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誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 64 Comments
[55131]

誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月02日 00:16
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
これからのスズキバイオリン等はどうあるのか??皆さまが思ったように誠に勝手に書いて戴けませんか??

[55125]
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Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月31日 12:26
投稿者:Woody(ID:FiBFYEA)
今のスズキは経営難でファンドからきた経営者の元で再建すべく奮闘しているようですが、まともな楽器の製作はできない状態です。
過去に分業で作った各パーツの組み立てと塗装を国内で行なっているようですが、新規製作に必要な設備は既に売却もしくは廃棄しております。
中国製のホワイトに日本でニス塗ってスズキのラベルを貼っただけの楽器が既に主流で、今後はブランド名だけで収益を上げる戦略のようです。
川口氏が工場長で#2000を手作りしていた20年前と今では全く別会社です。
[55130]
[55130]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年06月01日 23:06
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
訂正: 畏(かしこ)くも :です

さて、Woody 様 ありがとうございます。
私の[55083] 〉これを書いていて実はスズキは絶滅危惧種じゃないかなぁ、と思うようになりました。これからは存在意義がないんじゃぁないか
を裏付けたWoody 様のコメントで、裏を返すと今後への期待と20年前を懐かしむようにも思いました。私の本心では、川口氏ら工長らが居ても倒産??の勢いです。

今のスズキは、大正時代、第一次大戦特需後の急減産に加えて、世界恐慌、昭和恐慌、不渡り倒産した時と、市場環境は似ている一方で、求められる楽器が異なる上、政吉に代る川口氏ら工長らも居ないこともあって、小野田社長さんは「やべぇッ」と感じていると分ります。そして、スズキバイオリンの今後を決めるのは、スズキバイオリンしかありません。

以上のことを明らかにした上で、誠に勝手で失敬ながら今後のスズキを勝手に論議することはできます。そこで、改めて板を立てて皆様のご意見を伺ってみたいと存じます。
のお話しがあり、また、[55126]
[55126]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月31日 14:37
投稿者:通りすがり(ID:IVlEZWA)
上のコメントが本当なら悲しいですし、それなら中国ブランドでいいよって自分は思います。
得られる収入のこととか考えたら、日本で製作するのは割に合わないんですかねぇ。
日本人のプロオケの人とかが日本人の職人さんと意見交換しながらオーダーするようなエコシステムが出来てこないと期待できなさそう。

アメリカは作家が育ったんだけどなぁ。
もあります。これからは、今までのスズキバイオリンなどは不要なんじゃないかなぁ??と思いがふつふつと沸き、パンパンに膨らみます。
例えば、モラッシーやビソロッティのような誰も欲しがるブランド楽器は作れないし、楽器として10seriesと言っても中国製と同じかもしれないし、中級や初級の学習用楽器でも、高品質で低価格なメーカーが多く存在していてスズキなどの立場がないでしょう。そして、何もスズキだけでなく、ピグマリウスについても同じことが言えるのでは??と思います。

そこで、これからのスズキバイオリンやピグマリスは、どうあるのか??誠に勝手に想像してコメントして頂きたいです。気軽に楽しみながら、よろしくお願いいたします。
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【ご参考】
[55234]

Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月21日 07:27
投稿者:pochi(ID:I5IhQzU)
「Pigmarius」「Susuki」が一挺でも有れば良いというワケではなく「屡々見掛ける」のが「本物の証」だと思います。「J.T.L.」なら幾らでもあります。

米弗なら「偽札が流通しているから真札」でしょう。越南銅なら国際通貨ではないからまず偽札は無いのですが「真札ではない」とは言えないでしょう。

「無量搭蔵六」によれば、生前、最も高値でヴァイオリンを売ったのは、日本の「宮本金八」だそうです。贋作って有るんでしょうか?「鈴木政吉」「梅雄」「士郎」は?

元々の日本のヴァイオリンは指板と表板が接着されていた筈です。
「弾ける人が存在しなかった」
から、
「VSO」(ウイスキーではなく、Violin Shaped Objects)
でしょう。

ヴァイオリンをヴァイオリンらしく鳴らす技術がありません。
https://youtu.be/6yUdvnVHQNA
魂柱を抜けば、
「嗄れ醤油染みたる趣」
が更に醸し出せる様に思います。

「ラファン」に示したのは「オークション落札歴」です。
例えばですが、
「無刻印のヴィヨームっぽい弓」を「このオークションで落札した」
とした紙を出して、楽器保険の為に鑑定を依頼すると、
「P. シモン」で「レオポルド・アウアーの遺品である」
とされたら楽器保険料が高くなって大変です。
[55235]

Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月21日 17:28
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
pochi氏 「偽物が現れたら一流の証」のことを言っていたのね
     https://isabou.net/refresh/yomoyama2017/711wa170301.asp

この話は、安物では贋物が出ず2000年頃の中国製贋物の中に、高めのピグマウスやペソルドも何挺もありましたよ。 先ず、中国製贋物は、中国が製作技術を学んだ後2000年頃に流行します。 その前に世界の生産の多くが中国に集中し、広い中国では節操が飛んでいます

