの人とかが日本人の職人さんと意見交換しながらオーダーするようなエコシステムが出来てこないと期待できなさそう。

アメリカは作家が育ったんだけどなぁ。
[55127]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月31日 20:54
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
[参考]
Ex.高松宮のドキュメント
 鈴木政吉が住んだ町~幻となったヴァイオリンの里
      「高松宮宣仁親王所用ヴァイオリン」3点を順次公開
 ☞https://www.suzukimethod.or.jp/monthly/_src/40595/171112.pdf
                ※バイオリン ブランケットが、特に美しい!!
 ごあいさつ史料館講座のお知らせ
 ☞https://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/publication/pdf/ml_22_01.pdf
 ヴァイオリンの誕生とその歴史
        鈴木政吉が製作したヴァイオリンを探し求めて
 ☞https://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/publication/pdf/ml_22_02.pdf
         欠落 ↓
  (https://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/publication/pdf/ml_22_03.pdf)
        鈴木政吉に フルサイズの楽器が現存
 ☞https://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/publication/pdf/ml_22_04.pdf

東京大正博覧会(1914(大3))のドキュメント ・・・  P37 3).
 鈴木政吉研究(3)大正時代 - 愛知県立芸術大学リポジトリ
 ☞https://ai-arts.repo.nii.ac.jp/record/628/files/M07_2%20inoue.pdf

このドキュメント P39 ”政吉の出品した「バイオリン弓箱付、一組、10 万円」”は、誤植!! 100円のことです。特製3号~5号に相当して、特製品を出品したことが分ります
政吉は工業先進性をアピールしたようで、これまで他博覧会では先述の第十回関西府県連合共進会(1910(明43))のように一般量産器をしばしば出品したようです。量産品を購入していた皇室が東京大正博覧会で特製品を購入した??のがEx.皇室不詳(政吉1914作)と思います

なお、同P39 ”明治 41 年(1908)開催された東京勧業博覧会も誤植、明治 40 年(1907)のことです

☆彡 この後、日本のバイオリンは、宮本金八の登場を機に名演奏家が求める楽器へステップアップ!!したのでしょう
[55129]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年06月01日 21:59
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
政吉の楽器を皇室が買上げて来たけど、まだ中等レベルの楽器です。スズキを推す共益商社(現.銀座ヤマハ店)は、カタログから舶来器が消え[55100]
[55100]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月24日 15:10
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
訂正 1897年(←誤1896年ごろ) (共益商社)
https://blog.goo.ne.jp/1971913/e/6e63b95a80bb8c908981a484d624ecbe

訂正 1900年(←誤1897年)  (共益商社)
https://blog.goo.ne.jp/1971913/e/784bf64bf03ae7b0a04fa473f670090c

[55063][55080]
[55080]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月17日 12:07
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
政吉の楽器が、中等品と分るのは、
1893(明26)年:シカゴ・北米コロンブス大博覧会(銅賞)の賞状に「優れた音質」とあり、同年、ウィーン音楽院に学んだバイオリニスト、ルドルフ・ディットリヒは、政吉の楽器と音質の進歩を認めた上で、学校やオーケストラでの使用に適切であると認めている。

 1895(明26)年:第4回内国勧業博覧会(進歩三等賞)
 1900(明26)年:第5回パリ万国博覧会(褒状)
 1903(明26)年:第5回内国勧業博覧会(進歩三等賞)

 この頃の楽器の音源→ https://youtu.be/-tRs8QwSJ-w

 また、政吉は楽器にメダルラベルを貼りだしたと見られる。
    (ラベルのメダルを調べるといつ頃の作か概ね分る)