日本の楽器は、昔は楽器を造る人も限られ偽物を造れる者も居なかった。 加えて、戦後も「鈴木政吉」は、※分身の術で真体が見えないし、「梅雄」「士郎」より欧州のマスターメイドや特にイタリアがターゲットで欧州製贋物や2000年頃の中国製贋物が出回わります。 私は「金八」は、習作の複製が贋物として出回っているのでは?と考えており、「ラベルなしの金八」もあり、逆に「ラベルだけ金八」もあるハズで、探索中。 ※「鈴木政吉」は知られず[55113]
[55113]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月27日 22:39
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
[55106] 通りすがりさん

その通り妄想するしかありませんが、弓を除けば仰る通りの可能性があると思います!!

実のところパリ万博(1900)では惨敗ですが、政吉はフィラデルフィア米国独立記念万国博覧会(1926)、リエージュベルギー独立記念国際博覧会(1930)では、各々金賞で雪辱を果たした形になります。この時出品した最上位機種は、高級イタリアンシリーズの楽器であろうと推定され、もしこの通りなら、国内&欧州プロモーション(1926)で好評だったことに加え、公的に国際的にも評価されていたと言えるかもしれません。

日本のバイオリン史に上がる楽器では、Ex.明治天皇(松永1907作)、Ex.皇太子不詳(政吉1910作Va)、Ex.皇太子不詳(政吉1910作Vc)、Ex.有栖川宮(政吉1913作)、Ex.皇室不詳(政吉1914作)の外に、Ex.高階哲応(金八1916作)、Ex.安藤幸(政吉1926作)、Ex.有栖川宮(政吉1926作)、Ex.香淳皇后(菅沼1927作)、金八カルテット(武蔵音博物館蔵)などがあります。

これらを踏まえて再評価し、国際的にも名声が得られればJ.T.Lに引けは取らないでしょう
[55111]
[55111]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月27日 20:55
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
>[55104]
>なお、1915年前後ごろのラベル、(16メダル)
>https://oshiete.chunichi.co.jp/pro/372/column/1283/index.img/column1_l.jpg
→  注) 楽器No.35は、1920年以降のもの

☞ Http://www5.plala.or.jp/mandolin-cafe/20-masakichi.html [47023]では、
 ハッキリと分かる日英博(1910(明43))の名誉大賞メダルが写されている。

[MASAKICHI SUZUKI]と書かれたラベルは数が多く、不詳も含め11種以上ある。

(1).1888年後、共益商社に納めた3機種のラベルは不明 ・・・・1種以上

(2).コロンブス大博のメダルがセンターのもの・・・・・・・・・3種以上
  -1).1897年前後の[ 3メダル M.SUZUKI NIHON ]2種
   a): 生産の型式、A3010など
   b): 販売の品番、No.6 など、表されたもの
  -2).1910年前後の[14メダル MASAKICHI.SUZUKI. NIPPON ]
   (11メダルなど、その他、Variation不詳 )

(3).日英博の大賞メダルがセンターのもの ・・・・・・・・・・・2種以上
  -1).1915年前後の[16メダル MASAKICHI.SUZUKI. NIPPON ]
  -2).1920年の後の[      同上に      JAPAN ]
    (その他、Variation不詳 )
  
 (※.上記の様に常にセンターは重要なメダルが置かれている。
   特製は、No.1~13と同ラベルに、No.特1など表記。
   米国独立記念万博(1926)の金賞メダル以降その他不詳。)

(4).1926(昭 1)年後、[ Masakichi Suzuki ]のもの・・・・・・・・4種
  -1).1926年のプロモーション・展示楽器に用いたもの
  -2).上の販売(1927年以降)に用いたラベル3種

(5).1930(昭 5)年後、鈴木バイオリン製造株式会社のもの ・・・・1種以上
  -1).[ SUZUKI VIOLIN KOJO 筆記体Masakichi Suzuki ]
   (その他、Variation不詳 )

(6).1933(昭8)年後[ SUZUKI MASAKICHI SAIINSHO ]のもの・・1種以上

((7).その他・・・ ? 種、不詳)
は、量産政吉に紛れて通常は見分けられないまま贋作が造れません

スズキの安物では中国製贋物を日本に出せないでしょうね。 初心者楽器のイメージ先行が功を奏し、エターナルやヘリテージなど売れないと見て難を逃れたかもだし、現地では贋物あるかもね。 だからと言って一流ではないとも言えませんよ

なお、鑑定の弓。
鑑定結果を勘繰りすぎでは?? 「 ビヨームスタイルの P サイモン 」大変良い弓です。 私は、話の上では納得できますが。。 本当なら何も言うことない訳で、仮に嘘でも、せっかくよい来歴があると言って貰えたのだから本当として価値ある弓を大切に使用するのがよいでしょう。 見合った保険を掛けるなら費用負担するだけです。 嫌なら疑念だから来歴は嘘とし、弓だけ見せて鑑定して望む「ヴィヨーム工房」か「 P サイモン 」だけを得れば
[55236]

Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月21日 20:08
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
[55234]
[55234]

Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月21日 07:27
投稿者:pochi(ID:I5IhQzU)
「Pigmarius」「Susuki」が一挺でも有れば良いというワケではなく「屡々見掛ける」のが「本物の証」だと思います。「J.T.L.」なら幾らでもあります。

米弗なら「偽札が流通しているから真札」でしょう。越南銅なら国際通貨ではないからまず偽札は無いのですが「真札ではない」とは言えないでしょう。

「無量搭蔵六」によれば、生前、最も高値でヴァイオリンを売ったのは、日本の「宮本金八」だそうです。贋作って有るんでしょうか?「鈴木政吉」「梅雄」「士郎」は?

元々の日本のヴァイオリンは指板と表板が接着されていた筈です。
「弾ける人が存在しなかった」
から、
「VSO」(ウイスキーではなく、Violin Shaped Objects)
でしょう。

ヴァイオリンをヴァイオリンらしく鳴らす技術がありません。
https://youtu.be/6yUdvnVHQNA
魂柱を抜けば、
「嗄れ醤油染みたる趣」
が更に醸し出せる様に思います。

「ラファン」に示したのは「オークション落札歴」です。
例えばですが、
「無刻印のヴィヨームっぽい弓」を「このオークションで落札した」
とした紙を出して、楽器保険の為に鑑定を依頼すると、
「P. シモン」で「レオポルド・アウアーの遺品である」
とされたら楽器保険料が高くなって大変です。
〉指板と表板が接着されていた筈
  とは、↓ 政吉第1号作品のことで、一応弾けます。

[55054]
[55054]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月06日 09:52
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
以前の板に「[38474] 鈴木政吉氏製作のバイオリンについて」がありました。

 政吉自作の高級イタリア楽器シリーズの音について尋ねられいました。
これズバリではありませんが、政吉自作の第一号の音源を発見しました。
ちょっと聴いて見てください

政吉第1号作品   小野田社長??
https://www.instagram.com/p/CTmMSvmnV6w/?igsh=MTUybmhleDRreXRjMQ==

参考、21世紀の楽器
ヘリテージNo.1500 戸島翔太郎
https://www.instagram.com/p/CMrpKSNAva-/?igsh=MWNoejRiNTdzMHdnYg==

ヘリテージNo.1500 まおちゃん
https://www.instagram.com/p/CVp4aAZjH8g/?igsh=MW5sNmM3bTV6bG96aA==
政吉第1号作品   小野田社長??
 https://www.instagram.com/p/CTmMSvmnV6w/?igsh=MTUybmhleDRreXRjMQ==
 https://oshiete.chunichi.co.jp/pro/372/column/1271/index.img/column3_l.jpg

 政吉第3号作品 では直されます  
 https://oshiete.chunichi.co.jp/pro/372/column/1272/index.img/column1_l.jpg
その後     
[55060]
[55060]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月10日 10:44
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
松永は、初めてバイオリンを弾いた日本人にもなりますが、
真面に弾いたのは、先の宮内省雅楽所の伶人のようで、彼らは1880(明13)年10月音楽取調掛開学の第一期伝習生にもなる。直ぐに教え方になったようです。幸田延も教わったか

井上さつきを読むと、
鈴木政吉は、第一号作品(1888(明21))を製作した時にはかなり後発で、東京では、松永の他、四竃訥治らは、すでに舶来品を見て製作し、また、メーソンから木材の使い方などの教示も受けたようで、続く神田重助、頼母木源七も同様と思われ、すでにバイオリンを展示会に出品するほど。
四竃は、兄,訥治(号:訥堂)、弟,仁邇(号:静堂)で、いずれも初期の伝習生、神田は伊沢校長に誘われ、頼母木は同業者を追いかけた

1890(明33)年の第三回内国勧業博覧会では、逆転して政吉が最高位、かなり真面な楽器になった。それでも音は西洋の中等品以下のようですが。。。
明治三十三年、政吉作
https://oshiete.chunichi.co.jp/pro/372/column/1272/index.img/column2_l.jpg

この楽器も小野田社長??さん、弾いて上げてくれないかなぁ。音の感じ分るのになぁ。
明治二十三年、政吉作
 https://oshiete.chunichi.co.jp/pro/372/column/1272/index.img/column2_l.jpg

おどろおどろしい鎮一氏の演奏:よくわかりません
幸田延[54991]
[54991]

Re: 音大生が用いる楽器の実情は?

投稿日時:2024年04月11日 03:07
投稿者:松毬(ID:dEmXlFA)
藝大と言えば、戦前の幸田延さんの話があります。

当時の事情では、楽器はジャーマン系の様でイタリアンはありませんが、芸大の学生は高価な舶来品を授業で使った様です。これは、時代は変わっても、良くも悪くも今も概ねは同じですね。

幸田延さんは、日本人初の本格的なバイオリニストで、東京音楽大学の教授となった方です。ディトリッヒの他、ヘルメスベルガーⅡに師事されてクライスラーとは兄妹弟子です。ウイーン留学中に本屋さんからニコロ・アマティを贈られたようで、バイオリニストは、もっと良い楽器を弾かなきゃ、ってパトロネージを承けています。また、帰国後、ピアノはスタンウェイを使ったようですね。幸田幸の姉です。

明治時代、藝大の元(東京音楽大学)の元である音楽取調所(取調掛の改称)の伝習生の時は、何を使ったのか?と観ると、メーソンが教授として着任した時に授業用にアメリカから持ってきたオーケストラが出来る楽器の様ですね。

しかし、幸田延さんの後の伝習生、恒川鐐之介さんを観ると、卒業後に師範学校教授となりますが、学生の甘利鉄吉は和製バイオリン、鈴木政吉は楽器を持っていない時代です。
[55168]
[55168]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年06月10日 03:24
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
追補
音楽の都と呼ばれるウィーン、1873(明6)年の万博では「音楽」が重要な役割を担います
 https://www.austria.info/jp/where-to-go/cities/vienna

 モーツァルトが生きた 18 世紀後半。それは、王侯貴族等の特権
       第3部 シュトラウス風・ウィーンのおもてなし:公園で〈博覧会〉を
 https://www.tokyo-harusai.com/wp/wp-content/uploads/2022/10/0325marathon.pdf

また、日本への関心が高まり、ジャポニズムの広まりが、この後顕著に表れます
               https://www.ndl.go.jp/exposition/s1/1873-2.html

ヨハン・シュトラウス2世(1825-99)は、ワルツ「わが家で」を、'73年に書き下ろし
ブラームス(1833-97)は、芸術監督を務めるウィーン楽友協会の管弦楽と合唱団を指揮し
ブルックナー(1824-96)も、万博の閉幕関連事業の一環としてウィーン楽友協会大ホールで催された演奏会で、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮し、自作の「交響曲第2番」を演奏して、好評を博している
以降、ウィーンで多くの博覧会が催された。 「モーツァルト没後100年記念祭」(1891(明24))が催されたのち、「音楽の博覧会」という理念のもと「音楽の都ウィーン/音楽国家オーストリア」を象徴する様々な展示や、屋内屋外で数多くの演奏会が催された「ウィーン国際音楽演劇博覧会」(1892(明25))へと発展していく

定かではないが、のちにジャポニズムは絵画に限らず音楽にも影響を与えたようで、この中、ボストンとウィーンに留学(1889-1895)した幸田延(1870-1946)は音楽を学びます。アマティを延に与えた書店は、ジャポニズムを体現させる延に気が付いたであろう[54991]

幸田延 https://wan.or.jp/article/show/9570
                ピアノ連弾小品 https://youtu.be/iG_ECiol1iw
最近、何れも復興補筆されて演奏されている!! 幸田延 [55160]
    ヴァイオリン・ソナタ第1番(1895年未完成) https://youtu.be/n3x5RqTi4LY
    ヴァイオリン・ソナタ第2番(1897年未完成) https://youtu.be/F2h_5ig_aCE
はじめ、幸田(安藤)幸[55161]
[55161]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年06月09日 04:07
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
博覧会一覧(年表) https://www.ndl.go.jp/exposition/s1/index.html

1873(明6)年ウィーン万博 日本人は、バイオリンを見聞して曲も聞いて居ますね
https://www.austria.info/jp/service-and-facts/about-austria/anniversary-year/vienna-world-fair-150-years   万博記念の曲が作られています。

 ヨハン・シュトラウス II:ワルツ「ウィーン気質」, Op.354
 ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1959年12月27日録音
 http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=4784

 ワルツ「博覧会」Op.103
 ワルツ王ヨハン・シュトラウス2世の舞曲世界深耕~1873年
 https://assets.st-note.com/img/1683448302882-WX9wvANir4.jpg?width=800
 https://assets.st-note.com/img/1683448245249-dR1nTNKTu7.jpg?width=800
 https://note.com/taubenpost_1860/n/n95520d71cf88 (音源なし)

 ウィーン万博行進曲Op.107
 ♪♪♪万博が生んだ史上最強の行進曲🇦🇹エドゥアルト・シュトラウス1世
        :〈ウィーン万博行進曲〉変ホ長調Op・107 ( ※1873年 )♪♪♪
 https://youtu.be/0ZeOJ5hCchs
 https://note.com/taubenpost_1860/n/n41a908a61db2

 ※Op.103,107は管弦楽曲のようですが現在聴けるのはピアノ

楽器展示があり、その中では幻となったクレモナ展は未開催でした
 1873 年ウィーン万国博覧会における 三つの楽器展示(その1)
 お茶の水女子大学教育・研究成果コレクション
 https://teapot.lib.ocha.ac.jp/record/2003454/files/futsugo_3_06_kurawaki.pdf