等などののち「レス[40588] Re: 鈴木政吉氏製作のバイオリンについて」にある1907(明40)年から記載のスズキのラインナップ・スヒストリー(ttp://www.suzukiviolin.co.jp/data.xls)に続きます。
政吉は、第3回内国勧業博覧会(1890(明23))の受賞後は、まだ、舶来品の下の下級品の扱い7機種だが、1893(明26)年のコロンブス大博の受賞とディットリヒの賛辞を承けた後は、価格とラインナップ改定がなされ徐々に舶来品に取って替る。特製シリーズが追加されて後の1910年頃には、舶来品はカタログ落ちする。
面白いのは、特製シリーズが出るまで、商売根性を発揮して元の7機種の二号品と三号品とで、セット品6種類を増やし、13品種に増やして舶来品に割って入ろうとしたこと。しばらくは新しい十三号は、それまで元の七号品の後継のままであった。

[1892年 3月(共益商社)] 
https://blog.goo.ne.jp/1971913/e/119597dcc50d90a685dfc4d1b51a06e4
代価(弓附)     
《舶来ヴヮイオリン》        | 《鈴木製造ヴヮイオリン》
                  |     
①金拾貮 圓            | 一號品 金 五圓   
②金拾五 圓            | 二號品 金 五圓五拾銭 
③金拾七 圓            | 三號品 金 六圓五拾銭
④金貮拾 圓(之ヨリ以上ハ弓二本附)| 四號品 金 七圓五拾銭
⑤金貮拾壹圓            | 五號品 金 八圓五拾銭
⑥金貮拾参圓            | 五號品 金 九圓五拾銭 
⑦金貮拾五圓            | 六號品 金拾 圓五拾銭
⑧金貮拾八圓            | 七號品 金拾壹圓五拾銭 
⑨金参拾 圓            | 
⑩金参拾五圓            | 
⑪金四拾 圓            | 
⑫金五拾 圓            | 
                  |
二分之一幷四分之三小形       |
 金拾 圓(弓二本附)       |
 金拾貮圓             | 
 金拾六圓             | 
 金拾八圓             | 

[訂正
1897年(←誤1896年ごろ) (共益商社)]
https://blog.goo.ne.jp/1971913/e/6e63b95a80bb8c908981a484d624ecbe

代価《鈴木製造ヴヮイオリン》

①  一号 金  五円          弓無シ
②  二号 金  七円          弓無シ
③  三号 金  八円          弓無シ
同② 四号 金  八円五拾銭  二号品ニ 二号ノ弓附
同③ 五号 金  九円五拾銭  三号品ニ 二号ノ弓附
同③ 六号 金 拾 円     三号品ニ 三号ノ弓附
同③ 七号 金 拾壹円五拾銭  三号品ニ 三号ノ弓  一号ノ箱附
同③ 八号 金 拾貮円     三号品ニ 三号ノ弓  二号 箱附
同③ 九号 金 拾貮円五拾銭  三号品ニ 三号ノ弓  三号 箱附
④ 十 号 金 拾五円     上等品ニ 三号ノ弓  三号 箱附
⑤ 十一号 金貮拾 円    最上等品ニ 三号ノ替弓 四号ノ箱附
⑥ 十二号 金貮拾五円   最々上等品ニ 四号ノ替弓 五号ノ箱附
⑦ 十三号 金参拾 円   極最上等品替弓箱附
以上荷造箱代一個ニ付金参拾銭
 ●二分ノ一、四分ノ三「ヴヮイオリン」ト同代価ニ御座候

[1902年  (共益商社)]
https://blog.goo.ne.jp/1971913/e/5c266917a61f0b2097b4e4fa40ed80c6

代価《舶来ヴヮイオリン》
 ④金貳拾 円
 ⑦金貳拾五円
 ⑨金参拾 円
 ⑩金参拾五円
 ⑪金四拾 円
 ⑫金五拾 円   なお、スズキは、7/8の追加の外、先1897年のカタログと同じ。


[1905年頃か?(共益商社1903年の後)]
https://blog.goo.ne.jp/1971913/e/b070012e796346ce7370cc8c20fbd0b9