19世紀前半、楽器は博覧会で展示され、~ 1873(明6)年の墺国博覧会の頃には、博覧会の展示物として定着していたそうです。博覧会への出品や受賞歴は、今日の楽器製作コンクールと同じように、~ 認識され、広告にも積極的に使われた。日本も雅楽器などを展示しています。 この時に、ライプチヒ博物館は、佐野常民に楽器寄贈の約束をして、1877(明10)年に楽器諸々、ワイオリン(Klemm R.Schuster)や木材ほかを内務省博物局「日本工業博物館」へ贈っています。 同年展示公開されたようです。 カスタネット(カポタスト)があり、移調曲に使うワイオリン附属品だそうです
のちに、ライプチヒ博物館所蔵の琴の演奏を請われた幸田幸は、バイオリン留学中の1902(明35).10.16 病床の滝廉太郎を見舞ったのち「六段調」「東獅子」を奏します

 明治 10年「ライプチヒ博物館」から 贈られた洋楽器
 https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/26505/files/CLC_33_004.pdf

 なお、'73.6.10に岩倉使節団は王宮博物館を観ており、古楽器コレクションも見たかも
 ホーフブルク王宮 古楽器コレクション
 https://www.khm.at/besuchen/sammlungen/sammlung-alter-musikinstrumente/ausgesuchte-meisterwerke/
[55113]
[55113]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月27日 22:39
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
[55106] 通りすがりさん

その通り妄想するしかありませんが、弓を除けば仰る通りの可能性があると思います!!

実のところパリ万博(1900)では惨敗ですが、政吉はフィラデルフィア米国独立記念万国博覧会(1926)、リエージュベルギー独立記念国際博覧会(1930)では、各々金賞で雪辱を果たした形になります。この時出品した最上位機種は、高級イタリアンシリーズの楽器であろうと推定され、もしこの通りなら、国内&欧州プロモーション(1926)で好評だったことに加え、公的に国際的にも評価されていたと言えるかもしれません。

日本のバイオリン史に上がる楽器では、Ex.明治天皇(松永1907作)、Ex.皇太子不詳(政吉1910作Va)、Ex.皇太子不詳(政吉1910作Vc)、Ex.有栖川宮(政吉1913作)、Ex.皇室不詳(政吉1914作)の外に、Ex.高階哲応(金八1916作)、Ex.安藤幸(政吉1926作)、Ex.有栖川宮(政吉1926作)、Ex.香淳皇后(菅沼1927作)、金八カルテット(武蔵音博物館蔵)などがあります。

これらを踏まえて再評価し、国際的にも名声が得られればJ.T.Lに引けは取らないでしょう
など東京音楽学校らは弾けるでしょ
[55237]

Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月21日 20:28
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
[55233]
[55233]

Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月21日 06:37
投稿者:おさむ(ID:M4AGBiY)
昨日、鈴木バイオリンNo.720の1978年製を入手しました。駒も魂柱もオリジナルで、駒も魂柱も外れていたため、弦交換しながら自分でセットアップしました。弦は手持ちの古いシノクサ、ドミナント等バラバラですが取りあえず音出し出来るようにしたところ、発音が抜群によくヴィブラートもよくかかり驚きました。私の持つもう一本のNo.720よりよく鳴ります。
フィッティングパーツはオリジナルのままで、これからどうしようか思案(楽しむ)するところです。
やはりこの時代の高級機種は、現在のそれと比較しても負けていないので鈴木バイオリンは80年年代以前に回帰する必要があると考えます。量産機種は下請けだった恵那楽器での生産をやめて中国に生産移管することでコストカットに成功したのですから、国内生産の高級機種のあり方を研究すべきです。
といっても高級機種はたくさん売れることはないのでむずかしい問題でしょうけど。
ユーザー目線で言えば100万円を大きく超えない範囲でクオリティの高い機種があるとうれしいです。舶来楽器はダマされるリスクがありますが、鈴木バイオリンを選んでおけばそういうリスクを考える必要はありません。
アマチュアなら将来の売却を考えなくてもよいでしょうから、鈴木バイオリンであることはメリットばかりです。
高級機種をしっかり出すことで鈴木バイオリンのブランドイメージは維持されますから、その部分で決して手を抜かないでもらいたいですね。
おさむ 様 

アッハハハ、またまたNo.720が増えて凄い。煮るなり焼くなり好きにお楽しみ下さい
スズキは、改良して現在のエターナルパターンにしましたが、今一だったのですかねぇw ?
[55240]

Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月22日 09:42
投稿者:pochi(ID:OGVSIHQ)
[55235]
[55235]

Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月21日 17:28
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
pochi氏 「偽物が現れたら一流の証」のことを言っていたのね
     https://isabou.net/refresh/yomoyama2017/711wa170301.asp

この話は、安物では贋物が出ず2000年頃の中国製贋物の中に、高めのピグマウスやペソルドも何挺もありましたよ。 先ず、中国製贋物は、中国が製作技術を学んだ後2000年頃に流行します。 その前に世界の生産の多くが中国に集中し、広い中国では節操が飛んでいます