舶来 金貮拾円以上

スズキは、新ラインナップ改定により、号外及び特製品が追加されている。
また、価格に合わせ1号~13号の仕様も見直されていると思われる。
ても、他では舶来品を推してさらに超上等品、参百五拾円まで輸入販売を進めている。政吉は、[55080]
[55080]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月17日 12:07
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
政吉の楽器が、中等品と分るのは、
1893(明26)年:シカゴ・北米コロンブス大博覧会(銅賞)の賞状に「優れた音質」とあり、同年、ウィーン音楽院に学んだバイオリニスト、ルドルフ・ディットリヒは、政吉の楽器と音質の進歩を認めた上で、学校やオーケストラでの使用に適切であると認めている。

 1895(明26)年:第4回内国勧業博覧会(進歩三等賞)
 1900(明26)年:第5回パリ万国博覧会(褒状)
 1903(明26)年:第5回内国勧業博覧会(進歩三等賞)

 この頃の楽器の音源→ https://youtu.be/-tRs8QwSJ-w

 また、政吉は楽器にメダルラベルを貼りだしたと見られる。
    (ラベルのメダルを調べるといつ頃の作か概ね分る)

等などののち「レス[40588] Re: 鈴木政吉氏製作のバイオリンについて」にある1907(明40)年から記載のスズキのラインナップ・スヒストリー(ttp://www.suzukiviolin.co.jp/data.xls)に続きます。
[55081]
[55081]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月19日 12:18
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
政吉は、深川や浅草の和楽器職人の連合団に比べ、工房化して急激な進化と成長を続ける。

1893年~1903年ごろの楽器は非常に美しく、深い杢にニスはゴールドイエロー、ゴールドオレンジに輝いて、今日現在の楽器と見間違えるものでマスターピースの美しさを持っている(ミドルグレード([55080]音源楽器)が一端を示す)。音質も、ディットリヒの評定はあるものの経年は120年を越えており、詳細にラインナップ系列に合わせて、改めてフィールド・スタディすべきである。

政吉は、ドイツのミッテンバルド、クリンゲンタール、マルクノイキルヘン、グラスリッツ、シェーンバッハに引けを取らなくなった。井上さつきが伝える第5回パリ万国博覧会のエピソードに、審査員が「モデルとすべきではないドイツ製品をモデルにした製品を出展している。」「政吉のラベルを欧州製品に貼った偽物と思った。」など、政吉の量産楽器は、元々目指したドイツ製品と同等であることが物語られる。しかし、コンペの着目から外れ、この時のレアンドロ・ビジャッキ(ミラノ)やコラン・メザン(パリ)、弓ではA.ラミー(パリ)、E.サルトリー(パリ)らは、16~25点の加点でグランプリや金賞を得たが、対照的に政吉は4点ほどで褒状に終わった。これは参加賞で、メダルも付かなかったでしょう。

1903年ごろ以降は、徐々に作風が変化していく。→ https://youtu.be/M_-UXa0fN4U

なお、フルモデルチェンジは、1927(昭 2)年のことである。
からパリ万博(1900)の後に特製品を出しても、楽器の性能向上よりも量産拡大を優先したでしょう。

私の約100年を経年した特製品(1915-1920年前後ごろ)でも、音も見栄えもそう言えばそうかぁ、っと我ながら思います。特製6を除く戦前の特製Seriesは、戦後の特製とスタイルも位置づけも似ています。戦後の特製は、後の5Series,3Seriesに替わります。

1912年  (共益商社)
https://blog.goo.ne.jp/1971913/e/760bfe88b693803e570785ee787d640b

1913年   ( 十字屋 ) 
https://blog.goo.ne.jp/1971913/e/20470c5a63eebd750d552ac9ac8891b8

代価
 《 共益商社 鈴木製造 》     | 《 十字屋 舶来 》 
                   |
 兒童用新号外弓付 金  貳円五拾銭 | 於東京勧業博覧会(1907年)、弊店特売の
 号外A    金    貮円五拾銭 | 独乙国マクス、オット会社製ヴァイオリン
 号外B    金    参円五拾銭 | 及附属品は畏(かし)くも 
 号外C    金    四円五拾銭 | 天皇陛下 皇后陛下御買上