日本の楽器は、昔は楽器を造る人も限られ偽物を造れる者も居なかった。 加えて、戦後も「鈴木政吉」は、※分身の術で真体が見えないし、「梅雄」「士郎」より欧州のマスターメイドや特にイタリアがターゲットで欧州製贋物や2000年頃の中国製贋物が出回わります。 私は「金八」は、習作の複製が贋物として出回っているのでは?と考えており、「ラベルなしの金八」もあり、逆に「ラベルだけ金八」もあるハズで、探索中。 ※「鈴木政吉」は知られず[55113][55111]は、量産政吉に紛れて通常は見分けられないまま贋作が造れません

スズキの安物では中国製贋物を日本に出せないでしょうね。 初心者楽器のイメージ先行が功を奏し、エターナルやヘリテージなど売れないと見て難を逃れたかもだし、現地では贋物あるかもね。 だからと言って一流ではないとも言えませんよ

なお、鑑定の弓。
鑑定結果を勘繰りすぎでは?? 「 ビヨームスタイルの P サイモン 」大変良い弓です。 私は、話の上では納得できますが。。 本当なら何も言うことない訳で、仮に嘘でも、せっかくよい来歴があると言って貰えたのだから本当として価値ある弓を大切に使用するのがよいでしょう。 見合った保険を掛けるなら費用負担するだけです。 嫌なら疑念だから来歴は嘘とし、弓だけ見せて鑑定して望む「ヴィヨーム工房」か「 P サイモン 」だけを得れば
松毬氏、

「P. シモン」「レオポルド・アウアー」は「仮」ですが同等です。
「ヴィヨーム工房っぽい無刻印の古くて良い弓」
が私の評価で、誰が鑑定しても私の評価は変わりません。
*ALBERT NURUNBERGER*
の数倍の値段でしたが、当時の*ALBERT NURUNBERGER*は学生の練習用弓として有名でした。しなやかとは言えず密度感が有り非常に強くて硬い。

[54942]
[54942]

スズキ・メソード

投稿日時:2024年03月30日 15:57
投稿者:pochi(ID:aYhieSA)
[49914]
スズキ・メソードの録音と明確に違いが解る動画が出ました。

「江口有香」
https://youtu.be/mLwkifLkM8E
「橋本洋」
https://youtu.be/yyCbfTz0Aro

動画付で運弓の問題点を改善していますから、スズキ教本付属のCDは不必要(聴いて真似るのは寧ろ害悪)に成って仕舞ったと思います。

それにしても「鈴木鎮一」のLPは酷過ぎた。
(1巻は知らない)

私が習ったのはスズキ・メソードではないので、習った最初の曲ではなく、3歳ではなく、暫く経ってからでしたから多分4歳で、全音上げた、
HHHHHHFisFisFisFisGisGisGisGisFisFisFisFis・・・・
で、
元弓から、
DOWN・UP・DOWN・UP・DOWN・DOWN
先弓から、
UP・DOWN・UP・DOWN・UP・UP・・・・
だったと思います。

fstringsの皆さんなら、取り敢えず「完全五度下げて、オクターブ重音」で弾く事をお勧めします。「移調自由」「長短調を入れ替えて弾く」のも良いでしょう。あい氏向けには「完全四度重音」でしょうね。

何の為にスズキ・メソードってあるんでしょうね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%89
>主な活動は音楽教育であるが、それが本来の目的ではなく、音楽によって子供の心を豊かにし、自信をつけることにあるとしている。
↑「思い上がったイヤなヤツ養成所」
でしょうか?

御意見をどうぞ。
で示した通り、
「鈴木鎮一騒音のLPを聴いて練習しても上手くなるワケがない」
という当たり前の事が何故解らなかったのでしょう?

橋本洋の動画が出ていますが、私が習ったのは運弓が違って、
元弓1/3(2)で、AAEEFisFis、Eは全弓で先弓、
先弓1/3(2)で、DDCisCisHH、Aは全弓で元弓
以下同様で、次に全音あげて、
HHFisFisGisGisFis・・・・
でした。
最初の変奏
AAAAの次のAAは、DOWN・DOWNで先弓、
EはUPからでEEは、UP・UPで元弓、
で、弾き方が違います。
即座の移調付きです。
最初の曲ではなく4歳だったと思います。

百均の包丁でも砥げば十分切れます。
https://youtu.be/5VnhPUnGIZ0?t=54
https://youtu.be/YkupAJpclEo?t=260
切れ味が落ちるのが早いだけで実用性十分です。
スズキバイオリンの普及価格帯楽器は何ともなりません。

スズキのNo.1200とかは「楽器が湿っている感じ」があって「人工フラジオ」が鳴らしにくい、と思いました。40年後の現在は枯れて鳴っているのでしょうか?それとも500番台と同じく「破れ太鼓」?
同等の値段の「カールヘフナー」に対して競争力に乏しかったと思います。

1980年以前のNo.700番台は「秩自作」、No.800番台は「梅雄自作」という事になっています。
[55247]

Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月25日 10:01
投稿者:おさむ(ID:FGGGBYM)
スズキのNo.720を2本、No.700の3/4を所有しています。これらは共通の音色で深みがあり、鳴りは穏やかです。74年製No.540は破れ太鼓で、経年による深みは感じられません。90年製のもありますが、どちらも破れ太鼓、経年による差はありません。エターナルNo.1100も破れ太鼓の系統だと思います。よく鳴りますが音に深みがありません。単体で見たらよい楽器と感じますがNo.720と比べると雲泥の差を感じます。
80年代からのエターナルは、それまでの700番台や800番台を進化させたというよりコストカットによって利益が出るモデルにしたのではないでしょうか。1200や1300は試奏経験がないので評価出来ませんが、700番台800番台のように試作に近いモデルより生産コストを意識したであろうと考えます。
700番台は年産で多くても50台程度、800番台は中古市場に全然出てこないところから鑑みて700番台より生産台数はうんと少なかったと推量します。
社長は2代目も3代目も研究熱心だったようですが社内の技術者で情報を共有するということはなかったようで技術の伝承に難があった?としか考えられません。工業製品として作っているのに、いまNo.2000が作れないという事実がそれを物語っています。
[55252]

Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月25日 14:44
投稿者:TK(ID:RAQUEA)
スズキの蔵出し材を手に入れる機会があったのでいくつか購入しています。スプルースではなく、メープル材のみです。

ざっと見た感じ産地にも質にもばらつきがありましたが、良質なものも相当数含まれており、使うのが楽しみです。ただ、かなり硬い材料が多く、工業的でいわゆる頑丈な作りにしてしまうと、ただの鳴らない楽器になるんだろうなあという印象でした。

一個人の意見ですがご参考までに。
[55256]

Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月27日 01:56
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
TK 様 ありがとうございます

5~10年寝かせたバルカン材か?日本材ですかね? スズキは資金にするんですね
[55257]

Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月27日 04:56
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
おさむ 様

確かに、性能は上げ、且つ、同時にコストは下げ、は理想です。 '81年のモデル改定では性能向上分をコスト低減に向けた側面も感じます。 生産性は上げており、その反面で導入した設備の減価償却などと同時に経済成長に合わせて、価格は上げたみたい

No.1100は、No.700の後継ですが価格は同じで、実質は廉価モデルと見ています。 No.1200は、価格も上げて No.720の後継の等価モデル or 向上(新品で)とおもいます
私の80年代後半No.1200は、破れ太鼓と云うより以前に書いた[55034]
[55034]

Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月03日 09:50
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
おさむ 様 とても興味深いところがあります。

プライスレンジで言えば、No.1100は、当時はDX-117の半値ほどなので、よく健闘したとも言えますよ。それと、どうもスズキとピグマリウスのラインナップは、お互いに無い点を補完していると言うかすみ分けている様で、ライバルでもあり仲間ですね。
スズキの欠点は、音が硬く、また、音色も雑なところがあると思います。'91年製33歳なら、あと15年か少なくとも10年は待たないとと思います。その意味でもお持ちの'79年製はいい塩梅なんじゃないかなぁっと思います。私のNo.1200もパッショーネを張っても音は硬いので専ら干して、音色ももっと良くなるのを待っています。

DX-117のオールドイタリアンニスとDX-119のモダンイタリアンニスと、どんな感じで異なるでしょうか??
オールドイタリアンニス仕様とモダンイタリアンニス仕様とを呼び分け、前者を「Rubino」と呼び楽器自体に記載してないのでしょう。然り記載がなくて良いでしょう!!記載されるのはRubino700が出てから。。。

ピグマリウスの始まりは、先先代の良いダブルベース製作家の茶木泰寛氏のご子息、茶木泰風氏がドイツでバイオリン製作を学び、帰国後、'76年に職人達と共に作成して始まります。'81年にアメリカの楽器商の工房職人に指導を仰ぎ、技術アップしています。これが、お持ちのDX-119('82)、DX-117('86)の出自で、 黎明期の後の発展期に当たり、現在の型番からは旧旧型番の前期仕様でしょうかね。

スズキは、最高にエビデンスがあり、グレードが下がるに従って音色は雑に、耳元の音量はKeepしているんじゃぁないかなぁ?(遠鳴りは読めていません)仮説を想定しており、材質を省いて、形状も省いて、工順も省いて、量産性を上げて、コストは下げてラインナップを実現しているのだろうと思います。現代スズキは、モダンの梅雄氏が鬼籍に入った'81年から始まると見られるも、それに前駆期が加わります。梅雄氏、秩氏の指導により工房職人は前駆期'60年台中頃より急激に技術上達します。私は、手元に秩自作('70)、330('71)、360('73)とあり、おさむ様お持ちのNo.540('74)、No.720('79)は現代新作でもスタイルはモダンですよ。
この頃のスズキは明らかにKarl Hofnerをライバル視している様で楽器自体だけでなく、ラインナップ構造もHofnerに倣って対抗しているよう見えます。創業も両社は同じ1887年です。
[55045]
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Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。

投稿日時:2024年05月05日 00:09
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
左からw!! なんという刺し技なんだ! 本当にw?痺れたままでしばらくは、内の秩をみしみじみとみる、ポン!

あぁ! いやいや、秩 も No.1200も調整してあり、No.1200は魂柱アップグレードも済んで干しております。No.1200は、駒の間近に魂柱があるから、一度離して試してみようと思います。

ただ、秩の魂柱は、3series,5series と同じようなんですよぉw ⤵ 秩は、よく響いて、音色も悪くはないのですが、音質全体として、音が薄っぺらく軽い感じがするんですよねぇ。イタリア美人群ともドイツモダン群とも感じは異なり、板が薄い感じだか?限界かなぁ??とも実は気にしております。
で、よく鳴りますがまだ少し音が硬く、いい感じにはもう10年ほどかなぁ、です。 その時、おさむ様お持ちのNo.720と、音のイメージが合うのではないのか??と予想しています。 実は、K澤のNo.720は一度手に取って見たことがあり、その時試弾すべきでした🙇 
私の方はアンティーク仕上げ、遠目ではモダンと同じで、美観も同じランクと思います

No.330では、今年、'78製、'73製とセットアップ調整した所で、5年の差は音にも現れていると思います。 モデルマイナーチェンジを2回ほどしたようですが、古い'73製の音が良いと思います。 何れもバカ鳴り系で雑(破れ太鼓マシンガン)でも古い方がマシって感じです。 スズキの弦(使わないとと聞いたことがある)では、また少し異なるかも。 弾き方では全く変わりますね

調査した記録では、7Serise、8Seriseの価格比率は、約1:2です。生産比率は、約2:1で、合わせて弱100挺/年生産とみえます
[55258]

Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後

投稿日時:2024年06月27日 06:07
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
訂正 " Series "です

P.S.
梅雄社長は秩を育てて、秩社長は職人を育てたが、職人が職人を育てることができなかった

'60年代に、梅雄社長は、秩を社長にすべく秩に梅雄の楽器製作をさせ販売しています。 これは政吉が梅雄にしたことを、秩にしています。 秩は、'71年に社長になると、ビオラ製作し販売へ進むと一転して'70年代半ばより職人を育てます。 (∴秩は、チェロ製作し販売はしない)

ですが、'90~'00年代に、ご指摘の通り職人が後進を育てることが出来なかった様ですね。 楽器製作では、スズキ・メソード[55238]
[55238]

Re: スズキ・メソード

投稿日時:2024年06月22日 02:48
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
鈴木鎮一と才能教育――その形成史と本質の解明 明治学院大学機関リポジトリ
https://meigaku.repo.nii.ac.jp/record/2526/files/A33_text.pdf

『現在の才能教育において指摘されている問指摘されている問題点を踏まえ、「鈴木鎮一の才能教育」の本質の解明を図る』とある

要は、周りの者が、子供のやる気を引き出して、子自らの欲求で芸術的探究へ向かう心と行動姿勢を躾ける手法のようです

《第四章 結論より抜粋》
子どもに芸術を学び追求する心を教え、育てること、更に、子ども自身が人格・感覚・能力ともに優れた人物を目指していくことを目的とした「芸術教育」なのである。 家庭や指導者は、子どもの「感覚」「心の在り方と働き」「日常の起居」などにも目を向けて教育を行う必要が出てくる

家庭の者が我が子のための教育を研究し、工夫するということは、まさに母国語教育の形である。  その家庭に教育を委ねられた「鈴木鎮一の才能教育」における教育の形は、各家庭の生活習慣、あるいは国、文化、伝統などの中で、それぞれに合う形で適宜考案され、構築されていく。 子どもの気持ちの変化や成長のタイミングに合わせた適格な指導を行うことで、強いられることのない自然な欲求から子どもが音楽を学ぶように導くのである

音楽教育の形式を持たない教育として展開するならば、ヴァイオリン教育において鈴木が提案した十六分音符から開始する練習法に代わるもの、つまり、その分野における「易しいもの」とは何なのかという発見と、方法の開発が行われ、その上で他分野に転用できるのかどうかを検証する必要があるだろう

例えば、「暗記(譜)と反復」をメソード(方法)として定めることは、他分野に応用するためには有用であろう。 しかし、「暗記(譜)と反復」は「鈴木鎮一の才能教育」における「方法」の部分的な側面でしかなく、理解を誤れば、「早教育と訓練主義」への傾倒という問題を容易に引き起こしてしまう
[55239]
[55239]

Re: スズキ・メソード

投稿日時:2024年06月22日 02:53
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
訂正:
『現在の才能教育において指摘されている問題点を踏まえ、「鈴木鎮一の才能教育」の本質の解明を図る』とある
が機能しなかったのでしょう。 社長が、工場制手工品の製作を引っ張るのではなく、分業ライン体制の中で職人修行の世界では良くありがちでしょう 

これからは対応しなきゃ、ってヤツですね
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