 第壹号    金    五円五拾銭 |   金     八円
 第貮号    金    六円五拾銭 |   金     九円
 第参号    金    七円五拾銭 |   金    拾 円
 第四号    金    八円五拾銭 |   金    拾参円
 第五号    金   拾 円    |   金    拾五円
 第六号    金   拾貮円    |   金    拾八円
 第七号    金   拾五円    |   金   貳拾 円
 第八号    金   拾八円    |   金   貳拾貳円五拾銭
 第九号    金  貮拾貮円    |   金   参拾 円
 第拾号    金  貮拾六円    |   金   参拾貳円五拾銭

 第拾壹号   金  参拾 円    |   金   参拾五円
 第拾貮号   金  参拾五円    |   金   四拾 円
 第拾参号   金  四拾 円    |   金   四拾五円

 特製新形第一号 金 参拾 円    |
 同   第二号 金 参拾五円    |
 同   第三号 金 四拾 円    |

 特製 第壹号 金  五拾 円    |   金   五拾 円
 特製 第貮号 金  六拾 円    |   金   六拾 円
 特製 第参号 金  七拾 円    |   金   七拾 円
 特製 第四号 金  八拾 円    |
 特製 第五号 金 百   円    |以上 金 参百五拾 円 迄各種
 特製 第六号 金 百貮拾 円    |
[55130]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年06月01日 23:06
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
訂正: 畏(かしこ)くも :です

さて、Woody 様 ありがとうございます。
私の[55083]
[55083]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月19日 22:12
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
天照 さん  お待ちしておりました。ありがとう。

研究成果みたいなのはねぇ、そもそもがスズキの変遷は研究対象で、浜松短期大学研究論文(大野木吉兵衛)があり、加えて愛知県立芸大の井上さつき名誉教授の研究論文があって、その上で言えてないことや視点を変えて私が述べてUpしているためです。知る人ぞ知ることばかりですが、知らない方も多いので、これ等を集めて挙げています。

レッスンって、生徒に使わせるのはチョッととおもいますよ!!教師が弾くのは勝手だけど。。普通は、楽器屋も扱わない楽器で、メルカリ、ヤフオクなどで2万円前後、キレイだったら5万円くらいじゃない。それに修理に当たり前に20万とかかったりするのよぉ。そして、同時代の欧州製もピンキリ、ドイツ系の半分より下側での話でしょ。以前に、ある職人の前で、手持ちのモダンイタリアとS1200は似てるからって言ってみたら、何バカなこと言ってんの月とスッポンだよって窘められました。天照さんだってJALなんでしょ、JTLかぁ。JTLの上級品は、コラン・メザンや弓もA.ラミーとも遜色ないほどです。低級品でもスズキより高いでしょう、イメージ通りです。

上手な方は、何だって綺麗に弾けちゃうからねぇ。
                   →藤原望,小泉奈美[54233]

プロもコンサートでは使いませんよ、弾くのは特別イベントだから
                   →石田泰尚[55024] 、森悠子,高木和弘[55081]

でもね、ある特殊な機種だけは別、それはお楽しみに!!
ただ、これを書いていて実はスズキは絶滅危惧種じゃないかなぁ、と思うようになりました。これからは存在意義がないんじゃぁないかなぁと。。昔とは状況が大きく違うからね。
〉これを書いていて実はスズキは絶滅危惧種じゃないかなぁ、と思うようになりました。これからは存在意義がないんじゃぁないか
を裏付けたWoody 様のコメントで、裏を返すと今後への期待と20年前を懐かしむようにも思いました。私の本心では、川口氏ら工長らが居ても倒産??の勢いです。

今のスズキは、大正時代、第一次大戦特需後の急減産に加えて、世界恐慌、昭和恐慌、不渡り倒産した時と、市場環境は似ている一方で、求められる楽器が異なる上、政吉に代る川口氏ら工長らも居ないこともあって、小野田社長さんは「やべぇッ」と感じていると分ります。そして、スズキバイオリンの今後を決めるのは、スズキバイオリンしかありません。

以上のことを明らかにした上で、誠に勝手で失敬ながら今後のスズキを勝手に論議することはできます。そこで、改めて板を立てて皆様のご意見を伺ってみたいと存じます。
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